「1歳になって乳歯が増えてきたけれど、歯磨きを嫌がってなかなかできない…」そんなお悩みはありませんか?🪥
この時期の歯磨きは、将来の歯並びや虫歯予防のためにとても大切です。でも無理やりやってしまうと、子どもがますます歯磨きを嫌がるようになることも。

この記事では、1歳からの歯磨き習慣の始め方・嫌がる子への工夫・仕上げ磨きのコツをわかりやすく解説します。👶✨。

1歳の歯磨きが大切な理由🦷

1歳になると、乳歯が前歯から奥歯へと生えそろい始めます。実は乳歯も虫歯になると治療が必要で、放置すると将来の歯並びや永久歯にも影響を与えることがあります。
さらにこの時期は食べられるものが増え、糖分を含むおやつや飲み物を口にする機会も多くなるため、虫歯菌のリスクが急上昇⚡️。だからこそ、**「歯磨き=当たり前の習慣」**として身につけることがとても大切です。

1歳の歯磨きが大切な理由
1歳の歯磨きが大切な理由

1歳からの歯磨きの始め方🪥

歯ブラシの選び方

  • 子ども用:毛先が柔らかく、ヘッドが小さいものを選びましょう。
  • 仕上げ磨き用:保護者が使う歯ブラシは、長めの柄で持ちやすいものがおすすめです。

歯磨き粉は使う?

1歳ではフッ素入り歯磨き粉を米粒程度(1〜2mm)だけ使うのが安心です👌。飲み込んでも安全な濃度のものを選びましょう。

磨くタイミング

  • 食後(特におやつや甘い飲み物の後)
  • 就寝前(最重要⭐️)

夜寝る前の仕上げ磨きは、虫歯予防に欠かせません。

歯磨きを嫌がる1歳児への工夫😊

「歯磨きイヤ!」と泣いてしまうのは当たり前。そんなときは工夫が必要です。

歯磨きを嫌がる1歳児への工夫
歯磨きを嫌がる1歳児への工夫

楽しくするアイデア🎵

  • 歌を歌いながら磨く
  • 「いち、に、さん」と数えながら磨く
  • キャラクターの歯ブラシを使う

姿勢の工夫🪑

  • 横抱きやあおむけに寝かせて磨く
  • 膝の上で安心させながら仕上げる

遊び感覚で慣れさせる

お人形やぬいぐるみに歯磨きをする真似をさせると、子どもが真似っこしてくれます。

仕上げ磨きの基本✨

1歳では、子ども自身でしっかり磨くのは難しいため、必ず保護者の仕上げ磨きが必要です。

コツ

  • 短時間で手早く(1〜2分でOK)
  • 奥歯の溝や歯と歯ぐきの境目を重点的に
  • 強くこすらず、優しく小刻みに動かす

よく磨き残す部位⚠️

  • 上の前歯(特に裏側)
  • 奥歯のかみ合わせ部分
  • 歯と歯の間

「くすぐったい」「いやだ」と感じやすい場所なので、優しい声かけをしながら進めましょう。

1歳の歯磨きで注意すべきポイント⚠️

無理に押さえつけない

子どもの恐怖心が強まると、ますます嫌がるようになります。できる範囲でOKと考えましょう。

短時間で終える

ダラダラ磨きは逆効果。テンポよく短く仕上げることがポイントです。

定期的な歯科検診🦷

1歳半健診をはじめ、小児歯科での定期検診やフッ素塗布を取り入れることで、プロのチェックも受けられて安心です。

画像でわかる虫歯の進行と危険性


【上の歯の写真:乳歯にC2〜C4の虫歯が多発】

乳歯にC2〜C4の虫歯が多発
乳歯にC2〜C4の虫歯が多発

🔍 写真のポイント

  • C2(エナメル質を超えて象牙質まで進行)
     歯の表面にとどまらず、内側の象牙質まで広がり始めている虫歯です。
     画像右側の白濁部や茶色い穴がC2です。
  • C3(神経の近くまで到達)
     赤い矢印で示されているように、大きく削れた部分が見えます。
     象牙質が大きく失われ、痛みが出やすい状態です。
  • C4(歯冠が崩壊:根だけ残る段階)
     写真左側奥には、歯がほとんど崩れ落ち、根だけが残っている部分があります。
     この状態では細菌が溜まりやすく、膿や腫れの原因になります。

【下の歯の写真:左右の乳歯にC2虫歯】

左右の乳歯にC2虫歯
左右の乳歯にC2虫歯

🔍 写真のポイント

  • 左右の奥歯に丸い穴状のC2虫歯があり、茶色く変色した部分が確認できます。
  • この段階でも放置すると急速にC3→C4へ進行しやすいのが子どもの特徴です。

🦷 なぜ子どもの虫歯は進行が早いの?

  • 乳歯のエナメル質は大人の半分の厚さ
     →短期間でC2・C3へ進む
  • 歯の溝が深い・磨き残しやすい
  • 甘い飲み物・お菓子の頻度が多い
  • 仕上げ磨きが不十分

❗ 放置するとどうなる?

  • 痛みで食事ができない
  • 歯並びが悪くなる(乳歯が早期に失われるため)
  • 永久歯が虫歯になりやすくなる
  • 膿が溜まると腫れ・発熱のリスク

🏥 子どもを虫歯から守るために

  • 毎日の仕上げ磨き(小4〜小6までは必要)
  • フッ素塗布で歯を強くする
  • 定期検診(3〜4ヶ月に1度)
  • おやつは時間と種類を決める

Q. 歯磨きを嫌がってできないときは?
A. 完璧に磨けなくても大丈夫。ガーゼで拭く、機嫌のいいときに短時間だけ行うなど、少しずつ慣れさせましょう。

Q. 歯磨き粉はいつから使えばいい?
A. 1歳から米粒程度ならOKです。フッ素入りで飲み込んでも安心なものを選びましょう。

Q. 仕上げ磨きは何歳まで必要?
A. 小学校までは必ず仕上げ磨きを続けましょう。

1歳の歯磨きは「習慣づけ」が最大の目的です。最初から完璧を目指さず、楽しみながら少しずつ慣れていきましょう。仕上げ磨きは親のサポートが不可欠ですが、声かけ・遊び・姿勢の工夫でスムーズに進められます。
そして定期的に歯科医院を利用し、プロのアドバイスを取り入れることで、安心して子どもの歯を守ることができます。

「1歳からの小さな習慣が、一生の歯の健康につながります🦷✨」

江戸川区篠崎で1歳から始める歯磨き習慣

1歳からの歯磨き習慣は、お子さまの一生の歯の健康を守る第一歩です🦷✨。江戸川区篠崎駅徒歩一分の当院では、歯磨きを嫌がるお子さまへの工夫や仕上げ磨きのコツも丁寧にアドバイスいたします。乳歯期から安心して通える歯科医院として、ぜひお気軽にご相談ください😊

【動画】アデノイド顔貌

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

Follow me!