歯周病に似た症状に注意!インプラント周囲炎のリスク
インプラント周囲炎とは
歯周病様の症状
インプラントを埋入してから1~2週間後、あるいは数年経つと違和感や痛みが起こることがあります。そのほとんどがインプラント周囲炎です。
インプラント周囲炎は、歯周病と非常に似ていて、インプラントの周囲の骨が溶けていくのが特徴です。同時にインプラント周囲から出血したりもします。
骨の溶ける量が増えるとインプラントがグラグラし、噛んだ時の痛みや違和感といったものが強く出ます。
インプラント周囲炎のレントゲン写真
インプラント周囲炎
矢印部のインプラント周囲の骨が無くなっています。インプラント周囲炎で骨の吸収が進んでいます。
正常
インプラント周囲の骨は正常です。
インプラント周囲炎の治療
インプラント周囲炎
インプラント周囲の歯肉が腫れ発赤しています。
治療後
治療によりインプラント周囲の炎症が取れ、腫れや発赤は無くなっています。しかし、歯茎が下がりインプラントのスクリュー部が露出しました。この状態は細菌感染を受けやすく予後不良です。
レントゲン写真
同症例のレントゲン写真です。インプラント周囲の骨の吸収が相当進んでいます。
インプラント周囲炎の予防
インプラント周囲炎を防ぐには、歯周病の予防と同じ口腔ケアが必要です。
歯科でのメインテナンスは必須です。可能であれば1ヶ月ごとに、最低でも3ヶ月に一度は口腔内の悪玉菌をリセットする処置を受けてください。最も有効な方法がエアフローです。
江戸川区篠崎でインプラント周囲炎を起こしにくい手術をご希望の方へ
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、このように患者様に出来るだけリスクの少ないインプラント治療をご提供するため、日本口腔インプラント学会指導医が治療を担当し、オペ環境や設備、術後のアフターケアやメンテナンス等にも力を入れております。江戸川区篠崎でインプラント周囲炎を起こしにくい手術をご希望の方はぜひ、当院までお気軽にご相談下さい。
【動画】歯周病の手遅れの症状
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。