スクラッピング法のやり方と効果:虫歯予防に最適なブラッシング法

スクラッピング法は、歯磨き(ブラッシング法)の定番です。歯ブラシの毛先を、歯の面に直角にあてて、小刻みに左右に振動させるように動かす磨き方です。

大きく動かすと毛先が寝てしまうので、毛先を立てたまま細かく動かすようにしましょう。歯ブラシの持ち方のペングリップなどに適期変え、力を入れすぎないことが重要です。

この方法を使っても歯と歯の間の歯垢(プラーク)は十分に取りきれません。そこで、歯間ブラシやデンタルフロスが必要となります。

スクラッピング法のやり方

スクラッピング法前歯
スクラッピング法前歯

歯の表面の磨き方

歯に対して歯ブラシの毛先を直角に当て、力を入れすぎないように左右に小刻みに動かします。

スクラッピング法前歯

歯ブラシの毛先を直角に

歯の裏側もできる限り歯に対して直角に毛先を当てます。出来ない場合には角度を多少付けても構いません。

歯ブラシの毛先を直角に

奥歯の裏側もできる限り歯に対して直角に毛先を当てます。出来ない場合には角度を多少付けても構いません。

スクラッピング法の応用

スクラッピング法の応用

歯軸と平行に歯ブラシを動かす

歯ブラシの毛先を上手に使いましょう。

歯垢がたまりやすいのは、歯と歯の間、歯と歯茎の境目です。 そこを上手に磨くには、歯ブラシのつま先・わき・カカトを使い分け、歯ブラシの毛先がいつも歯に直角に当たるように、歯を3つの面(近心面・遠心面・磨面中央)に分割して力を入れず小刻みに動かして磨きます。

こうすると、歯垢がよく取れます。 どうぞ「毛先磨き」効果を実感してください。

スクラッピング法のメリット・デメリット

歯茎の状態、歯並びの状態で歯磨きの方法は変わります。

メリット

スクラッピング法は簡単に行えるため万人向けの歯磨き法と言えます。

簡単に習得できるにもかかわらず歯垢除去効果が高いのが利点と言えます。

デメリット

スクラッピング法は、歯と歯の間の歯垢(プラーク)は十分に取りきれません。そのため、磨き残しが多いことが欠点です。また、バス方のように歯周ポケット内の掃除にも向いていません。

そこで、歯間ブラシやデンタルフロスが必要となります。

スクラッピング法指導前
スクラッピング法指導前
スクラッピング法指導後
スクラッピング法指導後

スクラッピング法の効果

虫歯、歯周病、歯肉炎、口臭の治療や予防

歯の表面や奥歯の溝などの歯垢(プラーク)は虫歯、歯周病、歯肉炎、口臭の原因となります。スクラッピング法は慣れれば効率よく歯垢を除去出来るので上記疾患の予防や改善に有効と思われます。

最初は歯茎が痛かったり、歯茎からの出血があったりすることがありますが、やさしく行って使い続けることで歯茎の炎症が取れ引き締まってくるとそういった症状は消失します。

また、磨き残しがある場合には、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しましょう。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、このように虫歯や歯周病を未然に防ぐ予防歯科に力を入れ、患者様ご自身の歯が一生持つように予防主体の歯科健診や定期的な歯のクリーニングを推奨しております。予防歯科は歯の寿命だけでなく病気の予防とも関係しています。江戸川区篠崎にて、スクラッピング法の習得ご希望の方は当院までお気軽にご相談下さい。

【動画】歯周ポケットを改善するセルフケア法

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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