目次

歯周病予防で重要なのは、歯と歯ぐきの境目を丁寧に清掃することです。
バス法は、歯周ポケットに毛先を届かせてプラークを除去する、歯周病ケアに適した歯磨き方法です🦷
毎日のブラッシングを見直して、出血や腫れのない健康な歯ぐきを保ちましょう。

歯ぐきを守る正しいブラッシング方法

歯周病や歯肉炎は、歯と歯ぐきの境目にたまる「プラーク(細菌のかたまり)」が主な原因です。
特に歯周ポケット内部に細菌が停滞すると、歯ぐきの腫れ・出血・口臭・歯槽骨の吸収へと進行していきます。

そこで重要になるのが、歯周ポケットを効率よく清掃できる「バス法」です🦷✨

🪥 バス法とは?

 バス法
バス法

バス法は、歯と歯ぐきの境目(歯肉溝・歯周ポケット)に毛先を届かせ、プラークを除去する歯磨き法です。

歯周病治療のブラッシング指導でも広く用いられており、特に以下のような方に適しています。

📌 バス法がおすすめの方

  • 歯ぐきから出血する方
  • 歯ぐきが腫れている方
  • 歯周病・歯肉炎を指摘された方
  • ブリッジや連結冠が入っている方
  • 歯周ポケットが深い方

✅ ① 毛先を45度に当てる

歯ブラシの毛先を、歯と歯ぐきの境目に対して45度に傾けます。

毛先を歯周ポケットへやさしく入り込ませるイメージがポイントです。

✅ ② 小刻みに振動させる

毛先を当てたまま、1〜2mm程度の細かいストロークで軽く動かします。

ゴシゴシ磨く必要はありません⚠️
細かい振動でプラークを崩すことが重要です。

✅ ③ 軽い力で磨く

力が強すぎると、

  • 歯ぐきを傷つける
  • 毛先が広がる
  • 歯が削れる

などの原因になります。

目安は150〜200g程度の軽い圧です✨

🦠 連結冠まわりは特に注意

連結冠やブリッジ周囲は、清掃性が低下しやすく、プラークが停滞しやすい部位です。

特に補綴物の辺縁に段差や適合不良があると、

➡️ プラーク蓄積
➡️ 歯肉炎
➡️ 出血
➡️ 歯周病進行

という流れが起こりやすくなります。

📌 連結冠まわりに起きた歯周炎と出血

連結冠まわりに起きた歯周炎と出血
連結冠まわりに起きた歯周炎と出血

左下前歯部には、1〜3番が連結された硬質レジン前装冠が装着されていました。
連結部や補綴物の境目にはプラークが停滞しやすく、歯ぐきに赤み・腫れ・出血が認められました。

特に歯と歯ぐきの境目に炎症が強く、歯肉炎〜軽度歯周炎の状態と考えられます。

🦷 ポイント

  • 連結冠周囲は汚れがたまりやすい
  • 清掃不良が続くと歯周病が進行する
  • 歯間ブラシやスーパーフロスの併用が重要

📌 バス法によるブラッシング指導

45度の角度で歯肉溝を清掃するバス法の実践
45度の角度で歯肉溝を清掃するバス法の実践

歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度で当て、軽い力で細かく動かす「バス法」を指導しました。

バス法は、歯周ポケット内のプラーク除去に効果的で、歯肉炎や歯周病の改善に役立つブラッシング方法です🪥✨

🦷 ポイント

  • 強く磨かない
  • 毛先を歯肉溝に入れる
  • 小刻みに振動させる

📌 腫れと出血が改善した健康な歯ぐき

腫れと出血が消えた健康な歯肉の状態
腫れと出血が消えた健康な歯肉の状態

継続したプラークコントロールにより、歯ぐきの赤み・腫れ・出血は改善しました✨

歯肉は健康的なピンク色に戻り、歯と歯ぐきの境目も引き締まった状態になっています。

バス法に加え、歯間ブラシ・スーパーフロス・歯科医院でのクリーニングを併用したことが改善につながったと考えられます🦷

バス法導入前|歯周病による歯ぐきの腫れと炎症

歯と歯ぐきの境目にプラークが停滞し、歯ぐきの赤み・腫れ・出血が認められる状態です。
特に補綴物周囲は清掃が難しく、歯肉炎から歯周病へ進行していました。
歯と歯ぐきの境目にプラークが停滞し、歯ぐきの赤み・腫れ・出血が認められる状態です。
特に補綴物周囲は清掃が難しく、歯肉炎から歯周病へ進行していました。

ス法によるプラークコントロール後|健康的な歯ぐきへ改善

バス法によるブラッシング指導と適切なプラークコントロールにより、歯ぐきの炎症・腫れ・出血が改善しました。
歯肉は引き締まり、健康的なピンク色の状態へ回復しています🪥
バス法によるブラッシング指導と適切なプラークコントロールにより、歯ぐきの炎症・腫れ・出血が改善しました。
歯肉は引き締まり、健康的なピンク色の状態へ回復しています🪥

適切なバス法を継続すると、

  • 出血の減少
  • 歯ぐきの腫れ改善
  • 歯肉の引き締まり
  • 口臭改善
  • 歯周病進行抑制

などの効果が期待できます🦷✨

炎症が改善すると、赤く腫れていた歯ぐきは健康的なピンク色へ戻っていきます。

🧼 補助清掃器具との併用が重要

バス法だけでは、歯と歯の間やブリッジ下部の汚れは完全には除去できません。

そのため以下の併用が非常に重要です。

📌 併用したい清掃器具

  • 歯間ブラシ
  • デンタルフロス
  • スーパーフロス
  • ワンタフトブラシ

特にブリッジ下部はスーパーフロスが効果的です✨

  • 歯周ポケットにしっかり届く「細く柔らかい毛先」がポイント
  • 毛のしなやかさや耐久性も重要な選定基準
8mmの歯周ポケットが示す重度歯周病のサイン
8mmの歯周ポケットが示す重度歯周病のサイン
バス法に最適な歯ブラシとは?
バス法に最適な歯ブラシとは?

🦷 システマ(ライオン)がおすすめの理由

  1. 先端が細く、歯周ポケットに入りやすい
     極細の毛先が歯と歯茎のすき間に入り込み、食べカスやプラークを効率よく除去。
  2. 柔らかい毛なのにしっかり届く
     やさしい磨き心地ながら、弾力性があり、磨き残しを防ぐ構造。
  3. 耐久性に優れている
     毎日使用してもへたりにくく、長持ちしやすい。

💡 初めてバス法を行うときの注意点

  • 歯茎からの出血や痛みがあっても心配不要
     使い始めは歯肉炎により出血することがありますが、継続して磨くことで改善されます。
  • 続けることが大切
     数日で歯ぐきの腫れや痛みが落ち着いてくるため、焦らず継続を。

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✅ 歯周ポケットを清掃できる

歯周病原因菌が潜む歯周ポケットへアプローチできます。

✅ 歯肉炎・歯周病予防に効果的

炎症の改善や再発予防に役立ちます。

✅ 出血・口臭改善につながる

プラーク量が減少すると、歯ぐきの炎症や口臭も改善しやすくなります。

❗ややコツが必要

毛先の角度や力加減に慣れるまで難しく感じることがあります。

❗歯の咬合面清掃には不向き

噛む面や広い歯面は通常のスクラビング法も併用すると効果的です。

歯周病は、毎日のプラークコントロールによって予防・改善できる病気です。

特に、

  • 出血がある
  • 歯ぐきが腫れている
  • ブリッジが入っている
  • 歯周ポケットが深い

このような方は、バス法を取り入れることで歯ぐきの状態改善が期待できます✨

定期的な歯科医院でのクリーニングと合わせて、正しいブラッシング習慣を身につけましょう🪥

歯周病・歯肉炎の予防に効果的な「バス法」

江戸川区篠崎の当院では、歯周病・歯肉炎の予防に効果的な「バス法」という歯みがき方法をご紹介しています。バス法は、歯と歯ぐきの境目にたまるプラークをしっかり除去できる専門的なブラッシング技術です。

初めての方には歯科衛生士が丁寧にご指導いたしますのでご安心ください。歯ぐきの出血や腫れが気になる方、将来の歯周病を予防したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

【動画】歯周ポケットを改善するセルフケア法

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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