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「歯に詰め物を入れましょう」と言われたけれど――
インレーって何?銀歯になるの?痛いの?費用は?
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

インレー治療は、虫歯で削った部分に“ぴったり合う詰め物”をはめて、噛む機能や見た目を回復させる方法です。使われる素材や費用、治療の流れによって、仕上がりや満足度が大きく変わってきます。

この記事では、保険と自費の違いから、素材ごとの特徴、クラウンやレジン充填との違い、そして最新のCAD/CAM技術まで、インレー治療に関する情報をわかりやすく解説します。

「銀歯が目立つのが気になる…」「できるだけ長持ちする詰め物がいい」「費用とのバランスで後悔したくない」
そんなお悩みを持つ方は、ぜひ最後までご覧ください。

【🎞️ 27秒】インレー治療で虫歯をしっかり修復!種類と特徴を解説

インレーとは何か?詰め物の定義と目的

インレーとは、虫歯で削った歯の一部分を補う「詰め物」の一種です。特に奥歯の咬む面など、比較的大きな欠損に対して使用されます。通常は歯型を取り、歯科技工所で作製されたインレーを後日、歯に接着して装着します。

目的は以下の3点です:

  • 欠損部の機能回復(噛めるようにする)
  • 見た目の回復(審美性)
  • 虫歯の再発防止などの保護的役割

レジン(直接充填)より耐久性が高く、クラウン(被せ物)よりも歯を削る量が少ないのが特徴です。

インレーが使われる主なケース(C2〜C3の虫歯など)

インレーが適応となるのは、**中等度からやや進行した虫歯(C2~C3)**のケースです。具体的には以下のような状況が該当します:

  • 奥歯の咬合面や隣接面に虫歯がある
  • 虫歯を削った後の穴(窩洞)が深いまたは広い
  • コンポジットレジンでは割れやすい部位

軽度の虫歯(C1など)ではレジン充填、重度(C4)ではクラウンになることもあるため、歯の損傷度合いに応じて最適な治療法が選ばれます

クラウンやレジン充填との違い

クラウンの例
クラウンの例
項目インレークラウンレジン充填
適応中程度の虫歯大きく欠けた歯小さな虫歯
削除量多い少ない
作成方法技工所で作製技工所で作製その場で充填
費用素材により変動素材により変動安価(保険対応)
審美性高〜中高〜中中〜低

インレーは、「歯をなるべく残したいが、耐久性も欲しい」という患者さんに適したバランスの取れた選択肢です。

インレーにはさまざまな素材があり、それぞれに特徴や適応があります。見た目や耐久性、費用などを比較しながら、自分に合った選択をしましょう。

🎨インレーの見た目

保険適用メタルインレー
保険適用メタルインレー

上顎小臼歯2本と第一大臼歯に保険適用インレーの金パラインレーが入っています。

金合金インレー
金合金インレー

上顎小臼歯2本と第一大臼歯に保険適用外の金合金インレーが入っています。第二大臼歯には金合金クラウンが入っています。

セラミックインレー
セラミックインレー

下顎第一大臼歯と第二大臼歯にセラミックインレーが入っています。よく見ないと入っているのが分かりません。

🪙 メタルインレー(金属)

特徴・メリット・デメリット

メタルインレーは、銀色の金属合金で作られた詰め物です。強度が非常に高く、奥歯の強い噛みしめにも耐えられるのが大きなメリットです。

メリット:

  • 噛む力に強い(長期間使用可能)
  • 保険適用で費用が安い

デメリット:

  • 見た目が目立つ(審美性が低い)
  • 金属アレルギーのリスクがある

パラジウム合金や金合金の違い

  • パラジウム合金:保険適用で使用される12%金銀パラジウム合金。硬くて丈夫ですが、金属アレルギーの原因になりやすい。
  • 金合金(金インレー):自由診療で使用。金の割合が高く、適合性・耐久性ともに非常に優れており、アレルギーリスクも低めです。

保険適用とその限界

保険適用の金属インレーはコスト面で優れていますが、審美性や金属リスクの点では限界があります。特に笑ったときに見える部位には向きません。

🧪 レジンインレー(樹脂)

プラスチック系素材の特性と使用部位

レジンインレーは、歯と似た色合いのプラスチック系素材で作られます。前歯に近い小臼歯部など、目立ちやすい部位に適しています

審美性と変色リスクのバランス

  • 自然な色味で目立ちにくい
  • 保険適用されるケースもあり、比較的安価

ただし、経年劣化による変色や摩耗が起きやすいため、長期使用には注意が必要です。奥歯などの咬合圧が強い部分では破損のリスクもあります。

💎 セラミックインレー

自由診療素材の中で人気の理由

セラミックインレーは、自然な色合いと透明感を持つ素材で、審美性を重視する方に最適です。耐久性も高く、変色しにくいため、長期的にも美しさが続きます。

ジルコニア vs e.max の選び方

  • e.max(リチウムディシリケート):審美性が高く、前歯や小臼歯向き
  • ジルコニア:硬くて丈夫、奥歯にも使用可能。ただし透明感はe.maxに劣る

両者とも自由診療ですが、見た目と強度のバランスで選ぶのがポイントです。

🧰 ハイブリッドインレー・CAD/CAMインレー

新素材の動向と持続可能性

ハイブリッドインレーは、セラミックとレジンの中間のような素材で、セラミックより柔らかく、レジンより硬いのが特徴です。摩耗性が低く、歯に優しい素材です。

保険適用CAD/CAMインレーの条件(2024年改定対応)

近年では、CAD/CAMシステムを活用した保険対応インレーも登場しました。デジタルスキャナーで歯型を採取し、院内または外部で迅速にインレーを製作できます。

2024年保険改定のポイント:

  • 第一・第二小臼歯に適用可能
  • 第一大臼歯は上下顎両側の7番目が全て残存し、左右の咬合支持がある患者に対し、過度な咬合圧が加わらない場合において適用可能
  • 金属アレルギー患者の場合、第二大臼歯にも適用拡大

今後はデジタル×保険対応素材の普及により、より多くの選択肢が広がることが予想されます。

インレー治療を検討する際、多くの方が悩むのが「保険と自費、どちらを選べばいいのか?」という点です。素材や見た目、費用などの違いを正しく理解し、自分に合った選択をしましょう。

💴 保険で使える素材・部位・費用目安

保険診療では、機能回復を目的とした最低限の素材と治療法が採用されます。

✅ 保険で認められている主な素材

  • 金銀パラジウム合金(銀歯)
  • 硬質レジン(小臼歯部)
  • CAD/CAMインレー(条件付き)

📍 適用される歯の部位

  • 小臼歯・大臼歯の咬合面・隣接面
  • 前歯は通常、レジン充填やクラウンが適用される

💰 費用の目安(3割負担)

  • メタルインレー:約2,000〜4,000円
  • レジンインレー:約1,500〜3,000円(適用条件あり)
  • CAD/CAMインレー:約4,000〜6,000円(条件を満たす場合)

審美性や耐久性に限界がある反面、経済的には負担が少ないのが特徴です。

💎 自由診療の価値とコストパフォーマンス

自由診療では、審美性・耐久性・快適性を追求できる素材と技術を選ぶことが可能です。

🌟 メリット

  • 歯の色に自然に馴染む美しい仕上がり
  • 材質の選択肢が豊富(セラミック・ジルコニア・金合金など)
  • 精密な型取りや接着操作による高精度な適合性

💰 自由診療の費用相場(1歯あたり)

素材費用目安(税込)
セラミックインレー40,000〜70,000円
ジルコニアインレー50,000〜80,000円
金合金インレー60,000〜90,000円

※価格は医院や地域により異なります

長期間安定した使用ができる点で、結果的に再治療のリスクが下がり、トータルコストが抑えられる可能性もあります。

🤔 保険と自費の選び方シミュレーション(Q&A形式)

Q1:人前で口を開けることが多く、見た目が気になります。
→ **A:セラミックインレーなどの自由診療が最適です。**特に小臼歯などは笑ったときに見えるため、白い素材を選ぶと印象が良くなります。

Q2:噛む力が強い奥歯なので、強度が心配です。
→ **A:金属インレーまたはジルコニアがおすすめです。**強度と耐久性を重視するなら、奥歯は審美性より機能性を優先しましょう。

Q3:とにかく費用を抑えたい。最低限の治療でいい。
→ **A:保険適用のメタルインレーが適しています。**目立つことはありますが、基本的な咬合機能は問題ありません。

Q4:金属アレルギーがあります。保険でも対応できますか?
→ **A:可能です。**2024年の制度改定により、金属アレルギーの診断書があれば、CAD/CAMインレーで保険治療が可能になっています。

虫歯や歯の欠損に対する治療には、インレー・クラウン・レジン充填などいくつかの選択肢があります。それぞれの適応症・治療範囲・耐久性をしっかり理解することで、最適な治療を選ぶことができます。

📊 適応症・治療範囲・耐久性の比較表

項目レジン充填インレークラウン
治療範囲小さな虫歯(C1)中等度の虫歯(C2〜C3)歯の大部分が損傷(C3〜C4)
削る範囲最小限欠損部を適合させる程度歯全体を覆うように大きく削る
審美性△〜○(経年変色あり)○〜◎(素材により異なる)◎(セラミック等を使用時)
耐久性△(数年単位)○(5〜10年が目安)◎(10年以上も可能)
作成工程その場で充填型取り・技工所で作製型取り・技工所で作製
費用(保険3割)数百〜数千円2,000〜5,000円程度約5,000〜10,000円前後

✅ インレーが向いているケース/クラウンが必要なケース

🔹 インレーが向いているケース

  • 虫歯の範囲が部分的で、健康な歯質が多く残っている
  • 咬合面や隣接面に深めのC2〜C3虫歯がある
  • 機能回復+見た目のバランスを取りたい方
  • レジン充填では耐久性に不安があるケース

🔸 クラウンが必要なケース

  • 虫歯で歯の大部分が損傷している(C3後期〜C4)
  • 根管治療(神経除去)後で歯がもろくなっている
  • 歯にヒビ・破折があり、全体的に保護する必要がある
  • 強い噛みしめや歯ぎしりのある方

POINT:
クラウンは歯の「かぶせ物」全体を覆う治療、インレーは**「つめ物」として部分的に補う**治療です。残っている歯の量が判断の基準になります。

🧪 レジン充填とインレーの線引きはどこ?

レジン充填(直接法)は、虫歯を削った後にその場でプラスチック樹脂を詰めて硬化させる治療です。

**インレー(間接法)**は、一度歯型を取り、技工所で作った補綴物を後日装着します。

✅ レジン充填が適しているケース

  • ごく初期の虫歯(C1〜浅いC2)
  • 咬合力が弱く、欠損部が狭い場合
  • 時間や費用を抑えたい場合

⚠ インレーが必要なケース

  • 深く広がったC2以上の虫歯
  • 咬合力が強く、レジンでは割れるリスクが高い
  • 再治療や審美性を考慮して高精度な治療を求める場合

インレー治療は「その場で詰める」直接法ではなく、歯型を取って技工所で作製する間接法です。以下の流れで進みます。

📝 STEP1:診断と治療計画

🔍 レントゲン診断・カウンセリング・素材の選択

まず、虫歯の進行度を正確に把握するため、レントゲン撮影を行います。これにより、表面だけでなく、歯の内部や隣接面の虫歯の広がりも確認できます。

虫歯の進行度を正確に把握
虫歯の進行度を正確に把握

その後、歯科医師とカウンセリングを行い、

  • 適応部位
  • 素材の選択(保険 or 自費)
  • 費用やスケジュール

などを確認しながら、治療方針を決定します。

🦷 STEP2:虫歯除去と形成

🛠️ 窩洞形成の工夫とアンダーカット回避

虫歯部分を丁寧に削り取った後、インレーがしっかりはまるように窩洞(かどう)と呼ばれる穴の形を整えます

虫歯除去と形成
虫歯除去と形成
  • インレーが脱落しにくい形状に仕上げる
  • 材質に応じて接着面を広くとる
  • アンダーカット(くびれ部分)を避けるよう形成

インレーは精密なフィットが命なので、形成段階の丁寧さがその後の予後に大きく関わります。

🏗️ STEP3:型取りと技工製作

📏 アナログ vs デジタル印象(スキャナー使用)

形成後に型取り(印象採得)を行います。

  • アナログ印象:シリコン印象材で型を採る方法。汎用性が高く、保険診療で多く使用。
  • デジタル印象:口腔内スキャナーを使って3Dデータを取得。CAD/CAMインレーでは主流になりつつある方法で、嘔吐反射が強い方にも好評です。

取得した型をもとに、歯科技工所または院内ミリング機でインレーが作製されます。素材によって製作期間は1〜2週間が目安です。

🧴 STEP4:試適とセメント合着

🦷 かみ合わせ・接触点調整と合着の注意点

完成したインレーを**口腔内に試適(仮合わせ)**し、

  • 隣の歯との接触の強さ(コンタクト)
  • 噛み合わせの高さ(咬合)
  • 見た目や段差の有無

などを確認したうえで、問題がなければ専用の接着剤(セメント)で固定します。

試適とセメント合着
試適とセメント合着

特にセラミックなどの自費素材では、防湿(唾液が入らないようにする処置)が重要で、合着精度に大きく関わります。

📆 治療期間の目安

📅 素材別の所要回数と時間

素材通院回数期間の目安
保険メタル2回約1〜2週間
セラミック2回約1〜2週間
CAD/CAM1〜2回即日〜1週間程度

※条件やクリニック体制により異なります。CAD/CAMは院内設備があると即日装着も可能です。

😌 痛みや不安への対処法

💉 麻酔・鎮痛対策/リラックスできる対応とは

虫歯除去や形成時には局所麻酔を行うため、痛みは最小限です。処置後に鈍痛や違和感を感じることもありますが、通常は1〜3日で落ち着きます

また、不安を感じる患者さんには:

  • 治療前の丁寧な説明
  • 声かけをしながら進める配慮
  • 表面麻酔などの工夫

などを行い、リラックスして治療を受けられる環境づくりを心がけています。

インレー治療では、素材によって費用も寿命も大きく異なります。短期的なコストだけでなく、長期的な耐久性や再治療リスクも含めて判断することが大切です。

📊 素材別の費用レンジ(保険・自費)

素材タイプ費用目安(1本)特徴
メタルインレー(保険)約3,000〜5,000円(3割負担)強度が高いが、見た目が目立つ
CAD/CAMインレー(保険)約4,000〜6,000円(条件あり)見た目が自然で、金属不使用
セラミックインレー(自費)約30,000〜80,000円審美性・耐久性に優れる
金合金インレー(自費)約60,000〜90,000円高い適合性と長期使用に対応

※価格は医院や地域、素材グレードによって異なります。

💡 自由診療は高額に見えますが、長期的な安定性を考えると「結果的に経済的」という選択肢にもなり得ます。

⏳ 寿命を延ばすために必要なケア

インレーの寿命は、素材の強さだけでなく、日常のケアと定期的なチェックによって大きく変わります

🦷 自宅でできるケアのポイント

  • フロスや歯間ブラシを毎日使用し、インレーの周囲に歯垢をためない
  • 噛み合わせが強い人は**就寝時のマウスピース(ナイトガード)**の装着を検討

🦷 歯科医院での定期メンテナンス

  • 最低でも6ヶ月に1回の定期検診がおすすめ
  • 歯科医師がインレーのフィットや接着の劣化をチェック
  • 噛み合わせの調整やクリーニングにより、再虫歯(2次う蝕)を予防

📌 インレーの平均寿命は5〜10年と言われていますが、適切なケアと定期管理を行うことで10年以上使えるケースも多くあります

「見た目が気になる」「すぐ外れてしまった」「思ったより高くついた…」
そんな後悔をしないためには、素材選びのポイント歯科医院の見極め方を知っておくことが大切です。

🧩 自分に合った素材を選ぶコツ

インレー素材には、保険適用の金属や樹脂から、自費診療のセラミックや金合金までさまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った素材を選びましょう。

素材選びの基準:

  • 👀 見た目を重視 → セラミックやハイブリッドインレー
  • 💪 噛む力が強い/長持ちさせたい → 金合金 or ジルコニア
  • 💰 費用を抑えたい → 保険のメタルインレー or CAD/CAM(条件付き)
  • 🌿 金属アレルギーが心配 → セラミック・ハイブリッドがおすすめ

📌 部位(前歯か奥歯か)、噛み合わせ、生活スタイルを歯科医としっかり共有することで、最適な素材が選べます。

インレー治療は近年、デジタル技術や環境配慮型素材の登場により、大きく進化しています。ここでは、治療の利便性や素材選びの幅を広げる、最新トピックをご紹介します。

🖥️ CAD/CAM技術とインレーの進化

かつてのインレー治療は、シリコン印象材による型取りと、技工所での手作業が主流でした。しかし現在では、CAD/CAM(キャドカム)技術の導入により、よりスピーディで高精度な治療が可能になっています。

✅ 型取り不要?デジタルの利便性

  • 口腔内スキャナーで数分間スキャンするだけで、従来の粘土のような型取りが不要
  • そのデータを元に、3D設計ソフトで精密なインレーを設計・製作
  • 即日装着も可能な医院もあり、通院回数の削減につながる

⚠ 注意点・デメリット

  • スキャナー機器の有無により、対応医院が限られる
  • デジタルで作製するインレーは素材の選択肢が限られることも(特に保険診療)

💡 患者にとってのメリットは「スピード・精度・快適さ」。ただし、医院ごとの設備状況を確認することが大切です。

🌱 サステナブル素材の可能性

地球環境への配慮が求められる昨今、歯科医療でもサステナブル(持続可能)な素材の開発が進んでいます。

🌍 注目の新素材

  • 生分解性樹脂インレー:一定の条件下で分解されるプラスチック素材。環境負荷の低減に貢献。
  • リサイクル可能なセラミックブロック:ミリング時の廃材を再利用する動きも広がっています。

🧪 今後の可能性

  • 植物由来の樹脂材料の実用化に向けた研究が進行中
  • 人工知能(AI)による設計自動化により、より高精度・個別最適化された補綴物の実現へ

📝 これらは現時点で自由診療中心ではありますが、「環境にも体にも優しい」新たな選択肢として注目されています。

インレー治療に関する患者さんからの疑問や不安の中で、特によくある質問をピックアップしてお答えします。

❓ 銀歯が気になるけど交換できる?

はい、交換可能です。
保険診療で入れた金属のインレー(いわゆる「銀歯」)は、自由診療の白い素材(セラミックやハイブリッドレジン)に置き換えることが可能です。

ただし、以下の点に注意しましょう:

  • 銀歯を除去した後に虫歯の再発や歯のひび割れがないか確認が必要
  • セラミックなどに交換する場合は自費扱いとなるため、費用が発生します
  • 見た目だけでなく、フィット感や虫歯予防の観点からも有効

💡 銀歯が見えて気になる方は、前歯に近い小臼歯部の交換がおすすめです。

❓ なぜインレーは虫歯が再発しやすい?

これは、「インレーが悪いから」ではなく、インレーの周囲に汚れがたまりやすい構造だからです。

主な再発要因は以下の通りです:

  • 接着部(マージン)に歯垢(プラーク)や食べかすが残りやすい
  • 歯とインレーの境目に微小な段差や隙間が生じることがある
  • 歯磨き不足やフロス未使用による清掃不良

対策としては:

  • フロスや歯間ブラシを毎日使う
  • 6ヶ月に1回の定期検診で経過をチェック
  • インレーを長持ちさせるための精密な治療と定期メンテナンスが重要です

❓ つめた後に痛みが出たけど大丈夫?

つめた直後に以下のような軽い違和感や痛みを感じることは、比較的よくあります:

  • 冷たいものや熱いものにしみる(知覚過敏)
  • 噛んだ時に軽い痛みがある
  • 歯ぐきの周囲に圧痛や炎症がある

これらは数日〜1週間以内に自然におさまるケースがほとんどです。

📌 ただし、以下のような症状がある場合は再診をおすすめします:

  • 痛みがどんどん強くなる
  • 噛めないほどの違和感が続く
  • ズキズキするような持続痛がある
  • インレーが外れた、違和感がある

🦷 必要であれば、高さの調整や再接着などの処置を行いますので、無理せず早めにご相談ください

📍 江戸川区篠崎でインレー治療をご検討の方へ

「銀歯を目立たなくしたい」「しっかり噛める詰め物にしたい」「精度の高い治療を受けたい」
そのようなお悩みをお持ちの方は、江戸川区篠崎の地域密着型クリニックである当院へぜひご相談ください。

💡 保険から自費まで、幅広い素材に対応

当院では、以下の多様なインレー素材を取り扱っております:

  • 保険適用の金属インレー(パラジウム合金)
  • 条件付き保険適用のCAD/CAMインレー
  • 自費のセラミックインレー/ジルコニア/金合金

患者さまのご希望や予算、治療部位に合わせて、見た目・強度・費用のバランスが取れた最適な治療プランをご提案します。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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