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「入れ歯の費用って、いくらぐらいかかるの?」「保険と自費で、何がどう違うの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?

入れ歯は、素材や設計方法、治療方針によって費用が大きく異なる治療です。保険適用であれば数千円で済む場合もありますが、見た目や使い心地を重視するなら数十万円かかることもあります。

この記事では、入れ歯の費用相場・種類ごとの特徴・選び方のポイントまでを徹底解説
さらに、費用を抑えるコツや医療費控除の活用法、江戸川区篠崎での入れ歯治療事情までわかりやすくご紹介します。

「納得して、自分に合った入れ歯を選びたい」方に、役立つ情報満載です!覧ください。

入れ歯の費用は、「保険適用か自費診療か」「部分か総入れ歯か」によって大きく変わります。それぞれの特徴と費用感を知ることで、あなたに合った選択がしやすくなります。

💬 保険適用と自費診療の違いとは?

保険適用の入れ歯は、最低限の機能を満たすことを目的としており、主に**レジン(樹脂)**素材を使用。費用を抑えられる点がメリットですが、「厚みが気になる」「壊れやすい」「見た目が不自然」といったデメリットもあります。

一方、自費診療の入れ歯は、金属床やノンクラスプデンチャーなど、審美性・快適性・耐久性に優れた素材を選べます。オーダーメイドでフィット感も高く、日常の生活をより快適にしてくれる選択肢です。

保険適用入れ歯
保険適用入れ歯
自費診療の入れ歯(金属床とコーヌステレスコープを併用)
自費診療の入れ歯(金属床とコーヌステレスコープを併用)

💰 費用相場の比較(部分入れ歯・総入れ歯別)

入れ歯のタイプ保険適用(自己負担3割)自費診療(目安)
部分入れ歯約5,000〜10,000円約15〜80万円以上
総入れ歯約10,000〜20,000円約30〜50万円以上

💡 保険の入れ歯は費用を抑えたい方におすすめですが、自費の入れ歯は「目立たない・壊れにくい・噛みやすい」といった点で優れており、長期的なコストパフォーマンスにも期待できます。

入れ歯の価格は一律ではありません。素材や技術、歯科医院の立地や方針によって、大きく費用が変動します。このパートでは、その内訳を詳しく見ていきましょう。

🔩 素材による違いと選び方

入れ歯に使われる素材は、費用だけでなく、見た目や快適性、耐久性にも影響します。

  • アクリル樹脂(レジン床)
     👉 保険適用で使用されることが多く、費用が安価。ただし厚みがあり、装着時に違和感が出やすいのが難点です。
  • 金属床
     👉 薄くて丈夫な素材(コバルトクロムやチタン)を使用し、装着感や耐久性に優れています保険適用外で高額になる傾向があります。
  • コーヌステレスコープ
     👉 「内冠+外冠」で構成される高精度な入れ歯。ズレにくく噛み心地が自然で、審美性も抜群。ただし、費用は非常に高額です。

📝 選び方のポイント:
「費用を抑える」ならレジン床、「見た目や使いやすさ重視」なら金属床やコーヌスがおすすめです。

🛠 技術や工程が費用に与える影響

入れ歯は単なる「形づくり」ではありません。高度な技術と工程が加わるほど費用は高くなります。

  • 精密な型取り(精密印象)や噛み合わせ調整
     → ぴったり合う入れ歯には欠かせない工程。熟練の技術が必要で、技術料が加算されます
  • 特殊な設計や装置の使用
     → 例:磁性アタッチメント(金属を使わずピタッと吸着)やミニインプラント固定型入れ歯など。機能性は大きく向上しますが、その分費用もアップします。

🏥 歯科医院ごとの価格差とは?

同じ治療内容でも、歯科医院によって料金が異なることは珍しくありません。

  • 都心部の医院:人件費・賃料が高いため、全体的に費用が高めに設定されている傾向があります。
  • 郊外や地方の医院:費用は比較的抑えめですが、設備や対応範囲に差があることも。

📝 チェックポイント:

  • 素材・技術の明細を提示してくれるか?
  • 見積もりに調整費や修理費も含まれているか?

入れ歯には「部分入れ歯」と「総入れ歯」があり、それぞれ保険適用と自費診療で大きく特徴や費用が異なります。ここでは種類ごとの違いと、実際の費用感をわかりやすくご紹介します。

🧩 部分入れ歯の種類と費用

部分入れ歯は、歯を数本失った場合に装着する入れ歯です。残っている歯を支えとして使う設計になります。

✅ 保険適用の場合

保険適用の部分入れ歯
保険適用の部分入れ歯
  • 費用目安: 約5,000円〜10,000円(自己負担3割)
  • 特徴:
    • アクリル樹脂製で最低限の咀嚼機能を確保
    • **金属のバネ(クラスプ)**が目立ちやすく、審美性は低め
    • 修理しやすく、再製作も比較的簡単

🌟 自費診療の場合

ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャー
金属床
金属床
  • 費用目安: 約15万円〜80万円以上
  • 選べる素材と特徴:
    • ノンクラスプデンチャー:クラスプがなく見た目が自然
    • 金属床義歯:薄くて丈夫で、装着感に優れる
    • コーヌステレスコープ:強固な安定性と高い審美性を実現

💡 こんな方におすすめ:
「入れ歯が目立つのがイヤ」「しっかり噛みたい」「違和感を減らしたい」とお考えの方は、自費の部分入れ歯が適しています。

👄 総入れ歯の種類と費用

総入れ歯は、上顎または下顎の歯が全て失われた場合に使用するタイプです。

保険適用のレジン床の総入れ歯
保険適用のレジン床の総入れ歯
自費診療の金属床の総入れ歯
自費診療の金属床の総入れ歯

✅ 保険適用の場合

  • 費用目安: 約10,000円〜20,000円(自己負担3割)
  • 特徴:
    • レジン床が使用され、やや厚みと重量感あり
    • 破損しやすく、吸着が弱くなりがち
    • 審美性や快適性よりも「機能性重視」

🌟 自費診療の場合

  • 費用目安: 約30万円〜50万円以上
  • 選べる素材と特徴:
    • 金属床:薄くて軽く、変形しにくい
    • シリコン義歯(コンフォート):歯ぐきにやさしいフィット感

💬 おすすめポイント:
装着感や見た目を重視するなら、自費診療の総入れ歯がおすすめ。噛みやすさや発音のしやすさも向上します。

🔧 オプション追加で変わる費用

入れ歯には快適性や安定性を高めるオプションもあり、必要に応じて追加可能です。

  • 🧲 磁性アタッチメント:10万円〜20万円程度
     → 磁石の力で入れ歯をしっかり固定し、着脱が簡単&ズレにくい
  • 🦷 ミニインプラント固定型入れ歯:1本あたり10万円〜20万円程度
     → インプラントで固定することで、噛む力が大幅にアップし、安定感も◎

⚠️ これらのオプションはすべて自費診療扱いとなります。

保険適用の入れ歯に比べて、見た目・安定感・装着感に優れた「特殊義歯」は、費用こそ高額ですが、その分、日常生活の快適さが格段に向上します。ここでは代表的な2種類をご紹介します。

✨ ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーとは、金属のバネ(クラスプ)を使用しない部分入れ歯です。笑ったときにも目立ちにくく、自然な見た目が最大の特長です。

ノンクラスプデンチャーを装着
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーを装着
ノンクラスプデンチャーを装着

✅ 特徴

  • クラスプがないため、装着していても目立たない
  • 素材がやわらかく、歯ぐきへのフィット感が高い
  • 金属アレルギーの心配が少ない

💰 費用の目安

  • 145,000円〜165,000円前後(税込)
  • 歯の本数や範囲によって価格が変動します

💬 見た目を重視したい方、接客業・営業職の方などに特に人気の選択肢です。

🧲 コーヌステレスコープ

コーヌステレスコープ義歯は、内冠と外冠の二重構造で構成される、非常に精密な義歯です。ガタつきが少なく、しっかりと固定される安定感が魅力です。

内冠を装着
内冠を装着
コーヌステレスコープを装着
コーヌステレスコープを装着

✅ 特徴

  • 着脱しやすく、それでいて外れにくい構造
  • 噛み心地が自然で、食事や会話も快適
  • 高度な技工技術が必要なため、提供できる医院は限られる

💰 費用の実例(4か所設置の場合)

項目税別費用
外冠(90,000円×4)360,000円
内冠(64,000円×4)256,000円
金属床+配列仕上げ181,000円
合計797,000円(税別)/876,700円(税込)

📝 価格は歯数や金属素材(コバルトクロム・チタンなど)によって変わります。


💡 補足ポイント:

  • ノンクラスプは「審美性」、コーヌスは「安定性と快適性」で選ばれます。
  • どちらも自費診療扱いですが、医療費控除の対象になることもありますので、歯科医院に相談してみましょう。

入れ歯の治療は、決して安いものではありません。しかし、選び方を工夫することで費用を抑えながら満足度の高い治療を受けることが可能です。ここでは、費用を賢く抑えるための3つのポイントを解説します。

🏥 保険を活用してコストダウン

まず検討したいのが、保険適用の入れ歯です。費用を抑えつつ、日常生活に必要な最低限の咀嚼機能を回復できます。

✅ 保険入れ歯のメリット

  • 自己負担3割で、総入れ歯でも約1〜2万円程度
  • 初期費用が安いため、経済的負担が軽い
  • 修理や再製作も比較的安価で対応可能

📝 ポイント:
治療計画を歯科医と相談しながら、「どこまでが保険内で対応可能か」を明確にしましょう。費用重視の方には最適な選択肢です。

📆 長期的視点で費用対効果を比較

初期費用だけでなく、数年単位でのコストパフォーマンスも重要です。

比較項目保険診療自費診療
初期費用安価(1〜2万円)高額(15〜80万円以上)
耐久性やや劣る、壊れやすい高耐久、長持ちしやすい
メンテナンス頻度多め(修理・再製作が必要になりやすい)少なめ(快適な状態を長く保てる)

💬 補足:
「短期間だけ使えればいい」という方は保険入れ歯、「長く快適に使いたい」という方は自費入れ歯が向いています。

💸 医療費控除でさらにお得に

入れ歯治療にかかった費用は、医療費控除の対象になることがあります。これを利用すれば、確定申告により税金の一部が還付される可能性があります。

✅ 医療費控除の概要

  • 1年間の医療費が10万円または所得の5%を超える場合、控除対象に
  • 本人・配偶者・家族の医療費も合算OK
  • 通院交通費や薬代も含めて申請可能

📝 注意点:

  • 領収書は必ず保管しておくこと
  • 自費治療でも、治療目的であれば対象になります

💡 まとめ:
費用を抑えるには「保険の活用」「長期的な視点での判断」「医療費控除の活用」の3点がカギです。どの方法が自分に合っているかを、歯科医と相談しながら賢く選びましょう。

入れ歯は一度作ったら終わりではありません。使用中に起こる「ズレ」「破損」「不快感」などへの対応として、定期的なメンテナンスや作り直しが必要です。このパートでは、それぞれの費用と期間について詳しく解説します。

🔁 作り直しにかかる費用と期間

口の中の状態は年齢や体調、歯ぐきの変化によって変わっていきます。合わなくなった入れ歯を放置すると、かえって健康に悪影響を及ぼすことも。

✅ 保険診療の場合

  • 費用: 約5,000円〜10,000円(自己負担3割)
  • 期間: 約2週間〜4週間
  • 特徴:
    • 樹脂製が主流で、比較的短期間・低コストで対応
    • 設計の自由度は低く、見た目や装着感に制限あり

🌟 自費診療の場合

  • 費用: 約15万円〜80万円以上
  • 期間: 約1〜2か月
  • 特徴:
    • 素材の選択肢が豊富で、フィット感や審美性を追求可能
    • 技術や工程が高度なため、完成までに時間がかかる

💬 作り直しのタイミングの目安は「入れ歯がゆるくなった」「痛みが出る」「食べ物が噛みにくくなった」と感じたときです。

🧽 調整・修理の費用相場

入れ歯を快適に長く使い続けるには、定期的な調整や修理が不可欠です。適切なメンテナンスで寿命も延ばせます。

🏥 保険診療の場合

  • 調整費用: 約1,000円〜3,000円
  • 修理費用: 約3,000円〜5,000円(クラスプ修理や補強など)

🏥 自費診療の場合

  • 調整費用: 約5,000円〜10,000円
  • 修理費用: 症状や素材によって異なるが、再製作になることも

💡 修理や調整を怠ると、歯ぐきが傷ついたり、噛み合わせに影響するリスクも。3〜6ヶ月ごとの定期検診でチェックしてもらいましょう。

入れ歯治療を検討されている方から、よくいただくご質問をまとめました。治療前の不安や疑問解消にお役立てください。

🦷 Q:入れ歯は何本から作れるの?

A:1本だけ歯を失った場合でも、部分入れ歯は作成可能です。

保険診療・自費診療のいずれでも対応できます。
1本の欠損であれば、最小限の設計で隣接歯に負担が少ない構造が可能です。

💬 自費診療ではノンクラスプデンチャーのような審美性の高い設計も選べます。

🔄 Q:作り直しが必要になる理由は?

A:入れ歯の作り直しが必要になる主な理由は以下の通りです。

  • 歯ぐきの変化(吸収や痩せ)
  • 噛み合わせのズレ
  • 入れ歯の破損や摩耗
  • 装着時の違和感や痛み

特に年単位で使用している入れ歯は、気づかないうちに合わなくなっていることもあります。

💡 違和感を我慢せず、定期検診で早めに調整・再製作の相談をしましょう。

🧼 Q:入れ歯を長持ちさせる方法は?

A:以下の3つの習慣が、入れ歯の寿命と快適性を大きく左右します。

  1. 定期的な調整(3〜6ヶ月に1回)
  2. 毎日の丁寧な洗浄(専用ブラシ・洗浄剤の使用)
  3. 就寝時は外して保管する(義歯用ケースで清潔に保つ)

📝 メンテナンスを怠ると、破損や口腔内のトラブルにつながることもあるため注意が必要です。

自費診療の部分入れ歯・総入れ歯の費用

当院の自費治療の内訳

保険適用外です。

内容金額(税抜き) ※単位:円
義歯完成(配列 仕上げ)23,000円
1歯増毎(義歯部)1,300円
1床(1歯から4歯)  配列仕上げ85,000円
1床(5歯から8歯)  配列仕上げ107,000円
1床(9歯から11歯) 配列仕上げ129,000円
1床(12歯から14歯)配列仕上げ152,000円
前歯部または臼歯部床(コバルトクロム)88,000円
前歯部+片側臼歯部床(コバルトクロム)139,000円
前歯部+両側臼歯部床(コバルトクロム)158,000円
全部床(コバルトクロム)170,000円
単式パラタルプレート床(コバルトクロム)152,000円
複式パラタルプレート床(コバルトクロム)170,000円
単パラバー リンガルバーのみ(コバルトクロム)83,000円
前歯部または臼歯部床(純チタンor貴金属)150,000円
前歯部+片側臼歯部床(純チタンor貴金属) 235,000円
前歯部+両側臼歯部床(純チタンor貴金属)267,000円
全部床(純チタンor貴金属)289,000円
単式パラタルプレート床(純チタンor貴金属) 257,000円
複式パラタルプレート床(純チタンor貴金属)289,000円
単パラバー リンガルバーのみ(純チタンor貴金属)150,000円
クラスプ16,000円
磁性アタッチメント42,000円
アタッチメント義歯132,000円
スマイルデンチャー1床(1歯~3歯)145,000円
スマイルデンチャー1床(4歯~8歯)157,000円
スマイルデンチャー1床(9歯~)165,000円
ミニインプラント(4本総入れ歯固定用)400,000円
治療用義歯(総入れ歯)1床370,000円
生体シリコーン(コンフォート)加工1床140,000円
📍 江戸川区篠崎で入れ歯治療をご検討の方へ

「入れ歯の費用っていくらかかるの?」「保険と自費、どちらがいいの?」と迷われている方も多いのではないでしょうか。当院では、費用・機能・見た目・将来の使いやすさなど、患者さま一人ひとりのご希望に寄り添ったご提案を行っています。

🏥 当院では保険・自費どちらも対応

  • 保険適用の入れ歯をご希望の方には、必要十分な機能を満たす設計を。
  • 自費診療をご検討の方には、ノンクラスプデンチャーや金属床、コーヌステレスコープなど高機能・高審美な選択肢もご用意。
  • 素材の違いやメンテナンスの頻度・耐久性についても丁寧にご説明します。

💬 入れ歯専門の歯科医師が在籍しており、難症例や他院で断られたケースにも対応しております。

「まずは話だけ聞いてみたい」という方も大歓迎です。
治療内容・費用の詳細を分かりやすくご説明し、ご納得いただいたうえで治療を進めていきます。

📅 完全予約制。お電話よりお気軽にご予約ください。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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