オトガイ神経の走行
オトガイ神経
オトガイ孔から出るオトガイ神経
オトガイ孔の位置は小臼歯の直下にあり、小臼歯の歯根近くで反転し下顎神経から名前を変えオトガイ神経となって皮膚側に出て下唇に分布します。
オトガイ神経の役割
下唇から下顎の先端部までの知覚を司ります。
オトガイ神経麻痺
オトガイ神経麻痺の症状
神経麻痺が起こった場合の症状は、障害側の皮膚や粘膜、歯などの知覚の鈍麻、症状が重たくなると知覚麻痺として 現れます。 下顎神経が損傷を受けた場合には特に下唇に症状が現れます。 このためオトガイ神経麻痺とも呼ばれています。
オトガイ神経麻痺の対策
ビタミンB12製剤のメチコバール投与
軽度の知覚麻痺や痺れであれば自然治癒しますが、重症の場合は、神経の修復再生を促進するビタミン B12を主要成分とするメチコバール錠500μg(一般名:メコバラミン錠)の投与が行われます。
星状神経ブロック
星状神経ブロックとは、一部の神経を一時的に遮断して、血流量を増やして神経を修復する効果を期待する処置です。
再縫合や移植術
下歯槽神経が完全に切断された場合には、神経の再縫合手術や移植手術が行われる場合もあります。
江戸川区篠崎でオトガイ神経麻痺の治療をご希望の方へ
当院では歯科口腔外科分野の処置を、適切な検査・診断の元に実施しております。できる限り痛みやリスクを抑えた施術を心がけ、術後のケアまでしっかり実施致します。江戸川区篠崎にて、オトガイ神経麻痺の治療をご希望の方は、ふかさわ歯科クリニック篠崎までお気軽にご相談ください。
【動画】横向きに埋没した親知らずの抜き方
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。