- 1. 歯周病になりやすい人の特徴
- 1.1. 歯磨きが不十分でプラークが残りやすい人
- 1.2. 喫煙習慣がある人
- 1.3. 歯石が付きやすい人
- 1.4. ストレスや睡眠不足が続いている人
- 1.5. 糖尿病などの全身疾患がある人
- 1.6. 家族に歯周病患者がいる人
- 1.7. レッドコンプレックスに感染している人
- 2. 歯周病リスクを高める生活習慣
- 2.1. 間食や甘い飲み物が多い
- 2.2. 定期検診を受けていない
- 3. 歯周病になりやすい体質とは?
- 3.1. ドライマウス(口腔乾燥症)
- 3.2. 歯並びが悪い人
- 3.3. 免疫力が低下している人
- 4. 歯周病を防ぐためにできること
- 4.1. 正しいブラッシングを習慣化する
- 4.2. 定期的な歯科メンテナンスを受ける
- 4.3. 禁煙と生活習慣の改善
- 4.4. 糖尿病など全身疾患を適切に管理する
- 5. まとめ
- 6. 江戸川区篠崎で歯周病予防をお考えの方へ
- 7. 筆者・院長
- 7.1. 深沢 一
- 7.1.1. メッセージ

歯周病は、日本人が歯を失う最大の原因とされる疾患です。しかし、同じように歯磨きをしていても、歯周病になりやすい人となりにくい人がいます。
その違いは、口腔内の清掃状態だけでなく、喫煙習慣や全身疾患、生活習慣、さらには体質や細菌感染の有無など、さまざまな要因が関係しているためです。
今回は、歯周病になりやすい人の特徴と予防方法について詳しく解説します。
歯周病になりやすい人の特徴

歯磨きが不十分でプラークが残りやすい人



歯周病の直接的な原因は、歯の表面や歯周ポケット内に蓄積するプラーク(歯垢)です。
プラークは細菌の塊であり、除去されずに残ると歯ぐきに炎症を引き起こし、歯肉炎から歯周炎へと進行します。
特に以下の部位は磨き残しが多く見られます。
- 歯と歯の間
- 奥歯の裏側
- 歯並びが重なっている部分
- 歯と歯ぐきの境目
プラークが長期間残存すると歯石へ変化し、自宅での歯磨きだけでは除去できなくなります。
喫煙習慣がある人

喫煙は歯周病の最大の危険因子の一つです。
タバコに含まれる有害物質は歯ぐきの血流を低下させ、免疫機能を弱めます。その結果、歯周病菌に対する抵抗力が低下し、歯周組織の破壊が進みやすくなります。
また喫煙者では、
- 歯ぐきが出血しにくい
- 腫れが目立ちにくい
- 症状に気付きにくい
という特徴があり、自覚症状が少ないまま重症化するケースが少なくありません。
さらにヤニの付着によって歯面が粗造になり、プラークや歯石が蓄積しやすくなります。
歯石が付きやすい人

歯石は、プラークが唾液中のカルシウムと結合して石灰化したものです。
特に下顎前歯の舌側や上顎奥歯の頬側は、唾液腺の開口部が近いため歯石が付きやすい部位です。
歯石の表面は粗く、新たな細菌が付着しやすいため、歯周病を悪化させる温床となります。
歯石は歯ブラシでは除去できないため、定期的なスケーリングが必要です。
ストレスや睡眠不足が続いている人
ストレスや睡眠不足は免疫機能を低下させ、歯周病菌への抵抗力を弱めます。
また、ストレスが強い方には以下の習慣がみられることがあります。
- 歯ぎしり
- 食いしばり
- TCH(歯牙接触癖)
これらは歯周組織に過剰な力を加え、歯周病の進行を助長する要因になります。
糖尿病などの全身疾患がある人
糖尿病と歯周病は密接な関係があります。
血糖コントロールが不良になると、
- 炎症が起こりやすくなる
- 傷の治りが悪くなる
- 免疫機能が低下する
ため、歯周病が進行しやすくなります。
一方で、歯周病治療によって炎症が改善すると、血糖値の改善につながることも知られています。
家族に歯周病患者がいる人
歯周病には遺伝的要素も関与しています。
免疫応答や炎症反応の違いによって、同じ細菌量でも歯周病になりやすい人となりにくい人が存在します。
また、家族間では生活習慣や口腔内細菌叢が似るため、歯周病リスクが高くなる傾向があります。
レッドコンプレックスに感染している人
歯周病の進行に深く関わる細菌群として「レッドコンプレックス」が知られています。
主な細菌は以下の3種類です。
- ポルフィロモナス・ジンジバリス(P. gingivalis)
- タネレラ・フォーサイシア(T. forsythia)
- トレポネーマ・デンティコラ(T. denticola)
これらの細菌は協力してバイオフィルムを形成し、歯ぐきや歯槽骨を破壊します。
当院では必要に応じてPCR検査を行い、歯周病原因菌の有無を調べることが可能です。
歯周病リスクを高める生活習慣
間食や甘い飲み物が多い
頻繁な糖分摂取は細菌の活動を活発化させ、口腔内環境を悪化させます。
特にスポーツドリンクや炭酸飲料を習慣的に飲む方は注意が必要です。
定期検診を受けていない
歯周病は「サイレントディジーズ(静かなる病気)」とも呼ばれ、自覚症状がほとんどありません。
症状が出たときにはすでに中等度から重度へ進行していることもあります。
歯周病になりやすい体質とは?
ドライマウス(口腔乾燥症)
唾液には細菌を洗い流す自浄作用があります。
唾液分泌が少ない方では細菌が増殖しやすく、歯周病や虫歯のリスクが高まります。
歯並びが悪い人
叢生(乱杭歯)や歯の重なりがある場合、歯ブラシが届きにくくプラークが蓄積しやすくなります。
矯正治療や補助清掃用具の活用が有効です。
免疫力が低下している人
加齢や全身疾患、慢性的なストレスなどによって免疫機能が低下すると、歯周病菌への抵抗力も低下します。
歯周病を防ぐためにできること
正しいブラッシングを習慣化する
歯ブラシだけでなく、
- デンタルフロス
- 歯間ブラシ
- タフトブラシ
を併用することで、磨き残しを大幅に減らすことができます。
定期的な歯科メンテナンスを受ける

歯石やバイオフィルムはセルフケアだけでは完全に除去できません。
3〜6か月ごとの定期検診とクリーニングが歯周病予防の基本です。
禁煙と生活習慣の改善
禁煙、十分な睡眠、バランスの取れた食事は、歯ぐきの健康維持に大きく貢献します。
糖尿病など全身疾患を適切に管理する
歯周病治療と全身疾患の管理を並行して行うことで、より良好な治療結果が期待できます。
まとめ
歯周病になりやすい人には、プラークの蓄積、喫煙、歯石の沈着、糖尿病、ストレス、ドライマウス、歯並びの問題など、さまざまな共通点があります。
歯周病は早期発見・早期治療によって進行を抑えることが可能です。歯ぐきの腫れや出血、口臭、歯のぐらつきなどが気になる方は、できるだけ早めに歯科医院で検査を受けることをおすすめします。江戸川区篠崎で歯周病予防や歯周病治療をご検討の方は、定期的なメンテナンスと専門的な歯周病検査を活用し、大切な歯を守りましょう。
江戸川区篠崎で歯周病予防をお考えの方へ

「毎日歯磨きをしているのに歯ぐきが腫れる」「歯石がつきやすい」「歯磨きで出血する」といった症状はありませんか?
歯周病は、磨き残しだけでなく、喫煙習慣、糖尿病、ストレス、歯並び、遺伝的要因など様々な要素が関係して発症・進行します。初期には痛みがほとんどないため、気づいたときには歯を支える骨が大きく失われていることも少なくありません。
江戸川区篠崎で歯周病が心配な方は、まずはご自身のリスクを知ることが大切です。定期的なメンテナンスと専門的な歯周病検査により、歯周病の早期発見・早期治療が可能になります。大切な歯を長く守るために、ぜひ一度お口の状態をチェックしてみましょう。
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


