- 1. 気圧の変化で歯が痛い?虫歯・副鼻腔炎との関係
- 1.1. 気圧の変化で歯が痛くなるのはなぜ?
- 1.2. 歯痛が起こりやすい場面
- 1.3. 気圧で歯が痛む主な原因
- 1.3.1. 虫歯・神経に近い虫歯
- 1.3.2. 二次カリエス(詰め物の下の虫歯)
- 1.3.3. 根尖病巣
- 1.3.4. 親知らずや歯周病
- 1.3.5. 副鼻腔炎による関連痛
- 2. 自宅でできる対処法
- 3. 歯科医院で行う治療
- 3.1. 虫歯・二次カリエスの治療
- 3.2. 根管治療
- 3.3. 親知らずや歯周病の処置
- 3.4. 耳鼻科との連携
- 4. 宇宙飛行士と歯の健康の関係
- 4.1. 根尖病巣とは?
- 5. 気圧による歯痛を予防する方法
- 5.1. 定期検診を受ける
- 5.2. 詰め物・被せ物のメンテナンス
- 5.3. セルフケアを徹底する
- 6. よくある質問(FAQ)
- 6.1. Q. 台風のときだけ歯が痛むのは虫歯ですか?
- 6.2. Q. 飛行機に乗ると歯が痛くなるのはなぜですか?
- 6.3. Q. 気圧による歯痛は自然に治りますか?
- 7. 江戸川区篠崎で「気圧による歯の痛み」にお悩みの方へ
- 8. 【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
- 9. 筆者・院長
- 9.1. 深沢 一
- 9.1.1. メッセージ

「台風が近づくと歯が痛む」「飛行機に乗るとズキズキする」――そんな経験はありませんか?
実は、気圧の変化によって歯の内部や炎症部分に圧力がかかり、痛みが出ることがあります。これを「気圧性歯痛」と呼び、虫歯や根尖病巣、副鼻腔炎などが隠れているケースも少なくありません。
この記事では、気圧によって歯が痛くなる仕組みや考えられる原因、自宅での対処法、歯科医院での治療・予防法まで専門的にわかりやすく解説します。
気圧の変化で歯が痛い?虫歯・副鼻腔炎との関係
気圧の変化で歯が痛くなるのはなぜ?

「台風が近づくと歯が痛む」「飛行機に乗ると歯がズキズキする」と感じたことはありませんか。
このような症状は、気圧変化によって起こる“気圧性歯痛(Barodontalgia)”の可能性があります。
気圧が低下すると、歯の内部や炎症部位に存在する空気やガスが膨張し、神経や周囲組織を圧迫します。特に、虫歯や根の病変、治療済みの歯にわずかな隙間がある場合は、圧力変化の影響を受けやすく、痛みが出やすくなります。
歯痛が起こりやすい場面
気圧の変化による歯痛は、次のような状況で起こりやすくなります。
- 台風や低気圧が接近したとき
- 飛行機の離着陸時
- 登山など標高差の大きい環境
- スキューバダイビングなど水圧変化のある場面
これらはいずれも、急激な気圧変化が生じる代表的な場面です。
気圧で歯が痛む主な原因

虫歯・神経に近い虫歯
虫歯が深く進行すると、内部で炎症が起こり、気圧変化によって神経が刺激されやすくなります。
特に銀歯の下に隠れた虫歯は、自覚症状が少ないまま進行していることがあります。
二次カリエス(詰め物の下の虫歯)
詰め物や被せ物の境目から細菌が侵入すると、内部で再び虫歯が発生します。
この状態では、気圧差によって内部圧が変化し、歯痛を誘発することがあります。
根尖病巣
根の先に膿が溜まる「根尖病巣」は、気圧性歯痛の代表的な原因です。
普段は無症状でも、低気圧や飛行機搭乗時に急激な痛みが出ることがあります。
親知らずや歯周病
親知らず周囲の炎症や歯周病による腫れがあると、気圧変化によって痛みが強くなる場合があります。
副鼻腔炎による関連痛
上顎の奥歯は副鼻腔に近いため、副鼻腔炎による圧迫感や炎症が歯の痛みとして感じられることがあります。
「歯が悪いと思ったら副鼻腔炎だった」というケースも少なくありません。
自宅でできる対処法
一時的な痛みに対しては、以下の方法が有効なことがあります。
- 市販の鎮痛薬を適切に使用する
- 十分な睡眠をとる
- 栄養バランスを整える
- 体を冷やしすぎない
ただし、気圧変化のたびに繰り返し痛む場合は、歯や副鼻腔に原因疾患が潜んでいる可能性が高いため、早めの受診が重要です。
歯科医院で行う治療

虫歯・二次カリエスの治療
原因となる虫歯を除去し、詰め物や被せ物を適切に修復します。
根管治療
根尖病巣がある場合は、感染した神経を除去し、根の内部を清掃・消毒する根管治療が必要になります。
親知らずや歯周病の処置
炎症を繰り返す親知らずは抜歯が検討されることがあります。歯周病の場合は歯石除去や歯周治療を行います。
耳鼻科との連携
副鼻腔炎が疑われる場合は、耳鼻咽喉科での精査・治療が必要です。
宇宙飛行士と歯の健康の関係

実は、宇宙飛行士にとって歯の健康は非常に重要です。
宇宙空間では気圧変化や特殊環境の影響を受けやすく、未治療の虫歯や根尖病巣があると、強烈な歯痛を引き起こす危険があります。
そのため、宇宙飛行士はミッション前に徹底した歯科検査を受け、問題があれば事前に治療を完了させます。
特に問題視されるのが「根尖病巣」です。
根尖病巣とは?
- 虫歯が神経まで進行した状態
- 根管治療後に細菌感染が残っている状態
- 歯の根の先に膿が溜まっている状態
この部分は気圧変化によって内部ガスが膨張し、激しい痛みを起こすことがあります。
飛行機搭乗時や登山で歯が痛くなる「航空性歯痛」も、同じ原理で起こります。
気圧による歯痛を予防する方法
定期検診を受ける
初期虫歯や詰め物の不具合を早期発見できます。
詰め物・被せ物のメンテナンス
古くなった補綴物は、内部で虫歯が進行していることがあります。
セルフケアを徹底する
フロスや歯間ブラシを使用し、歯と歯の間まで清潔に保つことが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q. 台風のときだけ歯が痛むのは虫歯ですか?
可能性があります。特に虫歯や根尖病巣、詰め物の不適合があると、気圧変化によって症状が出やすくなります。
Q. 飛行機に乗ると歯が痛くなるのはなぜですか?
離着陸時の急激な気圧変化によって、歯の内部や炎症部位の空気が膨張し、神経を圧迫するためです。
Q. 気圧による歯痛は自然に治りますか?
一時的に落ち着くことはありますが、原因となる虫歯や炎症が改善したわけではありません。繰り返す場合は歯科受診をおすすめします。
江戸川区篠崎で「気圧による歯の痛み」にお悩みの方へ

「天気が悪いと歯が痛む」「飛行機に乗ると痛い」――そんな症状は、気圧変化による“気圧性歯痛”かもしれません。
江戸川区篠崎で、原因を見極めた適切な治療をご提案しています。
【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


