滑舌が悪い・食べにくいと感じたら口腔機能低下症かも?
オーラルフレイルと
感じたら歯科の受診を
オーラルフレイルは、口腔機能が衰え虚弱した状態を表す言葉で、口腔機能低下症はその病名です。
具体的には、口輪筋や舌の筋力が衰えるため滑舌が悪くなり食べる機能が少しずつ低下します。
噛めない食品が増加し栄養が低下するため患者さんの生活の質(QOL)にも影響を及ぼす可能性があります。
2018年に50歳以上であればオーラルフレイルの診断や治療が保険で受けられるようになりました。
50歳未満であっても、パーキンソン病や脳卒中で口腔機能低下状態の人は保険診療の対象になります。
口腔機能自己チェック
- 硬いものが食べにくくなった。
- 汁物を飲むとき時々むせるようになった。
- 口の中が乾くようになった。
- 口臭があるようになった。
- 薬を飲み込みにくくなった。
- 活舌が悪くなった。
- 食べこぼしをするようになった。
- 食事をするのに時間がかかるようになった。
- 食後に口の中に食べ物が残るようになった。
一つでも該当すれば口腔機能低下症の疑いがあります
老化だから仕方ない?とあきらめるのではなく、一つでも当てはまったら当院にお越しください。50歳以上であれば口腔機能低下症の検査や治療が保険で受けられます。
注意喚起: 口腔機能低下症と関連疾患について
患者様へ
日頃の健康管理において、口腔ケアの重要性をご存知でしょうか?口腔機能低下症は、単にお口の中の問題にとどまらず、全身の健康にも深く関わっています。
口腔機能低下症とは、噛む、飲み込む、話すといった口腔の基本機能が低下する状態です。この症状が進行すると、栄養摂取が不十分となり、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
特に、口腔機能低下症は以下の疾患と深い関連があります:
- 脳梗塞:口腔内の細菌が血流に乗り、脳血管に悪影響を及ぼすことがあります。
- 動脈硬化:口腔内の炎症が全身に広がり、血管の硬化を促進するリスクがあります。
- 糖尿病:糖尿病患者は口腔内感染症にかかりやすく、その結果、糖尿病の管理が困難になることがあります。
- 心筋梗塞:口腔内の細菌が心臓の血管に到達し、炎症を引き起こすことがあります。
これらの疾患は互いに影響を及ぼし合い、悪循環を招くことがあります。例えば、糖尿病が悪化すると動脈硬化のリスクが高まり、さらに心筋梗塞や脳梗塞のリスクが増加します。
健康を守るために
口腔機能の低下を予防し、全身の健康を維持するためには、日々の口腔ケアが欠かせません。以下の点に注意しましょう:
- 定期的な歯科検診:少なくとも半年に一度は歯科医の検診を受け、早期に問題を発見・治療しましょう。
- 適切な歯磨き:食後に歯磨きを行い、歯垢や食べかすをしっかりと除去しましょう。
- バランスの取れた食事:栄養バランスの良い食事を心がけ、口腔内の健康を保ちましょう。
- 禁煙:喫煙は口腔内の健康を損ない、全身の疾患リスクを高めます。禁煙に取り組みましょう。
口腔機能をしっかりと維持することで、全身の健康を守り、長寿を全うすることが可能になります。ご自身の健康のため、今一度、口腔ケアの重要性を見直してみましょう。
ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽に当院までお知らせください。
皆様の健康を心よりお祈りしております。
江戸川区篠崎で口腔機能低下症の治療をご検討の方へ
口まわりの筋力や舌の筋肉が低下し、食事において咀嚼や嚥下が上手くいかないと感じたらオーラルフレイルかもしれません。
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、50歳以上の方であれば保険の範囲で口腔機能低下症の診断や治療を行なっております。ご希望の方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談下さい。