【動画 28秒】CAD/CAM冠とは?保険適用で白い歯を手に入れる方法

知っておきたいCAD/CAM冠の特徴とその適用範囲

CAD/CAM冠とは

CAD/CAM冠
CAD/CAM冠

保険適用の白い被せ物

CAD/CAM冠とは、保険適の白い被せ物の歯のことです。コンピュータに歯の形を読み込ませ、ハイブリッドレジンという材料を器械が削り出して作ります。装着時の見た目は自然で美しく、金属アレルギーの心配もありません。ただし、セラミックよりも強度が劣るため、割れやすく、耐摩耗性が低いため次第に表面の艶が無くなり色落ちもします。

適用は何番まで?

CAD/CAM冠は、ほとんどの歯に保険が適用されますが、条件や制限もあります。

保険適用のブリッジには使用できません。

CAD/CAM冠の経年劣化

上顎咬合面観

上顎咬合面観

右側の小臼歯2本と左側の第二小臼歯にCAD/CAM冠が入っています。経年劣化により咬合面はすり減り平坦化が進んでいます。

右側の小臼歯2本の側面観

右側小臼歯2本の側面観

同症例の右側小臼歯2本の側面観です。艶が無くなり、色あせが進んでいます。第一小臼歯の歯茎下がりも顕著です。

左側小臼歯1本の側面観

右側2本に比べる艶がまだ残っています。色あせもまだありません。歯茎下がりは気になります。

メリット

利点

 費用が安い

保険適用なので費用を安く抑えられます。

利点

 色の調整がある程度可能

隣接する歯の色に合わせて色の調整が可能です。銀歯に比べて歯との色合いがよく、目立ちにくいです。

利点

 金属アレルギーのリスクがない

金属を使用しないので、金属に対するアレルギー反応が起きない。

デメリット

欠点

1

変色や着色

ハイブリッドレジンという材料は少し吸水性があるため色素を取り込んで変色したり着色するする欠点があります。

欠点

2

破折

ハイブリッドレジンは強度が低いため強い咬合力がかかる小臼歯や大臼歯で割れやす。

欠点

3

耐摩耗性

ハイブリッドレジンは耐摩耗性が低いため表面がすり減って艶が無くなります。次第にのっぺりとした見た目になります。

寿命

デメリットでも触れたように経年劣化で変色や着色するまでの期間は2~3年です。保険の被せ物は2年で作り換えが可能なので、そのくらいの期間と考えればよいでしょう。

CAD/CAM冠(キャドキャム冠)の費用

保険診療

保険適用です。

内容保険点数
CAD/CAM冠(キャドキャム冠)ハイブリッドレジン前歯1,638点 小臼歯1,388点 大臼歯1,550点
※ メタルコアまたはファイバーコアの費用は別途必要です。土台の形を整えるために削ったり、印象採得(歯型取り)、装着料金などは別途必要です。これら合算して3割負担の場合の費用は概ね一部負担金が約9,000円になります。
※ さらに、初診料、再診料、指導料などがかかる場合があります。※保険点数は改定で変更になる場合があります。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、金属アレルギーの原因ともなる金属の使用を極力抑えたメタルフリー審美治療に努めております。見た目はもちろんですが、機能性や適合性にも留意した審美修復治療を実施しております。天然歯を出来るだけ削らない低侵襲処置(ミニマルインターベーション)を基本とし、長期維持を追求したつめ物・かぶせ物治療に努めております。東京都江戸川区篠崎で、保険適用の白い被せ物・CAD/CAM冠(キャドキャム冠)をご希望の方はぜひ、当院までお気軽にご相談下さい。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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