- 1. 【📹 43秒】ファイバーコアの特徴とメタルコアとの違い|どちらを選ぶべき?
- 2. 💡 メタルコアって何?|基礎からわかる歯の支台構造
- 2.1. 🧱 メタルコアの役割|クラウンを支える「土台」
- 2.2. 🔍 装着のタイミングと流れ|根管治療後の支台構築
- 3. 🔧 メタルコアの種類と素材の違い
- 3.1. 🏅 貴金属(白金加金など)|精密で長持ち、自費治療向け
- 3.2. 💴 銀合金(保険適用)|強度はあるがリスクも
- 3.3. 🧪 素材ごとの違いと選び方【比較表つき】
- 4. 📸 症例紹介|実際に使われたメタルコアの例
- 4.1. 🦷 前歯に白金加金コア+メタルボンドを装着したケース
- 4.1.1. 治療内容:
- 4.1.2. ポイント:
- 4.2. 🔄 複数歯でファイバーコアと併用した症例
- 4.2.1. 治療内容:
- 4.2.2. ポイント:
- 5. ⚖️ メリット・デメリット徹底比較!貴金属 vs 銀合金
- 5.1. ✅ 貴金属メタルコアのメリット・デメリット
- 5.1.1. メリット✨
- 5.1.2. デメリット⚠️
- 5.2. ✅ 銀合金メタルコアのメリット・デメリット
- 5.2.1. メリット✨
- 5.2.2. デメリット⚠️
- 5.3. 📊 コスト・耐久性・アレルギー・審美性での違い
- 6. 🆚 メタルコア vs ファイバーコア|どっちがいいの?
- 6.1. 🧩 強度と歯根破折リスクの比較
- 6.1.1. 🔩 メタルコアの強度
- 6.1.2. 🪶 ファイバーコアの強度
- 6.2. 👁 審美性(見た目)の違いとメタルタトゥーのリスク
- 6.2.1. ⚠️ メタルコアの見た目の問題
- 6.2.2. 💎 ファイバーコアの審美性
- 6.3. ⏳ 再治療・長期予後の観点から
- 6.3.1. 🔄 メタルコア
- 6.3.2. 🔧 ファイバーコア
- 6.4. 📘 比較表でわかる最適な選択
- 7. 🛠 メタルコア除去の難しさと注意点
- 7.1. ⚠️ 除去が困難な理由と再根管治療への影響
- 7.1.1. なぜメタルコアの除去は難しいのか?
- 7.1.2. 再根管治療との関係
- 7.2. 🔬 最新の除去技術と治療戦略
- 7.2.1. 主な技術:
- 7.2.2. 治療戦略のポイント:
- 8. 🧫 金属アレルギーとメタルタトゥーのリスク
- 8.1. 🌈 銀イオンによる歯ぐきの黒ずみの仕組み
- 8.1.1. メタルタトゥー
- 8.1.2. 仕組み:
- 8.1.3. 影響:
- 8.2. ✨ 除去と色改善の方法(歯肉移植・レーザー治療)
- 8.2.1. ① メタルコアの除去
- 8.2.2. ② 歯ぐきの黒ずみを取る方法
- 8.2.3. 治療時の注意点:
- 9. 👨⚕️ どちらを選ぶべき?患者タイプ別おすすめコア
- 9.1. 👩⚕️ 前歯・審美重視なら「ファイバーコア」
- 9.1.1. 理由:
- 9.1.2. 向いている人:
- 9.2. 💪 奥歯・咬合力重視なら「メタルコア」
- 9.2.1. 理由:
- 9.2.2. 向いている人:
- 9.3. 🧾 費用・保険適用を重視するなら?
- 9.3.1. 向いている人:
- 10. 📌 まとめ|“歯の未来”を左右するコア選び
- 10.1. 📝 あなたに合った土台を、信頼できる歯科医師と選ぼう
- 10.2. 🏥 ファイバーコアも視野に入れた総合的判断がカギ!
- 11. 🏥 江戸川区篠崎で「土台治療」に悩む方へ
- 12. 【動画】歯茎の出来物、フィステル、口内炎、口腔癌の見分け方
- 13. 筆者・院長

神経を取った歯に「被せ物(クラウン)」を装着する際、見えない部分で支える“土台”が必要になります。
この土台に使われるのが「メタルコア(金属の支台)」や「ファイバーコア(樹脂+ガラス繊維)」といった素材です。
しかし、患者さんからはこんな声をよく聞きます:
- 「保険でできるメタルコアって問題ないの?」
- 「歯ぐきが黒くなるって本当?」
- 「自費のファイバーコアはどう違うの?」
実は、コアの選び方次第で、歯の見た目や寿命に大きな差が出ることもあります。
本記事では、メタルコアの特徴や種類・メリット・デメリット、ファイバーコアとの違いまで徹底解説。
あなたの大切な歯を守るために、“後悔しない支台選び”のヒントをお届けします。
【📹 43秒】ファイバーコアの特徴とメタルコアとの違い|どちらを選ぶべき?
💡 メタルコアって何?|基礎からわかる歯の支台構造
根管治療(歯の神経を取る治療)を終えた歯は、そのままでは脆くなり、被せ物(クラウン)を支えることができません。
そのため、歯の内部に「支台(コア)」と呼ばれる土台を入れて補強する必要があります。
この支台として使われる代表的な素材が**メタルコア(金属の土台)**です。


🧱 メタルコアの役割|クラウンを支える「土台」
メタルコアは、金属で作られた支台で、根管の中に差し込んで固定し、その上に被せ物を装着します。
具体的には以下のような役割を果たします:
- 🏗 クラウンをしっかりと固定する
- 🛡 噛む力を分散し、歯の破損を防ぐ
- 🔩 歯の形を整え、補綴治療(差し歯・被せ物)を支える
つまり、メタルコアは治療後の歯を支える“基礎工事”のような存在です。特に歯質が少なくなっているケースでは欠かせない構造物といえるでしょう。
🔍 装着のタイミングと流れ|根管治療後の支台構築
メタルコアは、根管治療が完了した後に装着されます。大まかな流れは以下の通りです。
- 根管治療の完了
虫歯や感染でダメージを受けた歯の神経を除去し、根管内を清掃・消毒します。 - メタルコアの型取り
歯の中の形に合わせて、支台となるメタルコアの型を採ります。 - 技工所で製作
金属素材(銀合金や貴金属など)を使って、精密な支台が作られます。 - 装着・接着
完成したメタルコアを歯の中に差し込み、専用のセメントで固定します。 - クラウンの装着
土台がしっかり入った後、最終的な被せ物(メタルボンドやセラミックなど)を装着します。
🔧 メタルコアの種類と素材の違い
メタルコア(歯の金属の土台)には、大きく分けて**「貴金属」と「銀合金」**の2種類があります。
それぞれに特徴があり、治療の目的や費用によって使い分けられます。
🏅 貴金属(白金加金など)|精密で長持ち、自費治療向け
貴金属のメタルコアは、白金加金(パラジウムやプラチナを含む金合金)などが使用されます。主に自費診療で取り扱われ、高い耐久性と生体親和性を兼ね備えています。
メリット:
- 🧬 腐食しにくく、金属アレルギーのリスクが低い
- 🔧 精密に加工でき、歯との適合性が高い
- 🦷 弾性があり、歯根にかかるストレスを軽減できる
デメリット:
- 💸 保険適用外のため高額(1本数万円程度)
- 👁 金属なので見た目は自然歯と異なる
特に長期間使う前歯や、再治療リスクの高い歯には、貴金属のメタルコアが選ばれる傾向があります。
💴 銀合金(保険適用)|強度はあるがリスクも
銀合金のメタルコアは、保険適用で治療可能なため、コスト面で優れています。
ニッケルやパラジウムなどが含まれることが多く、硬くて丈夫な点が特徴です。
メリット:
- 💰 保険診療で費用負担が少ない
- 🏋️ 強い咬合力に耐える高い強度
デメリット:
- ⚠️ 金属アレルギーやメタルタトゥーのリスク
- 🧱 硬すぎて歯根に負担がかかり、破折しやすい
- 👄 歯ぐきが黒ずむ可能性(銀イオンの影響)
とくに奥歯の治療に選ばれやすい一方、見た目やアレルギーが気になる方には注意が必要です。
🧪 素材ごとの違いと選び方【比較表つき】
比較項目 | 貴金属メタルコア(自費) | 銀合金メタルコア(保険) |
---|---|---|
🧬 生体親和性 | 高く、アレルギーが少ない | 金属アレルギーのリスクあり |
🔩 耐久性 | 高く、長期安定性がある | 硬いが破折リスクもある |
👁 審美性 | 金属色が透けやすい | 歯ぐきが黒ずむことがある |
💰 費用 | 高額(自費診療) | 安価(保険適用) |
🔄 再治療のしやすさ | 比較的しやすい | 除去が難しいことも |
📸 症例紹介|実際に使われたメタルコアの例
メタルコアは歯の状態や審美性、耐久性のバランスを見ながら選択される支台構造です。ここでは、実際の治療症例を通じて、メタルコアの使用例をご紹介します。
🦷 前歯に白金加金コア+メタルボンドを装着したケース

上顎1番に白金加金のメタルコアを装着
白金加金の土台が歯根に装着された状態です。この状態で歯型を採り、クラウン(メタルボンドやジルコニア)などが装着されます。

メタルボンドを装着
白金加金のメタルコアの上にメタルボンドをセットした写真です。
患者:40代女性/主訴:前歯の差し歯がぐらつく
検査の結果、既存の土台が劣化し、根管治療のやり直しが必要と診断されました。
治療内容:
- 古い銀合金のメタルコア(保険)を除去し、白金加金の貴金属メタルコアで支台再構築
- クラウンには**メタルボンド(内面に金属、外側にセラミック)**を選択
ポイント:
- ⚙ 精密な適合でクラウンの安定性が向上
- 👁 前歯部の審美性を重視し、自然な仕上がりに
- ⛑ 金属アレルギーリスクを考慮し、貴金属を使用
治療後は見た目も美しく、咬合バランスも良好に。5年以上の経過観察でも安定した状態が維持されています。
🔄 複数歯でファイバーコアと併用した症例

患者:30代男性/主訴:全体的に被せ物を新しくしたい
前歯4本にセラミック治療を希望された患者さま。X線の結果により、歯根の状態に応じて支台を使い分ける方針を立てました。
治療内容:
- 左右中切歯(前歯中央):白金加金メタルコアを使用
- 側切歯(その隣の歯):ファイバーコアを使用し、審美性重視
ポイント:
- 💡 歯根が短く強度を優先したい歯にはメタルコアを選択
- 💎 歯ぐきの黒ずみを避けたい部位にはファイバーコアを使用
- 🔄 コア材を適材適所で使い分けることで、機能と見た目を両立
治療後は自然な見た目と違和感のない噛み合わせに仕上がり、患者さまにも大変満足いただきました。
複数の歯を治療する場合、全てを同じ素材で統一する必要はなく、歯ごとの状態に応じた柔軟な判断が重要です。
歯科医師と相談しながら、自分に合った支台選びをしていきましょう。
⚖️ メリット・デメリット徹底比較!貴金属 vs 銀合金
メタルコアには主に2つの素材が使われます。
1つは高品質で長持ちする「貴金属」タイプ、もう1つは保険適用で安価な「銀合金」タイプです。
それぞれの長所・短所をしっかり理解することが、納得のいく治療選びにつながります。
✅ 貴金属メタルコアのメリット・デメリット
メリット✨
- 🧬 金属アレルギーのリスクが低い
白金加金や金合金など、生体にやさしい素材を使用。 - ⚙ 精密な加工が可能で、歯との適合性が高い
すき間が少なく、二次むし歯の予防にもつながる。 - 🦷 歯根破折リスクを軽減
歯へのダメージを和らげる役割も。
デメリット⚠️
- 💰 費用が高額(自費診療)
1本あたり数万円の自己負担がかかることがある。 - 👁 見た目は金属色で透明感が出ない
オールセラミッククラウンとの相性は△。
✅ 銀合金メタルコアのメリット・デメリット
メリット✨
- 💴 保険適用でコストを抑えられる
費用が気になる方にとって大きなメリット。 - 🏋️ 強度があり、咬合力が強い奥歯に適している
硬い素材なので、割れにくい印象を持たれがち。
デメリット⚠️
- 🧨 歯根破折リスクが高い
硬すぎることで、噛む力が集中し歯を割ってしまうことがある。 - ⚠️ 金属アレルギーのリスク
銀やニッケルなど、アレルギー源になりやすい金属を含む。 - 👄 歯ぐきの黒ずみ(メタルタトゥー)を引き起こす可能性
特に前歯では審美面のトラブルになりやすい。
📊 コスト・耐久性・アレルギー・審美性での違い
比較項目 | 貴金属メタルコア(自費) | 銀合金メタルコア(保険) |
---|---|---|
💰 費用 | 高い(数万円・自費診療) | 安い(保険適用) |
🏗 耐久性 | 長期安定・腐食しにくい | 強度は高いが、破折リスクあり |
⚠️ アレルギー | 少ない(金・白金は親和性が高い) | 起こりやすい(ニッケル・パラジウムなど) |
👁 審美性 | 金属色が透けることもある | 歯ぐきが黒ずむリスク(メタルタトゥー) |
🆚 メタルコア vs ファイバーコア|どっちがいいの?
支台(コア)には金属製の「メタルコア」と、グラスファイバー製の「ファイバーコア」があります。
それぞれに特徴があり、歯の状態や治療目的によって適した選択が変わります。
🧩 強度と歯根破折リスクの比較
🔩 メタルコアの強度
- 非常に硬く、奥歯など強い咬合力がかかる場所にも耐えられる
- ただし「硬すぎる」ため、噛む力が集中して歯根破折を起こしやすい
🪶 ファイバーコアの強度
- 適度な弾性があり、噛む力を分散する効果がある
- 歯根にかかる応力が少なく、破折リスクを大きく軽減
💡結論: 歯の寿命を延ばしたいなら、ファイバーコアが有利です。
👁 審美性(見た目)の違いとメタルタトゥーのリスク
⚠️ メタルコアの見た目の問題
- 金属色が透けてクラウンの透明感が損なわれる
- 歯ぐきに金属が沈着し、**黒ずむ「メタルタトゥー」**のリスクあり
💎 ファイバーコアの審美性
- 光を透過し、オールセラミッククラウンと相性抜群
- 金属を含まないため、歯ぐきが変色しない
💡結論: 前歯など見た目が重要な部位には、ファイバーコアが最適です。
⏳ 再治療・長期予後の観点から
🔄 メタルコア
- 一度装着すると除去が困難
- 歯根破折を起こすと抜歯になるケースも
🔧 ファイバーコア
- 歯にやさしく、再治療の際も除去しやすい
- 長期的に見ても歯の寿命を延ばしやすい
💡結論: 長期的に歯を守るなら、ファイバーコアが望ましい選択です。
📘 比較表でわかる最適な選択
比較項目 | ファイバーコア | メタルコア |
---|---|---|
🦷 強度と破折リスク | 弾性があり破折リスクが低い | 非常に硬く破折リスクが高い |
👁 審美性 | 光透過性があり自然な見た目 | 金属色が透ける・メタルタトゥーの可能性 |
🔄 再治療のしやすさ | 除去しやすく再治療しやすい | 除去が難しく歯への負担が大きい |
💴 費用 | 自費診療(5,000円〜15,000円程度) | 保険適用(比較的安価) |
💊 アレルギー | 金属不使用で安心 | 金属アレルギーの可能性あり |
🛠 メタルコア除去の難しさと注意点
メタルコアは一度装着されると非常に強固に固定され、長期間安定するメリットがあります。
しかし、根の先に病巣ができるなど再治療(再根管治療)が必要になった際には、このメタルコアを安全に取り除くことが大きな課題となります。
⚠️ 除去が困難な理由と再根管治療への影響
なぜメタルコアの除去は難しいのか?
- 🔩 金属製で非常に硬く削れにくい
- 🦷 根管の奥深くまで入り込んでいることが多く、周囲の歯質と密着している
- ⚠️ 無理に外そうとすると歯根にヒビが入ったり、歯が破折するリスクがある
再根管治療との関係
再治療では、まずメタルコアを除去しなければ根管内の消毒や再封鎖ができません。
そのため、メタルコアの除去が治療成功の第一ステップになります。
ただし、除去時に失敗すると…
- 🧨 歯根に穴が開く(パーフォレーション)
- ❌ 最悪の場合、抜歯が必要になるケースも
🔬 最新の除去技術と治療戦略
近年では、メタルコア除去の精度と安全性を高めるため、専門機器や技術が進化しています。
主な技術:
- 🔎 マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
→ コアの状態を拡大して確認し、ピンポイントで除去 - 🌀 超音波チップ(エンドチップ)
→ 高周波振動で金属を破砕し、歯質を削らずに取り外す - 🛠 専用のリムーバー器具(コアリムーバー)
→ メタルコアの形状に応じたツールで安全に把持・回転除去
治療戦略のポイント:
- 🧑⚕️ 経験豊富な歯科医師の技術が成功のカギ
- 🧮 事前にCTやX線で歯根の形・深さを正確に診断
- 🏥 必要に応じて、根管治療専門医への紹介も検討
🧫 金属アレルギーとメタルタトゥーのリスク
メタルコアには、ニッケル・パラジウム・銀などの金属が含まれていることが多く、これらが体や見た目に悪影響を及ぼすことがあります。
特に注意が必要なのが次の2点です:
- 💢 金属アレルギーの発症リスク
- 👄 歯ぐきが黒く変色する「メタルタトゥー」
🌈 銀イオンによる歯ぐきの黒ずみの仕組み
「メタルタトゥー」とは、銀合金などの金属成分が歯ぐきに沈着する現象です。特に保険診療で使われる銀合金のメタルコアに多く見られます。
メタルタトゥー


仕組み:
- 💧 唾液に含まれる水分や酸により、金属から銀イオンが溶け出す
- 🧲 銀イオンが歯ぐきや粘膜に長期間沈着
- 🖤 黒や青みがかった色に変色し、見た目が悪化
この黒ずみはタトゥーのように色素が皮膚に沈着しているため、自然には消えません。
影響:
- 前歯や笑ったときに見える部分では審美的なトラブルになる
- 美容意識が高い方や女性にとっては大きなストレスに
✨ 除去と色改善の方法(歯肉移植・レーザー治療)
メタルタトゥーが発生した場合でも、見た目を改善するための方法があります。
① メタルコアの除去
- 🛠 原因となる銀合金メタルコアをファイバーコアなど非金属製のものに交換
- ✨ これによりこれ以上の銀イオン沈着を防止できる
② 歯ぐきの黒ずみを取る方法
方法 | 特徴・効果 |
---|---|
🩹 歯肉移植術 | 黒ずんだ歯ぐき部分に健康な歯肉を移植することで色を回復 |
💡 レーザー治療 | メラニン色素や金属沈着部を除去し、ピンク色の歯ぐきを再生 |
🧴 薬剤によるピーリング | フェノール・アルコール法などで、浅い変色部を溶かして除去 |
治療時の注意点:
- 原因の金属除去と併用しないと再発する可能性あり
- 黒ずみの深さや範囲により治療法を使い分ける必要がある
👨⚕️ どちらを選ぶべき?患者タイプ別おすすめコア
「メタルコア」と「ファイバーコア」は、それぞれ特徴が異なるため、すべての人に同じものが最適とは限りません。
ここでは、患者さまの目的や歯の部位ごとに、どちらのコアが適しているかをわかりやすくご案内します。
👩⚕️ 前歯・審美重視なら「ファイバーコア」
前歯は見た目が非常に大切。
笑ったときに透けて見える部分や、歯ぐきの色にも気を配りたい方には、ファイバーコアが断然おすすめです。
理由:
- 💎 光透過性があり、オールセラミッククラウンと相性◎
- 🩷 金属を含まないため、歯ぐきが黒ずまない
- 🪶 柔軟性があり、歯根破折リスクも少ない
向いている人:
- 美容・審美歯科に関心がある方
- 歯ぐきの色や見た目が気になる方
- 金属アレルギーがある方
💪 奥歯・咬合力重視なら「メタルコア」
奥歯は咬む力が最も強くかかる場所。
そのため、高い強度が求められるケースではメタルコアが有力な選択肢です。
理由:
- 🏋️♂️ 高い硬度で、強い咬合力にも耐えられる
- ⚙ 歯質が少ない場合にも、しっかり固定できる
向いている人:
- 奥歯の補強が必要な方
- 咬み合わせが強い方(歯ぎしり・食いしばりがあるなど)
- 歯質が少なく、しっかりした補強が必要なケース
※ただし、歯根破折のリスクには注意が必要です。
🧾 費用・保険適用を重視するなら?
コストや保険適用の有無も、治療を決めるうえで重要なポイントです。
項目 | ファイバーコア | メタルコア |
---|---|---|
💴 費用 | 自費(5,000円〜15,000円程度) | 保険適用(数千円) |
🏥 保険適用の可否 | 基本的に可 | 一般的に保険適用可能 |
💊 アレルギーリスク | なし | あり(ニッケル・パラジウム) |
向いている人:
- コストを抑えたい方 → メタルコア(保険内)
- 長期的な安全性や再治療のしやすさを重視する方 → ファイバーコア(自費)
📌 まとめ|“歯の未来”を左右するコア選び
歯科治療における「コア(土台)」は、見えない部分だからこそ慎重な選択が必要です。
素材の違いは、見た目・耐久性・再治療のしやすさ・歯の寿命にまで影響します。
📝 あなたに合った土台を、信頼できる歯科医師と選ぼう
「どちらが良いか?」というよりも、「自分の歯にどちらが合うか」を考えることが大切です。
以下のような観点で歯科医師と相談しましょう:
- 🦷 歯の部位(前歯 or 奥歯)
- 👁 見た目の優先度
- 💴 保険 or 自費の希望
- ⚠️ 金属アレルギーの有無
- 🔁 再治療や長期的な予後への考慮
「一度入れたら終わり」ではなく、「10年、20年後も歯を守るための選択」として考えていきましょう。
🏥 ファイバーコアも視野に入れた総合的判断がカギ!
かつてはメタルコアが主流でしたが、現在は審美性・安全性・再治療性に優れたファイバーコアが推奨されるケースが増えています。
✅ メタルコアが適しているケースもある一方で、
✅ ファイバーコアは見た目にも優れ、歯根破折やメタルタトゥーのリスクも少ないため、第一選択となる場面が多いです。
🏥 江戸川区篠崎で「土台治療」に悩む方へ

江戸川区篠崎エリアで、神経を取った歯の“土台(コア)治療”に不安がある方へ──
当院では、見た目や歯の寿命に関わる「メタルコア」や「ファイバーコア」について、患者さま一人ひとりに最適なご提案を行っています。
✅ 保険内で済ませたい方も
✅ 見た目やアレルギーが気になる方も
✅ 将来の再治療まで考えておきたい方も
**土台は“見えないけれど重要な治療”**です。
江戸川区篠崎で、信頼できる歯科医院をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。
【動画】歯茎の出来物、フィステル、口内炎、口腔癌の見分け方
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。