歯周病のQ&A 糖尿病患者が気をつけるべき歯周病の兆候と対策

糖尿病で歯周病です。歯茎から出血と小さな腫れがある場合、適切なブラッシングで改善は可能ですか?

質問お尋ねいたします。 現在、2型糖尿病で投薬治療を行っています。

歯周病用の歯ブラシと歯磨きでブラッシングしていますが、そのたびに出血します。 定期的に歯間ブラシも使っているのですが、その効果はあまり顕著ではありません。

最近、歯茎にプクッとした小さなふくれができ、いつのまにか治るという状態が続いています。 さらに、堅いものを噛むと奥歯がきしむような軽い痛みを感じます。
こうした状態の場合、適切なブラッシングで症状は改善しえるのでしょうか。 それとも外科的な処置が必要になって来るのでしょうか。

歯ブラシをすると出血があるということは明らかに歯周病による炎症が起こっている証拠です。 糖尿病の方は歯周病になりやすく、しかも重症化しやすいため、健康の方以上に適切なブラッシングが望まれます。 歯肉からの出血は気になさらずにどんどんブラッシングを行ってください。

同時に歯間ブラシの使用も毎回行ってください。 ポイックウォーターを使用してみてください。歯周病菌の数を減らすことが出来ます。

「歯茎にプクッとした小さなふくれができ、いつのまにか治るという状態が続いています。」とありますが、歯茎と歯との境辺りにふくれがある場合には歯周病が原因です。 一方、歯根に近い部分にふくれが出来ている場合には根の中の病気で、フィステルが出来ています。 この場合には根管治療(歯の神経の治療)が必要です。

歯周病の進行が重度に至っている場合には適切なブラッシングだけで症状が改善することはありません。重度歯周病の場合は、深い歯周ポケットが出来ていることがほとんどで、歯周ポケット内の細菌の繁殖をコントロールするような治療が必要です。

歯科医院での適切な処置が必要で、歯周外科が必要かは個々の症例によって判断されるべきものです。また病状が安定したとしても、定期的なメンテナンスに通う必要があります。当院ではPMTCやエアーフローと言って専用のクリーニング用の機械で歯面及び歯周ポケット内の細菌のコントロールをしていきます。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、患者様の大切な歯を1本でも延命するため、軽度歯周病から重度歯周病に至るまで様々な対策を行い、歯周病予防をはじめ、早期発見・早期治療で症状の改善・維持を行い、抜歯回避に努めております。

歯周病と糖尿病には相互関係があります。それぞれ共に治すことで相乗効果が期待できます。江戸川区篠崎で歯周病予防・歯周病治療をご希望の方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談下さい。

【動画】歯周病の手遅れの症状

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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