矯正治療の流れは、初診カウンセリング、精密検査(セファロレントゲンによる骨格の診断など)の後、治療計画や矯正期間中の痛みやその他の注意事項、費用について説明後、治療に入ります。動的治療の完了後、後戻りを防ぐためのリテーナーを入れます。

初診カウンセリングから始まる矯正治療のステップとは?

初日

ステップ

初診カウンセリング

気になる歯並びなど矯正治療についてご相談下さい。

お口の中を拝見して、おおよその治療費、治療期間をお答えいたします。

※ただし、難症例と判断した場合や正確な治療費、治療期間については、精密検査分析後の説明となります。

治療の同意を得られた方は次の精密検査の為の資料取りに進みます。

相談料:3,000円 (税別) 3,300円(税込み)。

カウンセリング


2日目 精密検査のための資料取り

ステップ

レントゲン撮影

口腔内が施術に適した状態であるか診査をおこないます。

レントゲン撮影
レントゲン撮影

ステップ

口腔内写真・顔写真撮影

5枚の口腔内写真と前方と側方の顔写真撮影。

口腔内写真・顔の写真撮影
口腔内写真・顔の写真撮影

ステップ

歯列模型の作成

印象採得(口腔内の型取り)を行い、石膏で歯列模型を作ります。

歯列模型の作成
歯列模型の作成

3日目 精密検査の結果説明

ステップ

精密検査の結果説明

歯列の石膏模型、セファロレントゲンの分析の結果、口腔内写真などを用いて治療計画、治療期間、治療費などの説明を行います。

抜歯、非抜歯かの治療計画提示します。抜歯をすることでより良い顔貌(eラインの改善)が得られる場合があります。

精密検査の結果説明
精密検査の結果説明

ステップ

セファロレントゲン分析の説明

頭骸骨を横から撮影したセファロレントゲン写真を用いて骨格の分析を行い、説明します。
骨格は大きく分けると次の
① ブレーキーフェシャルタイプ 
② メジオフェイシャルタイプ 
③ ドリコフェイシャルタイプ
の三つに分類されます。
それぞれのフェイシャルタイプごとに治療方針が異なってきます。

セファロレントゲン分析の説明
セファロレントゲン分析の説明

ステップ

口腔内写真の説明

前方、側方2枚、上下歯列の合計5枚を撮影します。
口腔内写真を使って説明を受けることで自分ではわからない部分も理解出来ると思います。
口腔内写真は治療のステップごとに撮影します。治療の経過や治療の前後の比較が容易です。

口腔内写真の説明
口腔内写真の説明

ステップ

費用の説明

精密検査の費用:30,000円(税別)33,000円(税込み)。 精密検査の実施後、矯正治療を行う、行わないにかかわらず、精密検査費用は必要となります。

歯列矯正の費用は症例により様々ですが、平均は約60万円~80万円です。

光照射
光照射

4日目以降 矯正治療開始

ステップ

矯正治療スタート

歯を動かす動的治療のスタートです。およそ来院間隔は1ヶ月に1回です。

矯正治療
矯正治療スタート

ステップ

ワイヤー矯正またはマウスピース矯正

写真はワイヤー矯正中の様子です。上下にに掛けられた顎間ゴムは、食事前に外し、食事が終わったら自分自身で装着するものです。

ワイヤー矯正中
ワイヤー矯正中

ステップ

リテーナー

動的期間が終了すると歯に固定していた器具をすべて外します。
歯が元に戻らないようにリテーナーを装着します。
リテーナーの装着期間は動的治療期間と同じだけの期間を目安とします。

リテーナー
リテーナー

矯正治療中の痛みとは?装置別に知っておきたい対処法

痛み

ワイヤー矯正とマウスピース矯正(インビザラインなど)など、矯正装置を入れるとほとんどの場合、痛みが起こります。それぞれ装置の種類によって痛みの出方がまちまちなので、ケースバイケースで説明します。

概ね下記の様な場合に痛みが起こります。

  • 装置を装着したり、交換したりすると起こる痛みは24時間経過するとかなり弱くなり、2、3日で消失します。
  • 上下の歯を噛み合わせた時の痛みも上記の場合と同様です。
  • ワイヤーが外れたり、装置の一部分が歯茎やほっぺたに当たって口内炎が出来た場合の痛みは、その都度、来院してください。

鼻呼吸、正しい姿勢、咀嚼・嚥下に注意

歯科矯正で歯並びがきれいになっても必ず多少の後戻りがあります。これを最小限にくい止めるには、歯と舌と口唇のバランスを良くすることが大切です。 そのためには、以下のことが無意識にできるようになることが必要です。

鼻呼吸を意識
鼻呼吸を意識

鼻の病気のある人は、まずそれを直しましょう。口を開いて呼吸(口呼吸)していると舌が口蓋につきません。
上顎が狭くなろうとしてきます。すなわち歯が内側に動いてきます。すると下顎もそれに対応する動きが出てきます。
MFT・口腔筋機能療法という方法があります。

良い姿勢を意識
良い姿勢を意識

鼻呼吸ができても姿勢が悪いと舌が口蓋につきません。
猫背にしてみてください、舌が口蓋から離れて行くのが分かります。良い姿勢で生活しましょう。
「良い姿勢」とは、深呼吸をして息をはき終わったときの姿です。

正しい咀嚼と嚥下を意識
正しい咀嚼と嚥下を意識

正常な嚥下では、舌の尖がまず上アゴに付いてそれから舌の後ろが持ち上がり上アゴに付いて飲み込みます。
その時必ず咬筋(アゴを閉じる時に使う筋肉)がプックンと動きます。
良くかむ習慣が必要です。目安として、必ず一口30回は噛みましょう。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、矯正装置の見た目が気になるという方でも、審美性に配慮した目立たないマウスピース矯正装置をご用意しております。患者さま一人ひとりの口腔内状況を拝見した上でご要望をしっかりと聞き、痛みの少ない無理のない治療計画をご提案いたします。江戸川区篠崎にて矯正治療をご検討の方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

【動画】アデノイド顔貌

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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