- 1. 【🎞️ 35秒】うんち臭い口臭に悩む方へ|その原因と治し方を専門医が解説
- 2. うんちのような口臭の主な原因
- 2.1. 歯周病
- 2.2. 舌苔
- 2.3. 虫歯や歯の根の感染
- 2.4. お口の乾燥
- 3. 便秘や腸内環境と口臭は関係する?
- 3.1. 胃腸の病気が口臭に関係することも
- 4. 全身疾患が口臭に関係する場合
- 5. 食べ物でうんち臭い口臭になる?
- 6. 口臭を悪化させやすい生活習慣
- 6.1. 口呼吸
- 6.2. 水分不足
- 6.3. ストレスや睡眠不足
- 7. 子どものうんち臭い口臭にも注意
- 8. 今日からできる口臭対策
- 8.1. 歯磨きだけでなく歯間も清掃する
- 8.2. 舌苔をやさしく清掃する
- 8.3. お口の乾燥を防ぐ
- 8.4. 便秘や胃腸症状を放置しない
- 9. うんちのような口臭が続くときは何科を受診する?
- 10. 定期的な歯科受診も大切
- 11. まとめ
- 11.1. 関連記事
- 12. その口臭、お口の中に原因があるかもしれません
- 13. 【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法
- 14. 筆者・院長
- 14.1. 深沢 一
- 14.1.1. メッセージ

「口臭が便のような臭いがする」「家族から口臭を指摘された」という経験はありませんか?
うんちのような強い臭いを感じると、「胃や腸が悪いのでは?」と心配になる方もいるでしょう。
しかし、口臭の多くは舌苔や歯周病など、お口の中に原因があるとされています。 便のような臭いに感じる場合でも、必ずしも便秘や腸内環境の悪化が直接の原因とは限りません。
一方で、口臭の一部には消化器疾患や全身疾患などが関係する場合もあります。
この記事では、うんちのように感じる口臭の主な原因や対策、歯科・医科を受診する目安について歯科医の視点からわかりやすく解説します。
【🎞️ 35秒】うんち臭い口臭に悩む方へ|その原因と治し方を専門医が解説
うんちのような口臭の主な原因
「便のような臭い」と感じる口臭には、さまざまな原因が考えられます。
まず確認したいのが、舌苔・歯周病・虫歯・口腔乾燥など、お口の中の問題です。

歯周病
歯周病は、強い口臭を引き起こす代表的な原因の一つです。
歯周ポケット内で細菌が増殖すると、タンパク質が分解される過程で、硫化水素やメチルメルカプタンなどの**揮発性硫黄化合物(VSC)**が発生します。
歯周病が進行すると、
- 歯ぐきから出血する
- 歯ぐきが腫れる
- 歯周ポケットが深くなる
- 膿が出る
- 歯がぐらつく
などの症状を伴うことがあり、強い不快臭を感じる場合があります。
「便のような臭い」と本人や周囲が感じていても、実際には歯周病による腐敗臭が関係している可能性があります。
舌苔
舌の表面に付着する白色や黄白色の汚れを「舌苔(ぜったい)」といいます。
舌苔には細菌や剥がれ落ちた粘膜、食べかすなどが含まれており、細菌がタンパク質を分解することで口臭の原因となる物質が発生します。
特に、
- 口が乾燥している
- 口呼吸をしている
- 舌の動きが少ない
- 唾液の分泌が少ない
といった場合には、舌苔が増えやすくなります。
虫歯や歯の根の感染
進行した虫歯も口臭の原因になることがあります。
虫歯によって歯に穴が開くと食べ物や細菌がたまりやすくなり、不快な臭いにつながることがあります。
また、歯の神経が壊死していたり、歯の根の周囲に感染が起きていたりする場合には、膿や細菌によって強い臭いを感じることがあります。
お口の乾燥
唾液には、お口の中の汚れを洗い流したり、細菌の増殖を抑えたりする働きがあります。
そのため、唾液が少なくなると細菌が増えやすくなり、口臭が強くなることがあります。
口呼吸、加齢、脱水、ストレス、一部の薬剤など、さまざまな要因がお口の乾燥に関係します。
便秘や腸内環境と口臭は関係する?
「便秘になると便の臭いが口から出る」と思われることがありますが、通常、腸内の便の臭いがそのまま口まで上がってくるわけではありません。
腸内では、食べ物に含まれるタンパク質などが腸内細菌によって分解される過程で、インドールやスカトールなど臭いに関係する物質が生じます。
しかし、便秘や腸内環境の乱れが、そのまま「うんちのような口臭」の直接的な原因になるとは限りません。
強い口臭が続く場合には、まず舌苔や歯周病、虫歯、口腔乾燥など、お口の中に原因がないか確認することが重要です。
便秘が続いている場合は口臭だけで判断せず、便秘そのものについて必要に応じて医療機関へ相談しましょう。

胃腸の病気が口臭に関係することも
口臭の多くは口腔内に原因がありますが、一部では消化器の病気などが関係することもあります。
例えば、逆流性食道炎では胃内容物が食道へ逆流することで、
- 胸やけ
- 酸っぱいものが上がってくる
- げっぷ
- 喉の違和感
などを感じることがあります。
こうした症状とともに口臭が気になる場合には、消化器疾患が関係していないか確認することも大切です。
口臭だけで「胃が悪い」「腸が悪い」と判断するのではなく、ほかの症状も含めて考える必要があります。
全身疾患が口臭に関係する場合
頻度は高くありませんが、全身疾患に伴って特徴的な呼気の臭いが現れることがあります。

例えば、
- 糖尿病の重篤な代謝異常によるアセトン様・甘酸っぱい臭い
- 重度の腎機能障害に伴うアンモニア様の臭い
- 重度の肝機能障害に伴う特徴的な呼気臭
などが知られています。
ただし、口臭の種類だけで病気を診断することはできません。
強い口臭とともに、強い倦怠感、体重減少、食欲不振などの全身症状がある場合は、歯科だけでなく医科への相談も検討しましょう。
食べ物でうんち臭い口臭になる?

食べ物によって一時的に口臭が強くなることはあります。
ニンニクやネギなどに含まれる臭い成分は、口の中に残るだけでなく、消化・吸収された後に呼気として排出されることがあります。
一方、ブロッコリーやキャベツ、大根などのアブラナ科野菜について、通常の摂取で「便のような口臭」の主な原因になると考える必要はありません。
特定の食品を避けることよりも、食後の歯磨きや歯間清掃、十分な水分摂取など、基本的な口腔ケアを続けることが大切です。
口臭を悪化させやすい生活習慣
口臭は病気だけでなく、日常生活の影響を受けることがあります。

口呼吸
口呼吸が続くと口腔内が乾燥し、唾液による自浄作用が低下します。
その結果、舌苔や細菌が増えやすくなり、口臭が強くなることがあります。
水分不足
水分摂取が不足すると唾液の分泌量が低下し、お口が乾燥しやすくなります。
特に起床時や空腹時などは唾液が少なくなり、口臭を感じやすくなります。
ストレスや睡眠不足
緊張やストレスなどによって唾液の分泌が減少すると、口臭が強く感じられることがあります。
睡眠不足を含め生活リズムが乱れている場合は、口腔ケアだけでなく生活習慣全体を見直すことも大切です。
子どものうんち臭い口臭にも注意
子どもでも強い口臭を感じることがあります。

主な原因として、
- 虫歯
- 歯肉炎
- 舌苔
- 口呼吸
- お口の乾燥
- 扁桃の膿栓など
が考えられます。
また、鼻づまりによって口呼吸が続いていることが口臭につながっている場合もあります。
口臭が長期間続く場合や、発熱、喉の痛み、強いいびき、鼻づまりなどを伴う場合には、症状に応じて歯科、小児科、耳鼻咽喉科などへ相談しましょう。
今日からできる口臭対策
歯磨きだけでなく歯間も清掃する
歯ブラシだけでは、歯と歯の間や歯周ポケット周辺の汚れを十分に除去できないことがあります。
毎日の歯磨きに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを適切に使用しましょう。

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舌苔をやさしく清掃する
舌苔が多い場合には、舌ブラシなどを使ってやさしく清掃する方法があります。
ただし、舌を強くこすったり、何度も磨いたりすると粘膜を傷つける可能性があります。舌苔が気になるからといって、過度な清掃は避けましょう。
お口の乾燥を防ぐ
こまめな水分摂取や鼻呼吸を意識し、お口の乾燥を防ぐことも口臭対策になります。
口の乾燥が長期間続く場合には、薬の影響や唾液腺の機能などが関係している場合もあるため、歯科や医科へ相談しましょう。
便秘や胃腸症状を放置しない
便秘があるからといって、それだけで口臭の原因と判断することはできません。
ただし、便秘や胸やけ、腹痛、胃もたれなどが続いている場合には、口臭とは別に消化器の状態を確認することも大切です。
バランスのよい食事、適切な水分摂取、運動など基本的な生活習慣を整え、それでも症状が続く場合には医療機関へ相談しましょう。
うんちのような口臭が続くときは何科を受診する?
便のように感じる強い口臭が続く場合、まず歯科でお口の中に原因がないか確認することが一つの選択肢です。
歯科では、
- 歯周病
- 虫歯
- 舌苔
- 歯石・プラーク
- 歯の根の感染
- 口腔乾燥
などを確認します。
お口の中に明らかな原因が見つからず、胸やけや胃もたれ、便通異常などがある場合には消化器内科、鼻や喉の症状がある場合には耳鼻咽喉科など、症状に応じた診療科への相談を検討します。
また、全身の倦怠感や体重減少、食欲不振などを伴う場合には、内科での評価が必要になることがあります。
定期的な歯科受診も大切
歯周病や歯石、進行した虫歯などが原因の口臭は、セルフケアだけでは十分に改善できない場合があります。
歯科医院では、お口の状態に応じて歯周病検査や虫歯の診査、歯石除去、クリーニングなどを行います。
定期検診の適切な間隔は、歯周病や虫歯のリスク、お口の状態などによって異なります。歯科医師や歯科衛生士と相談し、自分に合った間隔でチェックを受けましょう。
まとめ
うんちのように感じる口臭があっても、便秘や腸内環境だけが原因とは限りません。
実際には、舌苔や歯周病、虫歯、口腔乾燥など、お口の中に原因があるケースが多いため、強い口臭が続く場合には、まず口腔内の状態を確認することが大切です。
一方、胸やけや胃もたれなどの消化器症状、鼻や喉の症状、全身の倦怠感などを伴っている場合には、消化器内科や耳鼻咽喉科、内科などへの相談が必要になることもあります。
「うんち臭いから胃腸が原因」と臭いだけで判断せず、口臭の原因を確認し、それぞれの原因に合った対策を行うことが重要です。
関連記事
その口臭、お口の中に原因があるかもしれません

強い口臭が続く場合は、歯周病や舌苔、虫歯など、お口のトラブルが隠れていることがあります。まずはお口の状態を確認し、原因に合わせたケアを始めましょう。
口臭の原因を丁寧に診査し、歯周病治療や専門的クリーニング、セルフケア指導を通じて根本的な改善を目指します。気になる口臭でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。





