- 1. 【📹 28秒】ブリッジの歯が痛む6つの原因とその解決策
- 2. 🛠 ブリッジが痛む6つの原因とその対処法
- 2.1. ⚠ 削った健康な歯が神経に近くてしみる・痛む
- 2.2. ⚙噛み合わせが合っていない・ロングスパンの負担
- 2.3. 🦠歯周病によるグラつきと炎症
- 2.4. 🐛支台歯の中で虫歯が進行している
- 2.5. 😬歯ぎしりや食いしばりで負荷がかかる
- 2.6. 💥歯根破折(しこんはせつ)による激しい痛み
- 3. 🚨痛みを放置するとどうなる?
- 3.1. 🧨ブリッジ全体の寿命が短くなるリスク
- 3.2. 🦷最悪の場合は抜歯やインプラントが必要に
- 4. 🏠自宅でできる応急処置と注意点
- 4.1. 🧊痛みが強いときの一時的な対処法
- 4.2. 🚫 放置せず早めの歯科受診が重要
- 5. 🛡 ブリッジの痛みを予防するには?
- 5.1. 🧼毎日のセルフケアで虫歯・歯周病を防ぐ
- 5.2. 🦷歯科医院での定期検診とプロケア
- 6. 🔄 ブリッジ以外の治療法との比較
- 6.1. 🧩インプラントとの違いと選び方
- 6.2. 👄部分入れ歯との違いと使い勝手
- 7. 📍 江戸川区篠崎でブリッジの痛みが気になる方へ
- 8. 【動画】奥歯を抜歯したまま放置すると?
- 9. 筆者・院長

歯の欠損を補う治療として一般的な「ブリッジ」。見た目も自然でしっかり噛める治療法ですが、治療後に「歯が痛い」「噛むとズキッとする」「しみる」などの違和感を訴える方も少なくありません。
本記事では、歯科医師の視点から、ブリッジが痛む6つの原因とその対処法について詳しく解説します。放置すると悪化するリスクや、自宅でできる応急処置、予防法についてもご紹介しますので、違和感のある方はぜひ参考にしてください。
【📹 28秒】ブリッジの歯が痛む6つの原因とその解決策
🛠 ブリッジが痛む6つの原因とその対処法
⚠ 削った健康な歯が神経に近くてしみる・痛む
ブリッジを支えるために削った歯が神経に近いと、冷たいものがしみたり、噛んだときにズキッとした痛みを感じることがあります。切削量が多いと神経が過敏になりやすいため、注意が必要です。

【対処法】
- 象牙質の表面を薬剤でコーティングして刺激を抑える
- できるだけ削る量を少なくする設計に変更する
⚙噛み合わせが合っていない・ロングスパンの負担
噛み合わせが高すぎたり低すぎたりすると、支台歯に余計な負担がかかって痛みが出ることがあります。特に、歯の欠損が大きくてロングスパンブリッジになっていると、1本あたりの負担が大きくなります。

【対処法】
- 噛み合わせを調整し、力のバランスを見直す
- 必要に応じてインプラントなど他の方法と組み合わせて負担を分散
🦠歯周病によるグラつきと炎症
ブリッジ周辺の歯ぐきが腫れたり、出血がある場合は、歯周病が進行している可能性があります。支台歯が動揺し、ブリッジに余計な力がかかることで痛みが出ることもあります。

【対処法】
- 歯周病の進行度を検査し、早期にクリーニングや治療を実施
- 状態によってはブリッジの再設計や別の治療法に切り替え
🐛支台歯の中で虫歯が進行している
ブリッジの土台になっている歯は、外から見えにくいため、虫歯が進行しても気づきにくいことがあります。被せ物の中で虫歯が広がり、神経まで達すると強い痛みを感じることがあります。

【対処法】
- 定期的にレントゲン撮影を行い、内部の状態をチェック
- 虫歯が深い場合は根管治療で神経を取り除く
😬歯ぎしりや食いしばりで負荷がかかる
就寝中や無意識のうちに歯ぎしり・食いしばりをしている方は、ブリッジや支台歯に強い力がかかり、痛みや不快感を感じやすくなります。

【対処法】
- 夜間はナイトガードを装着し、歯を保護
- ストレスを軽減する生活習慣の見直しも効果的
💥歯根破折(しこんはせつ)による激しい痛み
ブリッジを支えている歯の根っこが割れてしまうと、強い痛みが突然現れることがあります。放置すると歯を保存できなくなり、抜歯が必要になるケースもあります。

【対処法】
- 歯根破折が確認された場合、抜歯を行い再ブリッジまたはインプラントで対応
- 再発を防ぐため、力の分散や歯ぎしり対策を行う
🚨痛みを放置するとどうなる?
🧨ブリッジ全体の寿命が短くなるリスク
ブリッジの痛みを放置していると、支台歯(ブリッジを支えている歯)に過剰な負担がかかり、歯の根や周囲の骨にダメージが広がってしまいます。その結果、せっかく装着したブリッジ全体の寿命が短くなり、再治療が必要になるケースも少なくありません。治療費や通院回数も増えるため、早めの対処が大切です。
🦷最悪の場合は抜歯やインプラントが必要に
痛みの原因が虫歯や歯根のひび割れ(歯根破折)だった場合、症状が進行すると歯の保存が困難になります。特に虫歯が神経や根に達したり、歯が割れてしまったりすると、支台歯の抜歯が必要になることもあります。この場合、ブリッジの再製作や、インプラントなど別の治療法への切り替えが必要となり、治療の負担が大きくなります。
このように、痛みを我慢しているうちに症状が悪化し、かえって治療期間や費用が増えるリスクがあります。少しでも違和感を覚えたら、早めに歯科医院を受診しましょう。
🏠自宅でできる応急処置と注意点
🧊痛みが強いときの一時的な対処法
ブリッジが急に痛くなった場合、まずは自宅でできる応急処置を試してみましょう。以下の方法で一時的に痛みを和らげることが可能です。
- 冷たいタオルや保冷剤で頬を冷やす(患部に直接氷を当てるのはNG)
- 市販の鎮痛薬(例:ロキソニン、カロナール)を服用する
- 刺激物(熱い・冷たい・硬い食べ物)を避ける
ただし、これらはあくまで「一時的な対処」にすぎません。痛みの根本原因を取り除くには、専門的な診察と処置が必要です。
🚫 放置せず早めの歯科受診が重要
応急処置で痛みが軽減しても、「もう大丈夫」と安心してしまうのは危険です。原因が虫歯や歯根のトラブルであった場合、放置すれば症状は確実に悪化します。
特に以下のような症状がある場合は、早急な受診をおすすめします:
- 噛むとズキッと痛む
- 歯ぐきが腫れている・膿が出ている
- 冷たい・熱いものでしみる症状が続く
- 痛みが繰り返し起こる
症状が軽いうちに治療を始めることで、ブリッジの寿命を延ばし、再治療の負担も軽減できます。
🛡 ブリッジの痛みを予防するには?
🧼毎日のセルフケアで虫歯・歯周病を防ぐ
ブリッジは天然歯と違い、細かい部分に汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病の原因となりやすい構造です。とくに支台歯の周囲は、通常の歯ブラシだけでは磨き残しが出やすいため、補助清掃具の活用が必須です。
予防のためには以下のケアを日課にしましょう:
- **デンタルフロス(ブリッジ専用タイプ)**で被せ物の下の汚れを除去
- 歯間ブラシを使って、ブリッジの両端のすき間を丁寧に清掃
- 殺菌作用のあるうがい薬を併用することで、細菌の繁殖を抑制
丁寧なセルフケアが、ブリッジのトラブルを未然に防ぐ最大のポイントです。
🦷歯科医院での定期検診とプロケア
どんなに丁寧に磨いていても、セルフケアだけでは限界があります。歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることで、ブリッジの状態や支台歯の健康状態を早期に確認できます。
定期検診で行う主なチェック内容は以下のとおりです:
- 噛み合わせのチェックと微調整
- ブリッジ周囲の清掃状態の確認とプロによるクリーニング
- レントゲンによる虫歯・歯周病の早期発見
3〜6か月に1回の検診を習慣にすることで、トラブルの「早期発見・早期対応」が可能になり、ブリッジを長く快適に使い続けることができます。
🔄 ブリッジ以外の治療法との比較
🧩インプラントとの違いと選び方
インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込んで歯を補う治療法です。ブリッジとの最大の違いは、「周囲の健康な歯を削らない」という点です。
インプラントのメリット:
- 支台歯を削らず、他の歯に負担をかけない
- 見た目が自然で、しっかり噛める
- 長期的に安定しやすい
デメリット:
- 外科手術が必要
- 治療期間が数ヶ月にわたる
- 保険適用外のことが多く、費用が高め
どちらを選ぶべき?
- 短期間・費用を抑えたい方 → ブリッジ
- 周囲の歯を守りたい/長持ちさせたい方 → インプラント
患者さんの口腔内の状態や希望、ライフスタイルに合わせて、最適な方法を選びましょう。
👄部分入れ歯との違いと使い勝手
部分入れ歯は、取り外し可能な装置で失った歯を補う治療法です。ブリッジやインプラントと異なり、外して洗えるのが特徴です。
部分入れ歯のメリット:
- 治療が比較的簡単で早い
- 他の歯の削合量が少ない場合もある
- 保険診療で対応可能なことが多い
デメリット:
- 噛む力が弱くなりやすい
- 金属のバネが見える場合がある
- 装着時に違和感を覚えることがある
ブリッジとの比較ポイント:
項目 | ブリッジ | 部分入れ歯 |
---|---|---|
固定性 | 高い(しっかり固定) | やや低い(取り外し式) |
見た目の自然さ | 比較的自然 | 金属バネが見えることも |
お手入れの手間 | 通常の歯みがき+補助具が必要 | 取り外して洗う必要がある |
違和感 | 少なめ | 慣れるまで違和感があることも |
患者の希望や生活習慣によって、どの治療法が最も適しているかは異なります。治療前に歯科医とよく相談し、納得できる選択をすることが大切です。
📍 江戸川区篠崎でブリッジの痛みが気になる方へ

「噛むとズキッとする」「ブリッジの周囲がしみる」「違和感がなかなか消えない」──そんなお悩みはありませんか?
江戸川区篠崎にある当院では、ブリッジの不調に関するご相談を多数お受けしています。痛みや違和感の原因を的確に診断し、以下のような対処を行っています:
- 🔍 噛み合わせの細かな調整
- 🦷 虫歯・歯周病の精密なチェック
- 🔄 必要に応じたブリッジの再設計や治療の提案
支台歯の負担を最小限に抑えることを重視し、患者さま一人ひとりの口腔状態に合わせた最適な治療をご提案しています。インプラントや入れ歯との比較検討も可能です。
「ブリッジが原因かもしれないけど、歯科に行くほどでは…」と迷っている方も、早めの受診がトラブルの悪化を防ぐ第一歩です。小さな違和感も、お気軽に当院までご相談ください。
【動画】奥歯を抜歯したまま放置すると?
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。