目次

「総入れ歯=高齢者のもの」と思っていませんか?
実は、30代〜40代で総入れ歯を選ぶ方も珍しくなく、歯を失ったすべての世代にとって重要な治療法です。

本記事では、総入れ歯の種類・費用・作製の流れ・インプラントとの違い・正しい使い方やお手入れ方法まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
さらに、江戸川区篠崎で総入れ歯をご検討中の方に向けて、当院の診療体制や相談体制についてもご紹介します。

「初めてだから不安」「どれを選べばいいか分からない」という方は、ぜひ参考にしてください。

🧠 総入れ歯の定義と目的(噛む・話す・見た目の維持)

総入れ歯とは、上顎または下顎のすべての歯を失ったときに使用される取り外し式の人工の歯です。単に歯を補うだけでなく、噛む・話す・見た目といった日常生活の質を保つために重要な役割を果たします。

総入れ歯
総入れ歯
  • 咀嚼機能の回復:硬いものも噛めるようになり、消化を助けます
  • 発音の改善:歯がないと発音が不明瞭になりますが、義歯で補正されます
  • 顔貌の維持:歯がないと頬がこけ、老けて見える原因になりますが、総入れ歯で輪郭を支えられます

🔍 どんな人が対象?総入れ歯が必要になる主な原因

総入れ歯が必要になる背景には、次のような理由があります。

  • 加齢による歯の喪失
     年齢とともに歯の耐久性が下がり、すべての歯を失うことも珍しくありません。
  • 重度の虫歯・歯周病
     放置された虫歯や歯周病は、複数の歯の抜歯につながります。特に歯周病は日本人に多く、総入れ歯の大きな原因の一つです。
  • 事故・外傷による欠損
     交通事故や転倒などで歯を一度に失った場合、総入れ歯が必要になることもあります。

🩺 保険適用のレジン床義歯とは?

保険診療で作られる総入れ歯は、レジン(プラスチック)製の義歯床が一般的です。費用を抑えて治療でき、修理や調整もしやすい点が特徴です。

下顎レジン床義歯
下顎レジン床義歯
上顎レジン床義歯
上顎レジン床義歯

✅ 主なメリット:

  • 費用が安価(1〜2万円程度)
  • 壊れても修理がしやすい
  • ほとんどの歯科医院で対応可能

⚠️ デメリット:

  • 厚みがあり違和感を覚えやすい
  • 熱が伝わりにくく、食事の楽しみが半減
  • 長期使用で割れ・変形が起こりやすい

💎 自費診療の金属床義歯の特徴

自費診療では、金属製の薄くて丈夫な総入れ歯を選べます。保険のレジン床よりも軽く、違和感が少ないのが魅力です。

上顎金属床義歯
上顎金属床義歯

🧪 金属素材の種類:

  • チタン:軽くて丈夫、アレルギーも少ない
  • コバルトクロム:強度と価格のバランスが良好
  • 金合金(白金加金):加工性・耐久性が高いが高価

🌟 メリット:

  • 床が薄く違和感が少ない
  • 熱を伝えやすく、食事の温度を感じられる
  • 長持ちしやすく、耐久性に優れる

💸 デメリット:

  • 保険適用外で高額(30万円〜80万円ほど)
  • 調整や再製作が難しいケースも
  • 下顎には使いずらい

🖨 3DプリンターやBPS義歯など最新技術

近年は**3DプリンターやBPS(精密義歯)**など、より精度の高い義歯製作が注目されています。

🆕 特徴:

  • コンピュータ制御で高精度な設計
  • 治療期間が短縮されるケースもあり
  • 患者ごとに合わせたオーダーメイド性

⚠️ 課題:

  • 高コストで保険適用外
  • 一部の歯科医院のみ対応可能

💡 あなたに合った素材・方式の選び方

素材や製法は、費用・フィット感・見た目・耐久性などを総合的に見て選ぶことが大切です。

  • 費用を抑えたい」→保険のレジン床
  • 違和感を減らしたい」→金属床
  • ピッタリ感にこだわりたい」→BPS義歯や3Dプリンター製

👉 最適な選択のために、歯科医としっかり相談し、自分に合った総入れ歯を選びましょう。

💴 保険診療の相場(1万〜2万円前後)

保険適用の総入れ歯は、**レジン素材(プラスチック)**で作られ、治療費を大きく抑えることができます。

費用の目安(3割負担の場合):

  • 上下片側:約1万〜1.5万円
  • 上下両側:約2万〜3万円

治療内容に含まれる項目:

  • 初診・再診料
  • 歯型取り(印象採得)
  • 噛み合わせの調整(咬合採得)
  • 仮義歯の試適と最終装着
  • 装着後の調整や調整料

📌 ポイント:
保険診療は費用を抑えられる反面、素材・形状・製作工程に制限があります。快適性や見た目を重視する場合には不向きなこともあります。

💰 自費診療の費用と価値(20〜80万円以上)

自費診療の総入れ歯は、素材・製作技術・精密さが格段に高く、見た目や使用感の満足度が向上します。

代表的な費用例:

  • 金属床義歯(コバルトクロム・チタン):30〜60万円
  • BPS義歯(精密入れ歯):50〜80万円
  • 3Dプリンター製・特殊加工:30〜100万円以上のケースも

内訳には以下が含まれます:

  • 高品質な材料費(軽量・高強度)
  • 精密な型取りや噛み合わせ採得
  • 技工士によるフルオーダーメイド
  • 見た目や構造のカスタマイズ

✨ メリット:

  • 長期間使える耐久性
  • 食事や会話時の快適さ
  • 自然な見た目と高いフィット感

📊 保険 vs 自費|長期コストと快適性を比較

項目保険診療自費診療
初期費用安い(1万〜2万円)高い(20万〜80万円)
耐久性5年程度8〜10年以上持つことも
違和感厚みがありやや強め薄くて快適・自然
修理対応しやすい再作製が必要なことも
見た目シンプル・人工感あり天然歯に近い美しさ

💴当院の上顎コバルトクロム金属床の費用

内容費用(税別)費用(税込み)
1床 322,000円354,200円
※ 型取りや調整などの費用すべて含んだ価格です。

📣 結論:
「できるだけ費用を抑えたい方」には保険診療、「快適性・見た目・長期的コスパを重視したい方」には自費診療がおすすめです。生活スタイルや価値観に応じて、歯科医師と相談のうえ選択しましょう。

総入れ歯は、一人ひとりの口腔状態に合わせて丁寧に作られるオーダーメイドの治療です。完成までには複数のステップがあり、平均で4〜6週間ほどの期間を要します。

🩻 初診と検査(口腔内チェック・レントゲン)

治療の第一歩は、口腔内の状態を詳しく確認することから始まります。

  • 歯ぐきや顎の骨の状態、傷の有無をチェック
  • レントゲンやCTで顎の骨の吸収状態を確認
  • 入れ歯に適した素材や方式についてカウンセリング

📌 ポイント:
顎の骨が痩せている方や粘膜が敏感な方には、特殊な設計や調整が必要になります。

👄 型取り・噛み合わせの採得(個人トレー・咬合床)

**患者さん専用の型(個人トレー)**を使って、より精密な型取りと噛み合わせ採得を行います。

  • スタディモデル作成 → 個人トレー作製
  • 個人トレーを使って精密印象(最終型取り)
  • ワックス製の「咬合床」を口に入れて、上下の噛み合わせの高さや位置を確認

📌 ポイント:
このステップでズレやガタつきの原因を防ぐことができます。

🦷 仮歯の試適〜完成・装着

仮の入れ歯(仮床義歯)を実際に装着し、見た目や噛み合わせを最終確認します。

  • 仮義歯に人工歯を並べ、装着してチェック
  • 歯並び・発音・唇の膨らみを調整
  • 問題がなければ、技工所で本義歯(最終義歯)を製作
  • 出来上がった総入れ歯を装着し、初期のフィット感を確認

📌 ポイント:
患者さんの希望(見た目・色・歯の形など)もこの段階で反映されます。

🔧 装着後の調整とメンテナンス

義歯は装着して終わりではありません。装着後は違和感や痛みが出ることもあるため、定期的な調整が必要です

  • 痛みやズレのある部分を細かく修正
  • 噛み合わせのバランスを調整
  • 慣れるまで1〜3回程度の再調整が必要な場合も

📌 ポイント:
入れ歯の使用に慣れるまでは、柔らかい食事からスタートし、徐々に慣れていきましょう。

総入れ歯は、すべての歯を失った方にとって噛む・話す・見た目の機能を回復できる重要な選択肢です。ただし、その使用には慣れや調整も必要です。ここでは、導入前に知っておきたい「良い点」と「気をつけたい点」をまとめます。

✅ メリット

🦷 咀嚼機能の回復
総入れ歯を装着することで、硬いものでもしっかり噛めるようになり、消化を助けるだけでなく食事の楽しさが戻ってきます。

🗣 発音・会話の改善
歯がないと発音が不明瞭になりますが、総入れ歯を使うことで滑舌が改善され、スムーズな会話が可能になります。

😊 顔貌の回復と自信
歯を失うと口元がしぼみ、老けた印象に。入れ歯によって頬や口元が自然にふくらみ、見た目の若々しさも保てます。

👵 生活の質(QOL)の向上
よく噛めて、話せて、笑える——総入れ歯は日常生活全体の快適さを取り戻す治療です。

⚠️ デメリットと注意点

😣 違和感・痛み
初めて入れたときは、「大きい」「話しづらい」「痛い」などの異物感があるのが一般的です。

🔄 ずれ・外れ
特に下顎の義歯は安定しにくく、話す・食べるときにズレやすい傾向があります。

🛠 定期的な調整が必要
歯茎や顎の骨は少しずつ変化します。長く快適に使うには、年に数回の調整が必要です。

🔄 後悔しないために|快適に使うコツ

  • 歯科医師との相談を密に行う
     → フィット感や希望を丁寧に伝えることで、満足度の高い義歯が得られます。
  • 柔らかい食事から始める
     → 最初はスープや煮物などを選び、徐々に固い食材に慣れていきましょう。
  • 専用洗浄剤とブラシを使って毎日清潔に保つ
     → 不快感や感染症の予防にもつながります。
  • 定期的な歯科検診を受ける
     → トラブルを早期に発見し、長く使える義歯に育てましょう。

総入れ歯を長く快適に使うためには、毎日のケアと定期的な点検が欠かせません。お手入れを怠ると、においや雑菌の繁殖、破損やズレの原因になります。ここでは基本的なメンテナンス方法をご紹介します。

専用ブラシを使用し流水でのすすぎ洗い
専用ブラシを使用し流水でのすすぎ洗い
就寝中は水につけて保管
就寝中は水につけて保管

🪥 毎日の清掃方法(専用ブラシ・洗浄剤の活用)

🧴 総入れ歯は毎日のお手入れが基本です。

  • 流水でのすすぎ洗い:使用後は必ず流水で食べかすを洗い流します。
  • 専用ブラシを使用:通常の歯ブラシでは傷つける恐れがあるため、入れ歯専用ブラシでやさしく磨きましょう。
  • 中性洗剤 or 義歯洗浄剤を活用:研磨剤入りの歯磨き粉は避け、専用の洗浄剤で定期的に殺菌・脱臭します。
  • 就寝中は水につけて保管:乾燥や変形を防ぐため、保管時は水や専用液につけましょう。

🧳 入れ歯専用ケースの選び方

入れ歯の保管には、専用の保管ケースの使用が基本です。最近では、使い勝手や衛生面に優れた製品が多数登場しています。

💡 ケース選びで注目したいポイント:

  • 🌬 通気性の良さ
     湿気がこもらず、カビの発生を防ぎます。
  • 👜 携帯性(軽くて丈夫)
     旅行や外出時も安心して持ち運べるタイプが便利。
  • 🚫 誤飲防止設計
     「コップと間違えにくい色・形状」のものを選びましょう。
  • 🧼 洗いやすい構造
     二重構造で水切りしやすく、滑りにくいくぼみ形状など、手になじむタイプが◎。

📦 おすすめは、フタ付き・滑り止め加工付き・水抜き穴付きタイプ。日々のケアがラクになり、より清潔な保管が実現します。

入れ歯保管ケース
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🚿 洗浄スプレー・保湿剤の活用

外出時や旅行中など、「水がない環境」でも役立つのが洗浄スプレーや保湿剤です。

✅ 洗浄スプレーのメリット

  • 持ち運びしやすく、外出先で手軽に使える
  • 食後や入れ歯を外したタイミングで、サッと清潔にできる
  • スプレー後はティッシュで軽く拭き取るだけでOK
入れ歯洗浄スプレー
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✅ 保湿剤の活用方法

  • 水を使わずに適度な湿度を保てるため、ひび割れや変形を防止
  • 長期間使わない入れ歯の保管に最適
  • 専用ケースに入れておくだけで湿度調整可能
入れ歯保湿剤
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🛡 洗浄と保湿を補完するこれらのグッズを使えば、入れ歯の寿命が延び、毎日のケアがより簡単&衛生的になります。

🍴 食事の工夫と注意点(硬いものの避け方)

🧠 総入れ歯に慣れるまでは食べ方にひと工夫が必要です。

  • 最初は柔らかい食事から:おかゆや煮物など、歯茎に負担の少ない食事がおすすめ。
  • 左右均等に噛む:片側だけで噛むと義歯がズレやすくなります。
  • 硬い・粘着性のある食品は注意:せんべいやキャラメル、ナッツ類は入れ歯に強い負担をかけるため、慣れるまで控えましょう。
  • 小さく切って食べやすく:ひと口大にカットして、負担を分散するのも効果的です。

🏥 定期検診の重要性とタイミング

総入れ歯を快適に保つには、定期的なチェックが必要です。

  • 義歯の劣化チェック
     → 入れ歯は使用により摩耗・変形・ひび割れが起こります。半年〜1年に1回のチェックがおすすめです。
  • 口腔内の健康確認
     → 歯ぐきや舌に傷・炎症が出ていないかを診察。入れ歯のズレによる口内炎の早期発見にもつながります。
  • リベース・リラインの必要性
     → 顎の骨がやせてくると、義歯が合わなくなるため、裏打ち材の調整が必要です。

歯をすべて失った場合の選択肢として「総入れ歯」と「インプラント」があります。それぞれに特徴・適応条件・費用・快適性の違いがあり、患者さんの状態や希望によって最適な方法が異なります。

総入れ歯
総入れ歯
インプラント
インプラント

🧩 治療方法と適応条件の比較

項目総入れ歯インプラント
治療方法取り外し式の義歯を歯ぐきに装着チタン製の人工歯根を骨に埋入し、固定式の歯を装着
骨量顎の骨が少なくても可骨量・骨質が十分必要(骨造成が必要な場合も)
年齢高齢者にも対応しやすい若年〜高齢でも可、全身疾患がないことが前提
健康状態全身疾患があっても基本的に可糖尿病・心疾患などがある場合は慎重に判断

📌 ポイント:
インプラントは外科手術を伴うため、全身の健康状態や生活習慣の影響を大きく受けます。

📈 費用・見た目・快適性で比べる

項目総入れ歯インプラント
費用保険:1〜2万円、自費:20〜80万円1本:30〜50万円、全顎:100万円以上
見た目自費なら自然な見た目も可能天然歯に近く、見た目は非常に自然
快適性違和感・ズレが出やすい固定式で安定性が高く、違和感が少ない
メンテナンス取り外して洗浄が必要歯磨き+定期メンテナンスで管理

📌 ポイント:
総入れ歯は経済的ですが、日常的な手入れが必要。インプラントは高額ですが、より自然で快適な使用感が得られます。

🧑‍⚕️ どちらを選ぶべき?歯科医との相談ポイント

選択のポイントは、次の3点です:

  1. ライフスタイル
     → 手入れや取り外しが面倒でない人には総入れ歯。固定式で楽に使いたいならインプラント。
  2. 費用と長期的コスパ
     → 初期費用を抑えるなら総入れ歯。長く使って快適性を求めるならインプラント。
  3. 体の状態や治療リスク
     → 骨量が少ない、全身疾患がある方は総入れ歯が安全な選択肢となる場合があります。

🩺 歯科医師による精密な診断が最優先!
CT撮影や血液検査などを通じて、安全かつ最適な治療法を一緒に考えましょう。

「総入れ歯=高齢者」というイメージが強いかもしれませんが、実際には年齢に関係なく必要になるケースがあります。年齢ごとに異なる悩みや対策を知っておくことが、快適な入れ歯生活の第一歩です。

👩‍⚕️ 30代・40代でも総入れ歯は必要?

若い世代でも、以下のような理由から総入れ歯が必要になることがあります。

  • 重度の虫歯や歯周病を長年放置してしまった場合
  • 遺伝的に歯が弱い体質で全体的に歯を失った場合
  • 外傷・事故による大量欠損

こうした方々は、見た目や仕事での発音・会話への影響を強く気にされる傾向があります。

対策・アドバイス:

  • 早期対応が大切:残せる歯があれば部分入れ歯やブリッジで対応できることも
  • 🎨 審美性を重視した自費義歯を検討:自然な見た目とフィット感で社会生活にも自信
  • 👔 仕事との両立を意識:話す仕事(接客・営業)では、発音のトレーニングや補助剤の使用も効果的

👴 高齢者に多い総入れ歯の悩みと対策

高齢の方が総入れ歯を使う際には、加齢による体の変化や生活習慣の影響が関わってきます。

よくあるお悩み:

  • 👄 ずれやすい、外れやすい
  • 🍽 硬いものが噛めない
  • 😣 口内炎ができやすい
  • 🧼 手入れが面倒・忘れがち

対策・アドバイス:

  • 🪥 入れ歯用安定剤や吸着性に優れた設計を選ぶ
  • 🦷 定期的な調整とメンテナンスで不具合を予防
  • 🧴 お手入れが簡単な洗浄剤や超音波洗浄器の活用
  • 🧑‍⚕️ 訪問歯科でのチェックや調整も利用可能

初めて総入れ歯を使う方にとって、不安や疑問はつきものです。ここでは患者さんから特に多く寄せられる質問に対し、やさしく解説します。

Q1:慣れるまでの期間は?

🕒 答え:個人差はありますが、2~4週間程度が一般的です。

最初は「しゃべりにくい」「うまく噛めない」「違和感が強い」と感じる方が多いですが、徐々に口の筋肉や舌が入れ歯の形に順応してきます。初期は柔らかい食事や発音練習を意識して行いましょう。

Q2:入れ歯で発音は大丈夫?

🗣 答え:練習すれば問題ありません。

最初は「サ行・タ行」が言いにくくなることがありますが、毎日入れ歯を装着したまま声に出す練習をすることで滑舌が改善されます。発音がどうしても気になる方には、フィット感を見直す調整も有効です。

Q3:外れないようにするには?

🧲 答え:フィット調整と補助剤の併用がカギです。

入れ歯がズレる・浮く原因は「顎の骨のやせ」や「咬合の不一致」。歯科医院でのリベース(裏打ち)や吸着性の高い入れ歯設計を選ぶと安定します。また、市販の安定剤も一時的に役立ちます。

Q4:寿命はどれくらい?

📆 答え:平均5〜8年程度です。

素材や使用状況によって異なりますが、毎日の使用で摩耗・変形・破損が進むため、5年以上経過した入れ歯は再製作や大幅な調整が必要になることもあります。年1回の点検で寿命を延ばせます。

Q5:総入れ歯でも硬い物は噛める?

🍖 答え:慣れれば可能ですが、工夫が必要です。

最初はせんべい・ナッツ・フランスパンのような硬くて小さいものは避けましょう。左右均等に噛み、入れ歯を支える面に均等な圧がかかる食べ方を心がけると、徐々に硬い食材にも対応できるようになります。


まとめ:
総入れ歯は使い方とケア次第で、日常生活を快適に送ることが可能です。疑問や不安は放置せず、歯科医師に相談しながら慣れていくことが成功の秘訣です。

📍 江戸川区篠崎で総入れ歯のご相談なら当院へ

「総入れ歯が合わない」「作り直したい」「費用が気になる」――そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院では、入れ歯治療に精通した歯科医師が在籍し、保険診療から自費診療まで幅広く対応しています。見た目や噛み心地、ズレの少ないフィット感まで、一人ひとりのご希望に寄り添った提案を行っています。

  • 🧑‍⚕️ 入れ歯専門の技術に基づいた精密診断
  • 💬 初回相談後、治療費の明確な見積もりをご提示
  • 💡 保険・自費の両プランをご用意

江戸川区篠崎で総入れ歯をご検討中の方は、「噛める」「笑える」「話せる」生活を取り戻す第一歩として、当院へお気軽にご来院ください。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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