
赤ちゃんの歯ぐきを見たときに「白い粒がある!虫歯?口内炎?」と心配になったことはありませんか?👶 実はそれは「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」と呼ばれる自然な現象で、多くの新生児や乳児に見られるものです。痛みやかゆみを伴うことはなく、数週間から数か月で自然に消えるケースがほとんど。
この記事では、上皮真珠の原因・症状・家庭でのケア方法、そして受診の目安についてわかりやすく解説します。
上皮真珠とは?赤ちゃんの歯ぐきに見える白い粒の正体
上皮真珠とは?🍼
赤ちゃんの歯ぐきに「白い小さな粒」を見つけて不安になる保護者の方は少なくありません。実はこれは「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」と呼ばれる自然な現象で、医学的には歯の発育に伴ってできる一時的な変化です。新生児から乳児にかけてよく見られるため、特に初めての子育て中は驚かれる方も多いでしょう。

上皮真珠ができる原因🔎
上皮真珠は、歯ぐきの粘膜の中にある上皮細胞の一部が角化して小さな粒状になったものです。
- 歯が生えてくる過程で自然に形成される
- 新生児や乳児の歯ぐきに多く見られる
- 発見のきっかけは、授乳中や泣いているときに口の中を見た時が多い
つまり「病気」ではなく、成長の過程で現れる現象といえます。
上皮真珠の症状と特徴✨
- 白い小さな粒状(米粒の半分程度)
- 痛みやかゆみは基本的にない
- 1個〜複数個見られることもある
他の口内炎や嚢胞と違い、赤みや腫れを伴わないのが特徴です。赤ちゃん自身も不快感を訴えることはほとんどありません。
上皮真珠は治療が必要?🏥
多くの場合、上皮真珠は数週間〜数か月のうちに自然に消えていきます。特別な治療は不要で、次第に吸収されてなくなるので心配はいりません。
ただし次のような場合は小児歯科や小児科を受診しましょう。
- 粒が大きくなってきた
- 赤みや腫れを伴っている
- 半年以上経っても消えない
家庭でのケア方法👶
上皮真珠は基本的に見守りで十分ですが、日常生活で次の点に注意すると安心です。
- 清潔を保つ(無理に触らない・潰さない)
- 授乳や離乳食に支障がなければそのままでOK
- 経過観察をして、変化があればメモしておく
無理に取ろうとすると、傷がついて感染の原因になることもあるため注意が必要です。
よくある質問(Q&A)💡
Q. 痛がっていないけど大丈夫?
A. はい、痛みは伴わないのが一般的です。
Q. 歯の生え始めと見分けられる?
A. 歯は硬く尖っていますが、上皮真珠は小さく丸みのある粒状です。
Q. 予防はできる?
A. 特に予防は必要なく、自然に治まります。
まとめ📝
上皮真珠は赤ちゃんの成長過程でよく見られる自然な現象で、痛みもなく自然に消えることがほとんどです。過度に心配せず見守りながら、気になる変化があれば小児歯科に相談すると安心です。
江戸川区篠崎で赤ちゃんや小児の歯の健康をサポート

「歯ぐきに白い粒があるけど大丈夫?」と心配なときは、まずはお気軽にご相談ください。地域のかかりつけ歯科として、赤ちゃんの成長に合わせた安心のサポートを行っています。
【動画】アデノイド顔貌
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。