歯の寿命を延ばすミニマルインターベンション治療
低侵襲治療(ミニマルインターベンション)
歯の寿命をできる限り伸ばし、一生自分の歯で食事ができるようにするために可能な限り低侵襲な治療に努めています。
そのため、健康な歯質を少しでも多く残す、なるべく削らない治療の「低侵襲治療(ミニマルインターベンション)」を心掛けております。
歯は、一度削ると元の状態には戻ることはありません。インレーなどの詰め物やメタルボンドの様なかぶせ物で治療してもその寿命は天然歯には到底かないません。
歯質の残存量はそのまま歯の寿命となるため、治療においていかに必要最低限の切削に抑えられるかが重要となります。
天然歯を健康な状態で長期間維持していただくため、当院が実施するなるべく削らないための保存治療をご紹介致します。
なるべく削らない虫歯治療
虫歯菌が作る酸によって溶け軟化した歯を削らずに虫歯部分を治すことが理想ですが、現在の医学水準ではそこまで至っていません。しかし極力削る範囲を狭くする治療は可能です。そのために現在当院が実施している「歯を削らないための4つのメソッド」をご紹介します。
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ダイアグノデントペン
ダイアグノデントペンは低出力の半導体レーザーを初期虫歯に照射して蛍光反射を測定し、虫歯の進行度を数値化する光学式う蝕検出装置で、保険診療の対象となっています。
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う蝕検知液
虫歯の切削にあたってう蝕検知液を用いながら健康な歯質を可能な限り削ることなく虫歯部分のみを削ります。
そのために、エナメル質の硬い部分も簡単に削れるタービンに 付けて使用するダイヤモンドバーの使用は極力限定的にし、 エンジンに付けるスチールバーで虫歯部分を除去していきます。
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スプーンエキスカベーター
概ねスチールバーで虫歯部分を除去した後、 スプーン エキスカベーターで残った虫歯を丁寧に除去していきます。
このような処置により歯髄に刺激を与えことなく虫歯の取り残しがないようにすることができます。
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コンポジットレジン充填
流動性がある コンポジットレジンを充填します。コンポジットレジンはどの様な形態の虫歯に対しても適応できるのが利点です。
しかし、奥歯で歯の間に虫歯がある場合にはコンポジットレジン充填が困難なことがあります。
このような時は歯型取りを行ってインレーを作ることもあります。
なるべく神経を取らない治療
MTAセメント
神経近くまで虫歯が進行した場合、虫歯を削っていくと歯髄が露出してしまう 天井露髄という状態になってし しまうことがあります。
その場合、 以前はダイカルと言って水酸化カルシウム製剤を用いていましたが 成功率が低かったため神経を抜く処置に移行してしまう確率が高かったのが問題でした。
MTAセメントは、封鎖性と殺菌効果に優れた歯の治療剤で、むし歯の感染部分を除去し、 MTAセメントで神経を保護することで神経を残す成功率が格段に上がりました。
したがって、必要最低限の切削で治療を終えることが可能となります。
なるべく削らない審美治療
ホワイトスポット治療
歯の表面に白濁した部分をホワイトスポットと言います。 先天的なエナメル質形成不全や 後天的な虫歯によるものなどがあります。
ホワイトスポットの治療はアイコンという流動性レジンを使い歯を削らずに治療することが可能です。
なるべく削らないブリッジ治療
接着ブリッジ
接着ブリッジは歯のない部分を修復する方法の一つです。 通常のブリッジは欠損部の両隣の歯を沢山 削らなければできなかったですが、 接着ブリッジは歯の一部分だけを削って治療が可能です。
保険適用の場合は、かなり条件が厳しく設定されています。 また脱離しやすいのが欠点です。
自費の接着ブリッジであるヒューマンブリッジは脱離しやすい接着ブリッジの欠点を補ったものです。
江戸川区篠崎でなるべく削らない低侵襲治療をご希望の方へ
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、このように患者様の大事な歯を一生維持していただけるよう、なるべく天然歯を削らない治療(低侵襲治療)を心掛け様々な対策や工夫を実施しております。
江戸川区篠崎にて健康な歯質の保存治療にこだわった低侵襲治療をご希望の方は、当院までお気軽にご相談ください。スタッフ一同お待ちしております。
【動画】ホワイトスポットをアイコンで治す
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。