ラッチオンが授乳に与える影響とその重要性

ラッチオンのコツ

ラッチオン
ラッチオン

赤ちゃんの唇の開きと舌の動きがカギ

「ラッチオン」とは、赤ちゃんが乳首に吸いつこうとする動作に合わせて、ママが上手に乳首を赤ちゃんの口にふくませ吸着させることです。ラッチオンがうまくいかないと赤ちゃんが上手に母乳を飲めなかったり、ママの授乳がスムーズに行われません。

ラッチオンが上手に行われると、舌の動きが正常になり歯並びが綺麗になります。

赤ちゃんの唇に刺激を与えると反射によって乳首をくわえようとします。舌の上に乳首を乗せ、 赤ちゃんの唇が外に向かって大きく開き、朝顔のような形状になることを確認したら、お母さんの乳輪部全体を含ませるようにします 。

浅くくわえてしまうと乳首に痛みが出るなどのトラブルの原因になると言われています。

【動画】ラッチオン

赤ちゃんが母乳を吸いやすい口の構造とは?

母乳を吸うために陰圧を作りやすい構造

上顎乳歯列に発育空隙と霊長空隙

傍歯槽堤、吸啜窩、ビシャの脂肪床

赤ちゃんの口の中は母乳を吸いやすくするための様々な組織で成り立っています。傍歯槽堤(ぼうしそうてい)、吸啜窩(きゅうせつか)、ビシャの脂肪床などがそうです。

これらの大人の口の中にはない組織は、母乳を吸うときの口の容積を小さくし、陰圧をかけやすくするためのものです。

舌の蠕動運動と舌を上あごに押し当てる動作

赤ちゃんは乳首を引き寄せ上あごと舌ですっぽりと包みます。そして、舌は前後に波のようにうねりポンプの様な役割を果たします。

この舌の蠕動(ぜんどう)運動は、原始反射で、生後1ヶ月間続きます。2ヶ月を過ぎると次第に自分の意思で舌を動かす随意運動になり、満腹になるまで飲み続けます。

舌を上あごに押し当てる動作によって舌の筋肉が鍛えられます。このトレーニングが後に、舌の正しい使い方の基礎となっていきます。

ふかさわ歯科クリニック篠崎ではお子様の現状の歯並びや咬み合わせだけに限らず、健全な成長を見据えた治療や予防に取り組んでおります。患者さまのご要望を大切にし、一人ひとりに合った小児矯正をご提案いたします。成長過程にあるお子様の口腔環境は、刻々と変化しますのでご家庭でのセルフケアをはじめ、歯科医院での定期健診も含め当院をご利用いただければと思います。江戸川区篠崎で小児矯正をお探しの方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。

【動画】指しゃぶりや指吸いを止めさせる方法

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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