- 1. 💡高血圧と歯周病:その深い関係とは?
- 1.1. 🧠高血圧・肥満と歯周病の関連性
- 1.2. 🦷歯肉増殖症とは?
- 1.2.1. 💊降圧薬の副作用に注意
- 1.2.2. 😬歯周病悪化のリスク
- 1.2.3. 🔄薬に頼らない高血圧対策も大切!
- 2. 💥高血圧の方が歯科治療で気をつけたいポイント
- 2.1. 😰カテコールアミンの上昇による血圧変動
- 2.2. 💉麻酔薬による血圧上昇にも注意
- 2.3. 🩺治療前には血圧コントロールが必須
- 3. 🧬インスリン抵抗性の増加と内臓脂肪の関係
- 3.1. ⚠️内臓脂肪型肥満がもたらす影響
- 3.2. 🧪「インスリン抵抗性の増加」とは?
- 3.3. 🍽️食欲と肥満への影響
- 3.4. 🧫脂肪細胞の意外な役割
- 3.5. 🔁インスリン抵抗性の悪循環
- 4. 💉インスリン抵抗性の増加が高血圧を引き起こす?
- 4.1. ⚠️高インスリン血症の影響
- 4.2. 🩺血圧を下げるための具体策
- 5. 高血圧と歯周病の密接な関係とは?江戸川区篠崎の歯科より解説
- 6. 【動画】歯石は自分で取れる?
- 7. 筆者・院長

🦷「血圧が高い」と「歯ぐきの病気」、一見まったく別の問題に思えるかもしれません。
しかし実は、高血圧と歯周病には深い関係があることがわかってきています。
この記事では、なぜこの2つがつながっているのか、また日々のケアでどう予防・改善できるのかをやさしく解説します🦷💓
💡高血圧と歯周病:その深い関係とは?
🧠高血圧・肥満と歯周病の関連性

高血圧や肥満と歯周病には、密接な関連があります。
熊本大学・循環器内科の花岡洋右氏によると、歯周病が進行している人は、収縮期血圧や脈波伝播速度(PWV)が高い傾向にあると報告されています。
また、高血圧と肥満の間にも強い相関関係があります。
そのため、🫀高血圧の改善が歯周病の改善につながり、歯周病の改善が高血圧の改善にもつながるという、理想的な好循環が生まれる可能性があります。

🦷歯肉増殖症とは?
💊降圧薬の副作用に注意

高血圧の治療薬の副作用として、「歯肉増殖症」が起こることがあります。
この症状を引き起こす薬としては、以下のようなカルシウム拮抗薬が挙げられます:
- ニフェジピン(アダラート)
- ベラパミル(ワソラン)
- ジルチアゼム(ヘルベッサー)
- ニカルジピン(ペルジピン)
😬歯周病悪化のリスク
歯肉が肥大すると、歯周ポケットが深くなり、歯磨きが困難になります🪥
その結果、プラーク(細菌の塊)が溜まりやすくなり、歯周病が悪化するリスクが高まります。
もし、高血圧の薬を服用していて歯肉全体が腫れているような状態であれば、歯肉増殖症が疑われます。
その際は、🩺かかりつけの内科医に相談し、薬の変更を検討してもらうことをおすすめします。
🔄薬に頼らない高血圧対策も大切!
高血圧の管理は薬だけに頼らず、生活習慣の改善によって薬が不要な状態を目指すことも重要です。
その結果、歯周病リスクの軽減にもつながります✨
💥高血圧の方が歯科治療で気をつけたいポイント
😰カテコールアミンの上昇による血圧変動
歯科医院に来るだけで緊張してしまい、不安や恐怖、痛みなどによって血圧が上がる患者さんがいます。
これは、体内で分泌される**内因性カテコールアミン(アドレナリンなど)**の量が増えることが原因です。
💉麻酔薬による血圧上昇にも注意
歯科治療で使われる局所麻酔薬には、**血管収縮剤(エピネフリン)**が含まれていることがあります。
この成分は出血を抑える目的で使用されますが、血管を収縮させることで血圧が上昇する可能性があります。
特に、局所麻酔や抜歯などの外科処置時には注意が必要です⚠️

🩺治療前には血圧コントロールが必須
高血圧の方にとっては、歯科治療が血圧上昇の引き金になることがあります。
そのため、治療前に血圧がしっかりコントロールされていることが大切です。
💡ポイント: 高血圧の方は、歯科治療前に必ず内科主治医と連携を取りましょう。安心して治療を受けるために、血圧の安定はとても重要です✨
🧬インスリン抵抗性の増加と内臓脂肪の関係
⚠️内臓脂肪型肥満がもたらす影響
内臓脂肪が増えると、インスリン抵抗性が高まります。
インスリンは、骨格筋・脂肪組織・肝臓などの臓器にブドウ糖を取り込ませる働きがあるホルモンです。

🧪「インスリン抵抗性の増加」とは?
これは、インスリンの効き目が弱くなる状態を意味します。
つまり、膵臓からインスリンが分泌されても、各臓器がブドウ糖をうまく取り込めず、血糖値が下がりにくくなります💉⬆️
その結果、血糖値を下げるためにさらに多くのインスリンが分泌され、「高インスリン血症」を引き起こします。
この状態が長く続くと、やがて膵臓のインスリン分泌機能が低下し、2型糖尿病へと進行してしまうのです。
🍽️食欲と肥満への影響
インスリンが正常に分泌されていれば、食欲を抑える作用があります。
しかし、分泌が不十分になると、肥満を促進する原因になってしまいます。

🧫脂肪細胞の意外な役割
インスリン抵抗性を高める最大の要因は、内臓脂肪型肥満です。
脂肪細胞は、ただのエネルギー貯蔵庫ではなく、内分泌器官としても機能します。
特に、以下のような**生理活性物質(悪玉サイトカイン)**を分泌します:
- 🔥 TNF-α(腫瘍壊死因子α)
- 🧪 PAI-1(プラスミノーゲン活性化抑制因子1)
これらはインスリンの作用を妨げ、臓器へのブドウ糖の取り込みを阻害してしまいます。
🔁インスリン抵抗性の悪循環
1️⃣ インスリン抵抗性が増す
⬇️
2️⃣ 内臓脂肪がさらに増える
⬇️
3️⃣ インスリン抵抗性がもっと悪化する
このような負のスパイラルが形成されてしまうのです。
🔍 まとめ:生活習慣の見直しと内臓脂肪のコントロールが、インスリン抵抗性の改善に不可欠です🏃♂️🥗
💉インスリン抵抗性の増加が高血圧を引き起こす?
⚠️高インスリン血症の影響
インスリンが過剰に分泌される「高インスリン血症」の状態になると、
交感神経が緊張して血圧が上昇しやすくなります📈
さらに、腎臓でのナトリウム(塩分)排出機能が低下します。
つまり、尿を作る際にナトリウムイオンを再吸収しやすくなり、
結果として血液中の塩分濃度が高くなります🧂
脳はその塩分を薄めようとして「水分を補給せよ」と命令を出し、
体内の体液量が増加 → 血圧上昇という流れが起こるのです💧➡️💓
⌚万歩計で健康管理を!
毎日の運動量の把握には、腕時計型の万歩計がおすすめです。
血圧管理には、運動習慣も大切です🏃♂️

🩺血圧を下げるための具体策

🍚1. 炭水化物(糖質)の摂取量を制限
インスリン抵抗性を下げるには、まず糖質を控えることが大切です。
特に「低GI食品」を選ぶことで血糖値の上昇が緩やかになり、インスリンの分泌も少なくて済みます。
その結果、腎臓でのナトリウム再吸収が抑えられ、血圧が下がりやすくなります。
⚖️2. 肥満の解消(内臓脂肪を減らす)
BMI22を目標に減量を目指しましょう。
👉 BMIの計算式:体重(kg) ÷〔身長(m)×身長(m)〕
🧂3. 減塩を心がける
食塩摂取量は1日6g以下を目標にしましょう。
加工食品・外食にも塩分が多く含まれるので注意が必要です。
🚶♀️4. 有酸素運動を習慣化
軽く汗ばむ程度のウォーキングを心がけ、
1日1万歩を目安に歩きましょう。
毎日の運動量は万歩計でしっかり管理📱
🥦5. 野菜と果物をバランスよく
カリウムには体内のナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。
カリウムを豊富に含む食品はこちら:
- 🥛 牛乳
- 🍌 アボカド・バナナ・りんご・キウイ
- 🫘 豆類
- 🥬 野菜(ほうれん草・ブロッコリー など)
※ただし、果物の摂りすぎは糖質過多になるため注意が必要です。
特にアボカドは糖質が少なく、安心して摂取できます✅



高血圧と歯周病の密接な関係とは?江戸川区篠崎の歯科より解説

「高血圧」と「歯周病」、一見関係なさそうに思えるかもしれませんが、実は深い関わりがあることをご存じですか?
歯周病の炎症は血圧を上昇させる要因のひとつとされており、全身の健康にも影響を与えることがわかってきています。
江戸川区篠崎にある当院では、口腔だけでなく全身の健康まで見据えた歯科治療を行っています。
「血圧が高めで心配」「歯ぐきの腫れが気になる」などの症状がある方は、お気軽にご相談ください。
【動画】歯石は自分で取れる?
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。