- 1. 【🎞️46秒】妊婦さんの歯科治療はいつが安心?親知らず・薬・レントゲンの安全性も紹介
- 2. 🗓️ 妊婦の治療に適した時期とは?
- 2.1. ✅【もっとも安心】妊娠中期(5〜8ヶ月)
- 2.2. ⚠️【なるべく控えたい】妊娠初期(1〜4ヶ月)
- 2.3. ⚠️【慎重に判断】妊娠後期(9〜10ヶ月)
- 3. 💉 妊娠中の麻酔は安全?
- 4. 💊 妊婦のための安全な抗生物質
- 4.1. ✅ 比較的安全とされる抗生物質
- 5. 😖 妊婦の痛み止めはOK?
- 5.1. ✅ 比較的安全な鎮痛薬:
- 6. 📸 妊娠中のレントゲン撮影は大丈夫?
- 6.1. ⚠️ レントゲンを避けるリスクも
- 7. 🦷 妊娠中の親知らずの抜歯はできる?
- 7.1. ✅ まずは炎症のコントロールを優先
- 7.2. 🗓️ 抜歯が必要なら「安定期(5〜8ヶ月)」が最適
- 7.3. 💊 処置後の薬についても要相談
- 8. 🏥江戸川区篠崎で妊娠中に歯科治療をご希望の方へ
- 9. 【動画】妊娠性歯肉炎
- 10. 筆者・院長

👶妊娠中でも歯のトラブルは起こるものです
「歯ぐきが腫れてきた」「虫歯が痛むけれど薬が心配」――妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりの影響で、お口のトラブルが起こりやすい時期です。
しかし、「赤ちゃんに悪影響があるのでは…」と治療をためらってしまう方も少なくありません。
そこで本記事では、妊娠中に歯科治療を受ける際のポイントや注意点、安全性についてわかりやすく解説します。
江戸川区で妊婦健診にも対応している当歯科医院から、安心して通える情報をお届けします。
【🎞️46秒】妊婦さんの歯科治療はいつが安心?親知らず・薬・レントゲンの安全性も紹介
🗓️ 妊婦の治療に適した時期とは?
妊娠中でも、体調や時期に応じて無理なく歯科治療を受けることができます。
ただし、タイミングには注意が必要です。
✅【もっとも安心】妊娠中期(5〜8ヶ月)
この時期は体調が安定しやすく、治療に最も適した期間です。
軽度の虫歯治療や歯周病ケア、局所麻酔を使った処置なども、比較的リスクが少なく安心して行えます。

⚠️【なるべく控えたい】妊娠初期(1〜4ヶ月)
赤ちゃんの心臓や脳など、重要な器官が形成される大切な時期です。
この時期はレントゲンや投薬を可能な限り避けるのが望ましく、緊急時を除いて積極的な治療は控えた方が安心です。
⚠️【慎重に判断】妊娠後期(9〜10ヶ月)
お腹が大きくなり、診療中の姿勢が負担になりやすい時期です。
また、精神的・肉体的なストレスが早産のリスクを高める可能性もあるため、必要最小限の処置にとどめるのが望ましいでしょう。

💉 妊娠中の麻酔は安全?
「麻酔ってお腹の赤ちゃんに影響はないの?」
妊婦さんが不安に思うポイントのひとつですが、歯科で使う局所麻酔(浸潤麻酔)は、基本的に安全とされています。
使われる麻酔薬はごく少量で、注射を打った周囲の歯ぐきで速やかに分解・代謝されるため、胎児への影響はほとんどありません。
とはいえ、心配な場合は、使用する麻酔の種類や量について、遠慮なく歯科医にご相談ください。患者さんに合わせた安全な治療をご提案いたします。

💊 妊婦のための安全な抗生物質
「抗生物質を飲んでも赤ちゃんは大丈夫?」
そんな不安をお持ちの妊婦さんも少なくありませんが、歯科治療で使われる抗生物質の中には、妊娠中でも比較的安全に使用できるものがあります。
✅ 比較的安全とされる抗生物質
- ペニシリン系(例:サワシリン)
- セフェム系(例:フロモックス、ケフラール)
- マクロライド系(例:ジスロマック)
これらの抗生剤は、胎児への影響が少ないとされています。
特に歯周病の急性炎症や智歯周囲炎があると、歯原性菌血症(口腔内の細菌が血流に乗る状態)が起こり、早産や破水、羊水感染のリスクを高める恐れがあります。
そのため、たとえ安定期以外であっても、必要な場合には抗生物質の使用が推奨されます。
無理に我慢せず、医師の判断に従いましょう。
😖 妊婦の痛み止めはOK?
「歯の痛みがつらいけど、薬を飲んでも大丈夫?」
妊娠中は薬の服用に慎重になるべき時期です。痛み止め(鎮痛剤)は基本的に使用を控えるのが原則とされています。

とはいえ、虫歯や智歯周囲炎、歯周病などで強い痛みが続く場合、無理に我慢すると母体にも胎児にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
✅ 比較的安全な鎮痛薬:
- アセトアミノフェン(商品名:カロナール)
→ 妊婦さんでも使用可能とされている、最も安全性の高い鎮痛剤のひとつです。
一方で、市販薬には妊婦に不適切な成分が含まれている場合もあるため、自己判断での服用は危険です。
必ず薬剤師や歯科医師にご相談ください。
📸 妊娠中のレントゲン撮影は大丈夫?
「レントゲンで赤ちゃんに影響が出ないか心配…」
そんな声をよく耳にしますが、歯科で使用するレントゲンの被ばく線量はごく微量です。
さらに、撮影時には鉛入りの防護エプロンを着用するため、お腹の赤ちゃんに放射線が届くことはほぼゼロとされています。

⚠️ レントゲンを避けるリスクも
治療前の適切な診断ができないと、誤った処置や炎症の悪化につながる可能性もあります。
心配な方は、撮影の必要性や安全性について、遠慮なく歯科医に相談してください。
🦷 妊娠中の親知らずの抜歯はできる?
妊娠中に親知らずの痛みや腫れが出た場合、不安になる方も多いと思います。
結論から言うと、必要に応じて抜歯は可能ですが、タイミングと処置内容には注意が必要です。

✅ まずは炎症のコントロールを優先
智歯周囲炎(親知らずの周囲の炎症)などで急な痛みが出た場合は、
すぐに抜歯せず、まずは腫れや痛みを抑える処置を優先します。
🗓️ 抜歯が必要なら「安定期(5〜8ヶ月)」が最適
どうしても抜歯が必要な場合は、母体が安定している妊娠中期に実施するのが安心です。
この時期であれば、麻酔や処置の負担も軽減されやすく、赤ちゃんへの影響も最小限に抑えられます。
💊 処置後の薬についても要相談
抜歯後には痛み止めや抗生物質の服用が必要になることもあります。
妊婦さんの体調や妊娠週数に合わせて、安全性を考慮した薬を選びますので、必ず事前に歯科医とご相談ください。
🏥江戸川区篠崎で妊娠中に歯科治療をご希望の方へ

妊娠中はホルモンバランスの変化により、虫歯や歯周病が悪化しやすくなります。
江戸川区篠崎駅前の当院では、妊娠中の体調に配慮したやさしい歯科治療を行っています。
特に安定期(妊娠5〜8ヶ月)であれば、安心して治療を受けていただけます。
レントゲン撮影や使用するお薬も、安全性に配慮した内容でご案内していますのでご安心ください。
また、江戸川区では無料の妊婦歯科健診も実施中。お口の違和感や不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
【動画】妊娠性歯肉炎
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。