中学生の口臭が気になる|歯磨きしても治らない
中学1年生の方から、次のようなご相談をいただきました。
「口の臭いが気になります。歯磨きや舌磨きをしても臭いが消えません。口臭対策の商品を使ってみたいのですが、体への影響や、本当に効果があるのか心配です。」
口臭が気になると、人と近くで話すことを避けたり、学校生活で周囲の目が気になったりすることがあります。
しかし、口臭にはさまざまな原因があり、歯磨きや市販の口臭ケア商品だけでは改善しない場合もあります。
まずは「なぜ口臭が起きているのか」を確認することが大切です。
中学生でも口臭は起こる

口臭は大人だけに起こるものではありません。中学生でも、口の中や生活習慣などの影響によって口臭が気になることがあります。
主な原因として、次のようなものが考えられます。
- 舌の表面に付着する汚れ(舌苔)
- 歯磨きで落としきれなかったプラーク(歯垢)
- 歯肉炎
- むし歯
- 口呼吸
- 口の乾燥
- 起床時などに起こる生理的口臭
- 鼻炎や副鼻腔炎など鼻・のどの問題
特に思春期は、ホルモンバランスの変化などの影響もあり、歯ぐきに炎症が起こることがあります。
また、歯磨きが十分にできていないと歯と歯ぐきの境目にプラークがたまり、歯ぐきの腫れや出血、口臭につながることがあります。
歯磨きをしても口臭が消えないのはなぜ?

「毎日きちんと歯を磨いているのに、口臭が気になる」という場合、歯磨きだけでは十分に取り除けていない汚れが残っている可能性があります。
例えば、次のような原因が考えられます。
- 歯と歯の間に汚れが残っている
- 歯と歯ぐきの境目にプラークが残っている
- 舌に舌苔が付着している
- 口の中が乾燥している
- 鼻づまりなどによって口呼吸になっている
- 歯肉炎やむし歯がある
特に歯と歯の間は、歯ブラシだけでは汚れを落としきれないことがあります。年齢やお口の状態に応じて、デンタルフロスなどを併用することも有効です。
舌の磨きすぎにも注意
口臭が気になるからといって、舌を歯ブラシなどで何度も強くこするのはおすすめできません。
舌の表面はデリケートなため、強く磨きすぎると傷つけてしまう可能性があります。
舌苔が気になる場合は、舌ブラシなどを使用してやさしくケアしましょう。汚れを完全に取り除こうとして、強くこすりすぎないことが大切です。
実際には強い口臭がない場合もある
口臭は自分自身では客観的に判断することが難しいものです。
本人は「かなり臭っている」と感じていても、実際には周囲が気づくほどの口臭が認められない場合もあります。
特に口臭を強く意識するようになると、
「友達に臭いと思われているのでは?」
「話しているときに嫌がられているのでは?」
と不安が大きくなることがあります。
口臭があるかどうかを自分だけで判断し続けるのではなく、気になる場合は保護者の方に相談したり、歯科医院でお口の状態を確認してもらったりすることをおすすめします。
市販の口臭対策商品は中学生でも使える?

マウスウォッシュや口臭ケアタブレットなど、さまざまな口臭対策商品が販売されています。
ただし、中学生が使用する場合は、すべての商品が一律に適しているとは限りません。
使用する前に対象年齢や使用方法、注意事項などの製品表示を確認し、用法・用量を守ることが大切です。
特にマウスウォッシュなどは、
- 対象年齢を確認する
- 使用量や使用回数を守る
- 飲み込まない
- 刺激が強い場合は使用を控える
といった点に注意しましょう。
どの商品を選べばよいかわからない場合は、自己判断でいろいろな商品を試すよりも、歯科医師や歯科衛生士に相談すると安心です。
口臭ケア商品を使えば口臭は消える?
マウスウォッシュやタブレットなどによって、一時的に口の中をさっぱりさせたり、臭いを抑えたりできる場合があります。
しかし、口臭の原因そのものを取り除けるとは限りません。
例えば、
歯肉炎が原因
→ 歯磨き方法の改善や歯科医院でのケアが必要になることがあります。
むし歯が原因
→ むし歯の治療が必要です。
磨き残しが原因
→ 正しい歯磨き方法やフロスの使い方を身につけることが大切です。
口の乾燥が原因
→ 水分補給や口呼吸などの原因を確認します。
鼻炎や鼻づまりが関係している
→ 状況によっては耳鼻咽喉科への相談が必要になることがあります。
このように、口臭対策では臭いを一時的に隠すだけではなく、原因に合わせて対応することが重要です。
中学生の口臭が気になるときは歯科医院へ
口臭の原因を自分で特定することは簡単ではありません。
歯科医院では、お口の中を診察し、
- むし歯の有無
- 歯ぐきの炎症
- プラークや歯石の付着
- 歯磨きの状態
- 舌の状態
- 口の乾燥
- その他、口臭につながる口腔内の問題
などを確認します。
必要に応じて、歯磨きやフロス、舌のケアなどについてもアドバイスを受けることができます。
一方、歯科的な問題が見つからず、鼻づまりなどの症状がある場合には、耳鼻咽喉科など他の診療科への相談を検討することもあります。
口臭が気になっても一人で悩まないで

思春期は、人から自分がどう見られているかが気になりやすい時期でもあります。
口臭が気になると、「人と話したくない」「近くに行くのが怖い」と感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、口臭には誰にでも起こる生理的なものもあり、必ずしも病気が原因とは限りません。
また、歯肉炎や磨き残しなどが原因であれば、適切なケアによって改善が期待できる場合があります。
口臭が気になる状態が続く場合は、一人で抱え込まず、まずは保護者の方に相談してみましょう。
そして、市販の口臭ケア商品だけに頼るのではなく、一度歯科医院でお口の状態を確認してもらうことをおすすめします。
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中学生の口臭、一人で悩まずご相談ください

歯磨きや舌磨きをしても口臭が気になる場合は、むし歯や歯肉炎、磨き残し、口の乾燥などが関係していることがあります。
口臭ケア商品で対処を続ける前に、まずはお口の中に原因がないか確認することが大切です。
当院では、お口の状態を確認し、一人ひとりに合ったケア方法をご案内します。中学生のお子さんの口臭が気になる保護者の方も、お気軽にご相談ください。
【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。





