- 1. 【動画 31秒】コーヌステレスコープとは?快適性と審美性を備えた高性能入れ歯の魅力
- 2. コーヌステレスコープ(コーヌスクローネ)完全ガイド
- 2.1. 1. コーヌステレスコープの概要
- 2.1.1. コーヌステレスコープの仕組み
- 2.1.2. 外冠
- 2.1.3. 内冠
- 2.1.4. 他の入れ歯との違い
- 2.2. 2. コーヌステレスコープの種類
- 2.2.1. 標準的なコーヌステレスコープ
- 2.2.2. 進化版のAGCテレスコープ
- 2.2.3. まとめ
- 2.3. 3. コーヌステレスコープのメリット
- 2.3.1. 噛む力を最大限に引き出す
- 2.3.2. 見た目の美しさ
- 2.3.3. 長期的な耐久性と経済性
- 2.3.4. まとめ
- 2.4. 4. コーヌステレスコープのデメリット
- 2.4.1. 費用面のハードル
- 2.4.2. 歯科医師の知識や技術によって差が出やすい
- 2.4.3. 製作に時間がかかる理由
- 2.4.4. まとめ
- 2.5. 5. コーヌステレスコープの適応症例
- 2.5.1. 部分的に歯を失った場合
- 2.5.2. まとめ
- 2.6. 6. コーヌステレスコープの製作プロセス
- 2.6.1. 初回カウンセリング
- 2.6.2. 精密な型取りと内冠の製作
- 2.6.3. 完成までの期間
- 2.6.4. まとめ
- 2.7. 7. 費用の比較
- 2.7.1. 保険適用の範囲
- 2.7.2. 自費診療
- 2.7.3. 歯数で値段が異なる
- 2.7.4. 価格例
- 2.7.5. まとめ
- 2.8. 8. コーヌステレスコープのメンテナンス
- 2.8.1. 定期的な調整が必要
- 2.8.2. 自宅でのケア方法
- 2.8.3. まとめ
- 3. 江戸川区篠崎でコーヌステレスコープ義歯をご希望の方へ
- 4. 【動画】目立たない部分入れ歯のスマイルデンチャー
- 5. 筆者・院長
【動画 31秒】コーヌステレスコープとは?快適性と審美性を備えた高性能入れ歯の魅力
コーヌステレスコープ(コーヌスクローネ)完全ガイド
コーヌステレスコープ(コーヌスクローネ)は、歯科先進国ドイツで生まれた高機能な入れ歯システムです。その特徴は、自然な噛み心地と見た目の美しさ、そして耐久性の高さです。この記事では、その仕組みやメリット、他の入れ歯との違いについて詳しく解説します。
1. コーヌステレスコープの概要
コーヌステレスコープの仕組み
- 茶筒の原理を応用した構造
コーヌステレスコープは、日本でもなじみ深い「茶筒」の原理を応用した構造を持っています。- 茶筒の原理とは?
ぴったりと重なる2つのパーツが摩擦力(嵌合力)でしっかりと固定される仕組みです。つまり、内冠と外冠が金属バネの役割をしているというわけです。この構造は、非常に高い安定性と取り外しのしやすさを実現します。 - コーヌステレスコープへの応用
内冠(歯に直接接着させる金属のキャップ)と外冠(入れ歯側に装着される金属キャップ)が摩擦で噛み合い、ズレることなく固定されます。
- 茶筒の原理とは?
- 内冠と外冠の役割
- 内冠の役割
歯の保護と外冠との摩擦力を発揮する基盤となるパーツ。通常、白金加金(主成分:ゴールド、プラチナ)という貴金属で作られ、高い精密性が求められます。 - 外冠の役割
入れ歯全体を支えるフレーム部分。外冠が内冠にしっかりと装着されることで、安定した使用感を提供します。
- 内冠の役割
外冠
コーヌステレスコープ外冠内面
入れ歯に外冠が4個付いています。外冠は白金加金で作られるため薄めの金色をしています。
コーヌステレスコープ外冠咬合面
矢印部が外冠です。外冠には天然歯と同じ白い素材が使われます。
内冠
コーヌステレスコープ内冠
上顎4歯に内冠が装着されています。内冠は残存している歯に接着剤で固定します。
コーヌステレスコープ義歯装着
上顎にコーヌステレスコープ義歯が装着された状態です。
他の入れ歯との違い
- 部分入れ歯との比較
部分入れ歯は、残っている歯に金属のバネを引っ掛けて固定する仕組みが一般的です。しかし、この方法では以下のような課題があります。- 審美性
バネが見えることで見た目が気になる場合が多い。 - 機能性
噛む力が十分に発揮されず、歯茎や残っている歯に負担がかかる場合があります。
コーヌステレスコープは、バネを使用せず摩擦力で固定するため、審美性と機能性の両方を兼ね備えています。金属製のバネ(留め具)がないのでノンクラスプデンチャーの一種とも言えます。
- 審美性
- リーゲルテレスコープとの違い
リーゲルテレスコープも高機能な入れ歯の一種ですが、コーヌステレスコープとは以下の点で異なります。- 固定方法
リーゲルテレスコープは、かんぬき(鍵)のような特殊な維持装置で固定するため、コーヌステレスコープよりも複雑な構造を持ちます。 - 適応症例
コーヌステレスコープは比較的多くの症例に対応できるため、より汎用性があります。
- 固定方法
2. コーヌステレスコープの種類
コーヌステレスコープには、標準的なタイプから進化版のAGCテレスコープまで、患者のニーズに応じたさまざまな種類があります。ここでは、それぞれの特徴と適応症例を詳しく解説します。
標準的なコーヌステレスコープ
- 特徴
標準的なコーヌステレスコープは、内冠と外冠の摩擦力によって固定される基本的な構造を持ちます。このタイプは以下のような特長があります。- 高い安定性
茶筒の原理を応用した摩擦力により、強力に固定されるため、入れ歯がずれる心配がありません。 - 簡便な取り外し
患者自身で取り外しができ、日常的なケアが容易です。 - 多くの症例に対応可能
部分義歯にも総義歯にも対応可能で、汎用性が高い設計です。
- 高い安定性
- 適応症例
- 部分的に歯を失った患者
バネ付きの入れ歯に抵抗がある患者にも適しています。 - 長期的な耐久性を求める患者
高精度な金属を使用しているため、長期間にわたり安定して使用できます。
- 部分的に歯を失った患者
進化版のAGCテレスコープ
- 特徴
AGC(Auro Galvano Crown)テレスコープは、標準的なコーヌステレスコープをさらに進化させたタイプです。- さらなる快適性
高度な設計により、装着時の違和感を極力抑えています。 - 審美性の向上
素材や設計の改良により、より自然な見た目を実現。金属部分が目立たない仕上がりです。 - 軽量化
新しい素材の使用により、重量が軽く、装着感が向上しています。
- さらなる快適性
- 適応症例
- 審美性を重視する患者
前歯の見た目が気になる方や、入れ歯を他人に気付かれたくない方に最適です。 - 高い技術を求める患者
先進的な技術を駆使して製作されるため、精密さを追求する患者に適しています。 - 複雑な症例にも対応
標準的なコーヌステレスコープでは難しい症例にも対応可能です。
- 審美性を重視する患者
まとめ
コーヌステレスコープには、患者のニーズに合わせて標準的なタイプと進化版のAGCテレスコープが用意されています。それぞれの特徴と適応症例を理解することで、より快適で満足度の高い治療を選択することが可能です。
3. コーヌステレスコープのメリット
コーヌステレスコープは、その独自の設計と高い技術力により、従来の入れ歯では実現できない数多くのメリットを提供します。以下では、特に注目すべきポイントを詳しく説明します。
噛む力を最大限に引き出す
- 食事の満足感
コーヌステレスコープは内冠と外冠の摩擦力で強力に固定されるため、通常の部分入れ歯では得られない噛む力を実現します。- 硬い食品も噛める
ナッツやフランスパンのような硬い食品も安心して楽しむことが可能です。 - 噛むことで味覚が向上
食べ物をしっかり噛むことで味覚が研ぎ澄まされ、食事がより楽しくなります。
- 硬い食品も噛める
- 健康への影響
噛む力が強化されることで、全身の健康にも良い影響を与えます。- 消化吸収がスムーズに
噛む回数が増えることで、消化器官への負担が軽減されます。 - 認知症予防効果
噛むことが脳の血流を促進し、認知機能の低下を防ぐ効果も期待されています。
- 消化吸収がスムーズに
見た目の美しさ
- バネが見えない設計
コーヌステレスコープは従来の部分入れ歯のような金属バネを使用しないため、見た目が自然です。- 笑顔に自信が持てる
入れ歯を使用していると気づかれにくく、自然な笑顔を取り戻せます。 - 前歯の審美性を確保
特に前歯に装着する場合、審美性に優れているため、他人から入れ歯とわからない仕上がりになります。
- 笑顔に自信が持てる
- 選べる素材とデザイン
素材の選択肢が豊富で、患者の希望に応じたカスタマイズが可能です。- 金属アレルギーにも配慮した設計が可能です。
長期的な耐久性と経済性
- メンテナンスが容易
コーヌステレスコープは定期的な調整で長期間使用できる設計です。- 初期投資が高い場合もありますが、長期的なメンテナンスコストは低いです。
- 患者自身で簡単に取り外し・清掃が可能なため、清潔な状態を保ちやすいです。
- 寿命の比較
一般的な部分入れ歯に比べて、寿命が長いのが特徴です。- 通常の入れ歯は5〜7年程度での交換が必要な場合が多いですが、コーヌステレスコープは適切なメンテナンスを行えば10年以上使用可能です。
- 経済的なメリット
長期的に見れば、総コストを抑えることができます。
まとめ
コーヌステレスコープは、噛む力を最大限に引き出し、見た目の美しさを実現しながら、長期的な耐久性と経済性を提供します。これらのメリットは、従来の入れ歯とは一線を画し、多くの患者にとって最適な選択肢となっています。
4. コーヌステレスコープのデメリット
コーヌステレスコープは非常に高機能な入れ歯ですが、いくつかの課題も存在します。ここでは、特に患者が事前に知っておくべきデメリットを解説します。
費用面のハードル
- 保険適用の可否
コーヌステレスコープは自費診療となるため、費用が高額になる場合があります。- 保険診療と自費診療の違い
- 保険診療で提供される義歯は、機能的には最低限の基準を満たしますが、審美性や耐久性に限界があります。
- コーヌステレスコープは、自由診療の範囲で提供されるため、使用素材や設計の自由度が高い反面、コストが高くなります。
- 費用感
コーヌステレスコープの製作費用は、他の義歯と比較して数十万円〜数百万円と高額になることがあります。
- 保険診療と自費診療の違い
- 初期投資の高さ
製作費用が高いため、治療開始のハードルになることがあります。- ただし、長期間使用できる耐久性を考慮すると、結果的には経済的な選択肢となることもあります。
歯科医師の知識や技術によって差が出やすい
① 内冠の金属の一部が露出
コーヌステレスコープ義歯を装着した時、内冠の金属の一部が露出して歯茎との境目が黒っぽく見えてしまいます。
② 外冠の経年劣化による変色
外冠に使用する天然歯に近い色の素材は、経年劣化を起こし変色しやすい。
セラミックなど経年劣化しない材質が使えない理由は、セラミックを焼成する際に高熱をかけるため外冠の金属がわずかに変形してしまう為です。
③ 歯を沢山削る
歯を沢山削る必要があるため、神経のある歯には向きません。従って、元々歯の神経が取られている歯に適応します。
④ 支台歯への負担による歯根破折
コーヌステレスコープ義歯の設計に誤りがあると、土台となる歯は神経が無いため歯根破折の危険性があります。
⑤ 適応症例が限定される
支台歯が健康で十分な強度がある場合に適応されるため、適応症例が限定されます。また、歯周病が進行している場合は適応が難しい場合があります。
⑥ 修理が困難
構造が複雑なため、破損した場合の修理が難しい場合があります。また、チェアサイドでの修理が困難な場合、1週間ほど義歯をお預かりする必要があります。
製作に時間がかかる理由
- 高度な技術が必要
コーヌステレスコープは、非常に精密な設計と製作が求められるため、製作工程が複雑です。- 技工士の技術力
内冠と外冠の摩擦力を精密に調整する必要があるため、高度な技術力を持つ歯科技工士の存在が欠かせません。 - 細部の調整が必須
患者ごとに異なる口腔環境に合わせて、一つ一つ手作業で調整が行われます。
- 技工士の技術力
- 製作期間の長さ
標準的な部分入れ歯が数週間で完成するのに対し、コーヌステレスコープは1〜2カ月以上の期間が必要です。- 初回カウンセリングから型取り、試適、最終調整までのプロセスが複数回にわたり行われます。
- 完成後も微調整が必要になるため、完成までの期間が他の義歯より長くなります。
まとめ
コーヌステレスコープは高機能で長持ちする義歯ですが、費用や製作期間の面での課題があります。これらのデメリットを事前に理解した上で、患者のニーズに合った選択を行うことが重要です。
5. コーヌステレスコープの適応症例
コーヌステレスコープは、部分的に歯を失った患者に対応できる入れ歯です。ここでは、それぞれのケースにおける適応症例とメリットを解説します。
部分的に歯を失った場合
- 高い安定性を求める患者
コーヌステレスコープは、部分的に歯を失った場合でも非常に高い安定性を提供します。- 残存歯への負担を軽減
内冠と外冠の摩擦力によって固定されるため、金属バネを使用する従来の部分入れ歯と比較して、残存歯への負担を軽減します。 - 日常生活の快適性
食事や会話中に入れ歯がズレる心配が少なく、日常生活を快適に過ごせます。 - 見た目の自然さ
バネを使用しないため、義歯と周囲の歯が調和し、自然な見た目を実現します。
- 残存歯への負担を軽減
- 適応例
- 残存歯がしっかりしており、義歯の支えとして活用できる場合。
- 金属バネによる審美的な問題を避けたい場合。
まとめ
コーヌステレスコープは、部分的に歯を失った、さまざまな患者に適した選択肢です。特に安定性、耐久性、審美性に優れており、快適な日常生活をサポートします。
6. コーヌステレスコープの製作プロセス
コーヌステレスコープの製作は、患者一人ひとりの口腔環境に合わせたオーダーメイドの工程を経て行われます。ここでは、初回カウンセリングから完成までの流れを解説します。
初回カウンセリング
- 患者の要望をヒアリング
治療の第一歩として、患者の要望や悩みを詳細にヒアリングします。- 主な質問内容
- 入れ歯に求める機能性(噛む力や装着感など)
- 審美性に関する希望(自然な見た目、素材選択など)
- 予算や治療にかけられる時間
- 主な質問内容
- 診断とプラン作成
患者の口腔内を詳細に診察し、適切な治療計画を立案します。- 診断に使用する手法
- 口腔内の状態確認(残存歯の有無、歯茎の状態など)
- 必要に応じたレントゲン撮影や3Dスキャン
- 診断に使用する手法
精密な型取りと内冠の製作
step
メタルコア装着
コーヌステレスコープ義歯の土台となる歯に白金加金のメタルコアをセットします。ファイバーコアでも良いケースです。
精密な型取り
内冠と外冠が密着するため、ミクロン単位の精度が求められます。シリコン印象材などを使用して正確な型を取得します。必要に応じて複数回型取りを行い、最高精度のデータを確保します。
step
内冠の装着
技工士が型取りデータをもとに、白金加金の金属製の内冠を製作します。高精度な金属加工技術が必要であり、経験豊富な技工士が担当します。研磨や調整を繰り返して、摩擦力の最適化を図ります。
金属が白金加金である理由は、コーヌステレスコープ義歯には高い精度が要求されると共に、内冠と外冠の金属同士の摩擦によるすり減りを限りなく少なくするためです。
step
コーヌステレスコープ義歯装着
コーヌステレスコープ義歯が装着された正面観です。
内冠にすっぽりと外冠が被さるような構造になっています。もちろん内冠と外冠はセメントで接着されているわけではなく、金属同士の嵌合力で入れ歯が外れないようになっています。
step
コーヌステレスコープ義歯咬合面観
コーヌステレスコープ義歯が装着された咬合面観です。
この症例では口蓋を覆う部分を金属床で作っています。 金属床とコーヌステレスコープの外冠は一体として作られています。
奥歯はあまり目立たないため2箇所にクラスプがつけられています。
完成までの期間
- 通常の流れ
コーヌステレスコープの完成には、複数の工程が必要なため、通常1〜2カ月程度かかります。- 主なプロセス
- 初回カウンセリングと診断
- 精密な型取り
- 内冠と外冠の製作
- 試適(患者が実際に装着してフィット感を確認)
- 最終調整と完成
- 主なプロセス
まとめ
コーヌステレスコープの製作プロセスは、患者の要望を反映しつつ、技術者の精密な作業によって成り立っています。製作には時間を要しますが、その分、完成後の満足度が非常に高い義歯として仕上がります。
7. 費用の比較
コーヌステレスコープは高機能な義歯であるため、価格が高額になることが一般的です。しかし、その費用は長期的な視点で見ると大きな価値を持ちます。ここでは、保険適用の範囲と長期的なコストパフォーマンスについて詳しく解説します。
保険適用の範囲
- 保険適用の可否
コーヌステレスコープは、日本の公的医療保険の適用外であり、基本的には自費診療となります。- 保険診療では義歯の素材や設計に一定の制限があるため、コーヌステレスコープのような高度な義歯は対象外です。
- 自費診療では、患者の希望に応じて素材やデザインを自由に選ぶことができます。
- 自費診療との違い
- 保険診療の入れ歯
標準的な機能を備えた入れ歯で、基本的な噛む機能は果たしますが、見た目や耐久性には限界があります。 - 自費診療のコーヌステレスコープ
高精度な素材と設計が可能で、見た目の美しさと長期間使用可能な耐久性を兼ね備えています。
- 保険診療の入れ歯
- 費用の目安
- 保険適用の部分入れ歯は数万円程度で提供されますが、コーヌステレスコープは数十万円〜数百万円となる場合があります。
- ただし、自由診療の義歯は初期費用は高くても、長期的にはコストパフォーマンスに優れています。
自費診療
保険適用外です。
歯数で値段が異なる
内容 | 費用(税別) | 費用(税込み) |
---|---|---|
内冠 | 64,000円 | 70,400円 |
外冠 | 90,000円 | 99,000円 |
価格例
例
コーヌステレスコープ4ヶ所
外冠:90,000円(税別)×4 360,000円(税別)
内冠:64,000円(税別)×4 256,000円(税別)
金属床(コバルトクロム)+義歯配列仕上げ: 181,000円(税別)
合計:797,000円(税別)876,700円(税込み)
まとめ
コーヌステレスコープは保険適用外のため初期費用が高額ですが、耐久性やメンテナンスの面で優れており、長期的なコストパフォーマンスが非常に高い義歯です。価格だけでなく、使用感や長期的な満足度を重視する患者にとって、最良の選択肢となるでしょう。
8. コーヌステレスコープのメンテナンス
コーヌステレスコープを長く快適に使用するためには、定期的な調整と日々のケアが欠かせません。このセクションでは、メンテナンスにおけるポイントを解説します。
定期的な調整が必要
- 維持するためのポイント
コーヌステレスコープは、高精度な設計に基づいて製作されていますが、長期間使用することで以下のような変化が生じる可能性があります。- 摩耗による摩擦力の低下
内冠と外冠が擦れ合うことで、摩擦力が徐々に減少する場合があります。 - 歯茎や顎骨の変化
年齢とともに歯茎や顎骨の形状が変化し、フィット感が悪くなることがあります。
- 摩耗による摩擦力の低下
- 定期的な調整の重要性
これらの変化に対応するため、定期的に歯科医院で調整を行うことが推奨されます。- 調整内容
- 摩耗した部分の修理や交換
- 内冠と外冠の摩擦力の再調整
- 歯茎や顎骨の形状に合わせた義歯の調整
- 推奨頻度
半年から1年に一度、定期検診を受けることが理想的です。
- 調整内容
自宅でのケア方法
- 専用ブラシや洗浄剤を使用
コーヌステレスコープは、通常の入れ歯と同様に日々の清掃が必要です。専用のケア用品を使用することで、清潔さを保ちながら義歯を傷めるリスクを軽減できます。- 専用ブラシの使用
- 入れ歯用ブラシを使用し、内冠と外冠の接合部を丁寧に清掃します。
- 通常の歯ブラシでは届きにくい箇所も清掃できるため、専用ブラシの使用がおすすめです。
- 洗浄剤の活用
- 義歯専用の洗浄剤を使用して、汚れや細菌をしっかり除去します。
- 使用頻度は洗浄剤の説明書に従い、週に1〜2回程度が適切です。
- 専用ブラシの使用
- 注意点
- 高温の水や市販の洗剤の使用は、義歯を傷める原因になるため避けてください。
- 長時間放置せず、装着後はすぐに清掃を行うことが望ましいです。
まとめ
コーヌステレスコープは適切なメンテナンスを行うことで、長期間快適に使用できます。定期的な歯科医院での調整と、自宅での丁寧なケアを組み合わせることで、義歯の機能性と清潔さを保ちましょう。
江戸川区篠崎でコーヌステレスコープ義歯をご希望の方へ
コーヌステレスコープ義歯は、安定感と審美性を捉えた最新の技術で作られた義歯です。
二重構造の設計により、しっかりとしたフィット感を提供し、日常生活での違和感を抑えています。
江戸川区篠崎の当院では、患者様それぞれの口腔状態やご希望に合わせたオーダーメイドのコーヌステレスコープ義歯を高い技術力の歯科技工士と連携し、ご提供させていただいております。コーヌステレスコープ義歯をご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひ、お気軽にご相談下さい。
【動画】目立たない部分入れ歯のスマイルデンチャー
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。