- 1. 【動画 35秒】歯周病があっても大丈夫!矯正治療を成功させるポイント
- 2. 歯周病でも矯正治療は可能?—治療のポイントと注意点
- 2.1. はじめに
- 2.1.1. 矯正治療と歯周病の関係とは?
- 2.1.2. 矯正治療中に歯周病が発生するリスク
- 2.1.3. 矯正治療中に歯周病が悪化するリスク
- 2.1.4. 歯周病の治療が矯正治療に与える影響
- 3. 1. 矯正治療中の歯周病リスク
- 3.1. 1.1 矯正治療と歯周病のメカニズム
- 3.1.1. 矯正装置が歯周ポケットに与える影響
- 3.1.2. 歯の動きと歯槽骨の変化
- 3.2. 1.2 矯正治療中に歯周病が進行する原因
- 3.2.1. プラークや歯石の蓄積
- 3.2.2. メンテナンス不足のリスク
- 3.3. 1.3 矯正治療前後で歯周病が悪化しやすいケース
- 3.3.1. 歯周病の既往歴がある場合
- 3.3.2. 高齢患者や全身疾患との関連性
- 4. 2. 矯正治療中に歯周病が見つかった場合の対応
- 4.1. 2.1 歯周病がある場合の矯正治療の流れ
- 4.1.1. 初期治療(スケーリングやルートプレーニング)
- 4.1.2. 外科的治療が必要なケースの紹介
- 4.2. 2.2 矯正治療を中断すべきタイミング
- 4.2.1. 重度歯周病の場合
- 4.2.2. 矯正装置の取り外しが必要な状況
- 4.3. 2.3 歯周病治療と矯正治療の同時進行の可否
- 4.3.1. 医師間の連携(歯周病専門医と矯正医の役割)
- 5. 3. 矯正治療による歯周病の予防法
- 5.1. 3.1 矯正治療中のセルフケア
- 5.1.1. 正しい歯磨き方法とフロスの活用
- 5.1.2. 矯正用の歯ブラシや歯間ブラシの使用
- 5.2. 3.2 プロフェッショナルケアの重要性
- 5.2.1. 定期的なクリーニングと歯石除去
- 5.2.2. 歯周病検査のスケジュール
- 5.3. 3.3 食事制限と生活習慣の見直し
- 5.3.1. 酸性飲料や糖分の多い食品の影響
- 5.3.2. 禁煙の重要性
- 6. 4. 歯周病でも矯正できるのか?
- 6.1. 4.1 軽度から中等度の歯周病患者における矯正治療の可否
- 6.1.1. 矯正治療が可能な症例の紹介
- 6.1.2. インビザラインなどの選択肢
- 6.2. 4.2 重度歯周病患者の治療例
- 6.2.1. 再生療法の併用
- 6.3. 4.3 矯正治療を行う際の注意点
- 6.3.1. 矯正装置の種類別リスク(ブラケット、インビザライン)
- 6.3.2. 注意点:
- 7. 5. 最新の矯正技術と歯周病治療
- 7.1. 5.1 最新の技術がリスクを軽減する方法
- 7.1.1. 歯周病患者に適した装置の進化
- 7.2. 5.2 歯周病予防を意識した矯正治療の提案
- 7.2.1. 痛みを軽減する新技術
- 7.2.2. 治療期間の短縮化
- 8. 6. 矯正治療を検討している歯周病患者へのアドバイス
- 8.1. 治療前に必ず行うべき検査と診断
- 8.2. 信頼できる矯正歯科の選び方
- 9. おわりに
- 9.1. 矯正治療と歯周病の関係を理解し、適切な対応を
- 9.2. 健康的な歯並びと歯周病予防を両立するためのポイント
- 9.3. 専門医との相談をおすすめする理由
- 10. よくある質問
- 11. 歯周病でも諦めない!江戸川区篠崎で矯正治療を受けて、美しい笑顔と健康な歯を手に入れましょう
- 12. 【動画】自宅で実践|歯肉炎の治し方
- 13. 筆者・院長
【動画 35秒】歯周病があっても大丈夫!矯正治療を成功させるポイント
歯周病でも矯正治療は可能?—治療のポイントと注意点
はじめに
矯正治療と歯周病の関係とは?
矯正治療と歯周病は密接な関係があります。矯正治療は歯並びや噛み合わせを改善するための治療ですが、歯を動かす過程で歯周組織に負担がかかることがあります。一方で、歯並びが整うことで清掃性が向上し、歯周病予防につながるメリットもあります。そのため、矯正治療を計画する際には、歯周病の有無や進行度を慎重に評価することが重要です。
歯周組織の破壊が進んだ重度の歯周病であっても矯正治療は可能です。ただし歯周病の治療が完了して、本人のプラークコントロールが完全な状態になってからでないとできません。
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歯周病の上顎咬合面観
歯列不正が強く起こっている症例です。そのため特に矢印部分の歯茎の炎症が強く腫れています。
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同症例の下顎咬合面観
特に下顎の前歯がガタガタになっています。 矢印部分の歯茎が大きく腫れて歯周病が進行しています。
矯正治療中に歯周病が発生するリスク
矯正装置の装着により、口腔内の清掃が難しくなることがあります。特にブラケットやワイヤーはプラークや歯石が付着しやすいため、歯周病リスクが高まります。また、矯正中に歯周ポケットが深くなる可能性があり、適切なケアが行われない場合には歯周病が進行するリスクも考えられます。
矯正治療中の歯周病リスクを軽減するためには、患者自身のセルフケアだけでなく、定期的なプロフェッショナルケアが欠かせません。
矯正治療中に歯周病が悪化するリスク
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プラークスコアPCRを10%以下
写真は初期歯周病でプラークコントロールが不良です。乱杭歯なので、歯列矯正が必要なケースです。
磨き残しがかなりあるため、この状態のまま矯正治療を始めると歯周病が悪化する可能性があります。矯正を始めるにはまず、きちっと歯磨きのトレーニングを行いプラークスコアPCRを10%以下にしてからが条件です。
歯周病の治療が矯正治療に与える影響
矯正治療を行う前に歯周病が治療されていない場合、歯を支える歯槽骨や歯茎が弱まっている可能性があり、矯正治療中にさらなる悪化を招くことがあります。そのため、歯周病治療を先行することで、歯槽骨や歯茎の健康状態を改善し、矯正治療の成功率を高めることが重要です。
一方で、矯正治療による歯の移動が歯周病の治療効果を向上させる場合もあります。例えば、適切な歯の位置に動かすことで、ブラッシングしやすい環境を整え、プラークの蓄積を防ぐことができます。このように、歯周病治療と矯正治療は密接に関連し、お互いを補完する治療といえます。
1. 矯正治療中の歯周病リスク
1.1 矯正治療と歯周病のメカニズム
矯正装置が歯周ポケットに与える影響
矯正装置(ブラケットやワイヤー)は、歯の表面や歯間にプラークや歯石が溜まりやすい環境を作ります。これにより、歯周ポケット内の細菌活動が活発になり、炎症や歯周病の進行が起こりやすくなります。また、清掃が不十分な場合、歯茎の腫れや出血が見られることもあります。
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歯の動きと歯槽骨の変化
矯正治療では、歯を支える歯槽骨に圧力が加わることで、骨が再構築されます。しかし、歯周組織が弱っている場合、骨吸収が進みやすくなり、歯の動揺が強まる可能性があります。特に歯周病が進行している場合には、この変化が治療を困難にする要因となります。
1.2 矯正治療中に歯周病が進行する原因
プラークや歯石の蓄積
矯正装置の使用中は、歯の隙間や装置周辺にプラークが蓄積しやすく、歯石が形成されるリスクが高まります。これが原因で、歯周病菌が増殖し、歯肉炎や歯周病の進行につながります。特に、ブラケットやワイヤーの周囲の清掃が不十分だと、症状が悪化しやすい傾向があります。
メンテナンス不足のリスク
矯正治療中は定期的な歯科検診やクリーニングが必要ですが、これを怠ると歯周病のリスクが大幅に増加します。また、患者自身のセルフケアが十分でない場合、細菌感染や炎症が広がりやすくなります。特に、歯間や装置の細かい部分の清掃が行き届かない場合、問題が発生しやすいです。
1.3 矯正治療前後で歯周病が悪化しやすいケース
歯周病の既往歴がある場合
過去に歯周病を患った経験がある患者は、矯正治療中に再発するリスクが高まります。既に歯槽骨が弱まっている場合、矯正治療の負荷がさらなる骨吸収を引き起こし、歯周病が悪化する可能性があります。このため、治療前にしっかりと歯周病の状態を評価し、必要に応じて治療を行うことが重要です。
高齢患者や全身疾患との関連性
高齢者や糖尿病などの全身疾患を持つ患者は、免疫機能の低下や血流障害の影響で歯周病の進行リスクが高いとされています。こうした患者が矯正治療を行う場合、歯周病の進行を防ぐために、より綿密な治療計画とメンテナンスが必要です。
2. 矯正治療中に歯周病が見つかった場合の対応
2.1 歯周病がある場合の矯正治療の流れ
初期治療(スケーリングやルートプレーニング)
矯正治療中に歯周病が発見された場合、まずは歯周病治療を優先します。初期治療として、スケーリング(歯石除去)やルートプレーニング(歯根面の滑らか化)を行い、炎症を抑えることが重要です。これにより、歯周組織の健康を回復し、矯正治療を安全に進める準備を整えます。
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外科的治療が必要なケースの紹介
歯周病が重度の場合、歯周外科治療が必要になることがあります。たとえば、フラップ手術や骨再生療法を行い、歯槽骨や歯茎の健康状態を改善します。このような治療は矯正治療前、もしくは治療中に行われることがあり、歯周病と矯正治療を同時進行で管理する専門的なアプローチが求められます。
2.2 矯正治療を中断すべきタイミング
重度歯周病の場合
歯周病が重度で歯槽骨の吸収が進行している場合、矯正治療を一時的に中断する必要があります。矯正治療は歯周組織に一定の負担をかけるため、組織が弱った状態では治療を進めることがリスクとなります。この場合、歯周病治療を優先し、健康状態が改善されてから矯正治療を再開します。
矯正装置の取り外しが必要な状況
歯周病が悪化して矯正装置が歯周組織に過剰な負担を与えている場合、装置の取り外しを検討します。ブラケットやワイヤーが歯茎の炎症を悪化させる場合には、一時的に矯正治療を停止し、歯周病治療に専念することが推奨されます。
2.3 歯周病治療と矯正治療の同時進行の可否
医師間の連携(歯周病専門医と矯正医の役割)
歯周病治療と矯正治療を同時進行させる場合、歯周病専門医と矯正医の密接な連携が欠かせません。歯周病専門医が歯周組織の管理を行い、矯正医が患者の歯並びや噛み合わせを調整する役割を担います。この協力により、歯周組織の健康を保ちながら安全に矯正治療を進めることが可能です。
具体的な取り組みとしては、以下が挙げられます:
- 定期的な歯周ポケット検査と歯周組織の健康状態の評価
- 矯正装置が歯周組織に与える負担を最小限にする治療計画の策定
- 歯周病の進行状況に応じた矯正治療の調整や装置の変更
これにより、歯周病と矯正治療を並行して進めることができ、患者の口腔内環境を最適な状態に保つことが可能です。
3. 矯正治療による歯周病の予防法
3.1 矯正治療中のセルフケア
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正しい歯磨き方法とフロスの活用
矯正治療中は、ブラケットやワイヤーの間にプラークや食べかすがたまりやすく、歯周病のリスクが高まります。したがって、毎日の歯磨きは非常に重要です。正しい歯磨き方法を実践し、歯の表面だけでなく、矯正装置周辺も丁寧に磨くようにしましょう。
- 歯ブラシの使い方:ブラケットやワイヤー周囲を丁寧に磨くために、毛先が斜めになった矯正用歯ブラシを使うと効果的です。小刻みに動かして磨きましょう。
- フロスの活用:歯間にたまったプラークを取り除くために、フロスの使用が推奨されます。ワイヤーの下に歯間ブラシを通す専用のフロススレッダーを使用すると、より簡単にフロスを通せます。
これらの方法を毎日のケアに取り入れることで、歯周病の予防ができます。
矯正用の歯ブラシや歯間ブラシの使用
矯正治療中は、歯ブラシだけでは歯の隙間や装置周辺を完全に清掃するのが難しいため、歯間ブラシを併用することが重要です。歯間ブラシは、歯と歯の間に挿入して、プラークや食べかすを取り除きます。特に矯正装置がある場合は、歯間ブラシを使用して清掃することで、歯周病のリスクを減らすことができます。
3.2 プロフェッショナルケアの重要性
定期的なクリーニングと歯石除去
矯正治療中は、患者自身のセルフケアだけでは歯石の除去が難しくなる場合があります。そのため、歯科医院での定期的なクリーニングが不可欠です。歯石が溜まると歯周病の原因となるため、専門的なスケーリングやルートプレーニングを定期的に行うことが推奨されます。
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- プロフェッショナルクリーニング:歯科衛生士が行うクリーニングで、ブラケット周囲や歯間の細かな部分までしっかりと掃除をします。
- 歯石除去:歯石は歯ブラシでは取り除けないため、定期的に歯科医院で除去してもらうことが重要です。
これらのケアによって、歯周病予防と矯正治療の効果を最大化できます。
歯周病検査のスケジュール
矯正治療を受けている患者は、定期的な歯周病検査を受けることが大切です。歯周ポケットの深さや歯茎の健康状態をチェックし、歯周病の進行を早期に発見することができます。矯正治療をしている場合、歯周病が進行しやすいため、定期的に歯科医師にチェックしてもらい、必要に応じて治療を行うことが望ましいです。
3.3 食事制限と生活習慣の見直し
酸性飲料や糖分の多い食品の影響
矯正治療中は、食べ物や飲み物が歯や矯正装置に影響を与えやすいため、特に注意が必要です。酸性飲料(例:ジュースやスポーツドリンク)や糖分を多く含む食品(例:お菓子や甘い飲み物)は歯周病のリスクを高める原因となります。
- 酸性飲料:酸性の飲み物は歯のエナメル質を弱くし、虫歯や歯周病の進行を促進する可能性があります。
- 糖分:糖分を多く含む食品は、歯の表面にプラークを作り、細菌の繁殖を促進します。
これらを控えめにし、健康的な食生活を心がけることで歯周病や虫歯のリスクを減らせます。
禁煙の重要性
喫煙は歯周病の最大のリスクファクターの一つです。タバコの煙は血流を悪化させ、歯茎の回復力を低下させます。矯正治療中に喫煙を続けると、歯周病の進行が加速し、治療効果にも悪影響を及ぼす可能性があります。禁煙することが歯周病予防にとって非常に重要です。
4. 歯周病でも矯正できるのか?
4.1 軽度から中等度の歯周病患者における矯正治療の可否
矯正治療が可能な症例の紹介
軽度から中等度の歯周病患者であれば、適切な治療を行った上で矯正治療を受けることが可能です。例えば、歯周病が初期段階で炎症が軽度の場合、矯正治療と並行して歯周病の管理を行うことで、治療を安全に進められます。中等度の場合でも、歯槽骨や歯茎の状態が安定していれば矯正治療を開始できます。
具体例:
- 軽度歯周病:歯肉炎があるものの歯槽骨の吸収が見られないケース。
- 中等度歯周病:歯槽骨の吸収が一部見られるが、進行が抑えられているケース。
インビザラインなどの選択肢
軽度から中等度の歯周病患者には、インビザラインのような透明なマウスピース矯正が適しています。インビザラインは取り外しが可能なため、口腔内の清掃がしやすく、歯周病のリスクを軽減できます。また、ブラケット矯正に比べて歯茎や歯周組織に与える負担が少ない点もメリットです。
4.2 重度歯周病患者の治療例
再生療法の併用
重度の歯周病患者が矯正治療を受ける場合、まず歯周病治療を優先します。特に、歯槽骨の吸収が著しいケースでは、骨再生療法(GTR法やリグロス)を行うことが推奨されます。これにより、矯正治療に必要な歯槽骨の強度を回復させることが可能です。
治療プロセス:
- 歯周病の初期治療(スケーリング、ルートプレーニング)。
- 必要に応じた歯周外科治療(再生療法やフラップ手術)。
- 歯周病が安定した後に矯正治療を開始。
4.3 矯正治療を行う際の注意点
矯正装置の種類別リスク(ブラケット、インビザライン)
- ブラケット矯正:
- 固定式の矯正装置はプラークや歯石が溜まりやすく、歯周病リスクを高める可能性があります。
- ワイヤーの調整による歯周組織への負担が大きいため、定期的なクリーニングが不可欠です。
- インビザライン(マウスピース矯正):
- 取り外し可能なため、口腔内の清掃が容易で、歯周病のリスクを低減できます。
- ただし、装着時間が短すぎると治療効果が減少するため、装着時間を守ることが重要です。
注意点:
- 矯正治療を開始する前に歯周病の状態を正確に診断し、必要に応じて歯周病専門医との連携を図ること。
- 矯正治療中は口腔内の健康状態を定期的にモニタリングし、歯周病の再発や進行を防ぐための対策を講じること。
5. 最新の矯正技術と歯周病治療
5.1 最新の技術がリスクを軽減する方法
歯周病患者に適した装置の進化
歯周病患者に配慮した矯正装置の開発も進んでいます。たとえば、インビザラインのような透明なマウスピース矯正装置は、歯や歯周組織に負担をかけにくく、取り外し可能で清掃が容易なため、歯周病リスクを軽減します。また、セルフライゲーションブラケットと呼ばれる低摩擦の装置は、歯や歯茎に与える力を最小限に抑え、歯周病患者にも適した選択肢となります。
5.2 歯周病予防を意識した矯正治療の提案
痛みを軽減する新技術
矯正治療中の痛みや不快感は、患者が治療を継続する上での障壁となりますが、新しい技術によりこれを軽減することが可能になっています。たとえば、軽い力を継続的にかけることで歯を動かすシステム(例:デーモンシステム)を利用すると、歯や歯茎に与える負担が減少します。また、振動を利用して歯を移動させるデバイス(アクセルデントなど)は、痛みを抑えながら治療を進めることが可能です。
- 患者のメリット:痛みや不快感が少ないことで、患者の治療継続意欲が高まります。
- 歯周病予防:歯茎への過剰な刺激を避けることで、炎症や腫れのリスクを軽減します。
治療期間の短縮化
治療期間の短縮化は、歯周病予防にもつながります。矯正治療が長期間に及ぶと、装置の清掃不足やプラークの蓄積による歯周病リスクが高まるため、治療を迅速に進める技術が重要です。
- 短縮技術の例:
- 振動デバイスや光加速技術を利用することで歯の移動を早める。
- AIを活用した最適な歯の移動スケジュール設計。
- 歯周病予防の効果:治療期間が短縮されることで、矯正装置による清掃困難な期間を減らし、歯周病の発生を抑えられます。
6. 矯正治療を検討している歯周病患者へのアドバイス
治療前に必ず行うべき検査と診断
歯周病を抱える患者が矯正治療を始める際には、治療前の検査と診断が非常に重要です。以下の項目をしっかり確認することで、歯周病の進行を防ぎつつ安全に矯正治療を進めることができます。
- 歯周病検査:歯周ポケットの深さ、歯槽骨の状態、歯茎の炎症度合いを確認します。
- レントゲン撮影:歯槽骨の吸収具合や隠れた病変をチェックし、治療計画を立てる基礎資料とします。
- 咬合(噛み合わせ)の診断:歯並びだけでなく、噛み合わせが歯周病に与える影響を考慮します。
- 全身疾患の確認:糖尿病など、歯周病リスクを高める全身疾患がある場合、主治医との連携が必要です。
これらの検査を通じて、歯周病が矯正治療に与える影響を正確に評価し、最適な治療プランを立てることができます。
信頼できる矯正歯科の選び方
歯周病患者が安心して矯正治療を受けるためには、信頼できる矯正歯科を選ぶことが重要です。以下のポイントを参考に、適切な歯科医院を選びましょう。
- 歯周病治療との連携が可能な歯科医院
矯正治療だけでなく、歯周病治療にも対応している歯科医院を選ぶと安心です。 - 経験豊富な矯正医が在籍していること
歯周病患者の治療経験が豊富な矯正医は、歯周病のリスクを考慮した治療計画を立てることができます。 - 治療実績や症例写真の公開
医院のウェブサイトや診療室で治療実績や症例写真を確認し、自分の症状に似た症例があるかチェックしましょう。 - 口コミや評判を確認
インターネットの口コミサイトや患者レビューを参考に、治療の満足度や医院の対応を確認します。 - カウンセリングの充実度
初回カウンセリングでしっかりと説明を行い、患者の質問に丁寧に答えてくれる医院は信頼できます。
おわりに
矯正治療と歯周病の関係を理解し、適切な対応を
矯正治療と歯周病は密接に関係しています。矯正治療は歯並びや噛み合わせを改善し、口腔内の清掃性を向上させる一方で、適切なケアを怠ると歯周病のリスクが高まる可能性もあります。そのため、矯正治療を受ける際には、歯周病の状態をしっかりと評価し、治療前・治療中に適切な対応を行うことが重要です。
健康的な歯並びと歯周病予防を両立するためのポイント
矯正治療を成功させるためには、健康な歯周組織を維持することが欠かせません。以下のポイントを意識することで、歯周病予防と美しい歯並びの両立を目指せます。
- 日々のセルフケアを徹底する
矯正治療中はプラークや歯石が溜まりやすいため、適切な歯磨き方法やデンタルフロス・歯間ブラシの使用を心がけましょう。 - 定期的な歯科医院でのメンテナンス
プロフェッショナルケアによる歯石除去や歯周病のチェックを欠かさず、口腔内環境を整え続けることが大切です。 - 食生活や生活習慣の見直し
糖分や酸性飲料の摂取を控え、禁煙を心がけることで歯周病リスクを低減できます。
これらを実践することで、健康的な歯並びと口腔内の健康を同時に手に入れることが可能です。
専門医との相談をおすすめする理由
矯正治療と歯周病治療の両立は高度な専門知識と経験を必要とします。そのため、治療を検討する際には、矯正医や歯周病専門医との相談を強くおすすめします。専門医は、患者の歯周組織の状態を正確に診断し、最適な治療計画を提案してくれます。
- 歯周病と矯正治療を熟知した医師の重要性
歯周病のリスクを考慮しながら矯正治療を進めるため、経験豊富な専門医のアドバイスが不可欠です。 - 安心感の提供
患者の不安や疑問に丁寧に答え、治療の選択肢を明確に示してくれる専門医は、治療を安心して進めるためのパートナーです。
矯正治療と歯周病の管理を成功させるために、信頼できる医師と協力し、適切なケアを受けることが健康で美しい笑顔への第一歩です。
よくある質問
① こんにちは。33歳女性です。 矯正装置をはずした2年ほど前から、急激に歯周病が悪化したような気がします。
② 1ヶ月に1度、歯茎全体が痛くなり炎症を起こしているのか、指で少し押さえただけでも真っ赤になるほど歯茎から血が出ます。ゴールデンウィークに診察して頂いたのですが、歯周ポケットは総て3ミリ(1箇所は4ミリ)でした。骨の吸収に関しては何も言われませんでした。ブラッシング指導の通り歯磨きしているのですが・・
歯周病を専門に掲げてる医院のほうがいいのかしら。 体調が悪くなると弱いところに出るといいますが、そういう類のものなのでしょうか(一過性?)それとも確実に歯周病が進行しているということなのでしょうか?それを食い止めるにはどうしたら…。
③ 外科手術を併用した矯正方法(上下あごとも)だったのですが、それも何か影響しているのでしょうか。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答お待ちしています。
①の回答
歯列矯正を行って歯並びが良くなったのですから歯磨きもきちんと出来るようになっているはずです。ですから矯正装置を外した事と歯周病になっている事は全く因果関係はないと思われます。
②の回答
歯周ポケットという視点から言えば、3mm程度ですので歯周病ではなく正常の範囲ということもできます。 しかし、歯肉からの出血がありますので、あきらかに歯周病になっています。歯槽骨の吸収がないのであれば、 歯周病の初期状態、つまり歯肉炎ということになります。
歯肉炎の程度でしたら、的確なブラッシングで治癒することがほとんどです。歯肉炎の状態が続いているようですから十分なプラークコントロールが出来ていないのではないでしょうか。
自宅で染め出し液を使って磨き残しのチェックを行ってみると良いでしょう。
ただ、歯石が付着している場合には歯科医院で取ってもらわなくてはなりません。歯石は1度取ってもまたついてしまうものです。 個人差がありますが、早い人で3か月もするともう付いている人もいます。
また、ブラッシングだけでは的確に口腔内を綺麗にする事が出来ない人もかなりいるようです。そこで、歯科医院においてPMTCやエアーフローを定期的(3か月に一度)受けることを お勧めします。PMTCやエアーフローを定期的に受けることで、歯石の付着もかなり防ぐことが出来、歯周ポケット内の細菌量のコントロールが出来ますから非常に重要な処置と思います。
③の回答
外科手術を併用した矯正治療と歯周病との因果関係はないと思います。
補足 歯科医院の選択基準
- 1歯科衛生士を雇用していて、歯ブラシのやり方の指導をしっかり行っている。
- エアフローやPMTCを行っている。
- 定期的にメインテナンス(歯石取り、エアフロー、PMTC)を行っている。
以上をしっかり実施している歯科医院であることが望ましいです。
現在歯列矯正中です。歯周病も手遅れで骨が溶けていると言われました。顔色はあごの付近が赤黒く、小鼻の横が赤くなっています。 夜、生ごみのにおいを感じ、鼻が押されるような感じです。
あごの骨は折れやすくなりますか? そのような時は何処に診てもらうのでしょうか?
回答
現在、歯列矯正中ということですので、歯に力がかかっていますから、鼻が押されるような感覚が起こっているのかもしれません。
矯正治療には、骨が折れるということありませんのでご心配はいりません。また、過去にそのような症例があったという報告は、一切ありません。
歯周病であっても重度歯周病でなければ、あるいは歯周病がある程度コントロールされていれば、矯正治療を行っても差し支えないと思います。
生ごみの臭いを感じるということについては、口腔内に何らかの問題があるのかもしれません。歯周病が進行しているということですから、歯周病菌による臭いなのかもしれません。または、口臭は自臭症と他臭症とに分類されますが、全く臭いの原因がなく、においだけを感じる自臭症なのかもしれません。直接診断していないので、明確な回答が出来ないのが残念です。
いずれにしても、歯科医師に症状を明確に話して診断を仰いでください。
歯周病でも諦めない!江戸川区篠崎で矯正治療を受けて、美しい笑顔と健康な歯を手に入れましょう

歯周病があっても、矯正治療を受けることは可能です。歯並びが整えば、歯磨きがしやすくなり、歯周病のリスクを減らすことができます。治療を並行して進めていく体制を整えており、患者様の歯の健康を総合的にサポートさせていただきます。
- 歯周病治療の専門的なケア:治療前に歯周病をしっかり改善し、安全に矯正治療を進めます。
- 最新の矯正技術:インビザラインなど、歯周病に配慮した矯正治療法をご提案します。
- 治療後の健康維持もサポート:歯周病予防と美しい歯並びを両立させるためのアフターケアも充実しています。
「歯周病があるから矯正治療は無理」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。 あなたの笑顔と健康を守るために、歯科医師が丁寧に診断し、最適な治療プランをご提案いたしますます。
まずはお気軽にお問い合わせください!
【動画】自宅で実践|歯肉炎の治し方
筆者・院長

深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。