虫歯の痛み|原因は斜めに生えた親知らず
下顎7番が虫歯で痛む|原因は斜めに生えた親知らず
下顎親知らずの手前の7番の歯が虫歯になることは、実際によく見られる症状です。親知らずが斜めに生えている場合、手前の歯に対してさまざまな問題が発生することがあります。赤矢印の様な虫歯がその一つです。
親知らずの周囲は、奥にあるため普段の歯磨きでもうまく出来ない場所です。歯ブラシやデンタルフロスの清掃道具がうまく使えないため、歯垢や食物が残りやすく、親知らずの手前の歯の奥深くに虫歯ができることがあります。虫歯が出来た部分(赤矢印)は目に見えにくく、放置されレントゲン写真の様に虫歯が神経まで達して初めて痛みが出て気が付きます。
治療法
親知らずの抜歯
- 親知らずが斜めに生えて手前の歯にぶつかっている場合には躊躇なく抜歯することが必要です。
下顎7番が虫歯で痛んだケースの治療の流れ
術前のレントゲン写真
親知らずが斜めに生えて手前の歯に虫歯を作っています。
7番の根管治療
7番は神経まで虫歯が達していたため神経を抜く治療(抜髄)が必要となりました。レントゲン写真は根管治療の途中でファイルを根管内に挿入して根管長を確認している所です。根管治療を行なっている期間に親知らずは抜歯を行いました。
根充
根管治療に最後の行程である根充を行ってレントゲン写真を撮影しました。根充は根管内をガッタパーチャーポイントという薬剤で完全に密閉することで歯根嚢胞の発生を防ぐことが出来ます。
金属の被せ物
根管治療が完了したら7番には金属の被せ物(保険適用)をして治療は終了です。2023年12月1日より新たにCAD/CAM冠が大臼歯材料が保険適用になったため、現在では7番に対して白い被せ物を保険で行えるようになっています。
江戸川区篠崎で親知らずが斜めで手前の歯の虫歯の痛みでお悩みの方へ
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、天然歯の保存にこだわります。まずは虫歯を自然治癒させることを目標とし、極力抜かない・削らない・痛みの少ない低侵襲な虫歯治療が基本です。
患者様一人ひとりの虫歯の進行程度をしっかり診査・診断し、症状にあった適切な治療法をご提案いたします。東京都江戸川区篠崎で親知らずが斜めに生えて手前の歯に虫歯が出来て痛みが出たため治療をご希望の方はぜひ、お気軽に当院までご相談下さい。