「部分入れ歯を使っている人は実際どのくらいいるの?」
このような疑問を持つ方は少なくありません。

歯を失った際の治療法には、部分入れ歯・ブリッジ・インプラントなどさまざまな選択肢がありますが、日本では現在も多くの方が部分入れ歯を利用しています。

特に高齢になるにつれて利用率は大きく上昇し、80代では約半数の方が部分入れ歯を使用しているという調査結果もあります。

この記事では、厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査」のデータをもとに、日本人の部分入れ歯利用率を年齢別グラフとともにわかりやすく解説します。

日本人の「入れ歯利用率」はどのくらい?
日本人の「入れ歯利用率」はどのくらい?

「入れ歯を使っている人はどれくらいいるの?」
「高齢になると、やはり入れ歯が必要になるの?」

このような疑問を持つ方は少なくありません。近年はインプラントやブリッジなど治療の選択肢が増えていますが、日本では現在も多くの方が入れ歯を利用しています。

今回は、厚生労働省の最新「歯科疾患実態調査」をもとに、日本人の入れ歯利用率について年齢別にわかりやすく解説します。

日本人の入れ歯利用率は年齢とともに上昇

厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査」によると、部分入れ歯・総入れ歯の利用率は加齢とともに大きく増加します。

特に70代以降では、部分入れ歯や総入れ歯を使用している方の割合が急増する傾向があります。

年齢別の入れ歯利用率

部分入れ歯の利用率

日本人の部分入れ歯利用率 厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査」
日本人の部分入れ歯利用率 厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査」

部分入れ歯は、歯を一部失った際に使用される装置です。

  • 50代:約5〜9%
  • 60代:約15〜19%
  • 70代:約35%
  • 80代:約48%

80代では、ほぼ2人に1人が部分入れ歯を使用している計算になります。

総入れ歯の利用率

総入れ歯は、歯をほとんど失った場合に使用されます。

  • 60代:約3%
  • 70代前半:約9%
  • 70代後半:約18%
  • 80代前半:約30%
  • 85歳以上:約36%

85歳以上では、3人に1人以上が総入れ歯を使用しているという結果でした。

実は、日本では「失った歯の治療法」としてブリッジを選択している方も非常に多く、70代前半では50%以上に達しています。

これは、

  • 保険適用が可能
  • 固定式で違和感が少ない
  • 比較的治療期間が短い

などの理由が背景にあると考えられます。

インプラント治療後のパノラマX線画像― 複数本インプラントによる咬合再建 ―
インプラント治療後のパノラマX線画像― 複数本インプラントによる咬合再建 ―

近年注目されているインプラントですが、厚労省調査では利用率は約3〜6%程度でした。

最も多い70〜74歳でも約5.9%であり、日本全体ではまだ少数派といえます。

理由としては、

  • 外科手術が必要
  • 自費診療で費用負担が大きい
  • 全身状態によって適応が限られる

などが挙げられます。

入れ歯=悪い治療ではありません
入れ歯=悪い治療ではありません

「入れ歯は不便」「できれば避けたい」と考える方も多いですが、現在の入れ歯は以前より大きく進化しています。

特に、

  • 痛みを抑えた設計
  • 見た目に配慮した入れ歯
  • よく噛める高機能義歯

など、快適性を重視した治療も増えています。

また、高齢化が進む日本では、入れ歯は今後も重要な治療法の一つであり続けるでしょう。

入れ歯が選ばれやすい理由とは?

入れ歯が多くの人に選ばれる理由には、次のような背景があります。

保険適用で経済的負担が少ない

高額なインプラントに比べ、保険で作れる入れ歯は数千円〜で済むケースも多く、家計への負担が少ない点は大きなメリットです。ただし、欠点も。

1枚目(正面から見た写真)
1枚目(正面から見た写真)
2枚目(口蓋側:入れ歯の写真)
2枚目(口蓋側:入れ歯の写真)

日本人の入れ歯利用率は、年齢とともに大きく上昇します。

特に、

  • 80代では約半数が部分入れ歯
  • 85歳以上では約36%が総入れ歯

という結果が厚生労働省調査で示されています。

一方で、ブリッジやインプラントなど選択肢も多様化しているため、「どの治療法が自分に合っているか」を歯科医院で相談することが大切です。

失った歯を放置すると、噛み合わせや全身の健康にも影響を与えるため、早めの対応をおすすめします。

江戸川区篠崎で入れ歯を検討中の方へ

「しっかり噛めない」「入れ歯が痛い・外れやすい」「見た目が気になる」などのお悩みはありませんか?当院では、一人ひとりのお口の状態やご希望に合わせて、快適に使える入れ歯治療をご提案しています。保険の入れ歯から、見た目や装着感に配慮した入れ歯まで幅広く対応。毎日の食事や会話をもっと楽しめるよう、丁寧な調整・メンテナンスまでしっかりサポートいたします。初めて入れ歯を作る方も、まずはお気軽にご相談ください。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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