
🧠 親知らずを抜いたあと、下唇がしびれている…そんな経験はありませんか?
それは「下歯槽神経」が関係しているかもしれません。下顎の中を走るこの神経は、歯や唇の感覚に深く関わっており、抜歯やインプラント治療などでトラブルが生じることがあります。
この記事では、下歯槽神経の役割や麻痺の原因、診断方法、回復までのプロセスについて、専門的な内容をわかりやすく解説します。
【🎥49秒 】感覚が戻らない…それ「下歯槽神経麻痺」かも?歯科治療前に知っておきたい知識
🧠 下歯槽神経の解剖・機能と臨床的意義
下歯槽神経は、三叉神経の第3枝である下顎神経から分岐する感覚神経であり、下顎歯列および顔面下部の知覚を担う重要な神経です。
本神経は下顎孔から下顎骨内へ進入し、下歯槽管内を前方へ走行します。その過程で歯髄・歯根膜・歯肉へ分枝し、痛覚・触覚・温度覚を伝達します。さらに前方ではオトガイ孔から外へ出て、オトガイ神経として下唇やオトガイ部の皮膚感覚を支配します。

🔍 隣接神経との関係と注意点
下歯槽神経は舌神経と近接しており、外科処置時には同時損傷のリスクがあります⚠️
一方、顔面神経は運動神経であり機能が異なるため、術後の麻痺との鑑別が重要です。
⚡ 下歯槽神経障害の病態
神経が損傷・圧迫されると、以下のような感覚異常が出現します。

- ❌ 麻痺:完全な感覚消失
- 🔻 鈍麻:感覚低下
- ⚠️ 異常感覚・感覚過敏
特に「下唇やあご先の片側だけ違和感がある」場合は、本神経の関与が強く疑われます。
🦷 主な原因
臨床で重要な原因は以下の通りです。
- 🦷 下顎智歯抜歯(親知らず)
- 🔩 インプラント埋入
- 💉 下顎孔伝達麻酔
- 💥 顎顔面外傷
特に神経と歯根が近接している症例では、術前評価が極めて重要です。


🧪 診断
診断は多角的に行います。
- 🖼️ 画像診断(パノラマX線・CT・必要に応じてMRI)
- 👉 知覚検査(触覚・温度・痛覚)
- 🗣️ 問診(症状の経過)
特にCTは神経走行の把握に不可欠です。
💊 治療戦略
障害の程度に応じて段階的に対応します。
🟢 保存療法
- 💊 ビタミンB12製剤
- 💉 ステロイド
- ⚡ 神経障害性疼痛治療薬

🟡 介入的治療
- 💉 下歯槽神経ブロック
- 🧘 リハビリ(感覚再教育)
🔴 外科的治療
- 🔬 神経修復術(マイクロサージェリー)
※特に外科介入は「6か月以内」が重要です。
⏳ 予後と回復
神経の再生速度は約1mm/日とされます。
- 😊 軽度:自然回復しやすい
- ⏳ 中等度:数か月で改善
- ⚠️ 重度:後遺症が残る可能性
早期対応が予後を大きく左右します。
🛡️ 臨床上の重要ポイント


- 📌 術前CTによるリスク評価は必須
- 🗣️ インフォームドコンセントの徹底
- ⚖️ 神経損傷=過失ではないが説明責任が重要
- 📅 術後の早期フォローが鍵
🧾 まとめ
下歯槽神経は、歯科外科における最重要リスク構造の一つです。
👉 解剖理解・術前評価・精密手技・術後管理
この4つを徹底することで、安全性と患者満足度の高い歯科医療が実現されます。
🦷 親知らずの抜歯やインプラントをご検討の方へ

📍親知らずの抜歯やインプラント治療を受けたあとに、「唇やあごがしびれる」「感覚がおかしい」と感じたことはありませんか?それは、下顎の中を走る“下歯槽神経”が関係している可能性があります。江戸川区篠崎にある当院では、こうした神経麻痺を未然に防ぐため、CTによる精密な診断と、神経の走行位置を考慮した安全なインプラント治療計画を徹底しています。
また、万が一しびれなどの症状が出た場合も、早期対応と必要に応じた専門医連携で、回復をサポートします。神経のリスクを伴う処置は、説明の質と技術力が重要です。「江戸川区篠崎で、安心して親知らずやインプラントの相談ができる歯科医院を探している」という方は、ぜひ当院へご相談ください。安全な治療のために、丁寧な診察とカウンセリングを心がけています。
【動画】横向きに埋没した親知らずの抜き方
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


