ドブ臭対策とは

  • 口臭の種類には生理的口臭と病的口臭があります。
  • 生理的口臭は起床時、緊張時、空腹時など唾液分泌が低下したタイミングで起こります。
  • 病的口臭は口腔内の疾患や全身的病気が原因などで根本治療が必要です。
  • ドブ臭対策として水をこまめに飲む、歯磨きのタイミング、水分の多い食べ物、舌を動かすこと、ポイックウォーターでマウスマウスウォッシュなどがあります。

口臭セルフチェック:あなたに当てはまる項目は?

1つでも該当する場合、口臭の原因が存在し対策が必要になります。

口臭チェックリスト

□ 大きな虫歯があり、痛みもある。
□ 歯石の付着が沢山あり歯周病と診断された。
□  内臓の病気がある。
□ 鼻で呼吸が出来ずに口で呼吸をする。
□ 舌を歯ブラシでゴシゴシ磨く。
□ 日頃から緊張することが多く、ストレスが溜まっている。

生理的口臭

人間は誰しも口臭を少なからず持っているものです。例えば朝起きた時、緊張した時、空腹な時などは普段より口臭が強くなります。これらの起床時口臭・緊張時口臭・空腹時口臭は、すべて生理的口臭と言えます。

原因

一時的に唾液の分泌量が低下するため口腔内細菌が増殖した結果起こります。

対策

朝食を食べる事は口腔内の生理的機能の安定化をもたらします。生理的口臭の予防に役立ちます。また、朝食はパサパサした食べ物は避け、和食や果物を取ることをおすすめします。

果物は大量の水分を含んでいるため、唾液を容易に作り出します。また果物は人間にとってすでに消化された食べものであり、すぐに栄養となり、全身的な生理的機能の安定化および増進をもたらしてくれるものと考えられています。

ただし、果糖の取りすぎによる肥満に注意が必要です。

病的口臭

病的口臭の代表的なものに歯周病があります。歯周病を引き起こす嫌気性菌が揮発性のガスを作るため起こるものです。

それ以外には親知らずの炎症(智歯周囲炎)や大きな虫歯、根尖病巣で作られるフィステルからの膿、歯磨き不足、全身的病気などが挙げられます。

① 水をこまめに飲む

水をこまめに飲む
水をこまめに飲む

唾液の量と質の改善

口臭患者(特に自臭症)の方の唾液の量を計測すると極めて少ない方がほとんどです。そのため自浄作用が低下し口臭の発生へとつながっています。

とにかく、水の補給をまめに行ってください。常にペットボトルを用意し、こまめに飲んでください。

口腔内の自浄作用を高めるためには唾液の質も極めて重要です。ネバネバ唾液では自浄作用は起こりにくいものです。サラサラ唾液にするにはやはり水の補給をこまめに行うことが重要です。

歯磨きのタイミング

水をこまめに飲む

歯磨きは朝起きて直ぐ

睡眠中は、唾液の分泌が著しく低下しているため、歯周病菌や虫歯菌の繁殖がとても起こりやすくなっています。 そのため、朝起きた時には“お口の中が細菌だらけ”ということになります。そこで、朝、目が覚めると同時に寝起き口臭が起こるのです。

夜寝る前にできるだけ歯垢を取り除くことで、寝ている間の細菌の繁殖を少なくできます。

朝食後、昼食事後に歯の間に詰まった食べカスは口を水で軽くすすぐか、食べカスを取る目的で歯ブラシには何も付けずに20~30秒程度のブラッシングを行うとようでしょう。また、舌に付いた食べカスは舌クリーナーで除去してもOKです。

歯磨きは夕食後すぐ

ブラッシングの主な目的はプラークの除去であり、食べカスを取ることではありません。 夕食後すぐに歯磨きを行うことで食べカスの除去と同時にプラーク(細菌の塊)の除去が可能です。

口腔内の細菌の量を減少させて、就寝中のプラークの増殖を最小限に抑えることができます。

※舌クリーナー(舌ブラシ型)で舌の食べかすを取ります。 食べかすが一番残るのは、舌です。

※ 食後、市販の歯磨き剤を使ってゴシゴシ磨いても、食べカスの多くは舌に残ったままです。

③ 食事は水分の多い食べ物

水をこまめに飲む

パサパサしたものは避ける

  • 必ず和食(水分の多いもの)を中心に取ること。
  • 唾液分泌を促す上で、一口30回以上かむこと。
  • 緑茶・ウーロン茶・紅茶・コーヒーなどは、食後に1杯だけにすること。(これらの飲み物にはカテキンが含まれています。カテキンは殺菌作用があることが知られていますが、その一方で、PHを下げたり唾液の分泌を低下させるので、唾液による自浄作用が低下して、細菌の活性が上がり、口臭の発生につながります。)
  • 水分の補給は、こまめに水を飲んでください。(唾液をたくさん出すため)
  • 寝る4時間前は飲食禁止。ただし、水はOK。

③ 舌を動かせ!

コロコロガム法
コロコロガム法

コロコロガム法

日中、人と会話をする時や、緊張する場面のなど口臭が気になる時は、意識的に舌を動かしましょう。そうすると唾液の分泌が促進され自浄作用が高まります。

やり方

ガムを球体にして舌の上におくだけ。 舌を使い、常に球体をキープすることがポイントです。 舌は無意識に微妙に動き、酸素に満ちたサラサラ唾液が絶え間なく出てきます。

アドバンスとして、ガムを舌の奥のほうで、舌の表面と口の天井の奥部分との間に挟み、ぺちゃんこにします。このまま前後に舌を動かします。こうすると舌と口の天井の間にスペースができて、臭いがこもらなくなります。

会話をする時などは、ガムをほっぺたの奥に挟み込むようにします。ガムの選択は虫歯予防に効果絶大のキシリトールガム100%がお薦めです。

④ ポイックウォーター

ポイックウォーター
ポイックウォーター

次亜塩素酸水でマウスウォッシュ

ポイックウォーター 【 POIC WATER 】は、まず、タンパク汚れ(口腔バイオフィルム)を次亜塩素酸イオン(OCl–)により分解洗浄し、次いで細菌に対して次亜塩素酸(HOCL)により殺菌力を発揮する様に設計された治療水です。

水以外が口に入った時(飲食後)はポイックウォーターでマウスウォッシュをします。

江戸川区篠崎駅前の口臭外来です。口臭の原因は、内臓が原因は10%。90%が細菌が作る揮発性硫黄化合物です。子供の口臭の原因は、アデノイド肥大や鼻炎からの口呼吸、ストレス性ドライマウスなどです。

口臭の種類には自臭症と他臭症、生理的口臭と病的口臭に分類されます。口臭対策には舌苔除去が最も効果的です。口臭治療なら江戸川区篠崎駅南口のふかさわ歯科クリニック篠崎へ。

【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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