キシリトールとフッ素の力で歯を守る:再石灰化のメカニズム解説
キシリトールによる歯の再石灰化
キシリトールは唾液中のカルシュウムとキレート結合をして初期虫歯の底部の再石灰化を行います。
キシリトール自体が再石灰化するのではなく、カルシュウムを運ぶ役割を担っています。
フッ素による歯の再石灰化
フッ素は、初期虫歯の白斑(ホワイトスポット)の表層部分を再石灰化します。
エナメル質の初期虫歯部表面にフッ素が作用するとフッ化カルシュウムが出来て、エナメル質内部に浸透していきます。その後、フルオロアパタイトに変化して安定化します。
ミュータンス菌を抑え込む!キシリトールとフッ素のダブル効果
キシリトールとフッ素でミュータンス菌のショ糖代謝を阻害
ミュータンス菌は、ショ糖(砂糖)を代謝して乳酸を作り出します。キシリトールはミュータンス菌が糖代謝を行う際、その前半を阻害し、フッ素は後半を阻害します。
フッ素とキシリトールを同時に使うと相乗効果が働き、その効果は1+1=2ではなく1+1=が3くらいになると考えられます。
キシリトールとフッ素でミュータンス菌の数を減らす
キシリトールやフッ素を使うことでミュータンス菌は生きていくことが出来ず、結果的に数を減少させることが出来ます。
江戸川区篠崎でキシリトールとフッ素の相乗効果を知りたい方へ
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、このように虫歯や歯周病を未然に防ぐ予防歯科に力を入れ、患者様ご自身の歯が一生持つように予防主体の歯科健診や定期的な歯のクリーニングを推奨しております。予防歯科は歯の寿命だけでなく病気の予防とも関係しています。江戸川区篠崎にて、キシリトールとフッ素の相乗効果を知りたい方は当院までお気軽にご相談下さい。
【動画】初期虫歯COを削らずに自分で治す方法
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。