- 1. 🦷口腔機能発達不全症とは?原因・症状・治療法・保険適用まで
- 1.1. 👄口腔機能発達不全症とは?
- 1.2. 🧠原因|なぜお口の機能が育たないの?
- 1.2.1. 🥣1. 食生活の変化
- 1.2.2. 🧸2. おしゃぶり・指しゃぶりの長期使用
- 1.2.3. 🌬️3. 口呼吸・鼻づまり
- 1.2.4. 💻4. 姿勢の崩れ
- 1.3. ⚠️放置するとこんなリスクも
- 1.4. 🏥治療法|MFT(口腔筋機能療法)とは?
- 1.4.1. 💡トレーニングの例
- 1.5. 💰保険適用になる場合も!
- 1.5.1. ✅保険が使える主な条件
- 1.6. 🏠家庭でできる予防とサポート
- 1.6.1. 🍽️食事編
- 1.6.2. 👨👩👧親のチェックポイント
- 2. 💬まとめ
- 3. 🏡江戸川区篠崎で「口腔機能発達不全症」を相談するなら
- 4. 【動画】アデノイド顔貌
- 5. 筆者・院長

「食べるのが遅い」「口がいつも開いている」「発音がはっきりしない」——
そんなお子さんの様子に心当たりはありませんか?
これらは、近年増えている口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)のサインかもしれません。
お口の筋力や舌の動きがうまく発達していないと、噛む・飲み込む・話すといった基本的な動作に影響します。
本記事では、歯科医が原因・症状・治療法、そして保険適用の条件までわかりやすく解説します🦷✨
🦷口腔機能発達不全症とは?原因・症状・治療法・保険適用まで

👄口腔機能発達不全症とは?
口腔機能発達不全症とは、「食べる」「話す」「飲み込む」などのお口の機能が十分に発達していない状態のことです。
対象年齢はおおむね3歳〜15歳前後で、厚生労働省が正式な診断基準を定めています。
歯科医院では、以下のようなチェックを行います👇
- 口が開いたまま(ポカン口)になっていないか
- 噛む力や舌の動きに問題がないか
- 飲み込み方・発音の状態
- 舌や唇の筋力、口呼吸の有無
複数の項目で機能低下が見られると、「口腔機能発達不全症」と診断されます。
🧠原因|なぜお口の機能が育たないの?
現代の子どもたちに多い原因として、次のような要因が挙げられます👇
🥣1. 食生活の変化
柔らかい食べ物中心の食事が増え、噛む力や筋力が育ちにくい環境になっています。
🧸2. おしゃぶり・指しゃぶりの長期使用
長期間続くと、舌や歯並びの発達に影響し、舌の位置が正しく保てなくなることがあります。
🌬️3. 口呼吸・鼻づまり
アレルギー性鼻炎やアデノイド肥大により、鼻で呼吸できない状態が続くと、常に口が開いたままに。
💻4. 姿勢の崩れ
スマホやタブレットの使用時間が長く、前かがみ姿勢になることで、顎の発達が妨げられます。
⚠️放置するとこんなリスクも
口腔機能の低下をそのままにすると、成長期に次のような影響が出ることがあります😣
- 歯並びの乱れ(出っ歯・開咬など)
- 発音の不明瞭化・言葉の遅れ
- 嚥下(飲み込み)の異常
- 猫背・姿勢の悪化
- 集中力・睡眠の質の低下
「見た目の問題」だけでなく、全身の健康や学習面にも影響するため、早期の対応が重要です。
🏥治療法|MFT(口腔筋機能療法)とは?

歯科医院では、口腔機能を回復させるためのMFT(Myofunctional Therapy)=口腔筋機能療法を行います。
これは、舌・唇・頬などの筋肉をバランスよく使うためのトレーニングプログラムです💪
💡トレーニングの例
- ストローでジュースを吸う練習
- 風船をふくらませる運動
- 舌を上あごにつける練習
- 「うー」「いー」と発音して口周りを動かす
遊び感覚で取り入れられるので、小さなお子さんでも楽しく続けられます🎈
必要に応じて、歯列矯正や鼻呼吸トレーニングを併用することもあります。
耳鼻科との連携も行い、総合的に改善を目指します。
💰保険適用になる場合も!

口腔機能発達不全症は、一定の条件を満たすと保険が適用される場合があります。
✅保険が使える主な条件
- 歯科医が厚生労働省の基準に基づいて診断
- 「食べる」「話す」「飲み込む」などに明確な機能低下がある
- 改善を目的とした治療・トレーニングが行われる
歯科医院での検査・診断を経て、保険でMFT(口腔機能訓練)を受けられるケースもあります。
ただし、美容的・予防的な目的だけの場合は自由診療となることもあるため、まずは歯科医に相談しましょう💬
🏠家庭でできる予防とサポート
日常生活の中でも、口腔機能を育てる工夫ができます✨
🍽️食事編
- よく噛む食材(根菜・肉・乾物など)を取り入れる
- 姿勢を正して食べる(足が床につく高さで)
- 食事中は口を閉じる意識を持つ
👨👩👧親のチェックポイント
- 口が開いたままになっていないか
- 飲み込み時に舌が出ていないか
- 食べるのが極端に遅くないか
毎日の食事と生活の中で、“噛む・飲む・話す”の練習を自然に促すことが予防につながります。
💬まとめ
- 口腔機能発達不全症は“お口の発達の遅れ”
- 原因は食生活・姿勢・口呼吸など多様
- MFTトレーニングで改善可能
- 診断基準を満たせば保険適用になることも
- 早期発見・早期対応が将来の歯並びと健康を守ります🦷✨
🏡江戸川区篠崎で「口腔機能発達不全症」を相談するなら

当歯科クリニックでは、お子さま一人ひとりの発達段階に合わせて、
口腔機能発達不全症の診断とトレーニング(MFT)を行っています。
厚生労働省の基準に基づいた治療を実施しており、保険が適用される場合もあります。
「噛むのが苦手」「口が開きっぱなし」「発音が気になる」など、
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください👩⚕️🦷
【動画】アデノイド顔貌
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。