子どもの歯ぐきが赤く腫れたり、歯みがきのときに血が出たりすると、保護者の方はとても心配になると思います。実は、生え変わりの時期は歯ぐきに汚れ(プラーク)が溜まりやすく、歯肉炎が起こりやすい時期です。お口の状況を正しく知ることで、早めに対策でき、ほとんどの場合は改善が可能です。🦷✨

赤い矢印の部分に歯ぐきの腫れ・赤み・プラークの付着・出血しやすい部位が示されています。これは典型的な**子どもの歯肉炎(子ども特有の歯ぐきの炎症)**の特徴です。

🖼 画像①(子どもの歯肉炎正面):

子どもの歯肉炎正面
子どもの歯肉炎正面

■ 歯ぐき全体が赤く腫れている

矢印が示すように、上顎前歯から奥歯まで、歯ぐきが赤く盛り上がった状態になっています。
これは、歯ブラシが届いていない部分に**プラーク(細菌のかたまり)**が残っているためです。

■ 前歯の根元にプラークが多い

特に生え変わり時期の子どもは段差が多いため、
歯と歯ぐきの境目にプラークが溜まりやすく、炎症が起きやすい状況です。

■ 出血しやすい

この赤さは“軽く触れるだけでも出血しやすい”サインです。

🖼 画像②(左側面):

右側面

■ 生え変わりの影響で磨きにくく、炎症が広がっている

矢印部分は、前歯から乳臼歯にかけて歯ぐきがぷっくり腫れた状態です。
生えかけの永久歯の周りは段差が大きく、磨き残しが非常に多い場所です。

■ 奥歯にもプラーク付着

生えかけの永久歯が歯茎の高い位置にあり、
歯ぐきの赤みが強く、炎症が波及しています。

🖼 画像③(右側面):

■ 右側も同様に歯ぐき全体が発赤

矢印部分に沿って、
歯ぐきのふくらみ・赤み・プラークの付着が確認できます。

■ 下の前歯はプラークがつきやすい部位

下顎前歯の裏側は唾液の影響で歯石が付きやすく、
子どもでもプラークや歯肉炎が起きやすい典型的な場所です。

🧾 総合まとめ

✔ 子どもの歯肉炎の典型例

生え変わり時期は、歯列がデコボコになるため磨きづらく、
プラークが溜まり→歯ぐきが赤く腫れ→触れると出血する
という流れが起こりやすくなります。

✔ 痛みがなくても進行する

軽度の歯肉炎は痛みを感じにくいため、
周囲が気づかないうちに炎症が広がることがあります。

✔ 毎日の仕上げ磨き・染め出しが効果的

染め出し
染め出し

改善のポイントは
「プラークを落とし切ること」
です。
特に、

  • 歯と歯ぐきの境目
  • 生えかけの永久歯の周り
  • 奥歯の溝・段差
    を意識して磨くと炎症は改善しやすくなります。
6歳臼歯が生える時に起きやすい「萌出性歯肉炎」

6歳前後になると、奥歯のさらに奥から「6歳臼歯(第一大臼歯)」が生えてきます。この時期は歯がまだ半分しか見えていないため、周りの歯ぐきがかぶさり、歯ブラシが届きにくくなります。

その結果、汚れが溜まりやすくなり、歯ぐきが赤く腫れたり、触ると痛んだりすることがあります。これを 「萌出性歯肉炎(ほうしゅつせい しにくえん)」 と呼びます。

この炎症自体は珍しいものではありませんが、放置すると痛みが強くなったり、むし歯の原因になることがあります。
生えかけの歯の周りをやさしく丁寧にブラッシングすることで、ほとんどの場合は改善します。

「痛がって磨かせてくれない」「腫れが強い」「なかなか良くならない」場合は、歯科で汚れを取り除き、適切なケアを行うことで早く治ります。気になる症状があれば早めにご相談ください。

🏡江戸川区篠崎で「子どもの歯ぐきが赤い」「歯みがきで出血する」などのお悩み方へ

江戸川区篠崎にある当院では、生え変わり時期のお子さまの歯ぐきトラブルに力を入れています。歯肉炎の赤みや腫れは、適切な磨き方と早期ケアで改善できます。地域の子どもたちのお口の健康を守るため、丁寧な診療を心がけています。👩‍⚕️🦷

【動画】アデノイド顔貌

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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