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「若いのに総入れ歯なんて…」と戸惑っていませんか?
総入れ歯は高齢者だけのものと思われがちですが、実は20代〜40代でも入れ歯が必要になるケースは決して珍しくありません。
本記事では、若くして総入れ歯が必要になる原因や心理的な影響、バレにくい入れ歯の選び方、費用や治療法まで徹底的に解説します。
見た目や生活に不安を抱えている方も、安心して治療を検討できる情報をお届けします。。

「総入れ歯=高齢者」というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、実は20代〜40代の若い世代でも総入れ歯が必要になるケースは存在します。現代の食生活やライフスタイルの変化、全身疾患の影響により、若年層での歯の喪失が深刻化しているのです。

🔍 実際に若い世代で総入れ歯になる人はどれくらい?

厚生労働省の「歯科疾患実態調査」によると、総入れ歯の装着率は50代から1%を超え、80代では30%以上となります。しかし、30〜40代でも統計に現れない少数ながら、総入れ歯を装着している人がいるのが実情です。

全国で60万人以上が部分・総入れ歯を装着しているとされ、その中には若年層も含まれます。歯科医療の現場でも、「若いのに総入れ歯」という相談が少しずつ増えてきている印象です。

総入れ歯装着率
総入れ歯装着率

🧾 20〜40代で総入れ歯が必要になる主な原因とは?

🦷 歯周病(若年性歯周炎を含む)

歯周病は高齢者の病気と思われがちですが、実際は**10代後半〜20代でも発症する「若年性歯周炎」**があります。免疫異常や特定の細菌感染によって歯周組織が急速に破壊され、短期間で複数本の歯を失うこともあります。

重度歯周病の歯槽骨吸収のレントゲン画像
重度歯周病の歯槽骨吸収のレントゲン画像
  • 喫煙
  • ストレス
  • 遺伝的な体質
  • 不十分な歯磨き習慣

などがリスク要因となります。

🍬 重度のむし歯(多発・放置による抜歯)

むし歯を放置して神経が壊死すると、**根の先に感染が広がり、抜歯が必要になります。**さらに複数の歯で進行していた場合、残存歯が少なくなり総入れ歯になることも

重度のむし歯(多発・放置)
重度のむし歯(多発・放置)

特に若い世代では、

  • 糖分の多い飲食物の摂取
  • 甘い飲み物の常飲
  • ミュータンス菌の多量感染

がむし歯リスクを高めています。

🦺 外傷や事故(スポーツ・交通事故など)

スポーツや交通事故による外傷も、若い世代で歯を喪失する大きな原因です。マウスガードを使用していなかったことで、前歯を一気に失うことも。

歯の喪失後に適切な処置を行わず放置すると、周囲の歯や骨に悪影響が広がり、結果として総入れ歯が必要になるケースもあります。

🧬 全身疾患の影響(糖尿病、シェーグレン症候群 など)

糖尿病などの全身疾患は、歯周病のリスクを大きく高めます。また、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患では、唾液の分泌が減少し、口腔内の細菌バランスが崩れてむし歯や歯周病が進行しやすくなります。

このような疾患の影響で、若くして口腔内環境が急激に悪化し、総入れ歯を選ばざるを得ない事態が起こるのです。

若いのに総入れ歯を使うことになった方は、身体的な問題だけでなく、心理的・社会的な面でも強い不安や葛藤を抱えることが多いです。ここでは、特に多くの若年患者さんが感じやすい「心の負担」に焦点をあてて解説します。

🤫 「入れ歯=高齢者」のイメージがプレッシャーに

日本では「入れ歯=お年寄り」という固定観念が根強くあります。そのため、若いのに入れ歯を使っていることを知られるのが恥ずかしいと感じる方が少なくありません。

  • 「自分だけがこんなに早く入れ歯になるなんて…」
  • 「周囲に知られたくない」

こうした気持ちから、誰にも相談できずに悩みを抱え込んでしまう若者も多いです。

特に女性や、接客・営業職の方は見た目に気を使うため、「人前で笑えない」「食事会に行きたくない」といった行動制限につながるケースもあります。

😷 職場・恋愛・日常生活に与える影響

若い世代が総入れ歯を装着すると、以下のような社会的なストレスが伴うこともあります。

  • 職場での会話がぎこちなくなる
    → 発音の違和感や、口元の動きに対する不安
  • 外食や会食が億劫に
    → 「うまく噛めなかったらどうしよう」「入れ歯が外れたら…」と不安が先立つ
  • 恋愛面での自信喪失
    → パートナーや異性に打ち明けられず、「受け入れてもらえないかも」と感じてしまう

これらの影響により、自己肯定感が低下したり、対人関係が消極的になったりすることも

🪞 審美性への不安と“人にバレたくない”願望

特に若い方が最も気にするのは「見た目」に関する悩みです。

  • 入れ歯が話しているときに見えてしまわないか
  • 笑顔になったときに人工的だと気づかれないか
  • 金属のバネが目立ってしまわないか

こうした不安から、“目立たない入れ歯”を強く希望される方が多数です。審美性に優れたノンクラスプデンチャーや、自然な歯に見える素材の使用が好まれています。

また、「誰にも気づかれたくない」という思いから、口元を無意識に隠してしまう癖がついてしまうこともあります。

「総入れ歯」と聞くと、どこか古くさい印象を持つかもしれませんが、現代では審美性・快適性に優れた入れ歯が多数登場しています。特に20〜40代の若年層では、「見た目にバレにくい」「食事や会話がしやすい」など、生活の質を重視した入れ歯選びがポイントになります。

若い方に適した総入れ歯の選び方
若い方に適した総入れ歯の選び方

✨ 目立ちにくい・バレにくい入れ歯の種類

若い方に選ばれている、自然に見える入れ歯の代表例をご紹介します。

🛡️ 金属床義歯(チタン・コバルトクロム)

義歯の土台部分に金属素材を使ったタイプ。薄くて丈夫で、長時間使っても違和感が少ないのが特徴です。

  • ✅ 耐久性・快適性に優れる
  • ✅ 熱伝導が良く、食事が美味しく感じやすい
  • ❌ 見た目はノンクラスプほど審美的ではない

🧲 インプラントオーバーデンチャー

数本のインプラントを顎に埋入し、それを支えにして総入れ歯をしっかり固定する治療法です。

  • ✅ 噛む力が格段に上がる
  • ✅ 外れにくく、安定感が抜群
  • ❌ 外科手術が必要、費用は高額

👩‍⚕️若い方には「審美性+安定性」の両立が重要。生活スタイルや予算に応じて選ぶことが大切です。

💸 保険診療 vs 自費診療の違いと選択の目安

入れ歯には大きく分けて**「保険診療」と「自費診療」**の2種類があります。それぞれの違いを理解することで、後悔のない選択ができます。

項目保険診療自費診療
素材プラスチック金属床、シリコーンなど
審美性やや見た目が劣る自然で目立たないデザインが可能
装着感やや厚く違和感が出やすい薄くて快適、フィット感が良い
費用目安約1〜2万円(3割負担)20万円〜80万円程度
  • 💡 保険診療はコストを抑えたい方に適していますが、審美性や快適性には限界があります。
  • 💡 自費診療は、見た目・機能を追求したい方におすすめです。

🗣️ 総入れ歯か?インプラントか?選び方の基準

「入れ歯とインプラント、どちらを選ぶべき?」という声もよく聞かれます。それぞれの特徴を以下にまとめます。

🦷 総入れ歯が向いている方

  • 手術に抵抗がある
  • 骨量が少ない
  • 短期間での治療を希望
  • 費用を抑えたい

🧱 インプラントが向いている方

  • 噛む力や安定性を重視したい
  • 健康状態や骨量に問題がない
  • 長期的に使いたい
  • 自然な噛み心地を求める

💬 どちらが良いかは医師との相談で決めるのが最善。必要であれば、**インプラント+入れ歯のハイブリッド型(オーバーデンチャー)**も検討しましょう。

総入れ歯の治療と聞くと、「時間がかかるのでは?」「痛みが心配…」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、現代の歯科医療では丁寧なカウンセリングと段階的な治療で、若い方でも無理なく進められるよう配慮されています。

🏥 カウンセリング〜型取り・装着までのプロセス

入れ歯治療は、以下のようなステップで行われます。

  1. 初診カウンセリング
    • 現在の歯や歯ぐきの状態をチェック
    • どんな入れ歯が合っているかを一緒に検討
    • 保険・自費の違いや費用も丁寧に説明
  2. 精密検査・型取り
    • 歯ぐきの形や噛み合わせを正確に記録するため、印象材で型取りを行います
    • 必要に応じて、レントゲンやCTで顎の骨の状態も確認
  3. 仮合わせ(咬合採得)・試適
    • 噛み合わせや見た目を確認しながら微調整
    • 若い方の場合、特に審美性やフィット感の確認が重要
  4. 完成・装着
    • 入れ歯を装着し、違和感や痛みがないかチェック
    • 必要に応じて微調整を行って完了

✅ 初めての方でも安心して取り組めるよう、段階ごとに丁寧な説明と調整を行うのが当院の特徴です。

🔄 治療期間と通院回数の目安

入れ歯の治療期間は、選ぶ治療法やお口の状態によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

治療内容通院回数期間の目安
保険の総入れ歯3〜5回約1〜2ヶ月
自費の金属床義歯4〜6回約2〜3ヶ月
インプラントオーバーデンチャー6回以上3〜6ヶ月以上(骨との結合期間あり)
  • 💡 抜歯が必要な場合や、骨や歯ぐきの治癒期間が必要なケースでは、もう少し時間がかかることもあります。
  • 治療をスムーズに進めるためには、途中での自己判断や通院中断は避けましょう。

📅 定期調整とメンテナンスの大切さ(リベース・リラインなど)

入れ歯は一度作ったら終わりではありません。使用する中で少しずつフィット感が変化するため、定期的な調整とメンテナンスが重要です。

🔧 リベース・リラインとは?

  • 入れ歯の内面にシリコーンなどの裏層材を貼り直し、歯ぐきにぴったり合うよう調整する処置です。
  • 特に顎堤(歯ぐきの土手)が痩せてきた方に効果的。
  • 保険適用で行えることも多く、5〜10分程度の短時間処置で済みます。
リべース材
リべース材
メリット
  • 口の中で固めるので簡単に出来ます。
  • シリコーン裏層剤は固まってもゴムの様に弾性があり、クッションの役割を果たし、粘膜の痛みの発生を減少させます。
  • 5分ほどで固まるので預かることもなく、そのまま使えます。
デメリット
  • シリコーン裏層剤の厚みが不均一となり、厚い場所で約1mm、薄い場所で約0.1mmなどとなり、難症例では痛みの発生を抑えるには不十分なことも多くあります。
  • 材質の劣化が起こり、張り替える必要があります。その際、粘膜の痛みが起きやすく、調整が必要です。
  • 匂いに敏感な患者さんは、不快に感じることもあります。

🔁 調整が必要になるタイミング

  • 入れ歯が浮く、ずれる、痛い
  • 噛み合わせがずれてきた
  • 食事がしづらくなった
  • 見た目の違和感が出てきた

半年〜1年に1回の定期検診で、調整・メンテナンスを行うのが理想です。

「若いのに総入れ歯になったらどうしよう」と感じる方も少なくありません。しかし、適切な予防を習慣化することで、将来的に歯を失うリスクを大きく減らすことが可能です。ここでは、今すぐ始められる3つの具体的な予防習慣をご紹介します。

🪥 セルフケア習慣(歯磨き・フロス・洗口液)

日々のホームケアは、総入れ歯を防ぐ最前線です。

✅ 正しい歯磨き

  • 1日2回以上、2〜3分かけて丁寧に磨く
  • 特に就寝前は、菌の増殖を防ぐため必須
  • 「バス法」など、歯と歯茎の境目を磨く技術が効果的

🪥 電動歯ブラシでの歯垢除去

磨き残しの歯垢(プラーク)は、口臭の元になる細菌の温床です。
特に奥歯や歯のすき間は、普通の歯ブラシでは磨きにくい部分。

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おすすめポイント:
  • 音波式(ソニッケアーなど)で毛先が届かなくても汚れ除去
  • 持続的な微振動が手磨きより効果的
  • 歯科医も推奨するアイテムで、時短&高精度ケアが可能です。

✅ フロス・歯間ブラシ

  • 歯ブラシでは届かない歯と歯の間の汚れを除去
  • 毎日使うことで、歯周病のリスクを大きく軽減

✅ 洗口液(マウスウォッシュ)

  • 抗菌作用のある成分配合のものを選ぶと◎
  • 歯磨き後に使用することで、菌の再付着を抑制

💡市販品選びに迷ったら、歯科医院でおすすめの製品を相談すると安心です。

🦷 定期検診とプロフェッショナルケア

どんなに丁寧に磨いていても、セルフケアだけでは限界があります。

🔍 定期検診(年2回が目安)

  • むし歯・歯周病を初期段階で発見・治療できる
  • 自覚症状がないトラブルも早期に対処可能

🧼 プロフェッショナルクリーニング(PMTC)

  • 歯科専用の器具で歯石やバイオフィルムを除去
  • ホームケアでは取りきれない汚れや着色をクリアに

🦷 若いうちから定期的な歯科通院を習慣化すれば、将来の入れ歯リスクを確実に下げられます。

🍴 食生活と栄養管理(ビタミン・カルシウムなど)

口の中の健康は、日々の食事内容とも深く関係しています。

🥦 バランスの取れた食事を意識

  • ビタミンD・カルシウム・マグネシウムなど、骨や歯を強くする栄養素を積極的に摂取
  • 野菜や魚、ナッツ類などがオススメ

🍬 糖分の摂りすぎに注意

  • 甘い飲み物・お菓子を頻繁に摂取すると、むし歯菌が活発に
  • 飲食の回数を減らすことで口内pHの回復を促すことも大切

🥕 よく噛むことの効果

  • 唾液の分泌が促され、むし歯・歯周病予防に効果的
  • 顎の筋肉も鍛えられ、顔まわりの老化予防にもつながります

🍵 緑茶に含まれるカテキンには、抗菌作用があるため、飲み物選びにも気を配りましょう。

総入れ歯の治療が終わっても、実際に使用していく中で「思ったよりうまく使えない」と感じることがあります。特に若い世代では使用感への違和感や生活面でのストレスを抱えやすい傾向にあります。ここでは、よくあるトラブルとその対処法について解説します。

🍽 痛みで噛めない・入れ歯が外れやすい原因と対応

🔻 よくある症状

  • 食事中に歯ぐきが痛む
  • 噛んだときにズレる、落ちてしまう
  • 入れ歯の縁が当たって傷ができる

📌 主な原因

下顎総入れ歯の難症例
下顎総入れ歯の難症例

下顎の顎堤(土手)がほぼ平坦になってなす。ここペースで歯槽骨が吸収をうけると、総入れ歯はガタガタ動き、痛みが起こって上手に噛むことができません。

この様な難症例では高度な印象テクニック、咬合採得のテクニックが必要となります。

保険適用の総入れ歯では対応が極めて困難なケースです。

下顎総入れ歯の裏面
下顎総入れ歯の裏面

保険適用の治療方法だと安定が悪く、吸着もしません。痛みを繰り返すのでシリコーン裏層剤(裏打ち)を貼っています。

シリコーン裏層剤を貼っても材料の厚い場所、薄い場所が出来る為、複数回の調整が必要になります。

  • 入れ歯が歯ぐきや顎の形に合っていない
  • 噛み合わせのズレ
  • 顎堤(あごの骨の土手)が平坦になっている
  • 入れ歯が長期間未調整のまま使用されている

✅ 対応方法

  • 歯科医院でのリライン(裏打ち)処置でフィット感を改善
  • 噛み合わせを再調整し、左右均等に負担がかかるようにする
  • 柔らかい食材から少しずつ慣らしていく

📝 早めの調整で、痛みや外れやすさは大きく改善されます。

🗣️ 会話がしにくい?発音に影響する場合の訓練法

🔻 よくある声

  • 「サ行」「タ行」が言いにくい
  • 口の中に違和感があり、自然な会話がしづらい
  • 会話中に入れ歯がカチカチ動く

📌 主な原因

  • 舌と入れ歯の距離感に慣れていない
  • 入れ歯の厚みや位置に違和感
  • 発音のバランスが崩れている

✅ 改善ポイント

  • 舌の位置と動きに慣れる発音練習(例:「さ・し・す・せ・そ」をゆっくり声に出す)
  • 鏡を見ながら話す練習で口の動きを自覚する
  • 最初は会話量を少し増やすことからスタートすると◎

💬 初めは違和感があっても、1〜2週間の練習で驚くほどスムーズに話せるようになります。

🧃 フラビーガムや顎堤吸収に注意

❓ フラビーガムとは?

  • 入れ歯の圧力や骨吸収により、**ぶよぶよした歯ぐき(粘膜)**が形成される状態
  • 主に上顎や前歯部に現れ、入れ歯の吸着を妨げる
フラビーガム
フラビーガム

📌 顎堤吸収とは?

  • 歯を失うと、歯を支えていた骨(歯槽骨)が徐々に吸収され、歯ぐきの土手が平らに
  • 特に下顎は吸収が早く、入れ歯が安定しにくくなる

⚠️ このようなケースでは…

  • 入れ歯がすぐに外れる
  • 食事のたびに歯ぐきが傷ついて痛みを感じる
  • 安定性がなく、会話や食事が不安定に

✅ 対処法

  • フラビーガムへの過度な外科処置は推奨されません
  • 吸収が進んだ場合は、**リベース材(シリコーン裏層)**で安定性を高める
  • 難症例では、インプラントオーバーデンチャーの選択も検討

📅 定期的に歯科でチェックを受けることで、骨や粘膜の変化にいち早く対応できます。

「若いのに総入れ歯なんて…」と感じる方は少なくありません。しかし、総入れ歯は決して「最後の手段」ではなく、生活の質を守るための選択肢のひとつ。ここでは、歯科専門医としての立場から、若い方にこそ伝えたいアドバイスをお伝えします。

👩‍⚕️ 不安な気持ちは一人で抱えず、まず相談を

若くして歯を失うことは、見た目・機能・将来への不安など、多くの悩みが伴います。

  • 「友達や職場に知られたくない」
  • 「この年齢で本当に入れ歯が必要なのか?」
  • 「もっと他の方法はないのか?」

こうした気持ちは誰にでもある自然なことです。ですが、一人で悩み続けるよりも、まずは専門医に相談することが第一歩。最近は、審美性・機能性に優れた選択肢が増えており、あなたに合った治療法が必ず見つかります。

☎️ 当院では無料カウンセリングも実施中。話すだけでも、きっと気持ちが軽くなります。

💬 治療目的を明確にし、後悔しない選択を

治療を選ぶうえで大切なのは、「何を最も大事にしたいか」を明確にすることです。

  • 見た目の美しさを優先したい?
  • 費用とのバランスを重視したい?
  • 将来の噛む力や安定性を優先したい?

このような視点を持ってカウンセリングを受けることで、後悔のない治療選択ができるようになります。

🎯 自分にとって何が「譲れない条件」かを事前に考えておくと、スムーズな治療計画が立てられます。

🛠 将来の口腔機能を守るための「今」の決断

若いうちに歯を失うと、その後の10年・20年という長い時間にわたって影響が出ます。

  • 顎の骨が吸収しやすくなる
  • 噛み合わせの崩れが全身に波及する
  • 見た目や発音、表情筋の衰えにつながることも

だからこそ、「今」正しく治療することが、将来の健康と自信につながります。

  • 安定した入れ歯を選ぶ
  • インプラントなどのオプションを検討する
  • 定期的にメンテナンスを受ける

こうした積み重ねが、10年後・20年後の笑顔と健康を守ります。

🌱 総入れ歯治療は、「失ったものを補う治療」であると同時に、「未来を守る医療」でもあるのです。

❓ よくある質問(FAQ)

若い方が総入れ歯を検討する際には、さまざまな不安や疑問が浮かぶものです。ここでは、特に寄せられることの多いご質問に、歯科医師の視点からわかりやすくお答えします。

Q:若くても保険で総入れ歯は作れますか?

はい、年齢に関係なく保険適用で総入れ歯を作ることは可能です。

ただし、保険診療で使える素材には制限があり、主に**レジン(プラスチック製)**の入れ歯になります。審美性や快適性を重視したい場合は、**自費診療の選択肢(金属床など)**も検討される方が多いです。

Q:治療中・装着後の痛みはどの程度?

治療中の痛みは基本的にほとんどありません。型取りや調整などは無痛で行われます。

装着直後は、

  • 入れ歯の縁が歯ぐきに当たって痛みを感じる
  • 噛んだ時に違和感がある

などの症状が出る場合もありますが、1〜2回の調整で改善することがほとんどです。ご自身で我慢せず、違和感があればすぐに歯科医院に伝えることが大切です。

Q:見た目はどれくらい自然ですか?

保険の入れ歯でも、ある程度自然に仕上げることは可能ですが、自費診療の入れ歯はさらに審美性が高いのが特徴です。

  • 金属床義歯:薄く仕上がりやすく、口元がスッキリ
  • 人工歯の色や形も周囲の歯と調和するようにカスタマイズ可能

👀 他人に「入れ歯」と気づかれないことを最重視したい方は、自費診療の選択がおすすめです。

Q:インプラントとの違いは?

項目総入れ歯インプラント
固定方法歯ぐきで支える顎の骨に固定
手術の有無不要外科手術あり
安定性ズレることがある非常に安定して噛める
費用保険適用も可能高額(1本数十万円〜)
適応骨量が少なくても可能骨量や全身状態によって制限あり

また、「インプラント+入れ歯(インプラントオーバーデンチャー)」というハイブリッド型もあり、安定性と取り外しやすさのバランスが取れた選択肢として人気です。

Q:通院期間や費用の相場は?

  • 🕒 保険の総入れ歯
    • 通院:3〜5回
    • 期間:約1〜2ヶ月
    • 費用:約1〜2万円(3割負担の場合)
  • 💰 自費の入れ歯(金属床など)
    • 通院:4〜6回
    • 期間:2〜3ヶ月
    • 費用:20万円〜80万円前後

📅 時間と費用はかかりますが、「使いやすさ」「見た目の自然さ」を重視したい方には、自費診療の価値は非常に高いです。

「若いのに入れ歯が必要と言われて不安…」そんな方へ

江戸川区篠崎で総入れ歯をご検討中の若い世代の皆さまへ、当院では**見た目が自然で快適に使える“若い方向けの入れ歯治療”**を行っています。

歯周病やむし歯、事故による歯の喪失で、20代〜40代でも総入れ歯を選択するケースは少なくありません。
当院では、患者さまの年齢やライフスタイルに合わせて、

  • ✅ 目立ちにくいノンクラスプデンチャー
  • ✅ 自然な噛み心地のインプラントオーバーデンチャー
  • ✅ 費用を抑えたい方向けの保険診療義歯
    など、幅広い治療プランをご提案しています。

「総入れ歯は年配のもの」という固定観念にとらわれず、あなたらしい笑顔と機能を取り戻すサポートをいたします。

🔶 江戸川区篠崎駅から徒歩1分。相談だけでもお気軽にどうぞ。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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