- 1. お子さまの歯並び、実は「何気ないクセ」が原因かもしれません
- 2. 体癖(たいへき)とは?歯並びと深く関係する毎日の習慣
- 2.1. 体癖とは?
- 3. 歯並びに影響しやすい代表的な体癖
- 3.1. 頬杖
- 3.1.1. 「少しだけ」が毎日の積み重ねに
- 3.2. うつ伏せ寝・横向き寝
- 3.2.1. 寝ている間も歯や顎には力がかかっています
- 3.3. 寝ながらスマホ・読書
- 3.3.1. 実は「頬杖」と同じような状態になることも
- 4. 管楽器は歯並びに影響する?
- 4.1. 管楽器を吹くと歯並びは悪くなる?
- 4.2. 初心者ほど負担が大きくなることも
- 5. お子さまの歯並びは「生活習慣」を見直すことも大切です
- 5.1. 関連記事
- 6. お子さまの歯並びや姿勢が気になったら、お気軽にご相談ください
- 7. 【動画】指しゃぶりや指吸いを止めさせる方法
- 8. 筆者・院長
- 8.1. 深沢 一
- 8.1.1. メッセージ
お子さまの歯並び、実は「何気ないクセ」が原因かもしれません
「歯並びは遺伝だから仕方ない」と思っていませんか?
もちろん遺伝も関係しますが、毎日の何気ない姿勢やクセ(体癖)が歯並びや顎の成長に影響することも少なくありません。
頬杖をつく、うつ伏せで寝る、片側ばかりで噛む、寝転びながらスマートフォンを見る…。こうした習慣が毎日続くと、成長途中のお子さまの歯や顎に少しずつ負担がかかり、歯並びや噛み合わせが乱れる原因になることがあります。
この記事では、お子さまの歯並びに影響する「体癖(たいへき)」と、ご家庭で今日からできる予防のポイントをわかりやすく解説します。
体癖(たいへき)とは?歯並びと深く関係する毎日の習慣

体癖とは?
体癖とは、無意識に繰り返してしまう姿勢や身体のクセのことです。
例えば、次のような習慣はありませんか?
- 頬杖をつく
- うつ伏せで寝る
- 横向きでいつも同じ方向を向いて寝る
- 片側だけで噛む
- 寝転びながらスマートフォンや本を見る
- いつも同じ姿勢でゲームをする
一つひとつは何気ない行動ですが、毎日長時間続くことで歯や顎には少しずつ力が加わります。
歯は強く押さなければ動かないように思われますが、実際には非常に弱い力でも長時間加わり続けることで少しずつ位置が変化することが知られています。
特に成長期のお子さまは骨がやわらかく発育途中であるため、大人よりも体癖の影響を受けやすい時期です。
また、矯正治療中に体癖が改善されないと、歯が思うように動かなかったり、治療後の後戻りにつながったりすることもあります。
歯並びに影響しやすい代表的な体癖

頬杖
「少しだけ」が毎日の積み重ねに
勉強中やテレビを見ているときに、無意識に頬杖をついていませんか?
頬杖は片側の顎に継続的な力を加えるため、長期間続くと次のような影響が現れることがあります。
- 顎の左右差
- 歯並びのズレ
- 噛み合わせの偏り
- 顔の左右差
特に成長期は骨格の発育にも影響を及ぼす可能性があるため、早めに気づいて改善することが大切です。
うつ伏せ寝・横向き寝
寝ている間も歯や顎には力がかかっています
睡眠中は一晩に何時間も同じ姿勢が続くことがあります。
うつ伏せ寝や、いつも同じ側を下にして寝る習慣では、顔や顎に持続的な圧力が加わります。
その結果、
- 顎の位置が偏る
- 歯列が傾く
- 噛み合わせが乱れる
- 顔の左右差につながる
可能性があります。
睡眠時間は1日の約3分の1を占めるため、小さな力でも毎日続くことで影響が積み重なっていきます。
寝ながらスマホ・読書
実は「頬杖」と同じような状態になることも
寝転びながらスマートフォンや本を見ると、顎を手や枕で支えていることがよくあります。
この姿勢は、頬杖と同じように片側へ力がかかり続けるため、歯並びや顎に負担を与える可能性があります。
さらに、
- 猫背になりやすい
- 舌の位置が下がりやすい
- お口が開いたままになりやすい
など、お口の機能にも影響を及ぼすことがあります。
最近はスマートフォンの使用時間が長くなっているため、姿勢や使い方にも注意が必要です。
管楽器は歯並びに影響する?

管楽器を吹くと歯並びは悪くなる?
吹奏楽を始めると、
「歯並びに影響しますか?」
という質問をいただくことがあります。
オーボエ・クラリネット・サックスなどのリード楽器では、演奏時に前歯へ一定の力が加わります。
演奏方法によっては、
- 上の前歯が前方へ押される
- 下の前歯が内側へ押される
といった力が繰り返し加わることがあります。
そのため、歯並びや噛み合わせによっては影響を受ける可能性があります。
ただし、管楽器を演奏するすべてのお子さまに歯並びの問題が起こるわけではありません。
初心者ほど負担が大きくなることも
演奏を始めたばかりの頃は、音を出そうとして強く噛み込んでしまうことがあります。
その結果、歯に余分な力がかかりやすくなります。
一方で、演奏に慣れてくると無駄な力を使わずに吹けるようになるため、歯への負担は軽減される傾向があります。
吹奏楽を続けながら矯正治療を行うことも可能な場合が多いため、気になることがあれば歯科医師へ相談しましょう。
お子さまの歯並びは「生活習慣」を見直すことも大切です
歯並びは遺伝だけで決まるものではありません。
毎日の姿勢やクセ、呼吸の仕方、お口の使い方など、さまざまな要因が成長に影響します。
「最近、歯並びが気になる」
「いつも同じ姿勢でゲームをしている」
「頬杖やうつ伏せ寝がクセになっている」
このような場合は、生活習慣を見直すことで将来的な歯並びへの影響を減らせる可能性があります。
成長期だからこそできる対策もありますので、お子さまの歯並びが気になる場合は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。
関連記事
お子さまの歯並びや姿勢が気になったら、お気軽にご相談ください

歯並びは遺伝だけでなく、毎日の姿勢や生活習慣も関係することがあります。当院では、お口の状態だけでなく、成長や生活習慣も踏まえて丁寧に確認し、お子さまに合った予防や治療の選択肢をご提案します。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
【動画】指しゃぶりや指吸いを止めさせる方法
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。








