ダイアグノデントペンで進める削らない虫歯治療
出来るだけ削らないMI治療
MI治療とは『ミニマルインターベンション(Minimal Intervention)』の略で、虫歯の治療において、歯や歯髄への侵襲を最小限に抑え、悪くなった所だけを削除して充填する治療法です。
MI治療に活躍するのがダイアグノデントペンです。江戸川区篠崎駅前の歯医者・ふかさわ歯科クリニック篠崎では出来るだけ削らない・痛くない虫歯治療にこだわっています。虫歯が出来てお悩みの方はぜひ、当院に遠慮なくご相談ください。
ダイアグノデントペンとは
虫歯の進行度を数値化
ダイアグノデントペンは低出力の半導体レーザーを初期虫歯に照射して蛍光反射を測定し、虫歯の進行度を数値化する光学式う蝕検出装置で、保険診療の対象となっています。
チェアサイドで簡単に出来るため痛みもなく、子供や妊婦の方にも安心して使用できます。
客観的な数値データをもとに「経過観察」か「MI治療」なのかの可否を正確に判断できます。
測定値と診断基準
測定結果は「00 〜99」までの数値でデジタル表示され客観性が高い。
00〜12 | 歯磨き指導を行い経過観察します。 周辺の歯に初期虫歯の既往がある場合にはフッ素塗布やフィッシャーシーラント処置を行います。 |
13〜24 | 歯磨き指導と定期的なフッ素塗布を行います。数値が大きいほどメインテナンスの間隔を短縮します。 |
25~ | 初期虫歯と診断し、コンポジットレジン修復を行います。 |
ダイアグノデントペンで虫歯チェック例
奥歯の歯間の虫歯
口腔内写真の向かって左側の5番と6番の間、6番と7番の間に初期虫歯が出来ています。すべて25を超えているのでコンポジットレジン充填で治療します。
右側の6番の手前側の歯間にも初期虫歯が出来ています。測定値は20なのでフッ素塗布や歯磨き指導を行い、予後観察とします。
前歯の初期虫歯
上顎前歯の犬歯から犬歯の歯の根元近くが白濁しています。ダイアグノデントペンの数値はすべて12以下なので予後観察とします。
初期虫歯は削って詰めるのではなく、フッ素やキシリトール、MIペーストなどを使って再石灰化を図ります。
また、白濁した所が審美的に気になる場合はアイコンで治療することもできます。
デンタルレントゲンによる虫歯診断
上顎奥歯6番と7番の歯間部の虫歯
奥歯の歯間部の虫歯はデンタルレントゲンで診断することもあります。レントゲン写真は6番と7番の間にC2の虫歯が出来ています。
歯茎スレスレに虫歯が出来ているため視診では発見しにくい虫歯です。
ダイアグノデントペンでは2種類のプローブがあり、隣接面用のプローブで計測します。
下顎奥歯6番の歯間の虫歯
デンタルX線写真では下顎奥歯6番の歯間部にC2の虫歯が写っています。口腔外からは見つけにくい場所にあります。
ダイアグノデントペンとX線画像と合わせて総合的に診断します。
なるべく削らない低侵襲治療をご希望の方へ
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、患者様の大事な歯を一生維持していただけるよう、なるべく天然歯を削らない治療(低侵襲治療)を心掛けダイアグノデントペンなど様々な対策や工夫を実施しております。
江戸川区篠崎にて健康な歯質の保存治療にこだわった低侵襲治療をご希望の方は、当院までお気軽にご相談ください。スタッフ一同お待ちしております。
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。