- 1. 【🎬49秒】歯石取りのデメリットとは?後悔しないための正しい知識と対策
- 2. 歯石取りのデメリットとは?知っておきたい5つのポイント
- 2.1. 処置中に痛みや出血が起こることがある
- 2.2. 一時的に歯がしみることがある
- 2.3. 歯根の表面に負担がかかる可能性がある
- 2.4. 一時的に細菌が血液中へ入ることがある
- 2.5. 複数回の通院が必要になることがある
- 2.6. 歯肉縁上歯石(白い歯石)と歯肉縁下歯石(黒い歯石)
- 2.7. ① 歯肉縁上歯石(白い歯石)
- 2.8. ② 歯肉縁下歯石(黒い歯石)
- 2.9. ③ 状態を確認しながら段階的に処置
- 3. 歯石取りで特に注意が必要な方
- 3.1. 妊娠中の方
- 3.2. 抗凝固薬を服用している方
- 3.3. 糖尿病や心臓病など全身疾患がある方
- 4. 歯石取りのデメリットを減らすためにできること
- 4.1. 毎日のセルフケアを続ける
- 4.2. 定期的にメンテナンスを受ける
- 4.3. 歯周病治療に力を入れている歯科医院を選ぶ
- 5. まとめ
- 5.1. 関連記事
- 6. 歯石取りに不安がある方も、お気軽にご相談ください
- 7. 【動画】歯石の痛くない取り方
- 8. 筆者・院長
- 8.1. 深沢 一
- 8.1.1. メッセージ

「歯石取りは痛いと聞いたから不安…」
「歯石を取ると歯が削れるって本当?」
「定期的に受けた方がいいと言われるけれど、本当に必要なの?」
このような疑問をお持ちではありませんか。
歯石取り(スケーリング)は、歯周病や口臭を予防するために欠かせない処置です。一方で、処置後に「しみる」「少し出血した」といった症状がみられることがあり、不安に感じる方も少なくありません。
しかし、多くの場合は一時的な反応であり、適切な診査・診断のもとで行えば、歯石取りのメリットはデメリットを大きく上回ります。
この記事では、歯石取りで起こる可能性があるデメリットとその理由、安心して治療を受けるためのポイントを、歯科医師監修のもとでわかりやすく解説します。
【🎬49秒】歯石取りのデメリットとは?後悔しないための正しい知識と対策
歯石取りのデメリットとは?知っておきたい5つのポイント
歯石取りは歯周病予防に欠かせない処置ですが、症状やお口の状態によっては、一時的な負担が生じることがあります。
大切なのは、「デメリットがあるから受けない」のではなく、「なぜ起こるのか」を理解することです。

処置中に痛みや出血が起こることがある
歯ぐきに炎症がある場合や、歯周ポケットの奥深くまで歯石が付着している場合は、歯石を取り除く際に痛みや出血を伴うことがあります。
特に歯ぐきの中に付着した「歯肉縁下歯石」は歯根に強く付着しているため、処置時に刺激を感じやすくなります。
しかし、これは歯ぐきに炎症があるサインでもあります。
現在では、痛みが心配な方には麻酔を使用したり、数回に分けて治療を進めたりすることで、できる限り負担を軽減しながら治療を行っています。
一時的に歯がしみることがある
「歯石を取った後から冷たい水がしみるようになった」
このような症状は珍しくありません。
長期間付着していた歯石が取り除かれることで、これまで歯石に覆われていた歯根が露出し、一時的に刺激を感じやすくなるためです。
多くの場合、この症状は時間の経過とともに落ち着きます。
必要に応じて、
- フッ素塗布
- 知覚過敏抑制剤の塗布
などを行うことで症状の改善が期待できます。
歯根の表面に負担がかかる可能性がある
以前は、手用スケーラーによる強いルートプレーニングが広く行われていました。

必要以上に歯根を削る処置を繰り返すと、
- 歯根表面の摩耗
- 知覚過敏
- 歯質が弱くなる
といったリスクが高まることがあります。
現在では、超音波スケーラーを主体とした低侵襲な治療が主流となっており、必要最小限の処置で歯根への負担を抑える考え方が広く採用されています。
一時的に細菌が血液中へ入ることがある
歯ぐきの炎症が強い状態で歯石を除去すると、一時的に細菌が血流へ入り込む「菌血症」が起こることがあります。

健康な方では自然に排除されるため、大きな問題になることはほとんどありません。
ただし、
- 心臓の病気がある方
- 人工弁を使用している方
- 糖尿病の方
- 免疫力が低下している方
では注意が必要です。
このような患者さんでは、全身状態を確認しながら治療を進め、必要に応じて主治医と連携して安全に処置を行います。
複数回の通院が必要になることがある
「歯石取りは1回で終わらないの?」
と思われる方もいらっしゃいます。

歯周病が進行している場合は、
- 歯石が大量に付着している
- 歯ぐきの炎症が強い
- 歯周ポケットが深い
などの理由から、数回に分けて治療を行うことがあります。
これは、
- 痛みや腫れを抑えるため
- 歯ぐきの回復を確認するため
- 保険診療上のルールに沿って適切に治療するため
といった理由によるものです。
結果的に、将来的な歯周病の進行や大掛かりな治療を防ぐことにつながります。
歯肉縁上歯石(白い歯石)と歯肉縁下歯石(黒い歯石)


① 歯肉縁上歯石(白い歯石)
歯ぐきの上に付着する黄白色の歯石です。
比較的除去しやすく、多くの場合は最初に取り除きます。
↓
② 歯肉縁下歯石(黒い歯石)
歯ぐきの中(歯周ポケット内)に付着する黒褐色の歯石です。
歯根に強く付着しているため、歯ぐきの状態を確認しながら慎重に除去する必要があります。
↓
③ 状態を確認しながら段階的に処置
炎症の改善や歯ぐきの回復を確認しながら、安全に歯石を除去していきます。
一度に無理をせず段階的に治療を進めることで、歯ぐきへの負担を抑えやすくなります。
歯石取りで特に注意が必要な方

以下のような方は、事前に歯科医院へ必ず伝えましょう。
妊娠中の方
妊娠中はホルモンバランスの変化により歯肉炎が起こりやすくなります。
体調が安定している時期であれば歯石取りは可能ですが、妊娠経過を考慮しながら無理のない範囲で治療を行います。
抗凝固薬を服用している方
ワーファリンやDOACなどの血液をサラサラにする薬を服用している方は、出血しやすくなることがあります。
自己判断で薬を中止せず、必ず服用している薬を歯科医院へお知らせください。
糖尿病や心臓病など全身疾患がある方
歯周病は全身の健康とも深く関係しています。
持病がある方ほど歯周病の管理は重要ですが、安全に治療を進めるためにも、全身状態を確認しながら必要に応じて主治医と連携して対応します。
歯石取りのデメリットを減らすためにできること

毎日のセルフケアを続ける
歯石は歯垢(プラーク)が固まってできるため、毎日のプラークコントロールが最も重要です。
歯ブラシだけでなく、
- デンタルフロス
- 歯間ブラシ
も併用し、歯石が付きにくい口腔環境を維持しましょう。
定期的にメンテナンスを受ける
歯石が大量に付着してから除去するよりも、定期的にクリーニングを受けた方が、痛みや出血は少なく済むことがほとんどです。
一般的な受診の目安は、
- お口の状態が安定している方:3〜6か月ごと
- 歯周病リスクが高い方:1〜3か月ごと
です。
歯科医師や歯科衛生士と相談し、ご自身に合ったメンテナンス間隔を決めましょう。
歯周病治療に力を入れている歯科医院を選ぶ
歯石取りは単に歯石を削り取るだけではありません。
歯ぐきの状態を正確に評価し、痛みや負担をできるだけ抑えながら処置を行う技術と経験が求められます。
歯周病検査を丁寧に行い、患者さんの状態に合わせた治療計画を提案してくれる歯科医院を選ぶことが大切です。
まとめ
歯石取りには、
- 処置中の痛みや出血
- 一時的な知覚過敏
- 歯根への負担
- 一過性の菌血症
- 複数回の通院
といったデメリットが生じる可能性があります。
しかし、その多くは適切な診断と安全な処置によって最小限に抑えることができ、一時的な症状で終わるケースがほとんどです。
一方で、歯石を放置すると歯周病が進行し、歯を支える骨が失われるだけでなく、口臭や全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
「痛そうだから」「面倒だから」と自己判断で歯石取りを避けるのではなく、まずは歯科医院で現在のお口の状態を確認することが大切です。
定期的なメンテナンスは、将来も自分の歯で食事を楽しむための大切な第一歩です。
関連記事
歯石取りに不安がある方も、お気軽にご相談ください

歯石取りでは、一時的に痛みや出血、知覚過敏などが起こることがあります。しかし、お口の状態をしっかり確認し、一人ひとりに合わせた方法で処置を行うことで、負担をできるだけ抑えながら治療を進めることができます。
「痛みが心配」「以前しみたことがある」「持病や服用中のお薬がある」といった不安がある方も、まずはお気軽にご相談ください。お口の状態に合わせた適切なメンテナンスをご提案いたします。
【動画】歯石の痛くない取り方
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。








