目次

黒い歯茎が気になる人が増えている理由

健康な歯茎の色は薄いピンク色

健康な歯茎の色は薄いピンク色
健康な歯茎の色は薄いピンク色

健康な歯茎の色は薄いピンク色で弾力があり、表面が滑らかで、艶があります。

歯と歯の間の歯茎が三角形となり、「スティップリング」という小さなプツプツとした白い点状の凹みがあれば、さらに健康的な歯茎といえます。

近年、健康や美容への関心が高まる中で、歯のホワイトニングや矯正治療を受ける人が増えています。その流れで、歯茎の色にも注目が集まり、黒ずんだ歯茎を気にする人が増えています。特に、マスクを外す機会が増えたことで、自分の口元に意識が向きやすくなりました。

また、SNSやインターネットの普及により、美しいピンク色の歯茎を持つモデルやインフルエンサーが増え、「理想的な口元」としてのイメージが広がったことも一因です。そのため、「自分の歯茎は黒くないか?」と気にする人が増え、歯茎の黒ずみを改善する方法を求める人が増加しています。

黒い歯茎が見た目や健康に与える影響

黒い歯茎
黒い歯茎

歯茎の黒ずみは、見た目の印象を大きく左右します。健康的で明るいピンク色の歯茎は、清潔感があり若々しい印象を与えますが、黒ずんだ歯茎は不健康なイメージを持たれることがあります。

また、黒い歯茎は見た目の問題だけでなく、健康面にも影響を与える可能性があります。例えば、歯周病が原因で歯茎が黒ずんでいる場合、放置すると炎症が進行し、最悪の場合、歯を失うリスクもあります。そのため、「見た目の美しさ」と「健康維持」の両面から、歯茎の黒ずみに対する適切なケアが求められています。

歯茎の黒ずみを放置するとどうなるのか?

黒い歯茎の原因によっては、放置することで症状が悪化することがあります。例えば、以下のようなリスクが考えられます。

  • メラニン色素の沈着 → さらに色素が濃くなり、自然に改善することが難しくなる
  • 喫煙による黒ずみ → 喫煙を続けると黒ずみが進行し、レーザー治療やピーリングでも改善しにくくなる
  • 歯周病による変色 → 歯茎の炎症が進行し、歯のぐらつきや歯の喪失につながる
  • 金属による黒ずみ(メタルタトゥー) → 金属の詰め物を放置すると、さらに歯茎全体に黒ずみが広がる可能性がある

このように、黒い歯茎は単なる見た目の問題ではなく、口腔内の健康状態を反映するサインでもあります。気になり始めたら早めに対処することで、より効果的な改善が期待できます。

1. メラニン色素の沈着

歯茎の色が茶色や黒色
歯茎の色が茶色や黒

この症例は、歯茎全体が暗赤紫色に黒ずんでいます。特に、矢印で示した部分では、紫がかった黒色の歯茎が帯状に広がっています。

このように、色素沈着は歯茎の色を悪く見せます。沈着量が少ない場合は茶色に、多い場合は紫がかった暗茶色に、さらに歯茎の深部まで沈着が及ぶと、紫がかった黒色を帯びるようになります。

メラニン色素の沈着はほとんどが生理的なもので、前歯の歯茎に現れやすく、高齢になると頻度が高まります。

しかし、歯茎に黒ずみができても、健康に悪影響を及ぼすことはありません。

メラニン色素が増える仕組み

メラニン色素は、皮膚や歯茎の色を決める要素の一つで、紫外線や刺激に対する防御機能として生成されます。歯茎に過剰にメラニンが沈着すると、黒ずんで見えることがあります。

先天的な要因と後天的な要因

  • 先天的な要因
    遺伝的にメラニン色素が多い場合、幼少期から歯茎が黒っぽく見えることがあります。
  • 後天的な要因
    喫煙、紫外線、歯茎への刺激(硬い歯ブラシでのブラッシング、口内炎の繰り返し)によって、メラニン色素が増加することがあります。

喫煙や紫外線の影響

  • 喫煙:タバコに含まれるニコチンやタールが刺激となり、メラニン生成を促進します。
  • 紫外線:唇や歯茎が紫外線にさらされると、メラニンの生成が増え、黒ずみの原因になります。

大人の歯茎にメラニン色素が沈着する理由

理由

1

口呼吸

口呼吸では歯茎が直接外気に触れる時間が長いため、紫外線など外からの刺激を受けやすくなります。歯茎を守ろうとする反応からメラニン色素が過剰に歯茎に沈着します。

口呼吸は子供の時に起こるアデノイド肥大などの鼻づまりが原因で起こることがほとんどです。

口呼吸から鼻呼吸に戻らずにそのまま持続すると歯並びが悪くなる原因ともなります。

長期間の口呼吸によるメラニン色素沈着
長期間の口呼吸でメラニン色素沈着

理由

2

妊娠

妊娠期には女性ホルモンの一つエストロゲン(卵胞ホルモン)の量が増大します。エストロゲンは色素細胞に作用しメラニン色素の生成を促進します。

妊娠すると乳輪が黒ずんでくるのもこの作用によるものです。

歯茎にもメラニン色素が沈着しやすくなりますが、通常出産後は、エストロゲンの分泌が急激に低下するため次第に改善します。

また、エストロゲンの増加は妊娠性歯肉炎を引き起こす原因ともなっています。歯肉炎による歯茎の局所炎症がメラニン色素沈着の原因の一つとも考えられます。

妊娠によるホルモンバランスの変化
妊娠によるホルモンバランスの変化

子供の歯茎にメラニン色素が沈着する理由

子供の歯茎が帯状に黒い
子供の歯茎が帯状に黒
受動喫煙

写真は、6歳の子供の歯茎の状態です。特に上の歯茎に黒ずんだ帯状の強いメラニン色素沈着が認められます。

また、歯茎全体も茶褐色で、唇も赤褐色になっています。

タバコによって歯茎にメラニン色素沈着が起こることは前述した通りです。

子供が両親からの受動喫煙にさらされると歯茎にメラニン色素沈着が起こることが知られています。

口呼吸

口呼吸については、前述した通りです。

子供の黒い歯茎対策

 経過観察

乳幼児や子供の歯茎のメラニン色素沈着は、生理的範囲内のことがほとんどです。成長に伴う変化が期待出来るので、色素沈着が急激に拡大しない限り、積極的な処置は必要なく、経過観察が妥当です。

2. 喫煙による影響

タバコに含まれる有害物質が歯茎を黒くする理由

タバコにはニコチンやタールなどの化学物質が含まれており、これらが歯茎に慢性的な刺激を与えます。結果としてメラニン色素が過剰に生成され、黒ずみが発生します。

喫煙でメラニン色素沈着
喫煙でメラニン色素沈着
喫煙者の歯茎の色

この写真の症例は、長期間の喫煙によって引き起こされたメラニン色素の沈着です。タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質から歯茎を守るため、体がメラニン色素を大量に生成し、防御しようとする内因性の反応が起こります。

また、タバコは歯茎の毛細血管を収縮させ、血流を悪化させます。その結果、もともとピンク色だった歯茎が暗赤紫色から黒ずんだ色に変化することもあります。

長期間の喫煙は歯周組織を弱らせ、歯周病の発症や悪化につながると考えられています。また、歯周病による局所的な炎症がメラニン色素の沈着を増加させる可能性もあります。

長期間の喫煙が原因のい歯茎の黒ずみ
長期間の喫煙が原因の歯茎の黒ずみ

喫煙を続けた場合の歯茎の変化

  • 初期:歯茎がややくすんだ色に変化
  • 中期:歯茎全体が黒ずみ、血流が悪化して健康なピンク色が失われる
  • 末期:歯茎が固くなり、歯周病の進行リスクが高まる

禁煙すると歯茎の色は戻るのか?

禁煙すると、新しいメラニンの沈着が抑えられるため、徐々に健康的な色に戻ることがあります。ただし、長期間喫煙していた場合、完全に元の色に戻すには歯科治療(レーザー治療やピーリング)が必要になることがあります。

3. 金属の影響(メタルタトゥー)

金属の被せ物や詰め物による黒ずみの原因

歯の治療で使われる銀歯や金属の被せ物、詰め物が原因で歯茎が黒ずむことがあります。これは、金属が溶け出して歯茎に沈着することで発生します。

メタルタトゥー
メタルタトゥー

写真のように、差し歯の根元の歯茎が紫色から黒っぽく変色することを「メタルタトゥー」といいます。

この症例では、差し歯の土台(メタルコア)に使用された金属が保険適用の銀金合金であったため、金属粒子が歯根に溶け出し、さらに歯茎にまで広がったことが原因です。

メタルタトゥーの特徴と見分け方

  • 局所的な黒ずみ(特定の歯の周りだけ黒くなる)
  • 詰め物や被せ物がある部位に一致している
  • 黒ずみが広がることがある

金属アレルギーの可能性

金属が溶け出すことで、歯茎の黒ずみだけでなく、金属アレルギーを引き起こす可能性もあります。金属アレルギーがある場合、セラミックなどの金属を使わない治療法を検討する必要があります。

4. 歯周病による歯茎の黒ずみ

歯周病と歯茎の黒ずみの関係

歯周病が進行すると、歯茎の血流が悪化し、壊死した組織が黒く変色することがあります。また、歯茎が下がることで、黒ずんだ歯根が露出し、さらに目立つようになります。

歯周病や歯肉炎で歯茎が赤色~薄紫色に変色
歯周病や歯肉炎で歯茎が赤色~薄紫色に変色

歯茎に炎症があると、歯茎の縁や歯と歯の間が赤く腫れます。この炎症の主な原因は、歯茎に付着した歯垢(プラーク)です。

適切な歯磨きを行い、歯石を除去すれば、歯茎の変色は数日から数週間で改善します。

歯科で行う治療には、PMTC(プロフェッショナルクリーニング)、スケーリング、ルートプレーニング、ブラッシング指導などの歯周病治療があります。

炎症が進行するとどうなるのか?

  • 軽度の歯周炎:歯茎が赤く腫れ、出血しやすくなる
  • 中度の歯周炎:歯茎の色が暗くなり、口臭が強くなる
  • 重度の歯周炎:歯茎が黒ずみ、歯がぐらついて抜け落ちるリスクが高まる

歯周病による歯茎の黒ずみを改善する方法

  • スケーリング・ルートプレーニング(歯石やプラークを除去する)
  • レーザー治療(黒ずんだ部分を除去し、健康な歯茎を再生する)
  • 歯周外科手術(進行した場合、外科的に歯茎を再生)

これらの原因を理解することで、自分の歯茎の黒ずみがどの要因によるものかを判断し、適切な対処ができるようになります。次のセクションでは、黒い歯茎を改善する具体的な治療法について詳しく解説します。

1. 歯茎のガムピーリング

薬剤を使った歯茎のガムピーリング治療とは?

ガムピーリングは、メラニン色素が沈着した歯茎の表面を薬剤で剥がし、下から健康なピンク色の組織を再生させる治療法です。主にフェノールやアルコールを使ってメラニンを除去します。

ガムピーリング
ガムピーリング
フェノールアルコール法の手順

STEP

表面麻酔

痛みはほとんど起こらないため通常の浸潤麻酔は必要なく、表面麻酔で行います。表面麻酔薬を数分間作用させ綺麗に拭き取ります。


STEP

フェノール液を塗布

フェノール液を塗布して、1分ほど待ち歯肉が白くなったのを確認します。


STEP

無水アルコールで中和

無水アルコールでフェノール液を中和して終了です。治療後に僅かにピリピリ感が残ります。術後2~3日は歯茎が白くなりますが、1~2週間でピンク色の歯茎になっていきます。メラニン色素沈着の程度により1~3回行います。


フェノールアルコール法の症例

術前
術前

メラニン色素沈着で黒ずみのある歯茎です。

術後
術後

フェノールアルコール法は、ほとんどの症例で1~2回で終了出来ます。

写真のケースは1回の処置でほぼ満足するレベルのピンク色になっています。

フェノールアルコール法の禁忌症

  • 妊娠中、授乳期の女性
  • 重度の歯周病
  • 使用薬剤(フェノールやアルコール類)にアレルギーをお持ちの方

どの程度の黒ずみに効果があるのか?

  • 軽度から中度のメラニン色素沈着に効果的
  • 喫煙や紫外線による黒ずみも改善可能
  • ただし、歯周病やメタルタトゥーが原因の場合は効果が薄い

治療後の注意点

  • 治療後1週間程度は刺激の強い食べ物(辛いもの、熱いもの)は避ける
  • 喫煙や過度なブラッシングを控える
  • 1回で改善しない場合は、数回に分けて施術が必要

2. 金属を使わないセラミック治療

金属の詰め物や被せ物をセラミックに交換する方法

メタルタトゥーが原因で黒ずんだ歯茎は、金属の詰め物や被せ物をセラミックに交換することで改善できます。セラミックは生体親和性が高く、金属アレルギーの心配もありません。

メタルタトゥーが消えるまでの期間

  • 金属を除去してもすぐには黒ずみは消えない
  • 歯茎のターンオーバー(新陳代謝)によって、数か月〜1年かけて自然に薄くなっていく
  • 完全に除去したい場合は、レーザー治療を併用すると効果的

セラミック治療のメリットとデメリット

メリット

  • 歯茎の黒ずみが再発しにくい
  • 金属アレルギーの心配がなく、審美性が高い

デメリット

  • 費用が高め(保険適用外の場合が多い)
  • 金属に比べて強度が劣るため、噛み合わせによっては割れることがある

3. レーザー治療

レーザーでメラニンを除去する仕組み

レーザー治療では、黒ずみの原因となるメラニン色素を熱エネルギーで破壊し、健康的なピンク色の歯茎を取り戻すことができます。レーザーは選択的に色素沈着部分に作用し、周囲の健康な組織を傷つけることなく治療が可能です。

治療の流れと期間

  1. 診断:歯科医院で歯茎の黒ずみの原因を特定
  2. 施術:レーザーを照射して黒ずんだ歯茎の表面を除去(所要時間:30分程度)
  3. 回復:数日~1週間で皮膚が再生し、健康的な歯茎の色に
  4. 経過観察:定期的な診察で効果を確認

通常、1回の施術で効果が現れますが、黒ずみの程度によっては2〜3回の施術が必要になることもあります。

効果と副作用

効果

  • メラニン色素を効率的に除去し、ピンク色の歯茎に改善
  • 治療後の再発リスクが低い(ただし喫煙や刺激を続けると再発の可能性あり)

副作用

  • 治療直後に軽い痛みやヒリヒリ感が生じることがある
  • 一時的に歯茎が白っぽく変色することがあるが、時間とともに回復

4. 歯周病治療

黒い歯茎を改善するための歯周病治療とは?

歯周病が進行すると、血流が悪くなり歯茎が黒ずむことがあります。歯周病治療では、炎症を抑えて健康な歯茎に戻すことが重要です。

クリーニング・スケーリング・ルートプレーニング

  • スケーリング:歯の表面や歯茎の中に付着した歯石を除去
  • ルートプレーニング:歯の根元の汚れを取り除き、再付着を防ぐ
  • 抗菌療法:必要に応じて、抗生物質を使って炎症を抑える

歯周病を予防するためのポイント

  • 正しい歯磨きを継続する(歯間ブラシ・デンタルフロスを活用)
  • 定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
  • 生活習慣(食生活・ストレス管理)を見直す

5. ホームケアでできる歯茎ケア

自力で治す方法はいたってシンプルです。前述したメラニン色素沈着の原因を除去します。具体的には、タバコをやめる。受動喫煙をさせない。口呼吸から鼻呼吸にする。歯周病を治し炎症を取るなどです。

【注意】
黒い歯茎を治す市販の歯磨き粉は販売されていません。歯茎が黒くなる原因は歯茎の中にメラニン色素が沈着するからで、歯茎の表面を歯磨きをしたからと言って取れるものではありません。

正しい歯磨きと歯茎のマッサージ

  • 硬すぎる歯ブラシは避け、柔らかめの歯ブラシで優しくブラッシング
  • マッサージすることで血行が良くなり、健康的なピンク色に戻りやすくなる
  • マッサージ方法:
    1. 指の腹で円を描くように優しくマッサージ
    2. 軽く押しながら10秒ほど刺激する

歯茎を健康的なピンク色にする食生活

  • ビタミンC(柑橘類、ピーマン、イチゴ)→ コラーゲン生成を促進し、歯茎の血行を良くする
  • ビタミンE(ナッツ類、アボカド)→ 抗酸化作用で歯茎の健康を維持
  • 鉄分(レバー、ほうれん草)→ 血流を良くし、貧血を防ぐことで健康な歯茎を維持

まとめ

黒い歯茎の治療法には、レーザーやガムピーリングなどの医療的アプローチと、日常的なホームケアがあります。黒ずみの原因を正しく把握し、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。特に、喫煙や歯周病が原因の場合は、根本的な生活習慣の改善も欠かせません。まずは歯科医院で相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。

フェノールアルコール法の費用

自費治療

保険適用外です。

治療内容値段(税別)
メラニン色素除去上顎or下顎(3回迄)
※ フェノールアルコール法では、多くても3回行えば、
ほぼ綺麗なピンク色になっていきます。
初回  ¥9,800

2回目以降 ¥6,800

Q1. 黒い歯茎は必ず治療が必要?

放置しても問題ないケースと治療が必要なケース

黒い歯茎の治療が必要かどうかは、原因によって異なります。

放置しても問題ないケース

  • 先天的なメラニン沈着
    生まれつき歯茎が黒っぽい場合は、健康上の問題はなく、治療の必要はありません。ただし、見た目が気になる場合は、レーザー治療やピーリングで改善できます。
  • 軽度のメラニン沈着
    喫煙や紫外線の影響で軽く黒ずんでいる程度なら、禁煙や適切な歯茎ケアで悪化を防ぐことができます。

治療が必要なケース

  • 歯周病が進行している場合
    歯茎の黒ずみが炎症や歯周病によるものなら、放置すると歯のぐらつきや歯の喪失につながるため、早急な治療が必要です。
  • メタルタトゥー(歯科金属による黒ずみ)
    金属が溶け出して黒ずんでいる場合は、放置すると色素が沈着し、改善が難しくなるため、セラミックへの交換などの治療が推奨されます。
  • 虫歯や根管治療後の変色
    虫歯の進行や根管治療後の変色が原因なら、適切な処置をしないと黒ずみが悪化する可能性があります。

Q2. 歯茎の黒ずみは自然に治る?

改善が期待できるケースと難しいケース

自然に改善が期待できるケース

  • 禁煙した場合
    喫煙によるメラニン沈着は、禁煙後半年〜1年で少しずつ薄くなることがあります。
  • 歯周病治療を受けた場合
    軽度の歯周病なら、適切な治療とケアで歯茎の色が改善することがあります。

自然に治るのが難しいケース

  • 長年のメラニン沈着
    何年も黒ずんでいる歯茎はターンオーバーが遅く、自然に戻るのが難しいため、レーザーやピーリングが必要になります。
  • 金属による黒ずみ(メタルタトゥー)
    金属の影響で変色した歯茎は、詰め物や被せ物を交換しない限り改善しません。
  • 根管治療後の歯茎の変色
    内部の変色が原因の場合は、ホワイトニングや歯茎のピーリングでは改善できないため、被せ物の変更が必要になることがあります。

Q3. ホワイトニングで歯茎の黒ずみは取れる?

歯のホワイトニングと歯茎の黒ずみの関係

一般的なホワイトニング(オフィスホワイトニングやホームホワイトニング)は 歯の表面 に作用するものであり、歯茎の黒ずみには効果がありません。
むしろ、ホワイトニング剤の刺激で歯茎が白っぽくなったり、一時的に炎症を起こすこともあるため、注意が必要です。

専門的な治療が必要な理由

歯茎の黒ずみを改善するには、ホワイトニングではなく、以下のような専門的な治療 が必要になります。

  • メラニン沈着レーザー治療・ピーリング が効果的
  • メタルタトゥーセラミック治療(金属の詰め物や被せ物を交換)
  • 歯周病による黒ずみ歯周病治療(スケーリング・ルートプレーニング)
  • 虫歯・根管治療後の変色被せ物の交換

ホワイトニング=歯の色を白くするもの であり、歯茎の黒ずみは専用の治療でないと改善できません。歯茎の黒ずみが気になる場合は、歯科医院で専門的な相談をするのがおすすめです。

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筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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