- 1. 【動画 27秒】保険適用で経済的!コンポジットレジン治療
- 2. 🎯 コンポジットレジンとは?
- 2.1. 🔬 素材の特徴と仕組み
- 2.2. 🦷 どんなときに使うの?
- 2.2.1. 📸治療例
- 2.2.2. 📸コンポジットレジン修復の術前・術後
- 3. 🌟 コンポジットレジンのメリット
- 3.1. 💎 自然な見た目と即日修復
- 3.2. 💰 保険適用で経済的
- 3.3. 👩⚕️ 削る量が少ない
- 4. ⚠️ コンポジットレジンの注意点・デメリット
- 4.1. 🎨 変色のリスク
- 4.2. 🦠 二次カリエス(再虫歯)の可能性
- 4.3. 🔄変色したコンポジットレジンを再治療した症例
- 4.4. 👨🔧 術者の技術に左右される
- 4.5. ⏳ 寿命と再治療の目安
- 5. 🛠 治療の流れとアフターケア
- 5.1. ⏳ 治療ステップ
- 5.2. 🧼 治療後に気をつけること
- 6. 🔄 他の修復法との比較
- 6.1. 🔍 インレーやセラミックとの違い
- 6.2. 💡 それぞれの選び方のポイント
- 7. 🗺 適応部位と年齢層別の活用
- 7.1. 👶 小児歯科での使用
- 7.2. 👨🦰 成人の審美修復に
- 8. 💸 費用の目安(保険/自費)
- 8.1. ✅ 保険診療の費用(3割負担の場合の目安)
- 8.2. 🏷 自由診療の費用
- 9. 📍 江戸川区篠崎でコンポジットレジン治療をお考えの方へ
- 10. 筆者・院長

歯の詰め物といえば、これまでは銀歯が一般的でしたが、「できるだけ目立たない白い詰め物にしたい」と希望される患者さまが増えています。
そんなニーズに応えるのが、保険適用で自然な見た目を実現できる「コンポジットレジン」です。
コンポジットレジンは、虫歯治療や歯の欠けた部分の修復に使われる白い樹脂製の詰め物で、見た目の美しさと治療のスピード、経済性を兼ね備えた優れた素材です。
この記事では、コンポジットレジンの特徴やメリット・デメリット、治療の流れ、費用の目安まで、患者さまが気になるポイントをわかりやすく解説します。
「保険で白い歯にしたい」「なるべく削らない治療がいい」そんな方はぜひ参考にしてください。
【動画 27秒】保険適用で経済的!コンポジットレジン治療
🎯 コンポジットレジンとは?
🔬 素材の特徴と仕組み
コンポジットレジンとは、プラスチック樹脂にセラミック粒子を混ぜた複合材料で、虫歯治療や歯の補修に広く使われています。
この素材は光を当てることで短時間で硬化し、自然な白い歯に近い色合いに仕上がるのが特徴です。
治療当日にその場で詰め物を完成できるため、通院回数が少なくて済むのも大きなメリットです。
🦷 どんなときに使うの?
コンポジットレジンは、以下のような場面で活用されます:
- C1〜C2レベルの虫歯治療
初期〜中程度の虫歯に対し、歯を削る量を最小限に抑えて修復が可能です。 - 歯の欠けやすき間の修復(ダイレクトボンディング)
前歯の欠けやすき間など、目立ちやすい部分にも自然な仕上がりが期待できます。 - ホワイトスポットや形の修正などの審美治療
歯の色むらや形を整えることで、より美しい笑顔に導きます。
保険適用となるケースも多く、「白い詰め物を手軽に入れたい」患者様にとって、非常に魅力的な治療法です。
📸治療例
3本の歯に4ヶ所充填
左右上顎1番の2本と右上顎2番にコンポジットレジン充填を行った口腔内写真です。
全部で4ヶ所(矢印)に充填されていますが、よく見ないと充填部位が判別できないくらい審美的に仕上がっています。
📸コンポジットレジン修復の術前・術後

上顎1番にC2の虫歯
上顎1番の隣接面にC2の虫歯が出来ています。

コンポジットレジンで修復
上顎1番の隣接面にできたC2の虫歯を、コンポジットレジンで修復しました。
充填部分はよく見てもほとんど分からないほど自然な仕上がりで、審美性にも優れています。
🌟 コンポジットレジンのメリット
💎 自然な見た目と即日修復
コンポジットレジンは、天然歯に近い自然な白さや透明感を再現できるのが最大の魅力です。
素材には複数のシェード(色調)が用意されており、患者様の歯の色にぴったり合わせた調整が可能です。
また、治療は1回の通院で完了することがほとんど。型取りや技工所での製作が不要なため、忙しい方やお急ぎの方にもおすすめです。
💰 保険適用で経済的
コンポジットレジンは、保険診療が適用される白い詰め物として多くの患者様に選ばれています。
※治療部位や虫歯の深さによって保険点数が異なります。別途、再診料や初診料が加算される場合もあります。
自由診療のセラミック治療などと比較しても費用負担が少なく、経済的な選択肢として優れています。
👩⚕️ 削る量が少ない
コンポジットレジン治療は、「MI(Minimal Intervention/最小侵襲)」の理念に基づいています。
つまり、健康な歯の部分はできるだけ削らず、虫歯になった部分だけをピンポイントで除去する治療法です。
その結果、歯へのダメージを最小限に抑えられ、将来的な歯の寿命を延ばすことにもつながります。
小さな虫歯や初期のトラブルには、まさに理想的な治療法と言えるでしょう。
⚠️ コンポジットレジンの注意点・デメリット
🎨 変色のリスク
コンポジットレジンは吸水性があるため、色素を含む飲食物により徐々に変色することがあります。
特に以下のような食品や飲料は着色の原因になりやすいため、治療後24~48時間は控えることをおすすめします。

- コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレート、トマトソースなど
また、経年劣化によっても変色は避けられず、一般的に2〜3年程度で再治療が必要になるケースがあります。
変色しても見た目の問題だけで済む場合もありますが、気になる場合は再研磨や再充填で美しさを取り戻すことが可能です。
🦠 二次カリエス(再虫歯)の可能性
コンポジットレジンは硬化する際に**「重合収縮」と呼ばれる微細な収縮現象が起こります。
このとき、歯とレジンの境界部に目に見えないほどの小さな隙間ができてしまうことがあり、そこから細菌が侵入することで再び虫歯が発生する(=二次カリエス)**リスクが高まります。

とくに歯磨きが不十分だったり、メンテナンスを怠るとリスクが上昇します。定期的な歯科受診と丁寧なセルフケアが重要です。
🔄変色したコンポジットレジンを再治療した症例

コンポジットレジン充填部が各所で変色
複数歯に渡ってコンポジットレジン充填部の変色が認められます。

コンポジットレジンを再充填
変色したコンポジットレジンをすべて削り取って再充填が完了した所です。
👨🔧 術者の技術に左右される
コンポジットレジンの仕上がりや持ちの良さは、歯科医師の技術力に大きく左右されます。
以下のような技術が求められる繊細な治療です:
- 正確な窩洞形成(虫歯除去後の形づくり)
- 隙間のない充填と光照射による硬化操作
- 滑らかな表面を実現する高精度な研磨処理
仕上げが甘いと、変色や汚れの付着、詰め物の劣化を早める原因になります。
そのため、症例数の豊富な信頼できる歯科医院を選ぶことが重要です。
⏳ 寿命と再治療の目安
コンポジットレジンは、使用からおおよそ2〜3年で経年劣化による変色が見られることがあります。
変色だけであれば見た目の問題にとどまり、歯そのものの寿命には大きな影響はありません。
ただし、詰め物と歯の間にすき間ができて細菌が入り込むと、二次カリエス🦠(再虫歯)につながる可能性があります。
その場合は、再度レジンを削り取り、充填し直す処置(再充填🔄)が必要となります。
🛠 治療の流れとアフターケア
⏳ 治療ステップ
コンポジットレジン治療は、短時間かつシンプルな工程で完了できるのが大きな特長です。治療は通常、以下の流れで進みます。
STEP
虫歯の除去と窩洞形成(削る作業)
浸潤麻酔をかけて虫歯になった部分のみを丁寧に削り取り、詰め物がしっかり接着する形に整えます。

STEP
コンポジットレジンの充填
歯の色に合わせたレジンを選び、虫歯を削った部分に一層ずつ丁寧に詰めていきます。

STEP
光照射で硬化
特殊な光を照射して、レジンをすばやく硬化させます。数十秒で硬くなります。

STEP
研磨仕上げ
研磨用のバーで綺麗に磨いて仕上げます。研磨によりレジン表面を滑らかに仕上げることで、天然歯に近い光沢を実現します。特に前歯など見た目が重要な部分では、研磨が治療後の見た目に大きく影響します。
研磨が不十分だと表面に微細な凹凸が残り、汚れや着色物質が付着しやすくなります。研磨を適切に行い表面を滑らかに仕上げることで、着色を防ぐ効果があります。
歯とレジンの接合部を滑らかに仕上げることで、細菌の侵入や歯垢の蓄積を防ぐ効果があります。

🧼 治療後に気をつけること
治療が完了したあとも、**美しさと機能を長持ちさせるためには日々のケアが欠かせません。**以下のポイントを意識しましょう。
- 色の濃い飲食物・喫煙は控える
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの色素が強い食品・飲料は、着色の原因になります。特に治療直後24〜48時間は避けましょう。 - 研磨剤入りの歯磨き粉は避ける
研磨剤が多い歯磨き粉は、レジン表面に細かな傷をつけ、汚れや色素が付きやすくなることがあります。できれば「低研磨性」または「研磨剤無配合」の製品を選びましょう。 - 歯間ブラシやフロスを活用する
歯と歯の間に汚れがたまると、変色や再虫歯の原因に。毎日のフロスや歯間ブラシで清潔を保ちましょう。 - 口腔乾燥を防ぐ
唾液には自然の洗浄作用があります。口が乾燥しやすい方は、こまめに水を飲んだり、シュガーレスガムで唾液分泌を促すのも効果的です。 - 定期検診で再着色や劣化を早期発見
レジンは経年劣化や変色が避けられないため、歯科医院での定期メンテナンスが重要です。プロのクリーニングで汚れを落とし、必要に応じて再研磨や再充填を行いましょう。
🔄 他の修復法との比較
🔍 インレーやセラミックとの違い
虫歯治療における詰め物には、コンポジットレジンだけでなく、インレー(型取りして作る詰め物)やセラミック修復などの選択肢があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
項目 | コンポジットレジン | インレー修復(セラミック・金属) |
---|---|---|
治療回数 | 1回で完了(即日) | 2回以上(型取り+装着) |
耐久性 | △ やや劣る(2~5年程度) | ◎ 高い(5〜10年以上の実績) |
審美性 | ◎ 天然歯に近い自然な色合い | ◎ セラミックは色調も美しい |
保険適用 | ○ 適用あり(部位に制限) | × 多くは自費診療 |
💡 それぞれの選び方のポイント
- コンポジットレジンは、小さな虫歯や見た目が気になる前歯の修復、治療回数を減らしたい方に適した選択肢です。
保険が使えるうえに、治療時間も短く、コストパフォーマンスに優れています。 - インレー修復(特にセラミック)は、奥歯など力が強くかかる部位や、より高い耐久性・美しさを求める方に適しています。
型取りが必要で自由診療となることが多いですが、そのぶん精度や耐久性に優れるのがメリットです。
患者様の虫歯の大きさ・噛み合わせ・審美的希望・予算などに応じて、適切な修復方法を選ぶことが大切です。
迷った際は、歯科医師としっかり相談して決めることをおすすめします。
🗺 適応部位と年齢層別の活用
👶 小児歯科での使用
コンポジットレジンは、子どもの歯(乳歯や生えたての永久歯)にも幅広く使用されている材料です。
- 乳歯の虫歯治療では、削る量を最小限に抑えられるため、子どもの負担が少なくて済みます。
- 生えたばかりの永久歯は柔らかく、虫歯になりやすいため、早期発見・早期治療にレジンが効果的です。
また、1回の通院で治療が完了するため、治療への不安が大きいお子様にも適しています。
👨🦰 成人の審美修復に
大人の方にとっても、コンポジットレジンは自然な見た目を保ちたい審美的な目的に非常に適した選択肢です。
特に以下のようなケースで活用されます:
- 前歯の隙間(すきっ歯)を埋める
- 欠けた前歯の一部を自然に補修する
- 歯の形やバランスを整える(ダイレクトボンディング)
- ホワイトスポットのカバー
保険適用で治療できる場合もあり、コストを抑えながら自然な見た目を実現できる点が魅力です。
コンポジットレジンは、年齢や歯の状態に応じて柔軟に対応できる万能な治療材料です。
小児から成人まで、幅広い患者層にとって頼れる存在となっています。
💸 費用の目安(保険/自費)
コンポジットレジン治療は、保険診療が適用されるケースが多く、経済的に負担の少ない選択肢として多くの方に利用されています。
また、自由診療ではより高性能な材料や精密な処置が可能です。
✅ 保険診療の費用(3割負担の場合の目安)
治療内容 | 保険点数 | 自己負担額の目安 |
---|---|---|
単純な虫歯治療(単純窩洞) | 245点 | 約740円 |
隣接面を含む虫歯治療(複雑窩洞) | 315点 | 約950円 |
※初診料・再診料・指導料などが別途加算される場合があります。
※保険点数は改定されることがありますので、最新の情報は歯科医院でご確認ください。
🏷 自由診療の費用
保険適用外の部位や、より審美性・耐久性を求める場合は自費診療によるコンポジットレジン修復を選ぶことも可能です。
- 費用の目安:1本あたり1万円〜数万円程度
(※使用する材料・施術の難易度・医院ごとの価格設定により異なります)
自費治療では、変色しにくく、摩耗に強い高性能レジンや、精密な審美調整を受けることができるため、より自然で長持ちする仕上がりが期待できます。
患者様の症例やご希望、ご予算に応じて最適な治療方法をご提案いたします。
まずはお気軽にカウンセリングをご利用ください。
📍 江戸川区篠崎でコンポジットレジン治療をお考えの方へ

「銀歯は避けたいけれど、自費治療はちょっと高くて…」
そんな方におすすめなのが、**保険適用で白い詰め物が可能な「コンポジットレジン治療」**です。
江戸川区篠崎駅前の当院では、即日対応可能なコンポジットレジン治療を多数行っております。
前歯の見た目が気になる方、小さな虫歯の早期治療を希望される方に、多く選ばれている人気の治療法です。
- ✅ 保険適用で経済的
- ✅ 1回の通院で完了できることも
- ✅ 見た目も自然で目立ちにくい仕上がり
治療は、コンポジットレジン修復の経験豊富な歯科医師が担当し、審美性と機能性のバランスを重視して丁寧に行います。
「白くて目立たない詰め物にしたい」「できるだけ削りたくない」など、
どんなお悩みでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。