- 1. 歯根膜とは?
- 1.1. 歯根膜の主な役割
- 1.1.1. 咬合力を吸収する
- 1.1.2. 歯を骨に固定する
- 1.1.3. 噛む感覚を伝える
- 1.1.4. 歯の位置を調整する
- 2. 歯根膜炎とは?
- 2.1. 歯根膜炎の主な原因
- 2.1.1. 虫歯の進行による感染
- 2.1.2. 根尖性歯周炎
- 2.1.3. 咬合性外傷
- 2.1.4. 歯周病
- 2.1.5. 外傷
- 2.2. 歯根膜炎の症状
- 3. レントゲンでわかる歯根膜炎の特徴
- 3.1. 歯根膜腔の拡大
- 3.2. 咬合性外傷による変化
- 3.3. 根尖病巣との関係
- 4. 大臼歯欠損が引き起こす悪循環
- 5. 歯根膜炎の治療法
- 5.1. 根管治療
- 5.2. 咬み合わせの調整
- 5.3. ナイトガード
- 5.4. 歯周病治療
- 5.5. 抜歯
- 6. 歯根膜炎を予防するために
- 7. 江戸川区篠崎で歯根膜炎にお悩みの方へ
- 8. 【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
- 9. 筆者・院長
- 9.1. 深沢 一
- 9.1.1. メッセージ
歯根膜とは?

歯根膜(しこんまく)とは、歯の根と顎の骨の間に存在する厚さ約0.2mmほどの薄い線維性組織です。歯を支える重要な組織であり、血管や神経が豊富に分布しています。
歯は骨に直接くっついているわけではなく、歯根膜によって支えられています。そのため、噛んだときの衝撃を吸収し、歯や骨への負担を軽減するクッションのような役割を果たしています。
歯根膜の主な役割
咬合力を吸収する
食事の際に加わる強い力を分散し、歯や顎の骨を守ります。
歯を骨に固定する
歯根膜内の線維が歯と骨を結びつけ、歯の安定性を維持しています。
噛む感覚を伝える
硬いものを噛んだ時の圧力や違和感を感知する感覚受容器として機能しています。
歯の位置を調整する
矯正治療で歯が移動するのも歯根膜の働きによるものです。
歯根膜炎とは?
歯根膜炎とは、歯根膜に炎症が起こった状態を指します。
炎症が起こると、歯を支える組織が敏感になり、噛んだ時の痛みや歯が浮いたような違和感が生じます。
初期の段階では軽い違和感程度ですが、放置すると根尖病巣や歯周病の悪化につながることがあります。
歯根膜炎の主な原因
虫歯の進行による感染
虫歯が神経まで達すると、細菌感染が歯の根の先へ広がり、歯根膜に炎症を引き起こします。
根尖性歯周炎
神経が壊死した歯や根管治療後の再感染によって、根の先に炎症が生じる病気です。
咬合性外傷
噛み合わせの異常や食いしばり、歯ぎしりによって特定の歯に過剰な力がかかると、歯根膜がダメージを受け炎症を起こします。
歯周病
歯周病が進行すると歯を支える歯槽骨や歯根膜が破壊され、歯の動揺や痛みの原因になります。
外傷
転倒やスポーツによる衝撃で歯根膜が損傷し、炎症が起こることがあります。
歯根膜炎の症状
歯根膜炎では次のような症状が現れます。
- 噛むと痛い
- 歯が浮いたように感じる
- 歯を軽く叩くと痛む
- 歯ぐきが腫れる
- 膿が出る
- 歯がグラグラする
- 噛み合わせが高く感じる
特に「歯が浮く感じ」は歯根膜炎の代表的な症状です。
レントゲンでわかる歯根膜炎の特徴

歯根膜腔の拡大
レントゲンでは、歯の根の周囲にある黒い線状の隙間(歯根膜腔)が通常より太く写ることがあります。
これは歯根膜が炎症によって腫れ、歯を支える組織に負担がかかっていることを示しています。
咬合性外傷による変化
大臼歯を失ったまま放置すると、前方の歯に咬合力が集中します。
その結果、
- 歯根膜腔の拡大
- 歯の動揺
- 噛むと痛い
- 歯が浮く
といった症状が現れます。
根尖病巣との関係
歯根膜炎が進行すると、歯の根の先端に根尖病巣が形成されることがあります。
レントゲンでは根の先に黒い透過像として確認され、以下の原因が考えられます。
- 神経が死んでいる
- 根管治療後の再感染
- 根管充填の不備
- 長期間の咬合負担
根尖病巣が大きくなると、歯ぐきの腫れや膿の排出を繰り返すことがあります。
大臼歯欠損が引き起こす悪循環

奥歯を失ったまま放置すると、残っている歯に過剰な負担がかかります。
その結果、
- 咬合バランスが崩れる
- 歯根膜炎が発生する
- 歯根膜腔が拡大する
- 歯が動揺する
- 根尖病巣が悪化する
という悪循環に陥ることがあります。
奥歯の欠損は、インプラントやブリッジ、入れ歯などで早めに補うことが重要です。
歯根膜炎の治療法

根管治療
感染した神経や細菌を除去し、根の先の炎症を改善します。
咬み合わせの調整
過剰な咬合力がかかっている部分を調整し、歯根膜への負担を軽減します。
ナイトガード
歯ぎしりや食いしばりが原因の場合は、就寝時にマウスピースを装着します。
歯周病治療
歯周病が原因の場合は、歯石除去や歯周基本治療を行います。
抜歯
歯根破折や重度の感染で保存が困難な場合には抜歯が必要になることがあります。
歯根膜炎を予防するために
歯根膜炎の予防には、原因となる虫歯や歯周病、過度な咬合力を防ぐことが大切です。
- 毎日の丁寧な歯磨き
- デンタルフロスや歯間ブラシの使用
- 定期検診とクリーニング
- 歯ぎしり・食いしばり対策
- 失った歯を放置しない
歯が浮く感じや噛んだ時の痛みは、歯根膜炎のサインかもしれません。早期に診断・治療を受けることで、歯を長く保存できる可能性が高まります。違和感を覚えた場合は、早めに歯科医院へご相談ください。
江戸川区篠崎で歯根膜炎にお悩みの方へ

~噛むと痛い・歯が浮く感じは歯根膜炎のサインかもしれません~
「噛むと歯が痛い」「歯が浮いたような違和感がある」「歯ぐきが腫れている」といった症状は、歯根膜炎が原因の可能性があります。歯根膜炎は、虫歯による感染や根の先の炎症、歯ぎしり・食いしばり、噛み合わせの異常などによって発症します。放置すると根尖病巣の拡大や歯の動揺につながることもあります。
江戸川区篠崎で歯根膜炎の診断・治療をご希望の方はご相談ください。レントゲン検査で原因を詳しく調べ、根管治療や噛み合わせの調整、ナイトガード治療など、症状に合わせた適切な治療をご提案いたします。大切な歯をできるだけ残すためにも、違和感を感じたら早めの受診をおすすめします。
【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


