目次

歯を抜歯したままにしておくわけにもいかず、かと言って健康な歯を削ってブリッジするのも抵抗があるし、インプラントは高額だしと、治療法を決めるのはなかなか難しいですよね。

当院は、部分入れ歯の中でも審美性が高く薄く作れるため違和感が少ないとご好評いただいてるスマイルデンチャーに自信があります。自費診療としては比較的安価なこともお薦めする理由です。

1. スマイルデンチャーとは?

1-1. スマイルデンチャーの定義と基本情報

スマイルデンチャーは、従来の金属バネを使用しない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)の一種であり、柔軟性を特徴とするフレキシブルデンチャーの一種とも言えます。自然な見た目と快適な使用感を実現した部分入れ歯で、主に審美性を重視する患者様や金属アレルギーをお持ちの方に選ばれています。

ナイロン樹脂系スーパーポリアミド素材を使用することで、柔軟性と軽量性を実現し、装着中の違和感を極力軽減しています。

1-2. スマイルデンチャーを口腔内に装着した状態

スマイルデンチャーの装着前
スマイルデンチャーの装着

下顎の右側は5番、6番、7番が欠損し、左側は4番、5番、6番、7番が欠損しています。

スマイルデンチャーを装着
スマイルデンチャー装着

スマイルデンチャーを装着した状態です。金属製のバネ(クラスプ)がないため、一目見ただけではどこに入れ歯が入っているのか分からないほど目立たない部分入れ歯です。

1-3. スマイルデンチャーのオプション

多くの歯を欠損している場合、スマイルデンチャーだけでは十分な安定性を確保できないことがあります。そのような場合は、金属床を併用することで強度を高めることができます。オプションとしてスマイルデンチャーC+スマイルデンチャーTi+があります。

スマイルデンチャーC+
スマイルデンチャーC+

舌に触れる部分は、コバルトクロムという金属で作られています。この金属を使用することで、大きな入れ歯でも薄くて軽く仕上げることができ、金属アレルギーが発生するリスクもほとんどありません。

※金属部分は、正面からは見えません。

また、金属は熱伝導性が高いため、熱いものは熱く、冷たいものは冷たいと感じられ、食事をより美味しく楽しむことができます。

さらに、生体親和性に優れた純チタンを使用した「スマイルデンチャーTiプラス」もご用意しています。

スマイルデンチャーシリコン
スマイルデンチャーシリコン

スマイルデンチャーの裏にプリプリと柔らかいシリコンを張り付けたものです。

スマイルデンチャーそれ自体でも、痛みが起こることはまれですが、更にスマイルデンチャーの内側に弾力性のあるシリコンを貼り付けることで、入れ歯が痛くて困っている方に最適です。

1-4. 素材のナイロン樹脂系スーパーポリアミドの特徴

スマイルデンチャーの材料であるナイロン樹脂系のスーパーポリアミドは、アメリカ食品医薬品局(FDA)から承認され、50年も前から欧米を中心とした世界30カ国以上で使用されている安全な素材です。

従来の入れ歯に比べ耐衝撃性は15倍と、落としても割れません。しかも、重さは約半分の軽さです。床そのものを薄くできる為、床辺縁でおおよそ1.2mm-1.5mmの厚みしかありません。

その為、違和感が起こりにくいのが特徴です。 歯茎になる部分が薄く透き通ったピンク色で、付けていても見た目が自然です。

1-5. 従来の入れ歯との違い

  1. 金属バネを使用しない設計
    従来の入れ歯は金属バネで固定するため、笑った時にバネが見えることがあります。一方、スマイルデンチャーはバネを使用せず、歯茎と調和した色の素材で作られるそのため、見た目が非常に自然です。
  2. 軽量かつ柔軟性の高い素材
    従来の入れ歯は硬い素材が主流でしたが、スマイルデンチャーは柔軟な素材を採用しているため、装着時の違和感が少なく、フィット感が向上します。
  3. 金属アレルギーへの配慮
    金属アレルギーを持つ方でも安心して使用できる、金属を含まない設計です。ただし、必要に応じてレスト部に僅かに金属を使うことがあります。

2. スマイルデンチャーのメリット

スマイルデンチャーの人気の理由について解説します。

2-1. 自然な見た目と審美性の高さ

スマイルデンチャーは金属バネを使用していないため、装着していても周囲から気づかれることがなくて、笑ったり話したりしても自然に見えることが大きな魅力です。 特に、人と接する場面が多い方や見た目を気にする方にとって、スマイルデンチャーは最適な選択肢です。

2-2. 快適な使い心地と耐久性

スマイルデンチャーは、柔軟で軽量な素材を使用しているため、装着感が非常に快適です。歯茎や周囲の歯への負担が少なく、長時間装着しても痛みや不快感を感じにくいのが特徴です。

例えば、食片圧入(食べ物が入れ歯の中に入り込むこと)が起こりにくいことが挙げられます。 食事中、従来の金属バネの入れ歯では食べ物が挟まることが多いですが、スマイルデンチャーは、歯の根元の部分を覆うため、食物が入れ歯の下に入ることが少ないです。

また、金属バネのようにほっぺた側へと飛び出し、ほっぺたの動きを邪魔するような不快感がありませんし、義歯全体が薄いので舌で触った感覚は従来の保険適用の入れ歯とは比べ物になりません。

さらに、使用されている特殊な素材は耐久性に優れており、日常生活での衝撃や耐摩耗にも強い設計となっています。

2-3. 金属アレルギー対応

スマイルデンチャーは金属を使用しないため、金属アレルギーのある患者様でも安心して使用できます。 従来の金属を使用する入れ歯では、アレルギー反応や口内炎が発生するリスクがありますが、スマイルデンチャーではその心配がありません。また、金属特有の味や不快感がないため、着用中のストレスも軽減され、より快適に使用できます。

2-4. 幅広い適用性

部分入れ歯としてさまざまなケースに対応できるため、高齢者から若い世代まで、幅広い年齢層で利用されています。

2-5. メンテナンスのしやすさ

スマイルデンチャーは従来の入れ歯と比べて手入れが簡単です。 定期的なケアを行うことで、安全に使用することが可能です。

まとめ

スマイルデンチャーは、見た目の美しさ、装着時の快適さ、そしてアレルギーの心配がないという3つの大きなメリットを持っています。そのため、審美性や快適性を求める方にとって理想的な選択肢として、多くの支持を集めています。

3. スマイルデンチャーのデメリットと注意点

3-1. 高額な費用の理由

スマイルデンチャーは、保険適用の入れ歯に比べて費用が高額になります。その理由は以下の通りです。

  • 特殊な素材の使用
    スマイルデンチャーは柔軟で目立たない素材(ナイロン樹脂系スーパーポリアミド)を使用するため、製作コストが高くなります。
  • 高度な技術が必要
    バネを使用しないデザインは精密な加工を必要とし、歯科技工士の高度な技術が求められます。
  • 自由診療
    スマイルデンチャーは保険適用外となるため、すべての費用が自己負担となります。

3-2. 製作や調整にかかる期間

スマイルデンチャーの製作には、従来の保険適用の入れ歯よりも多くの時間がかかる場合があります。以下にその理由とプロセスを説明します。

  • 精密な型取りと調整
    スマイルデンチャーは患者様ごとに個別設計が必要です。そのため、口腔内の型取りや噛み合わせの調整に一定の時間を要します。
  • 製作期間
    通常、スマイルデンチャーの製作には2~4週間ほどの期間が必要です。尚、口腔内の状態や治療内容によっては、さらに時間がかかる場合もあります。
  • 装着後の微調整
    装着後に違和感やフィット感の調整が必要になる場合があります。その際は、何度も調整が行われ、最適な仕上がりを目指します。

スマイルデンチャーは高い精度と快適を実現するために、製作から装着後の調整まで細やかなプロセスが必要です。時間をかけることで、より満足度の高い結果を得ることができます。

3-3. ケースによる適応制限

スマイルデンチャーはすべての患者様に適しているわけではありません。以下のようなケースでは適応が難しい場合があります。

  • 残存歯が不安定な場合
    スマイルデンチャーは残存歯に固定する仕組みのため、残っている歯が歯周病などで弱っている場合は適応外となる可能性があります。
  • 多くの欠損歯
    多くの歯を欠損している場合、スマイルデンチャーでは十分な安定性を確保できない場合があります。その場合は他の選択肢(インプラントなど)が提案されることもあります。
  • 特定の噛み合わせの問題
    噛み合わせが特殊な場合や顎関節症などの症状がある場合、スマイルデンチャーが適さないこともあります。

3-4. 修理が困難

スマイルデンチャーに極めて強い力が加わって、変形や破折が起こった場合、修理する事がほぼ不可能です。その場合には、新規の作成が必要になります。

  • 増歯は出来ない
    スマイルデンチャーを入れている前後の歯などが虫歯や歯周病なって治療が必要になった場合、入れ歯の僅かな修正ならば対応出来ますが、抜歯になり増歯(入れ歯に人工歯を継ぎ足す)が必要な広範囲にわたる修正の場合には入れ歯の作り直しになります。

4. 保証

collateral

 保証書

入れ歯の床(ピンク色の部分)が破折した場合には永久保証で、無料で再作製いたします。又、数年間使った後に人工歯の部分が破折したり、摩耗した場合の様な経年劣化は有料となります。

5. スマイルデンチャーと保険適用の入れ歯の違い

5-1. 保険内入れ歯と自由診療入れ歯の比較

特徴保険内入れ歯スマイルデンチャー(自由診療)
審美性金属バネが見えるため目立つことがある金属バネがなく、見た目が自然で美しい
素材標準的なレジン素材柔軟で耐久性の高いナイロン樹脂系スーパーポリアミドを使用
装着感硬くて厚みがあり、装着時に違和感が出やすい軽量で柔軟、歯茎にフィットして快適
耐久性割れやすい、耐久性は低いめ割れにくく、長期の使用に適している
費用保険適用で安価自由診療のため高額
カスタマイズ制約が多く、個別調整が難しい患者ごとに完全オーダーメイドが可能

まとめ

保険内入れ歯は、費用面では経済的ですが、審美性や装着感の面で課題があります。一方、スマイルデンチャーは高額な自由診療ですが、審美性、快適さ、安全性の面で優れており、多くの患者様に選ばれています。スマイルデンチャーを選ぶことで、満足度の高い治療結果が得られるでしょう。

6. スマイルデンチャーの料金と費用対効果

自費治療料金表

歯数が増えると値段が上がります。

内容費用(税別)費用(税込み)
1床(1本~3本) 145,000円159,500円
1床(4本~8本)157,000円172,700円
1床(9本~)165,000円181,500円
※ 型取りや調整などの費用すべて含んだ価格です。

6-1. 価格例

奥歯8本

歯の本数にかかわらず、両側の奥歯にまたがるケース

一式 172,700円 (税込み)

奥歯8本
奥歯8本

奥歯3本

一式  159,500円(税込み)

奥歯2本

一式 159,500円(税込み)

奥歯1本

一式  159,500円(税込み)

※ 1本でも2本でも3本でも同一価格の159,500円(税込み)です。一部に金属がありますが、レストという装置で入れ歯の沈下を防ぐためのものです。

奥歯2本、 奥歯1本
奥歯2本、 奥歯1本

6-2. 長期的なコストメリット

スマイルデンチャーは、初期費用が高いですが、以下の理由で長期的にはコストパフォーマンスに優れていると考えられます。

  • 耐久性の高さ
    柔軟で割れにくい素材を使用しているため、破損のリスクが低く、頻繁な修理や交換は不要です。
  • 装着感の維持
    精密な設計と調整により、快適な装着感を維持でき、再製作の必要性を極力抑えられます。
  • 心理的価値
    審美性や快適性が向上することで、自信を持って日常生活を送れる点は、費用以上の価値を提供します。

まとめ

スマイルデンチャーは初期費用が高価ではありますが、耐久性や審美性、装着感を考慮すると、長期的には費用対効果に優れた選択肢です。

7. スマイルデンチャーの適応ケース

7-1. 適応する条件

スマイルデンチャーは、以下の条件を満たす患者様に適しているとされています。

  • 部分的な歯の欠損
    スマイルデンチャーは部分入れ歯として利用されることが多く、歯が一部欠損しているケースに最適です。 残存歯を利用して入れ歯を固定するため、健康な歯が一定数残っていることが条件です。
  • 審美性を重視する場合
    見た目を気にされる方や、金属バネが目立つことを避けたい方に最適です。 特に前歯など、目立ちやすい部位の欠損に適しています。
  • 金属アレルギーの患者
    金属を一切使用しないため、金属アレルギーの患者様でも安全に使用できます。

7-2. 高齢者から若年層までの利用事例

スマイルデンチャーは、幅広い年齢層で利用されています。それぞれの事例は以下の通りです。

  • 高齢者の利用事例による
    歯の欠損や入れ歯の不快感に悩む高齢者にとって、スマイルデンチャーは審美性と快適性の両立が可能な選択肢です。
  • 中年層の利用事例
    ビジネスシーンや日常生活で人前に立つ機会が多い中年層では、見た目の自然さが重視されます。この層にも人気があります。
  • 若年層の利用事例
    歯の外傷、先天的な歯の欠損など部分入れ歯を必要とする若い世代にも適しています。見た目を気にする世代にとって、スマイルデンチャーの審美性は大きな魅力です。

7-3. 特定の疾患やアレルギーに関する注意点

スマイルデンチャーの適応には、以下の注意点も考慮する必要があります。

  • 重度の歯周病
    スマイルデンチャーは残存歯を固定源として使用するため、重度の歯周病で歯が不安定な場合は適応外となる場合があります。
  • 多くの歯の欠損
    部分入れ歯として設計されているため、多くの欠損やすべての歯が無い場合はインプラントや総入れ歯など、他の選択肢を検討する必要があります。
  • 金属アレルギー
    スマイルデンチャー自体は金属を使用しませんが、他の歯科治療で金属が使用されている場合は、事前に医師に相談することが重要です。
  • 咬合不全や顎関節症、
    噛み合わせや顎の状態によっては、スマイルデンチャーが適さない場合があります。治療計画の中で慎重に判断する必要があります。

まとめ

スマイルデンチャーは、審美性や快適性を重視する患者様に適していますが、適応条件や口腔の健康状態によっては制限があることを理解する必要があります。状況により最適な治療法を選ぶことが重要です。

8. スマイルデンチャーの製作・治療プロセス

8-1. 初診カウンセリングから完了までの流れ

スマイルデンチャーの製作・装着は、以下のステップで進められます:

1. 初診・カウンセリング

患者様の歯の状態やご要望を確認し、スマイルデンチャーが適応可能か診断します。この段階で、具体的な治療計画や費用についても丁寧にご説明します。

2. 精密な型取り

口腔内の詳細な型を取ります。スマイルデンチャーの設計に必要な基礎データを作成します。この型取りの精度が、最終的な仕上がりや装着感に大きく影響します。

3. 設計と製作

歯科技工士が型を元に、患者様専用のスマイルデンチャーを製作します。歯茎に調和する色や形状、さらに耐久性を考慮した設計が行われます。

4. 試適(仮合わせ)

途中で仮合わせを行い、製作感や噛み合わせを確認します。この段階で必要な調整を加えて、最終的な完成度を高めます。

5. 最終完了

完了したスマイルデンチャーを装着し、最終的な微調整を行います。装着後のフィット感や快適さを確認し、問題がなければ治療完了となります。

これらのステップを丁寧に進めていきますので、患者様に快適にご満足いただけるスマイルデンチャーをご提供させていただきます。

8-2. 製作に必要な期間とステップ

スマイルデンチャーの製作には、通常2~4週間程度の期間が必要です。尚、患者様の口腔内の状況や調整回数によっては、期間が前後する場合もあります。

1. 型取りと設計(1回の来院)
初回の来院では、口腔内の型取りを行い、スタディーモデルを作成します。このスタディーモデルをベースに、スマイルデンチャーの精密な型取りに使用する個人用トレーを製作します。

2. 個人トレーで精密な型取り(1回の来院)
個人トレーを口腔内に装着し、微調整を行って適合性を高めます。 その後、適合した個人トレーを使用し、シリコン印象材を用いて精密な型取りを行います。

3. 技工士による製作(約1~3週間)
歯科技工所で製作を行います。製作期間は、デンチャーの大きさや使用する素材によって異なります。

4. 試適と調整(1~2回の来院)
装着前に仮合わせ(試適)を実施し、フィット感や噛み合わせを確認します。その後、必要に応じて丁寧な調整を行います。

これらのステップで、患者様に最適なスマイルデンチャーをお届けします。


9. アフターケアの重要性

スマイルデンチャーを快適に長く使うためには、正しいアフターケアが必要です。以下のポイントを参考にしてください。

9-1. 定期検診

3~6ヶ月ごとに歯科医院で定期検診を受け、入れ歯や口腔内の状態を確認します。初期に問題を発見することで、スマイルデンチャーを快適に使用することができます。

9-2. 日常の清掃

専用の洗浄剤を使用して、毎日スマイルデンチャーを清潔に保ってください。食事による汚れを放置すると、入れ歯が劣化しやすくなります。

9-3. 適切な保管

使用していない時は、入れ歯専用のケースに保管し、乾燥を防ぎましょう。正しい保管方法がデンチャーの寿命を長くします。

9-4. 装着中の注意

硬いものをかむ、または無理な力を加える行為は避けてください。これは入れ歯の破損や変形の原因になります。

9-5. お手入れ用洗浄剤

スマイルデンチャー専用洗浄剤
スマイルクリーナー

扱いやすく小分けされた個包装になっています。コップ1杯(200ml)のぬるま湯に、スマイルクリーナー1包分を溶かし、3分待ったら洗浄液の出来上がりです。一度作った洗浄液は、約1週間使えます。

※スマイルデンチャーを簡単に水洗いしてから洗浄液に入れてください。洗浄効果は約1週間続きますが、洗浄液が汚れて気持ちが悪いという方は、下記のタブレットタイプの1回使い切りをお薦めします。

約6ヶ月分(24包入り)2,700円(税込み)

万能タイプの入れ歯洗浄剤
スマイルクリーナータブレット

1回1錠の便利な錠剤タイプです。洗浄液は1回使い切りです。ミントの香りが爽やかな国産入れ歯洗浄剤です。スマイルデンチャーはもちろん、保険の入れ歯やシリコンを裏に貼った入れ歯にも使えます。洗浄液で困った時にはこれ。

約3ヵ月分(90錠入りの徳用サイズ)2,475円(税込み)
約1ヵ月分(30錠入りで携帯に便利)

市販の入れ歯洗浄剤は使えないの?

スマイルデンチャーに使われている材料は弾力のある素材です。 保険の入れ歯とは違う素材なので、塩素系(アルカリ性)の洗浄剤を使うと変色したり弾力が落ちて硬くなってきます。

市販の洗浄剤に比べると高価ですが、専用の洗浄剤を使って下さい。

入れ歯用歯ブラシでゴシゴシ擦ってはだめ

ポリアミド 樹脂を使ったスマイルデンチャーは柔らかく傷つきやすいため綿棒やスポンジブラシなどで大きな汚れを除去します。

カレー、コーヒー、赤ワイン、キムチ、コーラ、紅茶など色の濃い食べ物や飲み物を口にした時には出来る早く水洗して下さい。専用の入れ歯洗浄剤の中に入れれば、さらに長期的に綺麗に使うことが出来ます。

9-6. 夜間の使用

夜間の使用
夜間の使用
夜寝るときは入れっ放しでいいの?

一般論として、部分入れ歯を入れたまま寝ていいのか、或は外した方が良いのかは、それぞれ利点欠点があります。

夜寝るときスマイルデンチャーを入れるか外すかの問いに対しては、一般論の利点、欠点を考慮に入れて判断して下さい。

個人個人の条件にもよりますが、比較的若い年齢においては、部分入れ歯と口腔内を清潔にした状態で入れ歯を入れて寝ても問題がないケースが殆どです。

高齢者

義歯を装着して寝ることで、肺炎や誤嚥性肺炎のリスクが高まります。

高齢者はスマイルデンチャーを外して寝る方が良いでしょう。

まとめ

スマイルデンチャーの製作・治療プロセスは、精密なステップを踏むことで患者様に最適な結果を提供します。また、治療後の適切なアフターケアを実施することで、入れ歯を快適に長く使用できます。定期検診や日々の清掃を忘れずに行い、健康で快適な生活を維持しましょう。

10. 満足度調査結果

満足度調査結果
満足度調査結果

80%弱の人が満足したと答える

平成20年10月12日第19回「日本歯科審美学会総会・学術大会」にて、スマイルデンチャーの満足度調査結果が発表されました。

「次回もスマイルデンジャーにする」回答115人中88名。

「友達に薦められる」回答115名中91名。

外部サイト日本歯科審美学会総会・学術大会を見る

スマイルデンチャーに関するよくある質問(FAQ)

スマイルデンチャーは柔軟で軽量な素材を使用しているため、従来の入れ歯と比べて装着時の違和感は非常に少ない設計です。

調整が必要な場合
装着中に痛みや不快感を感じる場合は、歯科医院で微調整を行うことで快適に使用できるようになります。

慣れるまでの期間
初めての装着では快適な使用感を感じないこともありますが、多くの患者様は数日から1週間程度で慣れます。

前歯を痛めた場合の治療方法として、インプラント、ブリッジ、スマイルデンチャー(部分入れ歯)の3つの選択肢が挙げられます。それぞれの特徴やメリット・治療法を伝えますので、あなたのライフスタイルや価値観に合わせた選択を検討してください。


1. インプラント

  • 利点
    • 自然な見た目と使用感。
    • 隣の歯を削る必要がない。
    • 正しいケアを行っていただければ非常に長く維持できます(10〜20年以上)。
    • 骨の吸収を防ぐ効果があります。
  • 欠点
    • 値段が高い(1本あたり30万〜程度)。
    • 手術が必要で、治療期間が長い(数ヶ月以上〜)。
    • メンテナンスやケアを怠るとトラブルのリスクがあります。
  • ランニングコスト
    定期的なメンテナンス(年2〜4回のクリーニング)が必要です。

2.ブリッジ

  • 利点
    • 治療期間は比較的短い(1〜2ヶ月)。
    • 自費と保険の選択が可能です。
    • インプラントより費用が抑えられる(保険適用の場合)。
  • 欠点
    • 隣の健康な歯を削る必要がある。
    • 支台となる歯に負担がかかり、将来的にトラブルの原因となることがある。
    • 骨の吸収を防ぐ効果はありません。
  • ランニングコスト
    定期的なメンテナンス(年2〜3回のクリーニング)が必要です。土台の歯が虫歯や歯周病になると治療費が発生します。

3. スマイルデンチャー(部分入れ歯)

  • 利点
    • 費用は比較的安い。
    • 手術が不要です。
    • 隣の歯を削らない。ただし、レストシートが必要な場合はわずかに削ることがあります。
  • 欠点
    • 噛む力が他の方法に比べて弱い。
    • 違和感を感じる場合がある。
    • 定期的な調整が必要です。
  • ランニングコスト
    調整、修理が必要な場合があるため、数年ごとに費用が発生する可能性があります。

結論

長期的な耐久性や自然な機能を重視する場合は、インプラントがおすすめです。

費用を抑えたい場合や隣の歯を削ることに抵抗がない場合は、ブリッジが現実的です。

費用を最優先したい場合や手術を避けたい場合は、スマイルデンチャーも選択肢となります。


ご自身のご希望やライフスタイル、予算などを考慮しながら、歯科医師と相談して最適な方法を選んでください!

スマイルデンチャー専用の洗浄剤は、部分入れ歯の素材や構造に最適化された成分で作られており、変色や変形のリスクを考慮して設計されています。市販の洗浄剤を使用する場合、以下のリスクが考えられます。


市販の洗浄剤のリスク

  1. 変色の可能性がある 市販の洗浄剤には強い漂白成分や研磨成分が含まれている場合があり、スマイルデンチャーの素材(特に柔軟性のある特殊なプラスチック)が化学反応を起こして変色することがございます。
  2. 変形の可能性 スマイルデンチャーは、柔軟性が求められる特殊な素材で作られています。 市販の洗浄剤に含まれる成分や浸け置き時間が長すぎる場合、素材が劣化して変形することがあります。
  3. 素材の劣化 強い化学成分が素材を柔らかくし、長期的な使用で変形のリスクを高める可能性があります。

専用洗浄剤の利点

  • スマイルデンチャーの素材に合った成分で、変色や変形のリスクが低い。
  • 汚れや臭いをしっかり落としつつ、素材を保護する効果があります。
  • 定期的に使用することで、入れ歯の寿命を延ばせる。

推奨されるケア方法

  • スマイルデンチャーは、専用の洗浄剤を使用することを推奨します。初期投資としては高く感じられないかもしれませんが、長期的には入れ歯の交換や修理のリスクを軽減し、結果的にコストを抑えることが出来ると考えられます。

江戸川区篠崎からスマイルデンチャーの魅力を患者様へ

スマイルデンチャーは、見た目の美しさと快適さを追求した最新の部分入れ歯です。金属バネを使用しないため、装着していても周囲から見えることがほとんどありません。

歯茎に調和する自然な色と質感で製作され、話したり笑ったりする際も、まるで自分の歯のように見えるのが特徴です。また、従来の入れ歯に比べて軽くて薄いため装着感が良く、日常生活でのストレスを軽減します。

特に、人と接する場面が多い方や見た目にこだわりたい方におすすめです。スマイルデンチャーで、美しい笑顔と快適な毎日を手に入れましょう。

ぜひ江戸川区篠崎の当院へお気軽にご相談下さい。 スマイルデンチャーが患者様にとって最適な選択肢かどうか、丁寧にご説明させていただきます。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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