目次

ファイバーコアとは?

ファイバーコアの基本構造と役割

ファイバーコアと被せ物の関係
ファイバーコアと被せ物の関係
上顎の前歯・小臼歯にファイバーコアを装着
上顎の前歯・小臼歯にファイバーコアを装着

ファイバーコアは、根管治療後に歯を補強するための支台(コア)として使用される材料です。従来の金属製コア(メタルコア)とは異なり、細いグラスファイバー繊維を芯棒として強化プラスチックが周りを取り囲む構造で、天然歯に近い弾性を持っています。この特性により、歯根への負担を軽減し、歯根破折のリスクを抑えることができます。

また、ファイバーコアは光を透過するため、オールセラミッククラウンとの相性が良く、審美的な仕上がりが得られるのも特徴です。金属アレルギーの心配がない点も大きなメリットとされています。

2016年から保険適用になりました。

ファイバーコアとメタルコアの違い

項目ファイバーコアメタルコア
素材グラスファイバーと樹脂金属(銀合金、金合金など)
弾性天然歯に近い硬くて弾性が低い
歯根破折リスク低い(衝撃を分散)高い(硬すぎるため応力集中が発生)
審美性高い(光を透過)低い(金属色が透ける)
金属アレルギーなしあり(銀合金などの影響)
適用症例前歯・臼歯どちらも可能強度が必要な奥歯向き

メタルコアは耐久性が高いものの、硬すぎるため歯根に負担がかかり、破折リスクを高める可能性があります。一方で、ファイバーコアは天然歯に近い弾性を持つため、歯根に優しく、破折を防ぐ効果が期待できます。特に審美性が求められる前歯や、金属アレルギーの心配がある患者には、ファイバーコアが推奨されます。

これらの理由から、特に審美性を重視する患者や、歯根破折のリスクを抑えたい場合には、ファイバーコアの使用が推奨されます。

ファイバーコアは、審美性と機能性の両方に優れた支台築造法ですが、実際にどのような症例で使用されるのかを具体的に紹介します。本章では、「前歯」「メタルコアからの変更」「奥歯」の3つのケースについて解説します。

症例①:前歯にファイバーコアを使用したケース

上顎1番の歯根にファイバーコアを装着
上顎1番の歯根にファイバーコアを装着

ファイバーコアは歯の色とほぼ同じです。被せ物を作る為にシェードガイドを使い色合わせをしています。

オールセラミックを装着
オールセラミッククラウンを装着

ファイバーコアの上にオールセラミッククラウンをセットした写真です。

患者情報

  • 年齢・性別:50代女性
  • 主訴:「前歯のクラウンの色が浮いて見える」
  • 治療前の状態
    • 過去にメタルコア+オールセラミッククラウンを装着
    • クラウンの内部の金属色が透けており、見た目が不自然
    • 歯ぐきが少し下がり、メタルコアの金属部分が見えてしまっている

治療の流れ

  1. メタルコアを除去 → 歯根に負担をかけないように慎重に取り除く
  2. 根管の状態を確認 → 問題がなかったため、ファイバーコアを築造
  3. オールセラミッククラウンを装着 → 自然な色合いに調整

治療後の結果

  • 金属色が透けることなく、自然な歯の色に仕上がった
  • 歯ぐきとの境目も自然で、審美性が大幅に向上
  • 光透過性のあるファイバーコアがオールセラミッククラウンと調和し、よりリアルな見た目を実現

症例からのポイント

  • 審美性を重視する前歯には、ファイバーコアが最適
  • メタルコアを使用すると、歯ぐきが下がった際に金属が露出するリスクがある
  • ファイバーコアなら、透明感のあるクラウンと相性が良く、より自然な仕上がりになる

症例:メタルコアからファイバーコアに変更したケース

上顎2番の歯根にファイバーコアを装着
上顎2番の歯根にファイバーコアを装着

ファイバーコアは象牙質の色とほぼ同じです。

オールセラミックをセット
メタルボンドをセット

非常に審美的に良い状態に仕上がっているため天然歯との区別がつきません。

患者情報

  • 年齢・性別:40代女性
  • 主訴:「昔治療した歯が黒ずんできたので、きれいにしたい」
  • 治療前の状態
    • 10年前にメタルコア+金属焼付けセラミッククラウン(メタルボンド)を装着
    • 金属が溶出し、歯ぐきの色が黒ずんで見える(メタルタトゥー)
    • クラウンの色調が合わず、不自然な印象

治療の流れ

  1. メタルコアを除去 → 歯根を傷つけないよう慎重に対応
  2. 歯ぐきの黒ずみを改善 → メラニン除去処置を実施
  3. ファイバーコアを装着 → 透明感のある支台で、自然な仕上がりを目指す
  4. オールセラミッククラウンを装着 → 患者の希望に合わせて色を調整

治療後の結果

  • 金属色が透けず、自然な白さを実現
  • 歯ぐきの黒ずみも改善され、より健康的な見た目に
  • ファイバーコアの導入で、歯根破折のリスクも軽減

症例からのポイント

  • メタルコアのデメリット(歯ぐきの黒ずみ・金属の透け)を改善できる
  • ファイバーコアなら審美性を損なうことなく、自然な見た目が実現可能
  • 将来的に再治療が必要になった場合も、負担が少なく処置しやすい

症例:奥歯にファイバーコアを使用したケース

下顎第一大臼歯にファイバーコア
下顎第一大臼歯にファイバーコア

患者情報

  • 年齢・性別:40代男性
  • 主訴:「奥歯の詰め物が取れたので、しっかりとした治療をしたい」
  • 治療前の状態
    • 大臼歯(奥歯)に大きなむし歯があり、神経を取る必要があった
    • 強い咬合力がかかる部位のため、強度が求められる

治療の流れ

  1. 根管治療を実施 → 感染部分を除去し、根管をしっかり密封
  2. ファイバーコアを装着 → 奥歯でも強度が保てるように最適な材料を使用
  3. ジルコニアクラウンを装着 → 強度があり、審美性も考慮した選択

治療後の結果

  • 強度を保ちつつ、金属を使用しない治療が可能に
  • メタルコアと違い、歯根破折のリスクを軽減
  • 強い咬合力にも耐えられるように、適切な材料と接着技術を採用

症例からのポイント

  • 奥歯でも、適切な強度のファイバーコアを選べば十分対応可能
  • 金属アレルギーのある患者にも安心して使用できる
  • ジルコニアクラウンと組み合わせることで、審美性と強度の両立が可能

まとめ:ファイバーコアを選択するメリット

症例メリット
前歯の治療透明感があり、自然な仕上がりになる
奥歯の治療強度を保ちつつ、歯根破折のリスクを軽減
メタルコアからの変更歯ぐきの黒ずみを防ぎ、審美性を向上

ファイバーコアは、前歯・奥歯・再治療のいずれの場合でも有効な治療法です。特に、金属を使わないことで審美性が向上し、歯の健康を長く維持できる点が大きな魅力です。

治療を受ける際には、患者の希望や口腔内の状態を考慮し、最適な選択をすることが重要です。

ファイバーコアは、根管治療後の歯を補強するための支台として広く使用されています。従来のメタルコアと比較して多くの利点がありますが、適用に際して注意すべきデメリットも存在します。ここでは、ファイバーコアのメリットとデメリットについて詳しく解説します。

メリット①:歯根破折リスクの軽減

ファイバーコアの最大のメリットの一つは、歯根破折のリスクを大幅に低減できることです。

歯根破折
歯根破折

噛む力が歯に与える影響

  • 噛む力が歯に加わると、その力は土台(コア)の先端部に集中しやすい。
  • 特に、根管治療を受けた歯は脆くなっており、適切な支台を選ぶことが重要

メタルコアの歯根破折リスク

  • メタルコアは金属製で伸縮性が乏しいため、歯根に強い負担がかかる。
  • 噛む力が歯根の先端部に集中し、楔(くさび)を打ち込むような力が働くことで、歯根破折のリスクが高まる。

ファイバーコアの特性とリスク軽減

  • ファイバーコアは柔軟性があり、噛む力を分散できるため、応力集中を緩和できる。
  • その結果、メタルコアと比較して、歯根破折のリスクが低いとされる。

ファイバーコアでも歯根破折はゼロではない

そのため、歯の状態に合わせた適切な治療計画が重要となる。

歯根に十分な健全な歯質が残っている場合は、トラブルのリスクが低い。

しかし、歯根の外壁が極端に薄い場合は、ファイバーコアを使用しても破折のリスクが残る。

これにより、治療後に「歯根が折れてしまった」というトラブルを防ぐことができます。

メリット②:審美性が高い

ファイバーコアは、審美性の向上に優れた支台であり、特に前歯の治療に適しています。

  • ファイバーコアは光を透過する性質を持っており、オールセラミッククラウンと組み合わせることで自然な仕上がりになります。
  • 一方、メタルコアは金属の影が透けて見えることがあり、クラウンの色調に影響を与えるため、特に前歯では審美的な問題が発生しやすくなります。
  • ファイバーコアを使用することで、「クラウンを装着した後に歯の色が不自然に見える」といった問題を防げます。

特に審美歯科治療を受ける方には、ファイバーコアの使用が推奨されることが多いです。

メリット③:金属アレルギーのリスクがない

メタルコアは金属を含んでいるため、金属アレルギーを持つ患者には使用できない場合があります。ファイバーコアは金属を一切含まないため、金属アレルギーのリスクを完全に回避できる点で非常に優れています。

金属アレルギーは突然発症することがある

  • 金属アレルギーは、長年問題がなくても突然発症することがある
  • 長期間金属に触れることで体が感作され、アレルギー反応を引き起こすと考えられる。
  • 一度感作されると、その状態は長期間持続する可能性が高い

口腔内に使用される金属とアレルギーのリスク

  • 口腔内にはニッケル、コバルトなど、アレルギーを引き起こしやすい金属が多く使われている。
  • チタンなどの「不動態膜」を形成する金属はアレルギーを起こしにくいとされるが、完全にリスクがゼロではない。

金属アレルギー対策としての口腔内の金属フリー化

  • 近年、金属アレルギーの発症が増えているため、可能な限り金属を使わない治療が推奨される
  • ジルコニアやファイバーコアなど、金属を含まない歯科材料を選ぶことで、アレルギーリスクを低減できる。
  • 長期的な健康を考えると、口腔内の金属を減らすことが望ましい
  • 金属アレルギーの症状として、皮膚炎、口内炎、倦怠感などが現れることがある。
  • ファイバーコアは完全に非金属素材のため、アレルギー反応を引き起こさない。

また、金属を使用しないことで、口腔内の電流(ガルバニー電流)による違和感も軽減できるため、アレルギー体質の方や敏感な方にとって、ファイバーコアは最適な選択肢となります。

メリット④:治療後の再治療が容易

  • メタルコアは除去が難しく、再治療の際に歯を大きく削る必要があることがあります。
  • ファイバーコアは歯にやさしく、比較的容易に除去できるため、将来的な治療の選択肢を広げることができます。

デメリット①:保険適用外のケースがある

ファイバーコアは、保険適用になるケースとならないケースがあり、費用が高くなる可能性があります

  • 保険適用範囲内のファイバーコアレジンコア(樹脂製のコア)にグラスファイバーを添加したものであり、強度や品質に制限があります。
  • 自費診療のファイバーコアは、より高品質で強度も高いですが、1本あたり1~3万円程度の費用がかかることが一般的です。
  • 特にオールセラミッククラウンと併用する場合は自費診療となることが多いため、治療費用が高くなる点に注意が必要です。

デメリット②:適応症例に制限がある

ファイバーコアは優れた特性を持つものの、すべての症例に適用できるわけではありません

  • 重度の咬合力(噛む力)がかかる前歯や奥歯では、強度の面でメタルコアのほうが適しているケースがあります。

適応できるかどうかは歯科医師の判断によるため、患者の口腔状態に応じて最適な支台を選択する必要があります

デメリット③:歯科医の技術によって成功率が異なる

ファイバーコアは、適切に装着しないと強度や耐久性が低下するため、歯科医の技術によって治療の成功率が左右されることがあります。

  • ファイバーコアの形成方法や接着処理に専門的な知識と技術が必要です。
  • 不適切な装着をすると、ファイバーコアが脱離したり、クラウンの適合が悪くなったりするリスクがあります。
  • 特に、接着剤(レジンセメント)の適切な選択と使用が治療成功のカギを握ります。

そのため、ファイバーコアの治療経験が豊富な歯科医院を選ぶことが重要です。

まとめ

メリットデメリット
歯根破折のリスクを軽減保険適用外のケースがある
審美性が高い(光透過性あり)適応症例に制限がある
金属アレルギーの心配がない歯科医の技術によって成功率が異なる

ファイバーコアは、審美性と安全性に優れた支台築造材料であり、特に前歯や金属アレルギーのある患者に最適な選択肢です。一方で、保険適用の範囲や適応症例に注意が必要であり、適切な診断と技術が求められる治療法でもあります。

ファイバーコアは、さまざまな症例で使用されますが、特に以下のようなケースで推奨されることが多いです。ここでは、ファイバーコアが適用される代表的なケースについて詳しく解説します。

根管治療を行った歯

根管治療を行った歯は、神経(歯髄)を失っているため脆くなりやすく、歯根破折のリスクが高まる傾向があります。そのため、治療後に適切な支台(コア)を設置することが非常に重要になります。

支台(コア)
支台(コア)
  • 歯髄がない歯は、水分供給がなくなり、乾燥してもろくなるため、強度のある支台を入れないと破折しやすくなる。
  • ファイバーコアは適度な弾性を持ち、噛む力を分散できるため、歯根破折を防ぐ効果が期待できる。
  • 特に前歯や小臼歯では、メタルコアよりもファイバーコアの方が適しているとされる。

また、根管治療後の歯はクラウン(被せ物)を装着することが一般的ですが、支台の種類によってクラウンの適合性や寿命も変わるため、ファイバーコアの使用は歯の寿命を延ばすうえで大きなメリットとなります。

オールセラミッククラウンを装着する場合

審美性を重視した治療では、金属を使用しないオールセラミッククラウンが選ばれることが多く、その際にはファイバーコアとの相性が非常に良いとされています。

ファイバーコアがオールセラミッククラウンに適している理由

  1. 光透過性が高く、自然な仕上がりになる
    • メタルコアは光を通さないため、クラウンの色に影響を与え、不自然に見えることがある。
    • ファイバーコアは光を透過するため、オールセラミッククラウンの透明感を最大限に活かせる。
  2. 金属色が透ける心配がない
    • メタルコアの場合、特に歯ぐきが下がると金属部分が透けて見えることがある。
    • ファイバーコアは白く、自然な見た目を維持しやすい。
  3. オールセラミックの適合性が向上する
    • メタルコアは歯根に応力が集中しやすく、長期的な適合性が低下することがある。
    • ファイバーコアは弾性があり、歯との一体感が高く、クラウンの適合性を維持しやすい。

そのため、前歯や目立つ部分にオールセラミッククラウンを装着する場合には、ファイバーコアが圧倒的に推奨されるケースが多いです。

ファイバーコアが適用される主なケース

適用ケースファイバーコアを選ぶ理由
根管治療後の歯歯根破折リスクを軽減できる
オールセラミッククラウンを使用する場合光透過性があり、自然な仕上がりを実現
金属アレルギーの患者金属を含まず、アレルギーの心配がない

ファイバーコアは、歯を守るための最適な支台であり、特に審美性を重視する治療や金属アレルギーのある方にとって、非常に有用な選択肢となります。

適切な症例にファイバーコアを活用することで、長期的に安定した口腔環境を維持し、患者の満足度を高めることが可能です。

ファイバーコアの治療は、根管治療を経て支台を築造し、最終的にクラウン(被せ物)を装着する流れで進行します。治療の各ステップを詳しく解説します。

STEP1:診査・診断(レントゲン・口腔内検査)

まず、治療が必要な歯の状態を詳しく確認するために、診査・診断が行われます。

診査の流れ

  • 視診・触診:歯の状態、むし歯や歯の破折の有無を確認
  • レントゲン撮影:歯根の状態、むし歯の進行度、歯の残存量を確認
  • CTスキャン(必要に応じて):歯根の形状や周囲組織の状態を詳細に分析

診断のポイント

  • 根管治療が必要かどうかを判断
  • どのタイプのコア(支台)が最適かを決定(ファイバーコア or メタルコア)
  • 治療計画を立案し、患者に説明

この診査の段階で、ファイバーコアの適応があるかどうかが決まります。

STEP2:根管治療

ファイバーコアを装着する前に、根管治療(歯の神経を取り除く治療)が必要になります。

根管治療の手順

  1. むし歯や感染部分を除去:感染した歯質を削り、根管の中の細菌を取り除く
  2. 根管の拡大・清掃:根管内を専用の器具で広げ、細菌の除去を徹底する
  3. 根管内の消毒:薬剤を使用し、感染を防ぐ
  4. 根管充填(密封):根管内に専用の充填剤を詰め、再感染を防ぐ

根管治療の精度が低いと、治療後に再感染が起こる可能性があるため、精密な治療が求められます。

STEP3:ファイバーコアの装着

根管治療が完了した後、ファイバーコアを装着します。

ファイバーコアの築造プロセス

  1. 土台の形成:歯の形を整え、ファイバーコアが適切に装着できるようにする
  2. 接着処理:歯質とファイバーコアを強固に接着するため、専用の接着剤(レジンセメント)を塗布
  3. ファイバーコアの装着:歯根内にファイバーコアを挿入し、接着材で固定
  4. 形の調整:クラウンが適合しやすいようにコアの形を整える

このステップが治療の成功を左右する重要な工程となります。接着が不十分だと、クラウン装着後に脱落するリスクが高まるため、精密な処置が求められます。

STEP4:クラウンの装着

ファイバーコアがしっかりと固定されたら、次にクラウン(被せ物)を装着します。

クラウン装着の流れ

  1. 型取り(印象採得):歯の形を精密に採取し、クラウンを作製
  2. 仮歯の装着(必要に応じて):最終的なクラウンが完成するまでの間、仮歯を装着
  3. クラウンの作製(1~2週間):歯科技工士がセラミックやジルコニアのクラウンを作成
  4. 適合確認と調整:クラウンの形やかみ合わせを確認し、微調整
  5. クラウンの装着:セメントで固定し、最終的な調整を行う

オールセラミッククラウンを使用する場合、ファイバーコアと組み合わせることで、より自然な見た目と長期的な耐久性を確保できます。

治療期間と費用の目安

治療期間

ファイバーコアを用いた治療は、根管治療の有無によって期間が変わります。

  • 根管治療が必要な場合3~5回の通院(約1~2ヶ月)
  • 根管治療済みの場合2~3回の通院(約2~3週間)

治療期間は個々の症例によって異なり、複雑な根管治療が必要な場合はさらに長引くことがあります。

費用の目安

ファイバーコアの費用は、保険診療か自費診療かによって大きく異なります

治療項目保険適用自費診療の相場
ファイバーコア(保険適用)約1,000~3,000円-
ファイバーコア(自費)-約10,000~30,000円
クラウン(保険:CAD/CAM冠)約5,000~10,000円-
クラウン(オールセラミック)-約80,000~150,000円
  • 保険診療ではレジン(プラスチック)にファイバーを含んだ支台が使用されるため、強度がやや劣ることがあります。
  • 自費診療では、より強度の高いグラスファイバーコアが使用されるため、耐久性や審美性が向上します。
  • クラウンの種類によっても費用が異なり、オールセラミックは高額になりますが、長期的な審美性・耐久性に優れています

当院のファイバーコアの費用

保険治療

保険適用です。

種類金額 ※単位:保険点数
直接法前歯・小臼歯:212~281点
大臼歯:250~319点
間接法前歯・小臼歯:234~303点
大臼歯:272~341点
※ 1点は10円です。2016年から保険適用になりました。

自費治療

保険適用外です。


治療内容
内訳値段
ファイバーコア前歯・奥歯共通 グラスファイバー¥20,900 (税抜き ¥19,000)
※ ファイバーコアが保険適用とならない場合は自費の被せ物(メタルボンドやオールセラミッククラウンなど)を行なった場合です。

まとめ:ファイバーコア治療の流れ

治療ステップ内容
STEP1:診査・診断レントゲン・CTで歯根や歯質の状態を確認
STEP2:根管治療感染部分を除去し、根管を消毒・密封
STEP3:ファイバーコアの装着コアを接着し、クラウンの土台を形成
STEP4:クラウンの装着最終的な被せ物を固定し、治療完了

ファイバーコアを使用することで、歯の寿命を延ばし、審美性や機能性を向上させることが可能です。治療を受ける際は、適切な診断と治療経験の豊富な歯科医院を選ぶことが重要です。

メタルコアとは?

メタルコアの種類と素材の違い

メタルコアの種類と素材の違い
メタルコアの種類と素材の違い
  • 1. 自費診療で使用される貴金属(白金加金)
  • 2. 保険診療で使用される銀合金(非貴金属)

貴金属メタルコアの実際の症例紹介

右上顎第1番に白金加金のメタルコアを装着
上顎第1番に白金加金のメタルコアを装着

左上顎第1番に白金加金のメタルコアを装着
上顎第1番に白金加金のメタルコアを装着

他の2歯はファイバーコアを装着しています。

貴金属メタルコアとメタルボンドの症例

上顎1番に白金加金のメタルコアを装着
上顎1番に白金加金のメタルコアを装着

白金加金の土台が歯根に装着された状態です。この状態で歯型を採り、クラウン(メタルボンドやジルコニア)などが装着されます。

メタルボンドを装着
メタルボンドを装着

白金加金のメタルコアの上にメタルボンドをセットした写真です。

貴金属メタルコアと銀合金メタルコアのメリット・デメリット

1. 貴金属メタルコアのメリット

耐久性が高い

  • 白金加金などの貴金属は腐食しにくく、長期的に安定した強度を維持できる。

歯との適合性が良い

  • 精密に加工できるため、歯と密着しやすく、二次う蝕(むし歯の再発)のリスクが低い。

金属アレルギーが起こりにくい

  • 貴金属は生体親和性が高く、アレルギーのリスクが低い。

歯根破折リスクが比較的低い

  • 銀合金に比べると、適度な弾性があり、歯根にかかる負担を軽減できる。

2. 貴金属メタルコアのデメリット

費用が高い

  • 自費診療のため、保険適用の銀合金メタルコアよりも費用がかかる(数万円~)。

審美性が低い

  • 金属なので光を透過せず、クラウンの透明感に影響を与える可能性がある。
  • 歯ぐきが下がると、金属が露出して審美性を損なうことがある。

3. 銀合金メタルコアのメリット

保険適用でコストが安い

  • 健康保険の適用内で治療できるため、治療費を抑えられる。

強度が高い

  • 硬く、強度があるため、特に奥歯など強い力がかかる部分に適している。

4. 銀合金メタルコアのデメリット

歯根破折のリスクが高い

  • 伸縮性がなく、楔(くさび)効果により歯根に強い負荷がかかるため、歯根破折を引き起こしやすい。

金属アレルギーのリスクがある

  • 銀合金にはニッケルやパラジウムが含まれることがあり、金属アレルギーを引き起こす可能性がある。

歯ぐきの黒ずみ(メタルタトゥー)を引き起こす

  • 銀イオンが歯ぐきに沈着し、黒ずみの原因となる。

審美性が低い

  • 光を透過しないため、オールセラミッククラウンと併用すると、色調が不自然になることがある。

5. まとめ:どちらを選ぶべきか?

選択基準貴金属メタルコア銀合金メタルコア
費用高い(自費診療)安い(保険適用)
耐久性高い(長持ちする)比較的高い
歯根破折リスク低い(歯に優しい)高い(破折しやすい)
金属アレルギーほぼなしリスクあり
審美性低い(色が透ける)低い(メタルタトゥーのリスク)

審美性・安全性を重視する場合は貴金属メタルコア、費用を抑えたい場合は銀合金メタルコアを選択することが一般的。
ただし、近年では金属を使用しないファイバーコアが主流となっており、審美性・歯根の健康を考えるとファイバーコアが推奨されるケースが増えている。

6. メタルコアの除去の難しさ

メタルコアは根管治療を行った後で装着するのが普通ですが、歯根嚢胞ができるなど再根管治療が必要になることがあります。 この場合にはメタルコアを除去する必要がありますが、 金属は硬いので外すのが極めて困難な症例があります。

ファイバーコアとメタルコアは、それぞれ異なる特性を持つため、患者の状態や治療の目的に応じて適切な選択が求められます。本章では、「強度」「審美性」「長期的な予後」の3つの観点から、どちらを選ぶべきかを詳しく比較します。

強度の比較(折れやすさ)

ファイバーコアの強度と特徴

  • 適度な弾性があるため、噛む力を分散しやすい
  • 歯根にかかる負担を軽減し、歯根破折のリスクを低減
  • 長期間使用しても歯の強度を保ちやすい

メタルコアの強度と特徴

  • 非常に硬く、強度が高いため、前歯・奥歯の強い咬合力に耐えられる
  • しかし、硬すぎるため歯根に応力が集中し、歯根破折のリスクが高まる
  • 一度破折すると修復が困難で、最悪の場合は抜歯が必要になることもある

結論:どちらを選ぶべきか?

状況選択すべきコア
歯根破折のリスクを抑えたいファイバーコア
強い咬合力がかかる前歯・奥歯メタルコア(必要に応じて)

一般的に、前歯や小臼歯ではファイバーコアが推奨され、強い力がかかる奥歯ではメタルコアが検討されることもある。しかし、最近では強度の高いファイバーコアも開発されており、奥歯でも使用できるケースが増えている。

審美性の比較(見た目の違い)

ファイバーコアの審美性

  • 光透過性があるため、天然歯と同じような色調を維持できる
  • オールセラミッククラウンとの相性が良く、より自然な見た目を実現できる
  • 特に前歯など目立つ部分の治療に適している

メタルコアの審美性

保険のメタルコアが原因のメタルタトゥー
保険のメタルコアが原因のメタルタトゥー
メタルコアが原因のメタルタトゥー
メタルコアが原因のメタルタトゥー
  • 金属色が透けて見えることがあり、特にオールセラミッククラウンでは審美性が損なわれる
  • 歯ぐきが下がると、金属が露出することがある
  • クラウンと歯ぐきの境目が黒ずむ「メタルタトゥー」のリスクがある
ファイバーコアならメタルタトゥーが発生しない
  • ファイバーコアは金属を含まないため、メタルタトゥーができることはない。
  • 審美性を重視する前歯や歯ぐきの変色を避けたい場合に最適。
メタルコアによるメタルタトゥーの発生メカニズム
  • 保険適用の銀合金メタルコアは、銀イオンを放出する。
  • 銀イオンが歯ぐきに沈着し、徐々に黒く変色することでメタルタトゥーが形成される。
  • 見た目が刺青のようになるため、審美的な問題を引き起こす。
銀イオンが歯根に与える悪影響
  • 銀イオンは歯根にも入り込み、歯を脆くする要因となる。
  • 長期的に見ると、歯の耐久性が低下し、破折のリスクが高まる可能性がある。
メタルタトゥーの除去方法
  1. メタルコアを除去し、ファイバーコアに変更する。
    • 属を取り除くことで、歯ぐきの色が徐々に自然なピンク色へ戻る。
  2. 歯ぐきの黒ずみが強い場合は追加治療が必要。
    • 歯肉移植による色の改善。
    • レーザー治療を用いたメラニン除去。

結論:どちらを選ぶべきか?

状況選択すべきコア
見た目を重視したい(前歯・小臼歯)ファイバーコア
奥歯で審美性をそれほど気にしない場合メタルコアも選択肢に入る

特に前歯や笑ったときに見える部分の治療では、ファイバーコアが圧倒的に有利です。

長期的な予後の比較(歯の寿命に与える影響)

ファイバーコアの長期的な影響

  • 歯根破折リスクが低いため、歯の寿命を延ばしやすい
  • 将来的に再治療が必要になった場合、除去が比較的容易で歯へのダメージが少ない
  • 金属アレルギーや電流(ガルバニー電流)のリスクがないため、口腔内環境を良好に保てる

メタルコアの長期的な影響

  • 金属の硬さが歯根に負担をかけ、破折を引き起こしやすい
  • 歯根破折が起こると、多くの場合抜歯が必要になるため、長期的な予後は不安定
  • 一度装着すると除去が難しく、再治療時に歯を大きく削る必要がある

結論:どちらを選ぶべきか?

状況選択すべきコア
長期的に歯を残したい場合ファイバーコア
強度が必要で、他の選択肢がない場合メタルコア(慎重に選択)

長期的な歯の健康を考えた場合、ファイバーコアの方が有利であり、歯の寿命を延ばす可能性が高い

まとめ:ファイバーコア vs メタルコアの比較表

比較項目ファイバーコアメタルコア
強度適度な弾性があり歯根破折リスクが低い非常に硬いが歯根に負担がかかりやすい
審美性光透過性があり自然な仕上がり金属色が透けやすく審美性に欠ける
長期的な予後歯根に優しく、再治療しやすい破折のリスクが高く、抜歯が必要になることもある
適応部位前歯・小臼歯・審美性重視のケース奥歯(特に強い噛み合わせが必要な場合)
金属アレルギーなしあり(アレルギー反応が出ることがある)

最終的な結論:どちらを選ぶべきか?

ファイバーコアがおすすめのケース

審美性を重視する(前歯・小臼歯)
歯根破折を防ぎ、歯の寿命を延ばしたい
金属アレルギーがある、または気になる
将来的に再治療の可能性を考慮したい

メタルコアがおすすめのケース

強い咬合力がかかる奥歯で、特に強度が必要な場合
保険診療の範囲内で治療を希望する場合
歯質が極端に少なく、メタルコアで補強する必要がある場合

結論

長期的な歯の健康を考えた場合、ファイバーコアの方が優れた選択肢となることが多い。
特に、歯根破折のリスクを軽減できること、審美性が高いこと、再治療がしやすいことは大きなメリットです。

一方で、強い咬合力がかかる奥歯などではメタルコアが適するケースもあるため、治療を受ける歯科医師と相談し、自分にとって最適な選択をすることが重要です

ファイバーコアに関して、患者さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

Q1. ファイバーコアはどのくらい持つの?

耐久年数の目安

ファイバーコア自体の耐久性は高く、適切な治療とケアを行えば10年以上の長期使用が可能です。しかし、寿命は以下の要因によって左右されます。

寿命に影響を与える要因

  1. 噛み合わせの強さ
    • 強い咬合力がかかる奥歯では、摩耗や破損のリスクが高まることがあります。
  2. 根管治療の精度
    • 根管治療が適切に行われていないと、感染が再発し、治療のやり直しが必要になることがあります。
  3. クラウンとの適合性
    • ファイバーコアとクラウンの適合が悪いと、脱離や破損、二次カリエスの原因になります。
  4. 日常のケア
    • 適切なブラッシングと定期的な歯科検診を受けることで、コアとクラウンの寿命を延ばせます。

メタルコアとの比較

項目ファイバーコアメタルコア
耐久年数約10~15年(適切な管理で長持ち)10年以上(ただし歯根破折のリスクあり)
破損リスク弾性があるため折れにくい硬すぎて歯根破折を起こしやすい

ファイバーコアは歯根破折のリスクを抑えながら、長期間安定した状態を維持できるため、長期的な予後の観点から推奨されることが多いです。

Q2. ファイバーコアを装着した後に再治療は可能?

再治療の可能性

ファイバーコアは適切に除去できるため、再治療が可能です。メタルコアと比較して、再治療時の負担が少なく、歯を大きく削る必要がないのがメリットです。

再治療が必要になるケース

  • 根管の再感染が起こった場合
    → ファイバーコアを慎重に除去し、再度根管治療を行う。
  • クラウンが外れたり、適合が悪くなった場合
    → コアを調整し、新しいクラウンを装着。
  • 歯根が損傷した場合
    → 破折の程度によっては、保存できる可能性がある。

メタルコアとの違い

項目ファイバーコアメタルコア
再治療のしやすさ除去が容易で歯への負担が少ない除去が困難で歯を大きく削る必要がある
歯の保存率高い(歯根にやさしい)低い(歯根破折のリスクあり)

そのため、将来的な治療の選択肢を広げたい場合は、再治療がしやすいファイバーコアの方が有利といえます。

Q3. 保険適用されるファイバーコアと自費診療の違い

保険適用のファイバーコア

  • レジン(樹脂)に少量のファイバーを混ぜたもの
  • 耐久性や強度が自費のものに比べてやや劣る
  • 基本的にCAD/CAM冠や一部のクラウンと併用する形で使用
  • 費用:1,000円~3,000円程度(3割負担の場合)

自費診療のファイバーコア

  • 純度の高いグラスファイバーを使用し、より強度が高い
  • オールセラミッククラウンと組み合わせることで、審美性を最大限に活かせる
  • 金属アレルギーのリスクゼロ&長期的な予後が良い
  • 費用:10,000円~30,000円程度

どちらを選ぶべき?

選択基準保険適用自費診療
コストを抑えたい△(高額)
耐久性を重視したい◎(強度が高い)
審美性を重視したい(前歯など)◎(自然な見た目)
金属アレルギーのリスクを避けたい

審美性や耐久性を重視する場合は、自費診療のファイバーコアを選ぶのがおすすめです。

Q4. ファイバーコアが適用できないケースは?

適用できない主なケース

  1. 歯根の状態が極端に悪い場合
    • 歯根が大きく破折している場合、ファイバーコアでは補強ができず、抜歯が必要になることがある。
  2. 咬合力が極めて強い場合(特に奥歯)
    • 強い咬合力がかかる奥歯では、メタルコアの方が適しているケースもある。
  3. 歯質がほとんど残っていない場合
    • 支台を作るための歯質が不足していると、ファイバーコアを適切に固定できない。
  4. 根管治療が適切に行われていない場合
    • 根管内に感染が残っていると、コア装着後に再感染のリスクが高まる。

代替案

  • 強度が必要な場合 → メタルコアを検討
  • 歯質が少ない場合 → 補強処置(築盛など)を行ってからファイバーコアを装着

結論:ファイバーコアを選ぶ前に確認すべきこと

条件ファイバーコア適応代替治療
歯根が健全である×
咬合力が強すぎないメタルコア
歯質が十分に残っている歯質補強後に対応
根管治療が適切に行われている根管再治療後に対応

ファイバーコアの適応可否は、歯の状態によるため、歯科医師としっかり相談することが重要です。

まとめ

ファイバーコアは審美性や耐久性に優れていますが、適応できる症例には限りがあります。適切な診断を受けた上で、自分に合った治療法を選択することが大切です。

ファイバーコアは、審美性・耐久性・安全性の面で非常に優れた支台築造法です。特に、前歯の治療や金属アレルギーのある方に適しており、長期的な予後を考えた場合の最適な選択肢となります。本章では、これまでのポイントを振り返り、ファイバーコアの利点と注意点についてまとめます。

ファイバーコアは審美性と耐久性に優れた治療法

ファイバーコアは、メタルコアと比較して見た目が自然で、歯根にやさしいというメリットがあります。

審美性の向上

  • 光透過性があり、オールセラミッククラウンとの相性が抜群
  • 金属色が透けず、歯ぐきの黒ずみ(メタルタトゥー)の心配がない
  • クラウンとの境目が自然に仕上がるため、審美性を重視する方に最適

耐久性と歯の保護

  • 適度な弾性を持つため、歯根破折のリスクを低減
  • 再治療が必要になった場合でも、歯を大きく削ることなく対応可能
  • 長期間の使用が可能で、歯の寿命を延ばしやすい

このように、ファイバーコアは美しさだけでなく、歯を守る機能面でも優れている治療法です。

金属アレルギーがある方には特におすすめ

メタルコアは金属を含んでいるため、金属アレルギーの方には適さないケースがあります。一方、ファイバーコアはグラスファイバーとレジン(樹脂)で作られているため、金属アレルギーのリスクがゼロです。

金属を使用しないことのメリット

金属アレルギーの心配がない
口腔内の電流(ガルバニー電流)が発生しないため、違和感が少ない
金属の溶出による歯ぐきの黒ずみ(メタルタトゥー)が発生しない

金属アレルギーのリスクがある方はもちろん、「できるだけ金属を使いたくない」と考える方にもファイバーコアは最適です。

専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる歯科医院を選ぶことが大切

ファイバーコアは、精密な接着技術と適切な治療計画が求められるため、歯科医の技術によって成功率が左右される治療法です。そのため、信頼できる歯科医院を選ぶことが非常に重要です。

歯科医院選びのポイント

🔹 ファイバーコアの実績が豊富かどうか
🔹 根管治療の精度が高いかどうか(マイクロスコープやCTを使用しているか)
🔹 オールセラミックやジルコニアクラウンなど、審美歯科治療にも対応しているか
🔹 丁寧なカウンセリングがあり、患者の希望を尊重してくれるか

ファイバーコアは、適切に装着されなければ脱離や破損のリスクがあります。治療の成功率を高めるためには、経験豊富な歯科医院で治療を受けることが大切です。

総合的な結論

「ファイバーコアは、審美性・耐久性・安全性に優れた支台築造法であり、特に金属アレルギーのある方や前歯の治療に最適。ただし、専門的な技術が必要なため、信頼できる歯科医院で治療を受けることが重要。」


ファイバーコアは、歯の寿命を延ばし、健康的な口腔環境を維持するための大切な治療法の一つです。適切な診断と治療を受けることで、より美しく、より長持ちする歯を手に入れることができます

江戸川区篠崎でファイバーコア治療をご希望の方へ

江戸川区篠崎の当院では、**金属を使わない「ファイバーコア治療」**を提供しています。ファイバーコアは、歯根破折のリスクを軽減し、審美性に優れた最新の支台築造法です。

金属アレルギーの心配がない
歯ぐきの黒ずみ(メタルタトゥー)を防ぐ
オールセラミッククラウンと組み合わせて自然な仕上がりに

江戸川区篠崎で歯の審美性や健康を考えた治療をお探しの方は、ぜひ当院へご相談ください! 専門的な診断と精密な治療で、あなたの大切な歯を長持ちさせるサポートをいたします。

【動画】歯茎の出来物、フィステル、口内炎、口腔癌の見分け方

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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