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大人同士のキスで虫歯菌がうつるなら
彼氏とキスしたくない! 対策は?

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虫歯は虫歯菌が人から人へうつることで起きます。

虫歯菌が移る条件は、虫歯菌を大量に保有した人との濃厚接触です。スプーンの使いまわしによる母子感染や大人同士のキスなどが該当します。

うつさない・うつらないための対策は虫歯菌を減らすこと。子供の虫歯治療は江戸川区篠崎駅前の小児歯科。

「虫歯は移るのか?」という疑問に対して答えはYESです。

まず、親子間での母子感染が代表的です。特にミュータンス菌を大量に保有した両親から子供への感染は容易に起こることが分かっています。

では、”大人同士でうつるのか”という疑問が出ますが、キスなどの濃厚接触が頻繁にある場合には虫歯菌の感染が起こりえます。

虫歯の彼氏とキスをしたくないし、「虫歯を治してよ」とも言いずらいのが実情ではないのでしょうか。

そこで今回は、虫歯がうつる様々な条件と、虫歯菌の感染のメカニズム、虫歯菌を減らす方法、虫歯をうつさない・うつらないための対策をまとめてみました。

目次


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大人同士のキスで虫歯菌はうつります

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大人同士で虫歯菌(ミュータンス菌)がうつる条件

大人同士のキスで虫歯(ミュータンス菌)はうつる

彼氏・彼女に虫歯菌が大量に保有している

虫歯菌(ミュータンス菌)を口の中に大量に持っている人とキス(ディープキス)をした場合、虫歯菌は唾液を介して容易にうつるでしょう。

キスだけではなく、鍋料理や飲料水の回し飲み、食器などで感染する可能性も否定出来ません。

虫歯菌の感染のしやすさは、彼氏・彼女の口の中の虫歯菌の菌量に比例します。

ちなみに、ミュータンス菌を殺菌するには、60度で30分必要です。

逆に、虫歯菌(ミュータンス菌)を持っていない人(日本人の10%以下と考えられる)とのキスでは当然うつることはありません。

虫歯菌は「感染の窓」と呼ばれる生後19ヶ月~31ヶ月の期間に接触頻度の高い両親(おもに母親)から感染しやすいと言われています。

様々な条件が整うと、たくさんの虫歯菌が子供の口腔内に感染し、定着していきます。

この様に虫歯菌の感染を受けた子供は、大人になっても虫歯菌量はそのまま維持され、下記に記述した様なことをしない限り減ることはありません。

自分が虫歯菌の感染を受けているかどうかの判断は、過去に沢山の虫歯の経験があり、何度も治療を受けたかどうかは参考になります。従って現在、たくさんの詰め物や被せ物がある方は虫歯菌を大量に持っていると考えても良いでしょう。

また、正確に診断をしたければ唾液検査(サリバテスト)で虫歯菌の量の判定をすることが出来ます。


うつさない・うつらないためには、口の中か虫歯菌を排除

彼氏・彼女に虫歯菌を「うつさない」「うつらない」様にするには口の中から虫歯菌を徹底的に排除すれば良いことになります。

では、どうしたら大人になってから口の中から虫歯菌を排除することが出来るのでしょうか?

それは母子感染の遮断の方法等と基本的に同じです。下記に大人になってから虫歯菌を減らす方法を示します。

※ 虫歯菌の感染同様に歯周病菌はキスで感染するのか? という疑問には別ページを参照して下さい。

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大人になってから虫歯菌を減らす方法

大人になってからミュータンス菌(虫歯菌)を減らす方法
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自分自身で行うセルフケア

         

1).100%キシリトールガムを一日5粒噛む(1年以上の長期摂取が必要)。

2).フッ素を使う…フッ素入り歯磨き粉(濃度1450ppmがお薦め)の使用。

3).磨き残しチェック…歯垢(プラーク)の染め出し液の使用。

4).歯磨きが上手く出来ない方は電動歯ブラシを使用。

5).ポイックウォーター(次亜塩素酸水)の液体歯磨きでブラッシング…バイオフィルムの破壊と除菌。

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歯医者で行うプロフェッショナルケア

1).歯医者でPMTCを行う…歯科衛生士による歯垢(プラーク)の機械的除去。

2).歯医者で3DSを行う…グルコン酸クロルヘキシジンによる除菌。

3).歯医者でエアフローを行う…特殊な粉を歯面に吹き付けて口腔バイオフィルムの破壊及び除去。

初期虫歯なら削らずに自力で治せます。しかし、 C2の虫歯からC 3の虫歯への進行速度は早まります。歯の神経を抜くデメリットは、歯根破折、歯根嚢胞、フィステルの原因になります。虫歯を10年以上放置しても治療可能です。大人同士のキスで虫歯菌は感染します。など、虫歯について、こちらの記事に分かりやすくまとめています♪

虫歯菌の感染経路

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虫歯菌は親から赤ちゃんにうつる母子感染が基本

虫歯は、虫歯菌による感染症

虫歯菌は、人から人に感染します。特に問題になるのがミュータンス菌です。ミュータンス菌は、一旦口の中に大量に感染するとなかなか排除出来ないのが最大の問題です。


虫歯菌の中にはラクトバチラス菌という細菌もいます。この細菌は徹底的にプラークコントロールすることで、口腔内からほぼ排除出来ます。

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赤ちゃんに虫歯菌がうつる時期は

赤ちゃんにミュータンス菌(虫歯菌)が移る時期

母子感染を防ぐには生後約19ヶ月~31ヶ月の「感染の窓」が鍵

赤ちゃんにミュータンス菌が移るのは、前歯が生えそろう生後10ヶ月くらいから乳歯列が完成し硬いものが噛めるようになる生後2歳半くらいまでの期間です。

この2年半を無事に過ごすことが出来れば、善玉菌が口腔内に定着し、虫歯菌が侵入するのをある程度防いでくれます。

可愛い赤ちゃんに虫歯菌(ミュータンス菌)を移すのは、たいてい家族。その一番手が、お母さんです。口移しで食べさせたり、親の箸で食べさせたり、そ「エッ!そんなこと」と思うようなことで移ってしまいます。

虫歯の無い子に育てるために、赤ちゃんに使う箸やスプーンは赤ちゃんだけのものにしましょう。

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感染のしやすさは親の虫歯菌量に比例

両親の口腔内に大量のミュータンス菌(虫歯菌)がいると赤ちゃんへ効率よく感染

両親の虫歯菌量が多いほど赤ちゃんへ強く感染

ミュータンス菌が両親の口腔内に大量に存在すると効率よく赤ちゃんの口腔内に定着していきます。

つまり、赤ちゃんを育てている周囲の大人のお口の中がきれいであることが大事です。赤ちゃんが生まれてからでは遅いのです。誕生前から、両親の口の中の細菌量を減らす努力をしてください。

虫歯が沢山ある両親の子供は虫歯になりやすいと言うのは遺伝ではありません。

ミュータンス菌を大量に保有した両親の子供は容易にミュータンス菌に感染するからです。

赤ちゃんへミュータンス菌を感染させないようにするには出産の1年以上前から家族全員の口腔内のミュータンス菌を少なくすることから始める必要があるのです。

まずは1日5粒のキシリトールガム100%を噛むことから始めてみてください。

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砂糖(ショ糖)は虫歯菌を増やし感染をエスカレート

子供のおやつと虫歯の関係 砂糖(ショ糖)は虫歯菌を増やし感染をエスカレート

甘いものは虫歯菌の大好物

砂糖(ショ糖)の入った食品は、虫歯菌の大好物です。母親でも、赤ちゃんでも砂糖摂取を大量に行うと、親から虫歯菌(ミュータンス菌)が赤ちゃんの口腔内にうつり安くなります。

これは大人同士でも同様です。


よく噛めるものを与えましょう

乳歯は大人の歯と比較すると、表面のエナメル質も象牙質が薄く弱いものです。甘いものを口にする機会が多く、しかもお腹がすいて食べる機会も多くなりがちです。子供のお口の中は、虫歯になる条件がそろっています

・1回の食べる量を決めて食べましょう。
・甘さがいつまでも残るおやつは注意しましょう。
・あごを使ってよく噛むおやつを食べましょう。(脳の発達を促し、バランスのよいきれいな顔をつくります。)
・歯にくっつきやすい食品はできるだけ避けましょう。
・食べたあとは「歯磨きタイム」を忘れずに!

大人は子供の歯や生活の特徴をよく理解して、子供におやつを与えるときは、時間を決めて与えましょう。もちろん「食べたら磨く」ことも忘れず教えてください。 保育園児に虫歯が少ないと言われますが、それは食事やおやつの時間が規則正しく、しかも食後に歯磨きをしているからです。

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ふかさわ歯科クリニック篠崎院長 歯科医師の深沢一

執筆者 院長 深沢一

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