- 1. 【🎞️ 33秒】【もう怖くない】表面麻酔とは?歯科治療の痛みを減らす対策ガイド
- 2. 表面麻酔とは?
- 2.1. 歯ぐきに塗って注射の痛みをやわらげる「塗る麻酔」
- 2.2. 表面麻酔と局所麻酔の違い
- 2.3. 表面麻酔にはどのような種類がある?
- 2.3.1. ジェルタイプ
- 2.3.2. スプレータイプ
- 2.3.3. パッチタイプ
- 3. なぜ麻酔注射は痛いのか
- 3.1. ① 注射針が歯ぐきを通る刺激
- 3.2. ② 麻酔液が入る圧力
- 3.3. 炎症があると痛みを感じやすい
- 4. 表面麻酔で痛みはどこまで軽減できる?
- 4.1. 「チクッ」とした刺激の軽減が期待できます
- 4.2. 表面麻酔だけで痛みがなくなるわけではありません
- 4.3. 「痛みゼロ」を保証するものではありません
- 5. 表面麻酔だけでは治療できない理由
- 5.1. 表面麻酔は粘膜の表面付近に作用する麻酔です
- 5.2. 深い部分の治療では局所麻酔が必要
- 5.3. 表面麻酔は「痛みの少ない麻酔」への第一歩
- 6. 当院が痛みを抑えるために行っている6つの工夫
- 6.1. ① 表面麻酔|「チクッ」とした針の刺激をやわらげます
- 6.1.1. 注射の前に歯ぐきへ「塗る麻酔」を使用します
- 6.1.2. 表面麻酔だけでは十分ではありません
- 6.1.3. このような方におすすめです
- 6.2. ② シリジェット(無針麻酔)|針を使わずに麻酔液を浸透させます
- 6.2.1. 無針麻酔とは?
- 6.2.2. 表面麻酔との組み合わせでさらに痛みを軽減
- 6.2.3. すべての症例で使用するわけではありません
- 6.3. ③ 33G極細針|できるだけ細い注射針を使用しています
- 6.3.1. 注射針は細いほど刺激を感じにくくなります
- 6.3.2. 細い針だけでは痛みはなくなりません
- 6.4. ④ 電動麻酔器|一定の速度でゆっくり麻酔液を注入します
- 6.4.1. 麻酔液の注入速度が痛みに影響します
- 6.4.2. 電動麻酔器のメリット
- 6.4.3. 患者さんにも安心感があります
- 6.5. ⑤ 麻酔液の温度管理|体温に近い温度で刺激を軽減
- 6.5.1. 冷たい麻酔液は刺激になりやすいことがあります
- 6.5.2. 体温に近い温度へ調整
- 6.6. ⑥ ゆっくり麻酔するテクニック|経験と技術が痛みを左右します
- 6.6.1. 麻酔は「どこへ・どのように注入するか」が重要です
- 6.6.2. 少量ずつ段階的に麻酔を行います
- 6.6.3. 患者さんの反応を確認しながら進めます
- 6.7. 当院では「一つの方法」ではなく「組み合わせ」が大切だと考えています
- 7. 表面麻酔が使われる治療
- 7.1. 麻酔注射を行う前
- 7.2. 虫歯治療
- 7.3. 抜歯
- 7.4. 歯周病治療
- 7.5. インプラント治療
- 7.6. 小外科処置
- 7.7. 嘔吐反射が強い方の処置
- 8. 小児歯科での表面麻酔
- 8.1. 乳歯抜歯
- 8.2. お子さんにとって「最初の痛み」を減らすことが大切です
- 8.3. 表面麻酔で恐怖心を軽減
- 8.4. 保護者の方にも安心していただけるよう説明します
- 9. 歯科恐怖症の方への対応
- 9.1. 「怖い」と感じることは決して珍しいことではありません
- 9.2. 当院では患者さんの気持ちを大切にしています
- 9.3. 痛みに配慮した麻酔で安心感を
- 10. 妊娠中でも表面麻酔は使用できる?
- 10.1. 妊娠中でも必要な歯科治療は大切です
- 10.2. 表面麻酔や局所麻酔を使用する場合
- 11. 高齢者への使用
- 11.1. 全身状態に配慮しながら麻酔を行います
- 11.2. 負担を少なくするための工夫
- 12. 副作用
- 12.1. 表面麻酔は広く使用されている麻酔方法です
- 12.2. 考えられる副作用
- 12.3. 事前にお伝えいただきたいこと
- 12.4. 当院では安全性を第一に考えています
- 13. 痛みに配慮した麻酔で、安心して治療を受けていただくために
- 14. 【動画】表面麻酔と針なし注射器シリジェット
- 15. 筆者・院長
- 15.1. 深沢 一
- 15.1.1. メッセージ

歯科治療で最も不安に感じることとして、「麻酔注射の痛み」を挙げる方は少なくありません。
実際には、治療そのものよりも「注射が怖い」という理由で受診をためらってしまう方もいらっしゃいます。
そのような患者さんの負担を少しでも軽くするために、多くの歯科医院で使用されているのが表面麻酔です。
表面麻酔は歯ぐきの表面に麻酔薬を塗り、注射針が刺さる際の刺激をやわらげる方法です。しかし、表面麻酔だけで治療中の痛みを完全になくせるわけではありません。
麻酔注射の痛みを軽減するには、表面麻酔に加えて、細い注射針や電動麻酔器、麻酔液をゆっくり注入する技術など、さまざまな工夫を組み合わせることが重要です。
この記事では、表面麻酔の仕組みや効果、限界、そして当院が痛みの少ない麻酔を目指して取り組んでいる工夫について詳しくご紹介します。
【🎞️ 33秒】【もう怖くない】表面麻酔とは?歯科治療の痛みを減らす対策ガイド
表面麻酔とは?

歯ぐきに塗って注射の痛みをやわらげる「塗る麻酔」
表面麻酔とは、歯ぐきなどの口腔粘膜に麻酔薬を塗布し、粘膜の表面付近の感覚を一時的に鈍くする麻酔方法です。
歯科では、局所麻酔の注射を行う前に使用することが多く、「チクッ」と感じる針の刺激をやわらげる目的があります。
特に次のような患者さんに有効です。
- 麻酔注射が苦手な方
- 歯科治療に強い恐怖心がある方
- お子さん
- 嘔吐反射が強い方
- 痛みに敏感な方
表面麻酔は、患者さんの心理的な負担を軽減し、安心して治療を受けていただくための大切な第一段階です。
表面麻酔と局所麻酔の違い
混同されることがありますが、表面麻酔と局所麻酔は役割が異なります。
| 項目 | 表面麻酔 | 局所麻酔 |
|---|---|---|
| 方法 | 麻酔薬を歯ぐきに塗る | 麻酔液を注射する |
| 主な目的 | 注射時の痛みを軽減 | 治療中の痛みを抑える |
| 作用する場所 | 粘膜の表面付近 | 歯や歯ぐきの深い部分 |
| 使用場面 | 注射前・軽い処置 | 虫歯治療・抜歯・歯周外科など |
つまり、表面麻酔は「注射を受けやすくする麻酔」、局所麻酔は「治療中の痛みを抑える麻酔」と考えるとわかりやすいでしょう。
表面麻酔にはどのような種類がある?
歯科で使用される表面麻酔には、主に以下の種類があります。
ジェルタイプ
最も一般的なタイプです。
歯ぐきに密着しやすく、注射前の麻酔として広く使用されています。
スプレータイプ
広い範囲に薬剤を塗布しやすく、嘔吐反射を抑えたい場合などに使用されることがあります。
パッチタイプ
麻酔薬を含んだシートを貼り付けるタイプで、必要な部位に一定時間作用させます。
使用する薬剤や剤形は、治療内容や患者さんの状態に応じて選択されます。
なぜ麻酔注射は痛いのか

「麻酔なのに、なぜ麻酔注射は痛いの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。
実は、麻酔注射の痛みには主に2つの原因があります。
① 注射針が歯ぐきを通る刺激
最初に感じる「チクッ」とした痛みは、注射針が歯ぐきを通過するときの刺激です。
歯ぐきには痛みを感じる神経があるため、どんなに細い針を使用しても、刺激を完全になくすことはできません。
表面麻酔は、この「チクッ」とした刺激をやわらげるために使用されます。
② 麻酔液が入る圧力
意外と知られていませんが、麻酔注射で感じる痛みの多くは、麻酔液そのものではなく注入時の圧力によるものです。
歯ぐきの組織は硬く、急いで麻酔液を注入すると組織が押し広げられ、圧迫による痛みが生じます。
そのため、麻酔液を一定の速度でゆっくり注入することが重要です。
炎症があると痛みを感じやすい
歯ぐきに炎症がある場合は、神経が敏感になっているため、通常より痛みを感じやすくなることがあります。
また、炎症が強い部位では局所麻酔が効きにくい場合もあるため、歯科医師は注射する部位や方法を工夫しながら麻酔を行います。
表面麻酔で痛みはどこまで軽減できる?
「チクッ」とした刺激の軽減が期待できます
表面麻酔は、歯ぐきの表面付近に作用し、注射針が刺さる際の刺激を感じにくくする効果が期待できます。
そのため、
- 麻酔注射が苦手な方
- 痛みに敏感な方
- お子さん
では、安心感につながることが多くあります。
表面麻酔だけで痛みがなくなるわけではありません
一方で、表面麻酔は万能ではありません。
麻酔液が歯ぐきの中へ入るときの圧力や、治療そのものの痛みを抑えることはできません。
そのため、麻酔注射時の負担を軽減するには、
- 表面麻酔
- 無針麻酔(シリジェット)
- 極細の注射針
- 電動麻酔器
- 麻酔液をゆっくり注入する技術
などを組み合わせることが重要です。
「痛みゼロ」を保証するものではありません
患者さんによって痛みの感じ方は異なります。
また、治療部位や炎症の有無、体調、緊張の程度によっても感じ方は変わります。
そのため、表面麻酔は「痛みをなくす」ものではなく、「痛みをできるだけ軽減するための処置」と理解していただくことが大切です。
表面麻酔だけでは治療できない理由

表面麻酔は粘膜の表面付近に作用する麻酔です
表面麻酔は歯ぐきの表面付近の感覚を鈍くする麻酔であり、歯の神経や歯槽骨の近くまで十分な麻酔効果を及ぼすことはできません。
そのため、虫歯治療や抜歯などでは、注射による局所麻酔が必要になります。
深い部分の治療では局所麻酔が必要
次のような治療では、表面麻酔だけでは十分な痛みのコントロールはできません。
- 虫歯治療
- 神経の治療(根管治療)
- 抜歯
- 歯周外科治療
- インプラント治療
- 親知らずの抜歯
これらの治療では、歯の神経や骨の近くまで麻酔を効かせる必要があるため、局所麻酔が欠かせません。
表面麻酔は「痛みの少ない麻酔」への第一歩
表面麻酔は単独で治療を行うための麻酔ではありません。
しかし、麻酔注射への恐怖心を和らげ、治療をスムーズに進めるためには欠かせない処置です。
当院では、この表面麻酔を第一段階として、さらに無針麻酔(シリジェット)、33G極細針、電動麻酔器、麻酔液の温度管理、ゆっくりとした注入などを組み合わせることで、患者さんの負担をできる限り軽減するよう努めています。
当院が痛みを抑えるために行っている6つの工夫

「歯医者の麻酔は痛い」というイメージをお持ちの方は少なくありません。
しかし、麻酔注射の痛みは、使用する器具や麻酔の方法、そして歯科医師の技術によって軽減できる場合があります。
当院では、患者さんにできるだけ安心して治療を受けていただけるよう、表面麻酔だけでなく、さまざまな方法を組み合わせて痛みに配慮した麻酔を行っています。
ここでは、当院で実践している6つの工夫をご紹介します。
① 表面麻酔|「チクッ」とした針の刺激をやわらげます
注射の前に歯ぐきへ「塗る麻酔」を使用します
局所麻酔を行う前に、まず歯ぐきへジェル状の表面麻酔を塗布します。
表面麻酔は、歯ぐきの粘膜の表面付近に作用し、注射針が刺さるときの刺激を感じにくくするための麻酔です。
歯ぐきへ直接注射をするよりも、まず表面麻酔を行うことで、患者さんの心理的な不安も軽減しやすくなります。
表面麻酔だけでは十分ではありません
表面麻酔は、あくまでも注射時の刺激を軽減するための麻酔です。
虫歯治療や抜歯などの治療中の痛みを抑えるには、局所麻酔が必要になります。
そのため、当院では表面麻酔を「第一段階」と考え、その後の麻酔方法にもこだわっています。
このような方におすすめです
- 麻酔注射が怖い方
- お子さん
- 痛みに敏感な方
- 歯科恐怖症の方
- 初めて治療を受ける方
② シリジェット(無針麻酔)|針を使わずに麻酔液を浸透させます
無針麻酔とは?
シリジェットは、針を使用せず、高い圧力で麻酔液を歯ぐきへ浸透させる器械です。
針を刺さないため、「注射そのものが怖い」という患者さんの不安軽減につながります。
表面麻酔との組み合わせでさらに痛みを軽減
当院では、
表面麻酔
↓
シリジェット
↓
局所麻酔
という段階的な方法を採用しています。
いきなり注射をするのではなく、少しずつ麻酔を効かせることで刺激を軽減しやすくなります。
すべての症例で使用するわけではありません
シリジェットは非常に有効な方法ですが、治療内容や部位によって適応が異なります。
患者さんの状態を確認しながら、必要に応じて使用しています。
③ 33G極細針|できるだけ細い注射針を使用しています
注射針は細いほど刺激を感じにくくなります
注射針は、太いものよりも細いものの方が、歯ぐきを通過するときの刺激が少なくなる傾向があります。
当院では、必要に応じて33G(ゲージ)の極細針を使用しています。
33Gは歯科用注射針の中でも非常に細い部類に入り、患者さんの負担軽減に役立っています。
細い針だけでは痛みはなくなりません
「細い針=痛くない」というわけではありません。
麻酔液を急いで注入すると、組織が押し広げられ、圧迫感による痛みが生じることがあります。
そのため、当院では針だけでなく、注入方法にも配慮しています。
④ 電動麻酔器|一定の速度でゆっくり麻酔液を注入します
麻酔液の注入速度が痛みに影響します
麻酔注射では、針を刺す刺激だけでなく、麻酔液が急に入ることで圧迫感による痛みを感じる場合があります。
そのため、麻酔液を一定の速度でゆっくり注入することが大切です。
電動麻酔器のメリット
電動麻酔器は、コンピューターで注入速度をコントロールするため、手動よりも安定した速度で麻酔液を注入できます。
その結果、
- 圧迫感を抑えやすい
- 痛みを感じにくい
- 術者によるばらつきが少ない
といったメリットがあります。
患者さんにも安心感があります
麻酔液が急激に入る感覚が少ないため、
「思ったより痛くなかった」
という感想をいただくことも少なくありません。
もちろん、痛みの感じ方には個人差がありますが、負担軽減のための有効な方法の一つです。
⑤ 麻酔液の温度管理|体温に近い温度で刺激を軽減
冷たい麻酔液は刺激になりやすいことがあります
麻酔液の温度が低いと、体温との差によって刺激を感じやすくなることがあります。
そのため、当院では麻酔液の温度にも配慮しています。
体温に近い温度へ調整
麻酔液を適切に管理し、できるだけ体温に近い状態で使用することで、注入時の刺激を軽減できるよう努めています。
こうした細かな工夫も、患者さんの負担軽減につながる大切なポイントです。
⑥ ゆっくり麻酔するテクニック|経験と技術が痛みを左右します
麻酔は「どこへ・どのように注入するか」が重要です
麻酔液をどの位置に、どの角度で、どのくらいの速度で注入するかによって、患者さんが感じる刺激は変わります。
そのため、歯科医師の経験や技術も、痛みを軽減するうえで重要な要素です。
少量ずつ段階的に麻酔を行います
当院では、最初から大量の麻酔液を注入するのではなく、少量ずつゆっくり麻酔を行います。
最初に少量の麻酔液を注入し、十分に効いてきたことを確認してから追加することで、圧迫感をできるだけ抑えられるよう工夫しています。
患者さんの反応を確認しながら進めます
麻酔中も患者さんの表情や様子を確認しながら進めています。
痛みや違和感がある場合は無理に続けず、必要に応じて休憩を挟みながら、一人ひとりの状態に合わせて麻酔を行います。
当院では「一つの方法」ではなく「組み合わせ」が大切だと考えています
麻酔注射の痛みを軽減するためには、どれか一つの方法だけでは十分とは言えません。
当院では、
- 表面麻酔
- シリジェット(無針麻酔)
- 33G極細針
- 電動麻酔器
- 麻酔液の温度管理
- ゆっくりとした注入テクニック
を組み合わせることで、患者さんの負担をできる限り軽減できるよう努めています。
「麻酔が怖い」「歯医者が苦手」という方も、不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。患者さんのお気持ちに寄り添いながら、安心して治療を受けていただけるようサポートいたします。
表面麻酔が使われる治療
表面麻酔は「注射前に塗る麻酔」というイメージが強いかもしれませんが、実際にはさまざまな歯科治療で活用されています。
治療内容や患者さんの状態に応じて使用することで、処置中の不快感や緊張を和らげ、安心して治療を受けていただきやすくなります。
麻酔注射を行う前
最も多く使用されるのが、局所麻酔を行う前です。
歯ぐきに表面麻酔を塗布し、粘膜の表面付近の感覚を鈍らせてから局所麻酔を行うことで、「チクッ」とした針の刺激を軽減します。
当院では、表面麻酔だけでなく、シリジェット(無針麻酔)、33G極細針、電動麻酔器などを組み合わせ、できる限り痛みに配慮した麻酔を行っています。
虫歯治療
虫歯が深く、局所麻酔が必要な場合には、まず表面麻酔を行ってから麻酔注射をします。
「麻酔が痛いから治療が苦手」という患者さんにも安心していただけるよう、麻酔の段階から負担軽減に努めています。
抜歯
親知らずや保存が難しい歯の抜歯では、局所麻酔が欠かせません。
抜歯前に表面麻酔を行うことで、最初の針の刺激を感じにくくし、患者さんの緊張を和らげます。
歯周病治療


歯周病が進行し、歯周ポケットの深い部分まで歯石を除去するSRP(スケーリング・ルートプレーニング)では、局所麻酔を行うことがあります。
この際も、表面麻酔を併用することで、麻酔注射による負担の軽減が期待できます。
インプラント治療
インプラント手術では局所麻酔を行います。
手術に対して不安を感じる患者さんが多いため、表面麻酔を最初に使用し、少しでもリラックスした状態で治療を受けていただけるよう配慮しています。
小外科処置
次のような処置でも表面麻酔を使用することがあります。
- 歯ぐきの切開
- 歯肉形成
- 小帯切除(局所麻酔前)
- のう胞摘出
- 歯肉の縫合・抜糸
※処置内容によっては、表面麻酔のみではなく局所麻酔が必要になります。
嘔吐反射が強い方の処置
型取りや口腔内スキャナー、レントゲン撮影などで吐き気を感じやすい方では、症例によって表面麻酔を使用する場合があります。
患者さんの負担軽減につながることがあります。
小児歯科での表面麻酔
乳歯抜歯
動揺が強い乳歯では、表面麻酔のみで対応可能な場合もあります。

お子さんにとって「最初の痛み」を減らすことが大切です
小さなお子さんは、一度「歯医者は痛い」と感じてしまうと、その後も歯科治療に強い苦手意識を持ってしまうことがあります。
そのため、当院では初めての麻酔でもできるだけ怖い思いをしないよう、表面麻酔を積極的に活用しています。
表面麻酔で恐怖心を軽減
表面麻酔を使用することで、注射針が刺さる刺激を感じにくくなり、お子さんの不安軽減につながります。
また、無理に治療を進めるのではなく、お子さんのペースに合わせて声掛けをしながら治療を進めています。
保護者の方にも安心していただけるよう説明します
治療前には、
- なぜ麻酔が必要なのか
- どのような流れで行うのか
- お子さんが怖がらないための工夫
について、できるだけわかりやすくご説明しています。
歯科恐怖症の方への対応
「怖い」と感じることは決して珍しいことではありません
歯科恐怖症とは、歯科治療に対して強い恐怖や不安を感じ、受診そのものが難しくなる状態です。
過去に痛い思いをした経験や、麻酔注射への恐怖心がきっかけとなることもあります。
当院では患者さんの気持ちを大切にしています
歯科恐怖症の方には、いきなり治療を始めることはありません。
まずは現在のお悩みや、これまでの治療経験、不安に感じていることを丁寧にお伺いします。
患者さんのペースを大切にしながら、一つひとつ説明し、納得いただいたうえで治療を進めます。
痛みに配慮した麻酔で安心感を
麻酔に対する不安が強い方には、
- 表面麻酔
- シリジェット
- 33G極細針
- 電動麻酔器
- ゆっくりとした注入
などを組み合わせ、できる限り負担の少ない麻酔を心がけています。
また、全身状態や服用中のお薬を確認したうえで、必要に応じて内科と連携し、抗不安薬の使用を検討することもあります。
妊娠中でも表面麻酔は使用できる?
妊娠中でも必要な歯科治療は大切です
妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯ぐきの炎症や虫歯が起こりやすくなることがあります。
そのため、必要な歯科治療を我慢することが、かえってお口や全身の健康に影響する場合もあります。
表面麻酔や局所麻酔を使用する場合
妊娠中でも、歯科医師が必要性を判断したうえで、適切な薬剤・使用量を選択して治療を行うことがあります。
治療前には、
- 妊娠週数
- 体調
- 持病
- 服用中のお薬
などを確認したうえで、安全性に十分配慮します。
妊娠中の治療に不安がある場合は、遠慮なくご相談ください。
高齢者への使用
全身状態に配慮しながら麻酔を行います
高齢になると、心臓病や高血圧、糖尿病などの持病がある方も増えてきます。
また、複数のお薬を服用されている場合も少なくありません。
そのため、当院では治療前の問診を大切にし、患者さん一人ひとりの全身状態を確認したうえで麻酔方法を選択しています。
負担を少なくするための工夫
高齢の患者さんでは、
- 表面麻酔
- 電動麻酔器
- ゆっくりとした麻酔
- 必要最小限の麻酔量
などを組み合わせ、できるだけ体への負担を抑えられるよう努めています。
副作用
表面麻酔は広く使用されている麻酔方法です
表面麻酔は歯科診療で広く使用されており、適切に使用することで安全性の高い方法とされています。
ただし、医薬品である以上、副作用が起こる可能性が全くないわけではありません。
考えられる副作用
まれに、次のような症状がみられることがあります。
- 発疹
- かゆみ
- 粘膜の腫れ
- 気分不良
- アレルギー反応
これらの症状がみられた場合には、速やかに適切な対応を行います。
事前にお伝えいただきたいこと
安全に治療を受けていただくため、次のような場合は必ずお知らせください。
- 麻酔薬で気分が悪くなったことがある
- 局所麻酔薬でアレルギーが出たことがある
- 心臓病・肝臓病・腎臓病などの持病がある
- 妊娠中または授乳中
- 現在服用している薬がある
- 以前、麻酔が効きにくかったことがある
当院では安全性を第一に考えています
治療前には丁寧な問診を行い、患者さんの健康状態や既往歴を確認したうえで麻酔方法を選択しています。
また、治療中も患者さんの表情や体調を確認しながら進め、異変があれば速やかに対応できる体制を整えています。
「麻酔が心配」「過去に麻酔でつらい経験がある」という方も、安心してご相談ください。患者さん一人ひとりの状態に合わせ、できる限り負担の少ない治療をご提案いたします。
痛みに配慮した麻酔で、安心して治療を受けていただくために

「麻酔が怖いから歯医者に行けない」
そんなお悩みはありませんか?
当院では、患者さんが少しでも安心して治療を受けられるよう、麻酔の段階から痛みに配慮した取り組みを行っています。
表面麻酔だけでなく、シリジェット(無針麻酔)、33G極細針、電動麻酔器、麻酔液の温度管理、ゆっくりとした注入などを組み合わせ、一人ひとりに合わせた麻酔方法をご提案しています。
また、歯科恐怖症の方や、お子さん、妊娠中の方、高齢の方など、それぞれの状況に応じた治療計画を立て、不安なお気持ちに寄り添いながら治療を進めます。
「麻酔が苦手」「以前痛い経験をした」「治療が不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
患者さんに安心して治療を受けていただけるよう、スタッフ一同、丁寧な説明と痛みに配慮した診療を心がけています。
【動画】表面麻酔と針なし注射器シリジェット
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


