- 1. 楽しい歯医者さん体験:お子様が安心して通える小児歯科
- 1.1. TSD法を導入しています
- 1.2. 褒めてやる気を引き出します
- 1.3. お子様が安心して通える小児歯科
- 1.4. 親子で安心できるキッズルーム完備の歯科医院
- 1.5. 赤ちゃん連れでも安心のチャイルドルーム
- 2. 赤ちゃんをむし歯から守るために!ご家庭でできる5つの予防対策
- 2.1. お子さんを虫歯から守る5つの対策
- 2.1.1. 定期的な口腔ケアの重要性
- 3. 子供が歯医者を怖がらないために:『痛くない』は逆効果!プラスイメージを作ろう
- 4. 妊娠中の歯科治療に関する安心ガイド
- 5. 小児歯科記事一覧
- 6. 【動画】子供の虫歯の見分け方
- 7. 【動画】初期虫歯COを削らずに自分で治す方法
- 8. 筆者・院長
楽しい歯医者さん体験:お子様が安心して通える小児歯科
お子様にとって、歯医者さんは「怖い、痛い、嫌い」と感じる所になっていませんか。幼い頃に歯医者さんが嫌いになると、大人になっても通うのが苦手になりがちです。
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、そんなお子様の気持ちに配慮し、いきなり治療を始めるのではなく、まずは3歳以下のお子様はお母様の膝の上で診察を行い、歯科医院に慣れてもらうことからスタートします。
お子さまが歯医者嫌いにならないよう、当院ではやさしい雰囲気作りを心がけており、緊急性が高い場合を除いて無理に治療することはありません。もちろん、拘束器具を使用することもありません。
お子様が楽しく歯医者さんに通えるように、当院が工夫している様々な設備や診療方法などをご紹介します。
TSD法を導入しています
TSD法は、「Tell(話す)」「Show(見せる)」「Do(治療する)」という3つのステップで、お子さまの治療に対する不安を和らげる方法です。
歯医者デビューのお子さまには、まず治療器具を見せたり触ったりしてもらいながら「Show(見せる)」、これから行うことを丁寧に説明し「Tell(話す)」、治療のたびに声をかけてお子さまが納得していることを確認しながら治療を進めます「Do(治療する)」。
もし納得が得られずお口を開けてくれない場合には、お子さまなりの理由があります。その理由を見つけて解決するところから始めます。特に、お子さまはどんな器具を使うのか心配しています。治療内容をわかりやすく説明し、お子さまが納得してから治療に入ります。このように、お子さまが治療を受け入れられるまで何度も通院してトレーニングを行います。
それでも口を開けず治療を受け入れないお子さまもいます。そのような場合、治療に入る前にお子さまの性格や発達について注意深く観察し、発達段階に応じた対応を行います。
写真は、キッズイベントでの歯医者さん体験の一コマです。
褒めてやる気を引き出します
少しでも治療が出来たら「よく頑張ったね。」と褒めます。治療の回数を重ねるごとに自信が付き、治療が格段に進みます。 1日の治療が終わった時によく出来たご褒美におもちゃを差し上げています。
また、メンテナンス(フッ素塗布やシーラント等)の時にスタンプ1個、 四つ溜まると更にすてきなプレゼントがあります。
お子様が安心して通える小児歯科
当院では、お子様用の小児歯科専用診療室を完備しております。この診療室はキッズルームと直結しており、お子様が怖がらずに楽しく治療を受けられるように配慮されています。診療室には、玩具やぬいぐるみ、壁には漫画のキャラクターを散りばめ、リラックスできる環境を整えています。
さらに、お子様専用診療室とキッズルームは防音構造になっているため、万が一お子様が泣いても声が外に漏れることはありません。安心してお子様をお預けいただける環境を提供しています。
親子で安心できるキッズルーム完備の歯科医院
キッズルームは12畳の広さがあり、親御さんが治療を受けている間、子どもたちは遊びながら待つことができます。また、お子様が治療中の際には、親御さんがリラックスして待てる環境が整っています。明るく安全な空間には絵本や穏やかなおもちゃが揃っており、子どもたちが歯科医院に来ることを楽しい体験と感じられるよう配慮しています。
親子でリラックスしながら、安心して治療を受けられる環境を提供しています。平日の午前中は保育士が在中しており、保育士のサポートが必要な場合は事前予約が必要です。
赤ちゃん連れでも安心のチャイルドルーム
チャイルドルームには、おむつをしている赤ちゃんをお連れのお母様も安心して通院できるように、ベビーベッドを設置しています。おむつの交換にも便利ですので、必要な際にはどうぞお気軽にご利用ください。
赤ちゃんをむし歯から守るために!ご家庭でできる5つの予防対策
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態で、むし歯菌はいません。それでは、なぜむし歯ができるのでしょうか?
実は、むし歯は感染症です。むし歯菌を持つご両親が、口をつけた箸やスプーンでお子様に食事を与えたり、硬いものを噛み砕いて与えたりすることで、お子様にむし歯菌がうつってしまうことが原因の一つです。むし歯菌は唾液を介して伝わるため、こうした行動によって赤ちゃんのお口の中に菌が入り込みます。
むし歯菌が一度お口の中に入ると、糖分を栄養にして増殖し、歯を溶かす酸を生成します。この酸が歯のエナメル質を攻撃し、むし歯が発生します。したがって、むし歯菌の感染を防ぐためには、箸やスプーンの共有を避けるなどの注意が必要です。
お子さんを虫歯から守る5つの対策
家族全員で赤ちゃんを虫歯から守る
妊娠が分かったら、家族全員で100%キシリトールガムを噛みましょう。赤ちゃんの虫歯菌の感染は、家族全員(特に母親)の口の中にいる虫歯菌(ミュータンス菌)の量に影響を受けます。
出産の約1年前から家族全員で100%キシリトールガムを噛むことで、赤ちゃんへの虫歯菌感染リスクを大幅に低下させることが可能です。
また、妊婦が歯周病にかかると、早産や流産、さらには低体重児リスクが高まることが知られています。健康な妊娠期間を過ごすためにも、歯周病の予防と適切なケアが重要です。
シーラントとは
乳臼歯や6歳臼歯の溝は、十分に石灰化されずに萌出することがあります。そのような場合、深い溝の中に虫歯菌(ミュータンス菌やラクトバチルス菌)が入り込み、虫歯の格好の住処となります。特に6歳臼歯の溝から虫歯が発生しやすいのは、このような理由からです。
そこで、深い溝をプラスチック製のレジンで埋めてしまうのがシーラントです。シーラントを使用することで、虫歯菌が溝に入り込むのを防ぎ、虫歯の予防に効果的です。
フッ素塗布の目的
フッ素塗布の目的は、フッ素を歯に取り込ませて虫歯になりにくい強い歯質に変えることです。もう一つの目的は、初期の虫歯になった歯の再石灰化を促し、自然治癒を図ることです。
そのため、すでに虫歯になってしまった歯には、月に1回程度の頻度でフッ素塗布を行う必要があります。
虫歯がある歯に対するフッ素塗布は保険診療の対象となります。つまり、一本でも虫歯があれば、全体の歯にフッ素塗布を行っても保険適用となります。
虫歯進行抑制剤のサホライドとは
サホライドは、歯科治療を怖がる子供の虫歯進行を止めるための薬です。サホライドには歯の再石灰化作用があるため、大きな虫歯でも進行を止めることができます。
サホライドを虫歯に塗ると、その部分が真っ黒になるという欠点があります。このため、近年では乳歯の前歯に使用することはほとんどありません。
最初の一ヶ月は一週間に1回程度の塗布を4回ほど繰り返し、2ヶ月目以降は1ヶ月に1回程度の塗布が理想です。
定期的な口腔ケアの重要性
定期的に歯磨きチェック、フッ素塗布、シーラントなどを行うことで、虫歯の無い口腔内(カリエスフリー)を実現できます。
磨き残しが多く、歯肉炎になっている場合にはクリーニングを行う必要があります。同時に、お口ポカンなどの不正な歯並びを未然に防ぐため、最小限度の関与で済むように歯列管理も必要です。
子供の時の口腔管理は、大人になってからの健康な口腔環境を作り出す最も重要な習慣と言えるでしょう。
カリエスフリーで綺麗な歯並びの口腔環境は、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞、骨粗しょう症といった全身疾患の発症を防ぐ要因の一つとなっています。
子供が歯医者を怖がらないために:『痛くない』は逆効果!プラスイメージを作ろう
「保護者に方にお願いします」
虫歯で治療が必要になるのは4歳から5歳くらいにかけてです。この時期はお母さんや歯医者の話を聞くことが出来き、理解できる年齢です。しかし、歯医者に行く事を拒んだり、歯医者に行ったものの、泣いて暴れて治療が出来ないという事もよくあります。
まず、ご両親が子供に話すとき「痛くないよ」というのは禁句です。子供の頭の中で「痛い」というイメージが駆け巡ってしまい逆効果になるからです。
「歯医者さんは優しい人がたくさんいて歯を守ってくれるよ」とプラスイメージを作るように心がけてください。
妊娠中の歯科治療に関する安心ガイド
マタニティー歯科にも対応
妊娠中に歯科治療を受ける際、レントゲン撮影や麻酔薬の使用が赤ちゃんに影響を与えないか心配されることがあります。
しかし、適切なタイミングで治療を行えば、これらの影響を最小限に抑えることができます。当院の歯科医とよく相談していただければ、最適な治療計画をご提案いたします。
小児歯科記事一覧
【動画】子供の虫歯の見分け方
【動画】初期虫歯COを削らずに自分で治す方法
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。