自力で口元を引っ込める方法—成功するためのポイント
矯正治療で綺麗なEラインを作り出すことは不可能ではありません。また、大人になってしまうと、マッサージなどで自力で綺麗なEラインにする事は不可能なので歯医者、口腔外科、耳鼻咽喉科、形成外科など、重症度に合わせてクリニックを選択する必要があります。
骨格的に重度でなければ殆どの場合、歯科の矯正治療で解決します。
自力でEラインを作る
小学6年生(12歳)頃までの成長期に限定
小学6年生(12歳)までの成長の過程であれば骨は完全に出来上がっていません。その時期までならば、舌や口の周りの筋肉のトレーニングを行うことで、ある程度自力で口元を引っ込めてEラインを改善することが可能です。
年齢が低いほど高い改善効果が期待できます。
下記のリットレMPやリットレメーターなどの装置で口輪筋のトレーニングを行えば、口元の突出感が改善され綺麗なeラインを作ることが可能です。
口輪筋の筋力を正確に測定したり、口輪筋のトレーニングの方法を指導したりすることは保険適用になっています。詳細は当院にご相談下さい。
また、簡単に出来る舌のトレーニング法として「あいうべ体操」がお薦めです。
自力でEラインを作る方法
顎骨が成長する力を使って、上顎は後方に、下顎は前方に誘導します。具体的には、口輪筋を鍛えて上顎前歯を後方に移動させ、舌のトレーニングで正しい舌の使い方を覚え自力でEラインの改善を目指します。
Method
リットレメーター
測定器にマウスピースを装着します。マウスピースを前歯と唇の間に挟み、ゆっくりと6秒くらいかけて測定器を引っ張ります。口からマウスピースが飛び出す直前で数値を計測します。これによって、口輪筋の現在の力が判定出来ます。測定は3回ほど行い平均を取ります。
次に測定器からマウスピースを外し、マウスピースの保持部の輪に指を通して引っ張って口輪筋のトレーニングを行います。
これを毎日、復数回行います。回数の制限はありませんので、出来るだけ多く行って下さい。
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Method
リットレMP
リットレMPの保持穴に指を入れて引っ張る事により口輪筋を鍛えます。リットレメーターの筋力測定機能がないものと考えて下さい。
やり方は唇と歯の間に挟み上下、左右、斜め方向にマウスピースが口からはずれないようにゆっくり引く動作を行って下さい。各動作を3~5秒間続けて合計で3分間のトレーニングを行って下さい。時間の間隔を開けてこのトレーニングを1日に複数回行うようにして下さい。
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Method
あいうべ体操
あいうべ体操は、自律神経を整えて病気を治す口の体操です。高血圧、アトピー、花粉症からリュウマチ、潰瘍性大腸炎、無呼吸症候群まで大改善します。
自宅で簡単に行える舌と唇のトレーニング法である「あいうべ体操」も参考にして下さい。
詳細は「舌で歯を押す癖・舌突出癖を治す方法」のページを参照してください。
自分で行う時の注意点
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口呼吸
鼻が詰まって口呼吸をしている場合には、口呼吸を治し鼻呼吸にすることが優先されます。
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舌突出癖
舌の使い方が上手く出来ない舌突出癖がある場合には、上記の方法だけでは十分な効果が出ない場合があります。歯科に相談することをお薦めします。
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顎骨の成長時期
上顎骨の成長より下顎骨の成長は遅れてスタートします。そのため、子供の頃はEラインよりも唇が前方に位置する事が普通です。
下顎骨の成長と共に大人になると改善する場合もあります。詳しく歯医者さんにご相談下さい。
中校生以上の大人
自力でEラインは作れない
中校生以上の大人になると顎骨の成長が止まってしまいます。自力でEラインを改善しようとしてマッサージなど様々なことをしても顎骨は全く変化しません。脂肪太りやむくみは多少解消するかもしれませんが、残念ながら手遅れです。
Eライン改善のための治療法は、程度により歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科、形成外科などが担当します。詳細は下記を参照してください。
江戸川区篠崎で綺麗なEラインを作る矯正治療をご検討の方へ
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、矯正装置の見た目が気になるという方でも、審美性に配慮した目立たないマウスピース矯正装置をご用意しております。患者さま一人ひとりの口腔内状況を拝見した上でご要望をしっかりと聞き、痛みの少ない無理のない治療計画をご提案いたします。江戸川区篠崎にて綺麗なEラインを作る矯正治療をご希望の方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
【動画】アデノイド顔貌
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。