加熱式タバコ・アイコスの 有害性とは

  • メーカーでは加熱式タバコ・アイコスの有害性は9割減と公表していますが甚だ疑問です。
  • アイコスはニコチンの吸収率が高いので、アイコスを使って禁煙しようと思うのは間違いで、むしろニコチン依存症になってしまう危険性が高いかもしれません。

加熱式タバコ・アイコス

アイコスとは

アイコス
アイコス

アイコス(IQOS)は、葉タバコを直接300度程度に加熱し、「蒸し焼き」にします。ニコチンを含むエアゾルを吸引するタイプの非燃焼・加熱式タバコです。
非燃焼・加熱式タバコは、液体(リキッド)を加熱してエアゾルを発生させて吸引するタイプの電子タバコとは異なるものです。

海外ではニコチン入りのリキッドが販売されていますが、日本では、医薬品医療機器等法(旧薬事法)による規制により、ニコチン入りのリキッドは販売されていません。

アイコスの有害性成分量の低減率は約90%?

加熱式タバコ・アイコスは有害成分を排出

タバコの中に含まれる数千という有害成分の中で、確かに減少しているものもありますが、多くの有害成分はまだ出続けています。

問題点

  • 加熱式たばこは発癌物質も多く排出しています。当然、健康被害の危険性があると考えるのが妥当と思われます。
  • 血管内皮障害の程度は紙巻タバコの喫煙と同等です。⇒動脈硬化の進行を防止することは出来ません。
  • アイコスはニコチンの吸収率が高いので、アイコスを使って禁煙しようと思うのは間違いで、むしろニコチン依存症になってしまう危険性が高い可能性があると思われます。
  • アイコスでも、受動喫煙は生じます。
  • 米国FDAはアイコスの安全性を否定しています。

メーカー発表の鵜呑みは危険

アイコスは有害性成分の量の低減率が約90%と強調していますが、本当に安全性も低減するのでしょうか? アイコスによる喫煙は従来の紙巻きたばこより、むしろ危険性が高いかもしれないと疑ってかかることも必要かと思います。

禁煙のすすめ

タバコは加熱式タバコ、紙巻タバコ問わず、歯周病の発症や重症化を促進することは明らかです。重度歯周病の方でタバコを吸っていると歯周治療にほとんど反応しないか、 改善してもわずかです。

歯周病は全身疾患(糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞など)との関係があることがはっきりと分かってきています。完全に禁煙することをお勧めします。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、歯科治療は保険診療を主体に診療を行っております。江戸川区篠崎の歯科にて、保険診療での受診をご希望の方は当院までお気軽にご相談下さい。
保険証の期限切れにご注意ください。保険証の確認が取れない場合は保険診療として取り扱うことができません。

また、マイナンバーカードによるマイナ保険証での受診にも対応しています。

【動画】歯周病の手遅れの症状

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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