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歯のクリーニング—PMTC・エアフロー・歯石取りの違い

歯をクリーニングして綺麗にしたいが「歯石取り」「pmtc」「エアフロー」などの違いがわからないという方が多く居られます。また、健康保険が効くのかどうかなど疑問にお答えします。

【動画 29秒】歯のクリーニングガイド:PMTC・エアフロー・歯石取りの違いとは?

歯のクリーニングとは何か?

歯のクリーニングという診療科目はありません。クリーニングという言葉は「PMTC」「エアフロー」「歯石取り」などの歯の掃除を総称的に呼んだもので、「歯を綺麗にする」「歯の掃除」という理念的なもので、治療用語ではありません。従って、その内容に付いて厳密に定義されたものではありません。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは?

歯のクリーニングの代表的なものに、歯科医師、歯科衛生士によって、歯面に付着した歯垢(プラーク)を機械的に除去するPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング Professional Mechanical Tooth Cleaning)があります。

分りやすく言うと、専門家の手による(Professional )、機械的(Mechanical )、歯面清掃(Tooth Cleaning)のことです。

pmtcは痛みもなく、術後の爽快感が得られ、歯科医院で行うプラークコントロールの中核をなすものです。

予防先進国のアメリカや北欧諸国では、大半の人が定期的に「PMTC」を受けており、虫歯の罹患率や歯周病による歯の喪失数が日本と比べて圧倒的に少なく済んでいます。

エアフローとは?

エアフロー(AirFlow) は、歯のクリーニングに用いられる最新の予防歯科機器の一つです。微細なパウダー、圧縮空気を使用して、歯や歯茎、インプラントなどの表面に付着したバイオフィルム(細菌の集合体)やステイン(着色汚れ)を効率的に除去します。従来のPMTCと異なり、歯や歯茎への負担が少なく、痛みを感じにくいのが特徴です。

エアフローは、歯ブラシやPMTCでは届きにくい歯周ポケット内のバイオフィルムを効果的に取り除きます。

エアフローによる歯のクリーニング施術例
エアフロー施術前
エアフロー施術前

ステインが大量に付いています。通常の歯磨きではなかなか落ちません。

エアフロー施術後
エアフロー施術後

エアフローによる歯のクリーニングでステインは綺麗に取れています。

ホワイトニング術後
ホワイトニング後

エアフローによる歯のクリーニング後のホワイトニングを行いました。歯の内部から白くなっています。

歯石取り

歯石取り(スケーリング) は、歯の表面や歯周ポケットに付着した歯石を専用の器具で除去する処置です。歯石は、歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウムと結合して硬化したもので、歯ブラシでは取れません。放置すると歯周病や虫歯、口臭の原因となるため、定期的な除去が重要です。

歯石取り(スケーリング)も歯や歯根に付いている歯石を取って綺麗にするわけですから狭義の意味で歯のクリーニングの一種と言えるかもしれません。歯石は細菌の温床となり、歯周病や歯肉炎を引き起こします。特に歯周ポケット内の歯石は進行性の歯周炎を引き起こす要因となるため、専門的な除去が不可欠です。

歯のクリーニングの目的

一般的に歯のクリーニングは、歯科衛生士が専門的な機械を使って、歯磨きなどでは取りにくい古い歯垢(バイオフィルムを徹底的に除去する事を指しています。機械的にバイオフィルムを極限まで減量し、浮遊細菌やマイクロコロニーの状態にすることが目的です。

つまり、細菌同士が手と手を結び協力し合う事で共同生活を営んでいる細菌の集団(バイオフィルム)を破壊することで細菌がバラバラになり、菌力をほぼ失い、毒素や酸の発生を抑えることが出来るという分けです。

歯科衛生士による歯のクリーニングは、虫歯及び歯周病の予防、口臭の改善に大変効果的です。口腔内の健康が全身の健康に影響を与えることが知られており、定期的なクリーニングは心臓病や糖尿病リスクの軽減にも役立つと言われています。

歯のクリーニングの例として歯のクリーニングの代表的なものにPMTC、エアフロー、歯石取り、ポケットディプラーキングなどがあります。

歯のクリーニングのデメリット

歯のクリーニングは健康な口腔環境を保つための重要なケアですが、デメリットを正しく理解することで、適切に活用することができます。

デメリット:痛みを感じる場合の原因と対処法

  1. 痛みを感じる原因
    • 歯茎が炎症を起こしている場合、クリーニング中に敏感になり痛みを感じることがあります。
    • 歯石が大量に付着している場合、除去時に歯や歯茎に負担がかかり歯茎出血がおこることがあります。
    • 歯周ポケットが深い場合、クリーニングが難しく痛みを伴うことがあります。
  2. 対処法
    • 痛みが予想される場合は、事前に歯科医に相談し、麻酔や痛みを軽減する方法を提案してもらいましょう。
    • 定期的にクリーニングを受け、汚れが溜まりすぎる前にケアを行うことで痛みを軽減できます。
    • 歯茎の健康を日頃から保つために、正しい歯磨きとデンタルフロスの使用を習慣化することが重要です。

ホワイトニングとの違い

  • 歯のクリーニング
    歯石や汚れ、着色を除去し、歯本来の自然な白さを取り戻すことを目的とします。主に歯の健康維持や予防にフォーカスしています。
  • ホワイトニング
    専用の薬剤を使用して、歯の内部にある色素を分解し、歯を本来以上の白さにする審美目的の施術です。歯のクリーニングでは得られない明るい白さを実現できますが、継続的なメンテナンスが必要です。
  • 使い分け
    日常的なメンテナンスや健康維持を重視するならクリーニング、美観を追求する場合はホワイトニングを選択するのがおすすめです。

日常のケアとエアフロー・PMTCの相乗効果

日常のケアの重要性

毎日のブラッシング

  • 毎日の正しいブラッシングとデンタルフロスの使用が、エアフロー・PMTCの効果を高め、お口の健康維持に役立ちます。特に、丁寧なブラッシングは歯垢を取り除くのに重要です。

定期検診とケアの重要性

  • 定期的な歯科検診とエアフロー・PMTCを組み合わせることで、むし歯や歯周病の早期発見と予防が可能です。歯科医師からのアドバイスに従い、適切なケアを行うことが大切です。

効果

虫歯への効果

ミュータンス菌の感染を強く受けた人の歯面にはミュータンス菌を中心とした数多くの口腔内細菌の集合体(バイオフィルム)が形成されます。これは膜状になり、エナメル質表面に強固に結合します。

通常、我々が歯磨きをしっかりしても、このバイオフィルムを完全に除去するまでには至っていません。バイオフィルムの上に形成された歯垢(プラーク) を除去しているに過ぎません。

エアフロー・PMTCは、この強固に付着したバイオフィルムをはぎ取り、ミュータンス菌の活動を抑えることが出来るのです。

虫歯
虫歯

効果

歯周病への効果

歯周病の治療が完了しても、所々に歯周ポケットの深い箇所が残る場合があります。そんな時はメンテナンスに入ってからエアフロー・PMTCを行うことが効果的です。

エアフロー・PMTCは主に歯肉縁上のバイオフィルムの抑制に効果的ですが、 某大学の研究によると、エアフロー・ PMTCを行う事で歯周ポケット内の細菌の量が約10分の1に低下しているとの結果を得ています。

エアフロー・PMTCは歯周ポケット内深くまで器具を挿入して行うものではありません。にもかかわらず歯周ポケット内の細菌量が低下しているというのは注目すべきことです。

歯周病
歯周病

エアフロー・PMTCはこんな方にお薦め

1

歯周病や歯肉炎

歯周病の治療が終わりメンテナンス(歯周病が再発しないように歯石を取ったり歯垢を取ったりすること)に入ってからの実施が有効です。

2

歯に被せ物やブリッジがある

人工物が入ると、歯ブラシが届きにくい場所が多くなり、プラークコントロールが十分になります。

3

ミュータンス菌に感染

ミュータンス菌が多く口の中にいると歯磨きをしても虫歯になりやすく、虫歯を治しても、また虫歯になるといった事を繰り返してしまいます。

エアフロー・PMTCの頻度

歯周病の治療が完了した後のメンテナンス(pmtcやエアーフロー) の実施間隔をどの程度にしたらいいのかというのは気になるところです。

歯周病の場合、歯石除去との関連性もあります。エアフロー・ pmtcの回数が増えれば歯石の沈着するスピードが遅れます。 エアフロー・pmtcの本来の目的はプラーク(歯垢)を完全に除去することです。そういう意味では3ヶ月に1回がちょうど良いくらいでしょうが、歯石の沈着を防止するという視点から見ると、もう少し間隔を狭めても良いかもしれません。

虫歯予防の観点からは、古い歯垢(プラーク)を新しい歯垢(プラーク)にリセットする目的からすると3~4ヶ月間隔が妥当ではないでしょうか。 何れにしても個人差がありますから、歯科医師とよく相談して決めると良いでしょう。

年齢や生活習慣による適切な頻度

  1. 年齢による違い
    • 子ども: 虫歯予防のため、6か月に1回のクリーニングが推奨されます。特に永久歯が生え揃うタイミングではプロフェッショナルケアが重要です。
    • 大人: 3〜6か月に1回が目安です。歯周病リスクが高まる30代以降は、より頻繁なケアが必要になる場合があります。
    • 高齢者: 唾液の分泌が減少するため、虫歯や歯周病が進行しやすく、3か月ごとのケアが推奨されます。糖尿病の方は毎月が理想的です。
  2. 生活習慣による違い
    • 喫煙者: 歯周病や着色汚れが進行しやすいため、3か月に1回が適切です。
    • 飲食習慣: コーヒーや紅茶、ワインを日常的に飲む方は、着色を防ぐために頻度を上げるのがおすすめです。
    • 矯正治療中: 装置がある場合、汚れが溜まりやすいため、1〜3か月に1回のクリーニングが推奨されます。

歯のクリーニングを受けるおすすめのタイミング

歯のクリーニングは、口腔内を清潔に保つための重要なケアです。ライフステージや特別な状況に応じた適切なタイミングを知ることで、より効果的に健康な歯を維持できます。

妊娠中や授乳中の場合の注意点

  1. 妊娠中の歯のクリーニング
    • おすすめの時期: 妊娠の安定期(5〜8か月)が最適です。この時期は体調が落ち着いており、安全に施術を受けられます。
    • 理由: 妊娠中は女性ホルモンバランスの変化により歯周病が悪化しやすく、妊娠性歯肉炎の発症リスクがあります。また、早産や低体重児出産のリスクを高める可能性があります。定期的なクリーニングでリスクを軽減しましょう。
  2. 授乳中の歯のクリーニング
    • 授乳中もクリーニングは安全です。ただし、施術中に使用する薬剤や麻酔については、赤ちゃんへの影響を考慮して事前に相談することをおすすめします。
  3. 注意点
    • 妊娠中は長時間仰向けの姿勢が負担になることがあるため、体調に配慮しながら施術を進めます。
    • 心配がある場合は、事前に医師や歯科医に相談しましょう。

矯正治療中にクリーニングを受けるメリット

  1. 装置周辺の汚れを徹底除去
    • 矯正装置の周りは汚れが溜まりやすいため、専用の器具でクリーニングを行うことで虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。
  2. 着色汚れの予防
    • 矯正中はブラッシングが難しく、歯に着色汚れが付きやすくなります。定期的なクリーニングで歯の見た目を維持しましょう。
  3. 矯正治療の成功をサポート
    • 口腔内を清潔に保つことで、治療期間中のトラブルを防ぎ、治療をスムーズに進めることができます。
  4. 適切なタイミング
    • 1〜3か月に1回のクリーニングが推奨されます。矯正装置のタイプや口腔内の状態に応じて、歯科医と相談して頻度を決めましょう。

歯のクリーニングの実際の流れ

歯のクリーニングは、初診から施術終了まで一連のプロセスで進行します。患者さんが安心して受けられるように、具体的なステップや注意点を解説します。

初診からクリーニング終了までのステップ

  1. カウンセリングと口腔内検査
    • 初診時に歯科医師や歯科衛生士が患者の口腔内を確認し、歯石や汚れの状態を評価します。
    • 必要に応じてレントゲン撮影を行い、歯周病の進行度や虫歯の有無を診断します。
  2. 治療計画の説明
    • 検査結果に基づき、クリーニングの必要性や回数、料金について説明します。
    • 患者の希望や不安を確認し、最適なプランを提案します。
  3. クリーニングの実施
    • スケーリング(歯石除去): 専用の器具や超音波スケーラーを使って歯石を除去します。
    • エアフロー・PMTC: 歯の表面を研磨し、バイオフィルムや着色汚れを除去します。
    • 必要に応じて、フッ素塗布を行い、虫歯予防を強化します。
  4. 仕上げとアドバイス
    • 最後に歯科衛生士がブラッシング指導を行い、正しい歯磨き方法やデンタルフロスの使い方を説明します。
    • 定期的な受診のスケジュールについてアドバイスします。

痛みが気になる方への対応

当院では出来るだけ痛みの少ない処置を心がけています。局所麻酔は、表面麻酔の後、針無麻酔器を使用して痛みの軽減を図っています。

  1. 事前の相談
    • 痛みに対する不安がある場合は、予約時に歯科医師やスタッフに伝えてください。
  2. 麻酔の使用
    • 特に敏感な部位のクリーニングには、局所麻酔を使用することで痛みを和らげます。
  3. 優しい施術方法の採用
    • 最新の超音波スケーラーを使用することで、従来よりも痛みを軽減したクリーニングが可能です。
    • 歯科衛生士が細心の注意を払い、患者がリラックスできるよう配慮します。
  4. リラクゼーションのサポート
    • 不安を和らげるために、音楽を流したり、リラックスできる個室空間を提供しています。

PMTCのデメリット

歯茎に炎症があるケースでは歯原性菌血症に要注意。

PMTCは歯茎を傷付ける危険性がある

PMTCのデメリットは歯茎を傷つける危険性があることです。特に重度歯周病で歯茎に炎症があるケースでは歯原性菌血症が起こりやすい事が問題と考えられます。

歯原性菌血症が起こるメカニズムは、歯肉を傷つけることで歯周病菌やLPSなどが毛細血管を通って動脈に入ります。歯原性菌血症は動脈の内皮細胞を傷つけるので動脈硬化の初発因子と言えます。

さらにクリーニング効率が極めて悪いことも手伝って、当院では可能な限りpmtcではなく、エアフローを実施しています。しかし、エアフローの欠点は治療中にグリシンの粉末と水が喉の奥に沢山溜まることです。これに耐えられない極少数の患者様に対してのみ、今でもPMTCを行っています。

こういったところだけにpmtcの存在意義はあると思います。

PMTCの特徴とメリット

PMTCはプロフェッショナルな歯のクリーニング方法で、普段のブラッシングでは落とせない汚れや歯垢を丁寧に取り除きます。音が少なく痛みも少ないため、リラックスして受けることができます。

PMTCを受けることで、お口の健康を維持し、むし歯や歯周病のリスクを減少させます。定期的なPMTCは歯の黄ばみやヤニを落とし、歯をツルツルに仕上げます。そのため、笑顔にも自信が持てるようになります。

pmtcのキッド
高機能シリカの吸着効果

PMTCのプロセスと使用するツール

PMTCのプロセス

歯科医師や歯科衛生士が専用の器具とフッ素剤を使用して、歯の表面を丁寧にクリーニングします。セラミックやレジンなどの修復物も同時にチェックし、異常がないか確認します。

pmtcの使用するツール

各種形状の違ったブラシやラバーカップがあり、掃除する場所によって選択し、左の機器に装着します。用途に合わせたペーストを選択します。

高機能シリカの吸着効果

ウェルテック社製のクリーニングジェル<PMTC>は、歯面を研磨することなく、ジェルの吸着効果により歯面の汚れを除去し、滑沢にします。

エアフロー・PMTCの費用

保健診療の場合

機械的歯面清掃処置(70点)

機械的歯面清掃処置(70点)という項目が保険適用の中に含まれています。これは一体何なのでしょうか?

機械的歯面清掃処置は、歯科疾患に罹患している患者に対し、歯科医師又はその指示を受けた歯科衛生士が、歯科用の切削回転器具及び研磨用ペーストを用いて行う歯垢除去等で、2ヶ月に1回算定出来るとなっています。

では、エアフロー・PMTCと同じではないかと思われるかもしれないですが、クリーニングする歯の本数に規定がありません。つまり、1本の歯をクリーニングしただけでも算定出来るということが出来ます。

現実問題として、歯科衛生士が1口腔全部の歯をPMTCをするには30分~40分の時間が必要です。当院では歯周病等の疾患がある場合で、メインテナンスに入った場合には、SPTという算定項目の中でクリーニングを行っています。

自費治療の場合

歯を綺麗にしたいといった審美的目的は保険適用外です。

項目価格(税込み)
エアフロー・PMTC(30分)
7,700円
来院していきなりエアフローやPMTCで歯を清掃してくださいというのでは保険適用外となります。


歯のクリーニング後に適した歯磨き粉の選び方

  1. 低研磨性の歯磨き粉
    • 歯科クリーニング後の歯は表面が滑らかになっているため、低研磨性の歯磨き粉を選ぶことで歯を傷つけずにケアできます。
  2. フッ素配合の歯磨き粉
    • フッ素が配合された歯磨き粉は、エナメル質を強化し、虫歯予防効果を高めます。特にフッ素濃度1450ppmのものが効果的です。
  3. 着色防止成分配合のもの
    • ポリリン酸やピロリン酸を含む歯磨き粉は、クリーニング後の歯に汚れが付着しにくくなります。
  4. 知覚過敏用の歯磨き粉
    • クリーニング後に知覚過敏を感じる場合は、硝酸カリウムやフッ化ナトリウムが含まれた知覚過敏用の歯磨き粉を使いましょう。

食生活の改善で美しい歯を保つコツ

  1. 歯に優しい食品を選ぶ
    • カルシウムが豊富な食品: 牛乳、チーズ、ヨーグルトなどは、歯を強化するのに役立ちます。
    • ビタミンCが豊富な食品: オレンジやキウイは歯茎を健康に保つ効果があります。
    • キシリトールガム: 虫歯予防に効果的です。
  2. 着色性の高い食品を控える
    • コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどは歯の着色汚れの原因となります。摂取後は水で口をすすぐなど、汚れを予防しましょう。
  3. 砂糖の摂取を抑える
    • 甘いお菓子や清涼飲料水は、虫歯の原因となるため、控えめに摂取することを心がけましょう。
  4. 水をこまめに飲む
    • 水分補給は口腔内を潤し、唾液の分泌を促進して自然な洗浄作用を高めます。

歯のクリーニングに関して患者からよく寄せられる質問に対して、わかりやすくお答えします。

歯本来の白さを取り戻す
歯のクリーニングでは、歯の表面に付着した汚れや着色(コーヒー、紅茶、タバコなどによるもの)を除去するため、歯本来の自然な白さを取り戻すことが可能です。ただし、歯そのものの色を変えるわけではありません。

ホワイトニングとの違い
歯のクリーニングは歯表面の汚れを落とすことが目的であり、ホワイトニングのように歯を本来以上に白くする施術ではありません。さらに明るい白さを求める場合はホワイトニングがおすすめです。

継続的なケアが大切
着色汚れは日常生活で再び蓄積します。定期的なクリーニングと適切な自宅ケアを併用することで、白い歯を長期間維持できます。

必要性について
子どもの歯もクリーニングが必要です。特に、乳歯や生えたての永久歯は虫歯になりやすいため、定期的なケアが重要です。

対象となる年齢
乳歯が生え始めた頃(1歳半〜2歳)から定期的に歯科検診を受け、必要に応じてクリーニングを行うのがおすすめです。

メリット

  • 子どもの歯は歯垢が蓄積しやすいため、クリーニングによって虫歯や歯肉炎を防げます。
  • 小さいうちから歯医者に慣れることで、歯科恐怖症を防ぎ、成人後も歯科ケアを継続しやすくなります。

クリーニングの頻度
子どもの場合、虫歯リスクが高い環境では3〜6か月に1回のクリーニングが推奨されます。

クリーニング直後の注意点

  • 歯のクリーニング後は、歯の表面が滑らかになっているため、着色や汚れが付きやすくなります。特に施術後数時間は、以下の食品や飲料を控えましょう。

避けるべきもの

  • 着色性の高い食品・飲料: コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートソースなど。
  • 酸性の食品・飲料: 炭酸飲料、柑橘類、酢の多い料理などは、歯のエナメル質を一時的に弱める可能性があります。

代わりに摂取すべきもの

  • 水や無糖のお茶(緑茶、ルイボスティーなど)は着色のリスクが少なく、安全です。
  • 歯の健康を促進するカルシウムやビタミンが豊富な食品(ヨーグルト、チーズなど)を摂ると良いでしょう。

長期的な対策

着色を予防するために、着色性の高い飲食物を摂った後は水で口をすすぐか、早めに歯磨きをすることを心がけましょう。

江戸川区篠崎で歯のクリーニングで美しく健康な笑顔を手に入れましょう!

定期的な歯のクリーニングは、単なる見た目の改善だけではなく、むし歯や歯周病予防に欠かせない大切なケアです。当院では、最新の機器と専門的な技術で、歯や歯茎に優しく、しっかりとお口の中をクリーニングします。

  • 着色汚れや歯石の除去で明るい歯本来の色を取り戻します。
  • バイオフィルム除去により、むし歯や歯周病のリスクを軽減します。
  • 歯のツルツル感で、笑顔に自信が持てるようになります!

痛みの少ない施術で、どなたでもリラックスして受けられます。日頃のブラッシングでは届かない部分をプロがケアすることで、口腔環境が劇的に改善します。

健康な歯を長く保つために、ぜひ一度クリーニングをご体験ください! お問い合わせやご予約はお気軽にどうぞ。

【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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