銀歯の寿命は何年？取れる前に知っておきたい交換の目安と長持ちのコツ

🦷銀歯の寿命はどのくらい？長持ちさせるコツと交換の目安を歯科医が解説

⏳銀歯の寿命の目安は？

一般的に、銀歯の寿命は約5〜10年が目安とされています。
ただし、詰め物（インレー）か被せ物（クラウン）かによっても違いがあります。

• 🪙 銀の詰め物（インレー）：5〜7年
• 🦷 銀の被せ物（クラウン）：7〜10年

口の中は常に湿度や温度が変化し、噛む力も加わります。そのため、経年劣化で接着剤が緩み、歯と銀歯の間にすき間ができやすくなります。

銀歯の寿命と“すき間むし歯”のリスク― 経年劣化で接着剤が緩むとどうなる？―

銀歯（メタルインレー）は経年劣化により接着剤が緩み、歯と銀歯の境界にわずかなすき間が生じることがあります。この隙間は外側から見えにくく、プラークや細菌が侵入すると“二次う蝕（すき間むし歯）”として内部で進行します。
画像では、銀歯の下に形成された虫歯が明瞭に確認でき、長年使用した補綴物には定期的なチェックが必要であることを示しています。

⚠️寿命を迎えた銀歯のサイン

銀歯が寿命を迎えると、次のような症状が出てきます。

• 銀歯が取れる・浮いている
• 噛むと痛みを感じる
• 銀歯のまわりが黒ずむ・変色する
• 口臭が強くなる
• 歯ぐきが腫れる・出血する

これらは、中で虫歯（二次虫歯）が進行しているサインです。放置すると歯の神経まで達し、抜歯が必要になることもあります😢。

💀寿命を迎えつつある銀歯の症例

この画像は右側の上下臼歯部の銀の被せ物（クラウン）を撮影した口腔内写真です。以下のように問題点が確認できます。

🦷 上顎右側第一大臼歯（右上6番）の状態

• 銀歯（メタルクラウン）の歯頚部（歯と歯ぐきの境目）に虫歯が認められます。
• クラウンの縁から黒く変色しており、内部（歯の中）まで進行している可能性があります。
• これは、補綴物のマージン（境界部）から細菌が侵入して再度むし歯になる「二次う蝕（再発う蝕）」の典型的な所見です。

🪥 下顎右側ブリッジ（4番～6番）の状態

• 右下4番・5番・6番の3本にまたがる金属ブリッジが装着されています。
• ブリッジの下部（ダミー部分）や隣接面に**大量のプラーク（歯垢）**が付着しています。
• プラークの堆積は清掃不良を示し、歯肉炎や歯周炎のリスクを高める状態です。

🩸 歯肉の状態

• 右下6番の歯肉から出血が認められます。
• プラークによる炎症反応（歯肉炎・歯周炎）によるもので、歯周ポケット内に細菌が増殖している可能性があります。

🔍 総合所見

• 上下ともに金属補綴物周囲に二次う蝕や歯周炎の兆候がみられるため、早期の治療介入が必要です。
• 再治療に際しては、
  • 虫歯部の除去と根管状態の確認
  • ブリッジ下の清掃性改善（デザイン変更やインプラント検討）
  • 歯肉炎の改善のためのプラークコントロール指導
    が推奨されます。

🪞銀歯の寿命を縮める原因とは？

1. 噛みしめ・歯ぎしり
   　強い力で銀歯が欠けたり、接着部分が緩む原因になります。
2. 歯磨き不足・汚れの残り
   　銀歯と歯の境目は虫歯菌がたまりやすく、再発しやすい部位です。
3. 定期検診に行かない
   　小さな隙間や劣化は自分では気づきにくく、放置すると再治療が大掛かりになります。

💡銀歯を長持ちさせるためのポイント

• 🪥 丁寧な歯磨きで境目を清潔に保つ
  　特に銀歯と歯ぐきの境目を意識してブラッシングしましょう。
• 🦷 3〜6か月に1回の定期検診
  　銀歯の浮きや隙間、虫歯の再発を早期発見できます。
• 😴 マウスピースで歯ぎしり対策
  　就寝中の摩耗を防ぎ、銀歯の寿命を延ばします。
• 🔄 10年を目安にチェック・交換を検討
  　見た目や耐久性を考えると、劣化した銀歯は早めに交換するのが安心です。

💍交換するなら素材も検討を！

銀歯を交換するときは、セラミックやジルコニアなどの自費素材も選択肢です。

素材	寿命の目安	特徴
保険の銀歯	約5〜10年	強度は高いが変色・劣化あり
セラミック	約10〜15年	見た目が自然・金属アレルギーなし
ジルコニア	約15年以上	耐久性◎・審美性も高い

見た目の美しさや金属アレルギーのリスクを考えると、セラミックやジルコニアに替える方も増えています✨。

🔁交換時期の目安と再治療の流れ

銀歯の交換は「取れた」「痛い」などのトラブルが出た時だけでなく、寿命の10年前後で見直すのが理想です。

再治療の流れは以下の通りです👇

1. 古い銀歯を外す
2. 中の虫歯や劣化部分を除去
3. 新しい型取り・装着

再治療を早めに行えば、歯のダメージを最小限に抑えられます。

🧠まとめ：銀歯は「永久」ではない。早めのチェックで健康を守ろう！

銀歯の寿命は平均5〜10年。
長く使い続けるほど、虫歯の再発や歯ぐきの黒ずみなどのリスクが高まります。

「特にトラブルはないけど10年以上経っている」という方も、
一度歯科医院でチェックを受けることをおすすめします🏥。

江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、銀歯の寿命チェックやセラミック・ジルコニアへの交換相談も行っています。
あなたの歯を、長く美しく守るために💎、お気軽にご相談ください。

🩺江戸川区篠崎で銀歯の寿命が気になる方へ

銀歯の劣化や取れかけは放置せず、早めのチェックが大切です。
江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、銀歯の寿命診断・再治療・素材のご相談をすべて丁寧に行っています。
「まだ使えるかな？」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください🦷✨

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