- 1. 【📹 43秒】ホワイトニングと知覚過敏の関係|原因・予防・おすすめの低刺激ホワイトニング法
- 2. ホワイトニングで知覚過敏が起こる理由
- 2.1. ホワイトニング剤が歯の内部に作用するため
- 2.2. 知覚過敏が起こりやすい歯の状態
- 3. わずかな歯根露出があり、ホワイトニング後にしみた症例
- 3.1. ホワイトニング前
- 3.2. ホワイトニング後
- 4. ホワイトニングで知覚過敏が起こりやすい人
- 4.1. 歯根が露出している
- 4.2. 歯ぎしり・食いしばりがある
- 4.3. 虫歯・楔状欠損・歯周病がある
- 4.4. 高濃度のホワイトニング剤を使用している
- 5. ホームホワイトニングによる知覚過敏の症状
- 5.1. 知覚過敏はどのくらい続く?
- 6. ホームホワイトニングで知覚過敏を防ぐ方法
- 6.1. 1.ホワイトニング前に歯科検診を受ける
- 6.2. 2.知覚過敏用歯磨き粉を使用する
- 6.3. 3.フッ化物などによるケア
- 6.4. 4.MIペースト
- 7. 知覚過敏が出たときの対処法
- 7.1. ホワイトニングを一時的に休む
- 7.2. 使用時間や頻度を調整する
- 7.3. 強い温度刺激や酸性飲食物を控える
- 8. 歯科医院で行う知覚過敏への処置
- 9. ホームホワイトニングで歯茎が痛くなる原因
- 9.1. ホワイトニングジェルの入れすぎ
- 10. 知覚過敏になりにくいホームホワイトニングとは?
- 10.1. 低濃度の薬剤を適切に使用する
- 10.2. ティオン ホーム
- 11. オフィスホワイトニングによる知覚過敏
- 11.1. オフィスホワイトニング後に歯茎が痛む原因
- 12. ホワイトニング前に治療が必要な場合
- 12.1. 虫歯・楔状欠損
- 12.2. 切端の咬耗
- 13. 知覚過敏があってもホワイトニングはできる?
- 14. ホワイトニング以外で歯を明るくする方法
- 14.1. 歯のクリーニング
- 14.2. セラミック治療
- 15. よくある質問
- 15.1. 知覚過敏用歯磨き粉はホワイトニングと併用できますか?
- 15.2. ホワイトニングはどのくらいの頻度で行えばよいですか?
- 15.3. ホワイトニングをしたいけれど、知覚過敏が心配です
- 16. まとめ|歯がしみるときは無理にホワイトニングを続けない
- 17. 「歯を白くしたい。でも、しみるのが心配」な方へ
- 18. 【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方
- 19. 筆者・院長
- 19.1. 深沢 一
- 19.1.1. メッセージ

「ホワイトニングをしたいけれど、歯がしみるのが心配」
「ホワイトニングを始めたら、冷たいものがしみるようになった」
このような不安や症状を感じる方は少なくありません。
ホワイトニングでは、薬剤に含まれる過酸化水素や過酸化尿素の影響によって、一時的に歯がしみたり痛みを感じたりすることがあります。
特に、歯肉退縮によって歯根が露出している方、歯のすり減りや亀裂がある方、もともと知覚過敏がある方では症状が出やすいため注意が必要です。
この記事では、ホワイトニングで知覚過敏が起こる原因、症状が続く期間、予防・対処法について歯科の視点から解説します。
【📹 43秒】ホワイトニングと知覚過敏の関係|原因・予防・おすすめの低刺激ホワイトニング法
ホワイトニングで知覚過敏が起こる理由

ホワイトニング剤が歯の内部に作用するため
ホームホワイトニングでは主に過酸化尿素、オフィスホワイトニングでは過酸化水素を含む薬剤が使用されます。
これらの成分から生じる活性酸素が歯の内部へ浸透し、着色の原因となる色素を分解することで歯を白くします。
その過程で歯髄(歯の神経)への刺激が一時的に高まり、「ズキッとする」「冷たいものがしみる」などの知覚過敏が生じることがあります。
多くは一過性ですが、症状の程度には個人差があります。
知覚過敏が起こりやすい歯の状態

次のような状態では、ホワイトニング剤の刺激を感じやすくなります。
- 歯肉が下がり、歯根の象牙質が露出している
- 楔状欠損がある
- 歯ぎしり・食いしばりによって歯がすり減っている
- 歯に亀裂がある
- 虫歯がある
- もともと知覚過敏がある
- 高濃度の薬剤を使用している
- 薬剤の使用時間や頻度が適切でない
そのため、ホワイトニングを始める前に歯科医院で口腔内を確認することが大切です。
わずかな歯根露出があり、ホワイトニング後にしみた症例
ホワイトニング前

全体的に黄ばみがみられ、下顎前歯には表面のステインも認められます。
また、大臼歯・小臼歯の歯頸部には、わずかな歯肉退縮による歯根露出が確認できます。
歯根部分はエナメル質で覆われていないため、ホワイトニング剤が触れると刺激を感じやすい部位です。
ホワイトニング後

ホワイトニングによって歯全体が明るくなっています。
一方、歯根が露出している部分では、一時的にしみる症状が生じました。
また、コンポジットレジンなどの人工材料はホワイトニングでは白くならないため、天然歯が明るくなることで、以前の修復物との色の違いが目立つ場合があります。
歯の表面に付着した茶渋などの外因性ステインも、ホワイトニングだけでは十分に除去できないことがあります。その場合は、歯科医院でのクリーニングやエアフローなどを検討します。
ホワイトニングで知覚過敏が起こりやすい人

歯根が露出している
歯周病や加齢、強すぎるブラッシングなどによって歯肉が下がると、象牙質が露出します。
象牙質には「象牙細管」と呼ばれる微細な管が多数存在するため、外部からの刺激が歯髄へ伝わりやすくなります。

歯ぎしり・食いしばりがある
強い咬合力が長期間加わると、歯の摩耗や亀裂などが生じることがあります。
このような部分はホワイトニング時に刺激を感じる原因となるため、必要に応じてナイトガードなどを検討します。

虫歯・楔状欠損・歯周病がある
虫歯や楔状欠損がある歯にホワイトニング剤が作用すると、痛みが強く出る可能性があります。
また、歯周病によって歯肉退縮が進んでいる場合も知覚過敏が起こりやすくなります。
高濃度のホワイトニング剤を使用している
ホワイトニング剤は、濃度が高くなるほど刺激も強くなる傾向があります。
個人輸入やインターネット通販などで入手した高濃度の薬剤を自己判断で使用すると、強い知覚過敏や歯肉への刺激を起こす可能性があります。
濃度や使用時間を自己判断で増やさず、歯科医師の指示に従って使用することが大切です。
ホームホワイトニングによる知覚過敏の症状

代表的な症状は次のとおりです。
- 冷たい飲み物や食べ物がしみる
- 歯に風が当たるとピリッとする
- 甘いものや温度刺激でしみる
- 歯が浮いたように感じる
- 一瞬、鋭い痛みを感じる
症状の現れ方や程度には個人差があります。
知覚過敏はどのくらい続く?
ホワイトニングによる知覚過敏の多くは一時的で、薬剤の使用を中断すると比較的短期間で改善します。
ただし、症状の程度や歯の状態によって回復までの時間は異なります。
強い痛みが続く、何もしなくても痛む、特定の1本だけ強く痛むといった場合には、虫歯や歯の亀裂、歯髄炎など別の原因も考えられるため、ホワイトニングを中止して歯科医院を受診してください。
ホームホワイトニングで知覚過敏を防ぐ方法

1.ホワイトニング前に歯科検診を受ける
知覚過敏を防ぐうえで最も重要なのは、ホワイトニングを始める前に歯の状態を確認することです。
虫歯、歯周病、歯肉退縮、楔状欠損、歯の亀裂などがあれば、必要に応じて先に治療します。
2.知覚過敏用歯磨き粉を使用する

硝酸カリウムなどを配合した知覚過敏用歯磨き粉を使用すると、刺激を感じにくくなる場合があります。
症状が出てからだけでなく、知覚過敏が心配な方はホワイトニング前から使用する方法もあります。
3.フッ化物などによるケア
フッ化物配合歯磨剤や、歯科医院で行う知覚過敏抑制処置が有効な場合があります。
症状が出やすい方は、ホワイトニング開始前に歯科医師・歯科衛生士へ相談しましょう。
4.MIペースト

知覚過敏が出たときの対処法

ホワイトニングを一時的に休む
痛みが出た場合は、無理に継続せず、いったんホワイトニングを休みます。
症状が改善してから、歯科医師の指示に従って再開します。
使用時間や頻度を調整する
ホームホワイトニングでは、症状に応じて使用時間や実施頻度を調整することがあります。
ただし、薬剤によって適切な使用方法は異なるため、自己判断で変更するのではなく歯科医院へ相談してください。
強い温度刺激や酸性飲食物を控える
知覚過敏がある間は、
- 冷たい飲み物
- 熱い食べ物
- 炭酸飲料
- 柑橘類
- 酢を多く含む食品
など、刺激となりやすい飲食物を控えると症状を軽減しやすくなります。
歯科医院で行う知覚過敏への処置
セルフケアで改善しない場合には、歯科医院で知覚過敏抑制剤などを使用します。
歯の状態に応じて、
- フッ化物などの薬剤塗布
- 象牙細管を封鎖する知覚過敏抑制剤
- レジンなどによる露出部分の保護
- 虫歯・楔状欠損など原因となる病変の治療
などを検討します。
ホームホワイトニングで歯茎が痛くなる原因

ホワイトニングジェルの入れすぎ
マウスピースにジェルを入れすぎると、薬剤が歯茎へあふれ、白く変色したりヒリヒリしたりすることがあります。
このような場合はマウスピースを外して口をすすぎ、症状が治まるまで使用を中断します。
再開する際はジェルの量を確認し、歯茎へはみ出さないよう注意してください。
症状が強い場合やなかなか改善しない場合は、歯科医院へご相談ください。
知覚過敏になりにくいホームホワイトニングとは?
低濃度の薬剤を適切に使用する
知覚過敏が心配な場合は、低濃度の薬剤を時間をかけて使用するホームホワイトニングが選択肢になります。
高濃度の薬剤で短期間に白くしようとするよりも、歯の状態を確認しながら適切な濃度・時間で進めることが重要です。
ティオン ホーム
ティオン ホームは、日本国内で使用されているホームホワイトニングシステムの一つです。
歯科医院で専用のマウスピースを作製し、自宅で歯科医師の指示に従ってホワイトニングジェルを使用します。
歯の状態や希望する白さ、知覚過敏の有無を確認しながら進められることが、歯科医院で行うホームホワイトニングのメリットです。
オフィスホワイトニングによる知覚過敏

オフィスホワイトニングでは、歯科医院で薬剤を歯面に塗布し、使用するシステムによっては光照射を行います。
ホームホワイトニングより高濃度の過酸化水素を使用する製品もあり、施術中や施術後に一時的な知覚過敏が起こることがあります。
症状が強い場合には、薬剤の種類・濃度、施術方法などを調整する必要があります。
オフィスホワイトニング後に歯茎が痛む原因
オフィスホワイトニングでは、薬剤が歯肉へ直接触れないように歯肉保護材を使用します。
保護が不十分だったり薬剤が漏れたりすると、歯肉が一時的に白くなり、ヒリヒリとした痛みや炎症が生じることがあります。
軽度であれば自然に改善することもありますが、痛みや炎症が強い場合は施術した歯科医院で診察を受けてください。
ホワイトニング前に治療が必要な場合
虫歯・楔状欠損
虫歯や楔状欠損がある状態でホワイトニングを行うと、薬剤の刺激によって強い知覚過敏が生じる可能性があります。
そのため、必要に応じてホワイトニング前に患部を保護・治療します。
また、コンポジットレジンなどの修復物はホワイトニングでは白くなりません。
ホワイトニング後に天然歯との色調差が目立った場合には、歯の色が安定してから修復物の色を合わせて再治療することがあります。
切端の咬耗
歯ぎしりや食いしばりなどによって前歯の先端がすり減り、象牙質が露出している場合も、ホワイトニングでしみることがあります。
咬耗の程度や症状を確認し、必要に応じて露出部分を保護・治療してからホワイトニングを行います。
知覚過敏があってもホワイトニングはできる?
軽度の知覚過敏であれば、歯の状態を確認したうえで、薬剤の濃度や使用時間・頻度を調整しながらホワイトニングできる場合があります。
一方、すでに強い知覚過敏がある場合には、まず原因を調べることが重要です。
無理にホワイトニングを続けず、知覚過敏の治療を優先しましょう。
ホワイトニング以外で歯を明るくする方法
歯のクリーニング
茶渋、コーヒー、たばこなどによる表面のステインは、歯科医院でクリーニングすることで本来の歯の色に近づけられる場合があります。
ただし、クリーニングは歯そのものの色を漂白するホワイトニングとは異なります。
セラミック治療
歯の色だけでなく、形や修復物などの問題がある場合には、セラミック治療が選択肢になることがあります。
ただし、ラミネートベニアなどのセラミック治療では歯を削る場合があり、健康な歯に不可逆的な処置を行うこともあります。
単に歯を白くしたいという理由だけで安易に選択せず、メリット・デメリットを十分に理解して検討することが大切です。
よくある質問
知覚過敏用歯磨き粉はホワイトニングと併用できますか?
基本的には併用できます。
知覚過敏がある場合には、硝酸カリウムなどを配合した知覚過敏用歯磨き粉が役立つことがあります。
使用するホワイトニング剤との組み合わせについては、歯科医院で確認すると安心です。
ホワイトニングはどのくらいの頻度で行えばよいですか?
適切な頻度は、使用する薬剤、ホワイトニング方法、現在の歯の色、知覚過敏の程度などによって異なります。
特にホームホワイトニングは、製品ごとに使用時間や期間が定められているため、歯科医師から指示された方法を守ってください。
ホワイトニングをしたいけれど、知覚過敏が心配です
まずは歯科医院で、虫歯、歯肉退縮、楔状欠損、咬耗、歯の亀裂などがないか確認することをおすすめします。
知覚過敏のリスクが高い場合でも、事前に必要な処置を行い、薬剤の種類や濃度、使用時間・頻度を調整することで、症状を抑えながらホワイトニングできる場合があります。
もともと歯がしみやすい方は、自己判断で市販品や高濃度の薬剤を使用せず、歯科医師・歯科衛生士に相談しながら進めることが大切です。
まとめ|歯がしみるときは無理にホワイトニングを続けない
ホワイトニングでは、一時的に歯がしみることがあります。特に、歯根の露出、楔状欠損、歯のすり減り・亀裂、虫歯、もともとの知覚過敏がある方は注意が必要です。
知覚過敏を抑えるには、事前に歯科検診を受け、歯の状態に合った薬剤や使用方法を選ぶことが大切です。痛みが出た場合は、無理に続けず一時的に休みましょう。
強い痛みが続く、何もしなくても痛む、特定の歯だけが強く痛む場合は、虫歯や歯の亀裂などが隠れている可能性があります。ホワイトニングを中止し、早めに歯科医院を受診してください。トニング方法を選ぶことが大切です。
「歯を白くしたい。でも、しみるのが心配」な方へ

知覚過敏が心配な方も、歯の状態を確認し、薬剤の種類や濃度、使用方法を調整することでホワイトニングできる場合があります。
虫歯・歯肉退縮・楔状欠損などがないか事前に確認し、一人ひとりのお口の状態に合ったホワイトニング方法をご提案します。
「以前ホワイトニングでしみた」「もともと冷たいものがしみる」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。





