- 1. 【🎞️40秒】「歯ぐきが腫れてきた…」妊娠中に気づく歯の変化、そのままにしていませんか?
- 2. 妊娠性歯肉炎とは
- 2.1. 妊娠性歯肉炎の主な症状
- 3. なぜ妊娠中は歯ぐきが腫れやすい?
- 3.1. 女性ホルモンの変化
- 3.2. お口の環境の変化
- 3.3. つわりによる歯磨き不足
- 4. 妊娠性歯肉炎は珍しくありません
- 5. 通常の歯肉炎・歯周病との違い
- 6. 妊娠中の歯周病と赤ちゃんへの影響
- 7. 妊娠性歯肉炎を予防するには
- 7.1. 歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨く
- 7.2. デンタルフロスや歯間ブラシを活用する
- 7.3. つわりが強いときは無理をしない
- 7.4. 食事・間食の回数にも注意する
- 8. 妊娠中でも歯科治療は受けられる?
- 8.1. 妊娠中の歯科麻酔は?
- 9. 江戸川区の妊婦歯科健診を活用しましょう
- 10. まとめ
- 10.1. 関連記事
- 11. 妊娠中の歯ぐきの腫れ・出血は、早めにご相談ください
- 12. 【動画】妊娠性歯肉炎
- 13. 筆者・院長
- 13.1. 深沢 一
- 13.1.1. メッセージ

妊娠中に「歯ぐきが腫れてきた」「歯磨きをすると血が出る」と感じることはありませんか?
その症状は、妊娠に伴うホルモンバランスの変化などが関係する**「妊娠性歯肉炎」**かもしれません。
妊娠中は、つわりによって歯磨きが難しくなったり、食生活が変化したりするため、お口の環境が乱れやすい時期です。
江戸川区では、対象となる妊婦さんが受診票を利用して妊婦歯科健診を無料で受けられます。
当院(江戸川区篠崎)でも、妊娠週数や体調に配慮しながら、お口のトラブルの早期発見と予防をサポートしています。
この記事では、妊娠性歯肉炎の原因や症状、予防方法、妊娠中の歯科受診について分かりやすく解説します。
【🎞️40秒】「歯ぐきが腫れてきた…」妊娠中に気づく歯の変化、そのままにしていませんか?
妊娠性歯肉炎とは

妊娠性歯肉炎とは、妊娠に伴うホルモンバランスの変化によって、歯ぐきに炎症が起こりやすくなる状態です。
妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが増加し、歯ぐきがプラーク(歯垢)による刺激に対して敏感に反応しやすくなります。
そのため、妊娠前には問題がなかった方でも、
- 歯ぐきが赤くなる
- 歯ぐきが腫れる
- 歯磨きをすると出血する
- 歯ぐきに違和感がある
といった症状が現れることがあります。
妊娠性歯肉炎は、妊娠中にみられる代表的なお口のトラブルの一つです。
妊娠性歯肉炎の主な症状
妊娠性歯肉炎では、特に歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目に炎症がみられることがあります。
代表的な症状には、次のようなものがあります。
- 歯ぐきの赤み
- 歯ぐきの腫れ
- 歯磨きやフロスをしたときの出血
- 歯ぐきのむずがゆさ・違和感
- 口臭が気になる
「妊娠してから急に歯ぐきから血が出るようになった」という場合も、妊娠性歯肉炎が関係している可能性があります。
ただし、出血や腫れの原因が必ず妊娠性歯肉炎とは限りません。
症状が続く場合や腫れ・痛みが強い場合には、歯科医院で状態を確認してもらいましょう。
なぜ妊娠中は歯ぐきが腫れやすい?

妊娠中の歯ぐきの炎症には、女性ホルモンだけでなく、つわりや食生活、セルフケアの変化など、さまざまな要因が関係しています。
女性ホルモンの変化
妊娠すると、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが増加します。
こうしたホルモンの変化によって歯ぐきの血管や組織が影響を受け、プラークに対する炎症反応が強く現れることがあります。
また、妊娠中のホルモン環境によって、一部の歯周病関連細菌の割合が変化することも報告されています。
そのため、妊娠前と同じように歯磨きをしていても、歯ぐきの腫れや出血を感じることがあります。
お口の環境の変化
妊娠中は、唾液の量や性状、口腔内の環境が変化することがあります。
さらに、食事や間食の回数が変わることで、お口の中にプラークが蓄積しやすくなる場合があります。
こうした複数の要因が重なり、歯肉炎やむし歯のリスクが高まることがあります。
つわりによる歯磨き不足
つわりが強い時期には、歯ブラシを口に入れるだけで吐き気を感じることがあります。
特に奥歯を磨くことが難しくなったり、歯磨き粉の味や香りを受け付けなくなったりする方も少なくありません。
十分に歯を磨けない状態が続くとプラークが蓄積し、歯ぐきの炎症につながることがあります。
無理にいつも通り磨こうとせず、体調のよい時間帯を選ぶなどの工夫をしましょう。
妊娠性歯肉炎は珍しくありません
妊娠中は歯ぐきに炎症が起こりやすく、多くの妊婦さんに歯ぐきの腫れや出血などがみられることが報告されています。
ただし、発症率は研究によって差があり、妊娠前のお口の状態やセルフケアなどによっても異なります。
妊娠性歯肉炎は、出産後にホルモンバランスが変化することで症状が軽減する場合があります。
しかし、プラークや歯石が残っている場合は炎症が続いたり、歯周炎へ進行したりする可能性があります。
「出産すれば自然に治る」と考えず、妊娠中から適切なお口のケアを行うことが大切です。
通常の歯肉炎・歯周病との違い

通常の歯肉炎も妊娠性歯肉炎も、プラークに含まれる細菌が炎症の大きな要因となります。
妊娠性歯肉炎の特徴は、そこに妊娠に伴うホルモン変化が加わり、歯ぐきの炎症反応が強く現れやすくなることです。
一方、歯周炎まで進行すると、炎症が歯ぐきだけにとどまらず、歯を支えている歯槽骨などの歯周組織にも影響します。
歯肉炎の段階で適切なケアを行い、歯周炎への進行を防ぐことが重要です。
妊娠中の歯周病と赤ちゃんへの影響

妊娠中は、お母さんのお口の健康を保つことも大切です。
これまでの研究では、妊娠中の歯周病と、
- 早産
- 低出生体重児
- 妊娠高血圧症候群
などとの関連が報告されています。
ただし、歯周病がこれらを直接引き起こすと断定できるわけではなく、さまざまな要因が関係すると考えられています。
必要以上に心配する必要はありませんが、妊娠をきっかけに歯科健診を受け、歯ぐきの状態を確認しておくことをおすすめします。
妊娠性歯肉炎を予防するには
妊娠中のお口のケアでは、「完璧に磨かなければ」と無理をする必要はありません。
体調に合わせながら、できる範囲でプラークを減らすことが大切です。
歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨く
歯ぐきから出血すると、歯ブラシを当てるのが怖くなることがあります。
しかし、歯肉炎による出血の場合、プラークを取り除かないままにすると炎症が改善しにくくなります。
毛先の柔らかい歯ブラシなどを使い、強くこすらず優しく磨きましょう。
出血が多い場合や痛みを伴う場合は、無理をせず歯科医院へご相談ください。
デンタルフロスや歯間ブラシを活用する
歯と歯の間は、歯ブラシだけでは十分にプラークを取り除けないことがあります。
デンタルフロスや、自分のお口に合ったサイズの歯間ブラシを併用すると効果的です。
使い方やサイズが分からない場合は、歯科医院で歯科衛生士から指導を受けるとよいでしょう。
つわりが強いときは無理をしない
吐き気が強いときは、無理に歯磨きをする必要はありません。
体調のよい時間帯に磨く、ヘッドの小さい歯ブラシを使う、歯磨き粉を使わずに磨くなど、自分に合った方法を試してみましょう。
どうしても磨けない場合は、水で口をすすぐだけでも構いません。
体調が落ち着いてから丁寧に歯を磨きましょう。
食事・間食の回数にも注意する
つわりの時期には、一度にたくさん食べられず、少量ずつ何度も食べることがあります。
間食や糖分を含む飲食物を口にする回数が増えると、むし歯のリスクが高くなる場合があります。
体調を優先しながら、可能な範囲で食事の取り方にも気を配りましょう。
妊娠中でも歯科治療は受けられる?

妊娠中でも、妊娠週数や体調、治療内容を考慮しながら歯科健診や必要な歯科治療を受けることができます。
一般的には妊娠中期は比較的歯科治療を受けやすい時期ですが、「この時期でなければ治療できない」というわけではありません。
痛みや腫れ、感染などがある場合には、妊娠時期にかかわらず治療が必要になることがあります。
妊娠初期や妊娠後期についても、症状や治療内容を確認しながら対応を検討します。
受診時には、妊娠していることと妊娠週数を歯科医師・スタッフへお伝えください。
妊娠中の歯科麻酔は?
歯科治療で一般的に使用される局所麻酔は、妊娠中でも必要に応じて使用されます。
痛みを我慢することで身体的・精神的な負担が大きくなる場合もあるため、「妊娠中だから麻酔は絶対に使えない」と考える必要はありません。
使用する薬剤や量、妊娠週数、全身状態などを確認したうえで、歯科医師が治療方法を判断します。
持病がある場合や産婦人科で治療を受けている場合は、必要に応じて担当の産婦人科医と連携することもあります。
江戸川区の妊婦歯科健診を活用しましょう
江戸川区では、対象となる妊婦さんが受診票を利用して妊婦歯科健診を無料で受けられます。
妊娠中は、自覚症状がなくても歯肉炎やむし歯などが進んでいることがあります。
「痛くなってから歯医者へ行く」のではなく、妊娠をきっかけにお口の状態を確認しておくことが大切です。
受診の際は、母子健康手帳や受診票など、自治体から案内されている必要書類をご確認ください。
まとめ
妊娠中はホルモンバランスや生活習慣の変化、つわりなどの影響によって、歯ぐきの腫れや出血が起こりやすくなります。
妊娠性歯肉炎は珍しいものではありませんが、「妊娠中だから仕方がない」と放置するのではなく、適切なセルフケアと歯科健診によってお口の環境を整えることが大切です。
特に、
- 歯ぐきの腫れが続く
- 歯磨きのたびに出血する
- 歯ぐきに痛みがある
- 口臭が強くなった
- 歯がグラグラする
といった症状がある場合は、一度歯科医院へご相談ください。
妊娠中も無理のない範囲でお口のケアを続け、お母さんと赤ちゃんの健康につなげていきましょう。
関連記事
妊娠中の歯ぐきの腫れ・出血は、早めにご相談ください

妊娠中はホルモンバランスやつわりの影響で、歯ぐきの腫れや出血が起こりやすくなります。「妊娠中だから仕方ない」と我慢せず、お口の状態を一度確認しておくことが大切です。
江戸川区では、受診票を利用して妊婦歯科健診を無料で受けられます。当院では、妊娠週数や体調に配慮しながら、無理のない診療を心がけています。
妊娠中のお口の健康管理についても、お気軽にご相談ください。
【動画】妊娠性歯肉炎
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。




